「箕面の紅葉狩り&小林一三記念館見学」



◎ 「箕面の紅葉狩り&小林一三記念館見学」(2014.11.29..)

毎年、春秋に実施している「スイス・ドイツ旅行」 メンバーの今秋のイベントは、今春の例会時に、川西のKさん夫妻の幹事で「箕面の紅葉狩り」と決っていた。
前日から雨が降り、天気が心配だったが、毎回「スイス・ドイツ会」は天候に恵まれることを期待して、ゆっくりと眠る。
10時・阪急箕面駅集合に合わせ、8時30分過ぎに家を出る。
石橋駅で大津のIさんに会い、再会のご挨拶をし箕面駅に向かう。駅前には、堺のAさん、高槻のSさん夫妻も来ておられご挨拶。次々と 神戸のMさん、塚口のTさん、河内長野のAさんが来られる。幹事のKさん夫人が、仕事で少し遅くなるとのことで、 雨が止み、曇り空の中、先に出発することとする。
滝ノ道ゆずる君
箕面駅前は、紅葉狩りの観光客も多く、全国ゆるキャラ・グランプリで13位・大阪府1位の「滝ノ道ゆずる」君が出迎えてくれ、記念撮影に励んでいる。 名前も知らなかったが、大阪で一番だったとは驚いた。可愛い姿と記念撮影する人が多い。
滝道への右側には「東海道自然歩道・西の起点」の石柱が立っている。ここから、東に自然歩道が続くのだ。旧街道歩きの小生にとっては 魅力的な行程だが、起伏も激しく、交通の便も厳しいので、もう少し若ければ・・・とパスしている自然歩道だ。
箕面駅
東海道自然歩道・西の起点の石柱














雨上りで濡れた滝道には、紅葉の落葉が貼り付いている。昨日の激しい雨で、紅葉が散った心配もあるが、道脇の紅葉はしっかりと輝いているので 大丈夫だろう。
滝道の土産物屋では、名物の「もみじの天婦羅」の用意をしている。横の店では、周辺で採れた「栗」を並べ、焼き栗としてサービスしてくれたりと 土曜日の観光客の呼び込みに忙しい。
土産物店を抜けると自然豊かな滝道となり、色とりどりの紅葉が迎えてくれる。葉が少し小ぶりで、色彩もいろいろとあり、なかなかのものだ。 落葉の緋色の絨毯も、昨夜の雨の贈り物と考え、清流と紅葉のコントラストを楽しみながら上って行く。雨のしずくが残る紅葉は風情があると。
彩り豊かな紅葉
清流の紅葉
紅葉の絨毯
輝く紅葉
紅色の紅葉 小滝と紅葉

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

延命阿弥陀仏
龍安寺の本堂
幹事のKさんと電話連絡し、「龍安寺」で待合せることにし、渓流と紅葉を楽しみながら滝道を上って行く。
滝道の途中に「延命阿弥陀仏」の石仏も祀られ、滝道は信仰の道でもあることが分かる。「龍安寺」の境内で休憩していると、ボランティアの仕事を 終えられたKさんが来られ、再会を喜び合う。
赤く塗られた橋の上で、紅葉を背景に記念撮影をする。 境内には、箕面名物の猿の石像があり、頭の上に紅葉の葉が載せられているのは、可愛い。
対岸の中国風の建物と紅葉の対比も美しい。
猿の石像
記念撮影
建物と紅葉

全員揃ったので、「箕面の滝」に向かって、滝道を上って行く。雨上りなので、思ったより観光客は少ないが、西欧人・東洋人の 海外の方も日本の紅葉狩りを楽しんでいるようだ。
日が照り出し、しっとりと濡れた紅葉が輝く滝道は、静かで時々、鳥の声も聞かれ快適だ。紅葉の色も多彩で、その彩りや 光景の変化を楽しみながら上ると「唐人戻岩」と云われる大きな岩が行く手を阻んでいる。昔、滝を見に行こうとした唐の使者が あまりにも巨大な岩があったことにより恐れをなして引き返したという伝説があり、この名前が付いたそうで、今はパワースポットだと。大きな 岩の迂回するように滝道は続いている。
紅葉の彩り
山からの紅葉
唐人戻岩

滝道を上って行くと滝の音が聞こえ出し、売店を過ぎると目の前に見事な「箕面の滝」が現れる。
滝周辺は、観光客がいっぱいで、記念写真を撮るのも難しい位の混雑ぶりだ。滝の音とマイナスイオンを満喫する。
赤い橋と箕面の滝
箕面の滝

