◎ 「京都・東山の桜巡り」(2014.04.01.) 4月になり、消費税が5%から8%にアップした。現役時代は、新年度が始まり、意気新たに邁進する気持ちで、挑んだことを思い出す。 天気も良く、暖かさに誘われて。京都に花見に行こうと思い立ち、10時前に出発する。何処に行こうかと相談し、久しぶりに「哲学の道」 方面に行くことにする。阪急電車も平日なので、そんなに混雑はしておらず、烏丸まで座って行ける。大丸百貨店で、弁当を買い求め、 地下鉄で東山まで進む。 「平安神宮」に近付くに連れ、観光客も多くなり、言葉を聞くと中国人観光客が大半だ。家族連れも多く、騒々しい会話が交わされている。 疏水の周辺の桜は、7分咲き位で、見頃だ。満開の桜もあり、観光客は写真撮影で忙しい。 桜巡りの遊覧船が、通ると手を振り合って交歓している。中国にも桜はあるだろうが、日本とは違うのだろう。堀のようになっている疏水の 周辺進むと動物園も春休みで、観光客が花見を楽しんでいる。 疏水沿いに進み、「インクライン」に向かう。ここの桜は、根元が堤の下にあるため、満開の枝が、顔の辺りで見られるので、好きな場所だ。 平日なので、思ったより人が少ないが、レールが敷かれた石畳の上を上って行く。 人たかりがあるので注目すると、中国人の新婚さんがウエディングドレスで記念撮影をしている。色々なポーズで、撮影しているのは微笑ましい。 日本人もハワイで挙式した時は、このように、観光地で記念撮影するのだろうかと話しながら、満開に近い桜を堪能する。 「インクライン」の上の広場で、弁当とする。先日、「スイス・ドイツ会」で西宮の白鹿に行った時にもらった日本酒で乾杯し、弁当を美味しくいただく。 広場からは満開の桜越しに、「平安神宮」の赤い鳥居が眺められ、京都の風情を楽しむ。 「インクライン}から疏水の水路沿いに「南禅寺」に向かう。このルートは、人も少なく隠れた散策路で好きな場所だ。「南禅寺」側から来た人が、 この道は何処に通じるのかと聞かれ、「インクライン」に行けると話す。きっと良い道を見付けたと思うだろうと。 やがて、「南禅寺」境内の煉瓦造り水道橋に出てると観光客が多い。中国人の女の子に写真撮影を頼まれ、水道橋のアーチの中に導き、写して あげると大喜び。国際親善だ。 「南禅寺」の境内は、桜は少なく、ここは紅葉だと思いながら、三門を抜けて、「哲学の道」へ向かう。 「哲学の道」に向かう道中でも、中国人が多く、欧米人も少し増えてくる。陽射しが暑く感じるようによなった東山山麓の道を進む。 道路に沿って、美しい桜が点在している。並木でなくても、一本一本が自己を誇示するかの如く、青空に枝を伸ばしているのは気持ち良い。 「哲学の道」に入ると、小川には、桜の花びらが流れて来たり、鴨が泳いでいたりと、人混みは増してくるが、自然も感じられる。 「哲学の道」を進んで行くと、「銀閣寺」方面からの観光客が多くなり、中国人に混じって西欧人も多くなってくる。半袖の人もおり、 彼らの感覚に驚いたりと、川の両側に咲く満開の桜を味わいながら進む。 所々に南天の赤い実と桜との対比や雪柳の白さとの対比を楽しむ。青空が広がり、青空の下の桜も美しい。 久し振りの「哲学の道」の桜を堪能しながら進む。秋の「哲学の道」も良いが、春の華やかな道筋あるは、心躍る気持ちだ。 「銀閣寺」には立ち寄らず、バスで祇園に向かう。 満員のバスで、中国人が「金閣寺」に行きたいが、間違ったバスに乗ってしまっていたので、 行き方を地図を見ながら教えてあげる。ここでも、国際親善だ。 この辺りは、まだ中国人に知られていないのか、日本人がほとんどだ。 今まで、 気付かなかったが、柳の緑が本当に美しい。桜の白と柳の緑と空の青の対比も見事だ。色々な対比を楽しみながら、人通りの多い石畳の 道を進む。 川辺には大きな枝垂れ桜が見事に咲き誇っている。高さも含め、なかなかの枝垂れだ。 鴨川に当たる手前の広場の桜も満開で、ベンチに座って楽しむ方が多い。 四条通を四条河原町に向かうと高瀬川沿いの桜も満開で、観光客が写真撮影に余念がない。 今日は、平安神宮・インクライン・南禅寺・哲学の道・白川・鴨川・高瀬川の桜を心行くまで堪能できた。見頃の桜を満喫し、河原町から高槻に 戻り、歩いて、家の近所の桜も愛でながら帰宅する。 10時から15時までの短時間で、京都東山周辺の桜鑑賞を楽しめたことは幸いだ。今日の歩行歩数は18000歩だった。 「京都・東山の桜巡り」の「スライドショー」
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