雨上りで、水量の多い「箕面の滝」を色んな方向から眺め、滝と紅葉が織りなす自然の美を堪能する。以前は、この辺りに猿が出没していたが、 近年、餌遣り禁止の条例が出来て以来、猿の姿が見られなくなった。観光客の食べ物を取ったりと乱暴猿が多くなったので、条例が出来たのだ。 少し寂しいが、止むを得ないか。
幹事のKさんが、下見をして下さっていて、滝から少し上った屋根付の休憩所で、昼食となる。乾杯をし、「スイス・ドイツ旅行」の想い出話や 最近の旅行の話し等で、和気あいあいの昼食だ。
昼食を終え、別の道から下る舗装道路は、紅葉の落葉で美しい。
滝の前での記念撮影
昼食タイム
落葉の道

往路と違った反対側の道を下ろうと思ったが、雨上りで滑ってはいけないので、途中から往路と同じ道を戻る。
天候も晴れ始め、青空が見え、紅葉がより美しくなって来た。いろいろな紅葉を楽しみながら、下って行く。写真愛好家のMさんの芸術的な 写真も借用する。
紅葉の林
輝くオレンジ
青空と紅葉
緑と赤
光芒 (Mさんの写真)
終秋 (Mさんの写真)

池田まち角図書館
楽しみながら箕面駅に到着し、阪急電車で池田駅に向かい、「小林一三記念館」を訪れることにする。
車内でも、話題が方々に飛び交い、談笑の中で池田駅に到着する。
池田市は近いが、今まで訪れたことがなかった。Kさんの案内で進むと公園の横に「池田まち角図書館・第1号」が建っている。ニュースで取り上げられた時 見た図書館で、池田市内に数か所設置されているそうだ。なかなか良いアイディアだ。蔵書もたくさんあり、市民が自由に借りれると。
坂道を上って「小林一三記念館」に向かう。
この辺りは小林一三氏の所縁の「逸翁美術館」「池田文庫」が集まり、阪急電鉄グループ創設者の 功績を称える建物が多い。
立派な門構えの洋館建ての「小林一三記念館」に入場する。阪急電車等、阪急グループ各社は、子供の時から親しんで来ていたので、小林一三氏の 名前は良く存じ上げていた。その人物像に興味を持って見学する。
小林一三記念館
小林一三(雅号「逸翁」)は、明治6年(1873)に生まれ、日本の近代化が進んだ明治・大正・昭和の時代にあって、鉄道経営を基軸として 数々の事業を興しました。
阪急電鉄の前身である箕面有馬電気軌道株式会社を起こし、沿線の住宅開発による街づくりを始め、発展させました。
また、「宝塚少女歌劇」「東宝」「梅田コマ劇場」「新宿コマ劇場」を開業し、沿線の豊中に現在の高校野球の前身である 「全国中等学校優勝野球大会」を開催し、プロ野球の「阪急ブレーブス」を結成して、 本格的なプロ野球事業を展開しました。
これら一事業家の枠にはまらない多才な業績の傍ら、一三は、小説・脚本・随筆・演劇論・経営論等々、膨大な著作物を遺しました。 茶の湯をこよなく愛し、 一三が収集した茶道具美術品は、逸翁美術館に収蔵されています。こうした交流の記録・書簡の数々は池田文庫にも 遺され、 近代日本の実業界や演劇界に多大な影響を与えた小林一三は、昭和32年(19571)、 多くの人たちに惜しまれながら、その波乱に満ちた人生を 閉じました。享年84歳でした。(阪急文化財団HPより抜粋)

館内のVTRで、小林一三氏の業績の数々が紹介されている。子供の頃から阪急沿線に住み、阪急百貨店の大食堂に行くのを楽しみにしていた 者にとって、身近な映像で、特に、息子二人を阪急ブレーブス子供会に入会させ、西宮球場に何度も応援に行き、ブレーブス解体の最後の試合を 観たこと等の映像には感動した。
館内に展示されている資料・写真や住居等を見学し、立派な庭園を鑑賞し、小林一三氏の功績を再認識した。偉大な人だとの想いを胸に 退出する。
立派な庭園
展示品を前に゙
洋館建ての邸宅

近くの「逸翁美術館」に隣接する喫茶店で懇談する。紅葉を愛で、小林一三氏の功績を知る楽しい「スイス・ドイツ会」の会合だったと、幹事の Kさんに感謝し、次回の打合せをする。
来春の会合は、大津のIさんの提案で「薬師寺の花会式」参加に決まる。伝統の儀式を鑑賞し、桜を愛で、楽しい会合にしようと。 来春の再会を約束して、池田駅で解散する。楽しい集いでした!!
(なお、写真の一部はメンバー撮影の写真を借用しています。)







    
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