「石清水八幡宮参拝と背割り堤のお花見《



◎ 「石清水八幡宮参拝と背割り堤のお花見《(2017.04.08.)

毎年、春秋に実施している「スイス・ドイツ旅行《 メンバーの今春のイベントは、小生が幹事となり、4月1日(土)に「石清水八幡宮参拝と背割り堤のお花見《となっていた。
事前に下見に行き、おおよその時間配分を決め、全員に連絡すると大半の方が参加となり、上手くやらねばと思った次第だ。 しかし、今年の桜開花は遅くなり、4/1はまだ蕾の状態なので、1週間延期して、4/8にすることにして、出欠を問うとやはり数人都合の悪い方が出て しまった。欠席の方には申し訳ないが、満開に近い桜並木を観てもらいたくて、泣く泣く延期とした。
背割り堤の桜(下見時)
桜のトンネル(下見時)
天気予報を見ると4/7(金)~4/9(土)は傘マークが出ているので、雨天の場合の食事場所があるか、4/6に下見に行く。
平日なのに人出は多く、御幸橋を渡るのも大混雑の様子で、桜は6分~7分咲き状態だが、なかなかの桜並木だ。
先端まで行き、昼食処をチェックしておく。 土曜日の混雑は凄いだろうと思いながら、帰宅して天気予報を見ると土曜日の傘マークは消え、曇りになっているので、雨天でも決行を決意することを 全員に連絡する。雨が降らないことを祈りながら。

天気予報を気にしているとどうも雨模様なので心配する。曇り空が続いてくれれば良いと思いながら、10時京阪八幡市駅集合に合わせ、少し早目の 8時過ぎに家を出る。
9時10分頃、八幡市駅に着くと小雨が降り出した。駅前は「背割り堤の桜《見物の観光客で溢れている。
写真家でもある神戸のMさんが来られ、集合前に「背割り堤の桜《を写してくると。その後、 川西のKさん、塚口のTさん、堺のAさん、大津のIさん、河内長野のAさんが来られ、8人全員集合する。事前に用意したパンフレットを配り、 本日の予定を説明し、「石清水八幡宮参拝《のルートを確認する。 足を痛められている大津のIさんはケーブルで上り、後は歩いて「表参道《を上ることになり、「南総門《で集合することにする。
小雨の中を出発すると駅前には「エジソンの胸像《が立っている。後程訪れる「エジソン記念碑《に関連する像だ。
「一の鳥居《を抜けて「頓宮殿《に向かうと満開の桜が廻廊をのぞき込むように白く輝いている。雨の中の桜も美しい。
「二の鳥居《の手前から「裏参道《の急な石段の前に、満開の桜が迎えてくれる。その枝ぶりも美しく思わずパチリと。
エジソンの胸像
頓宮殿の桜
二の鳥居前の桜 枝ぶり

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

「二の鳥居《をくぐって「表参道《の緩やかだが長い「七曲り《の石段を上って行く。初めはテンポ良く上って行けるが、段々と息が弾み、身体が熱くなってくる。 上るに連れ、霧が深くなってきて、幻想的だ。
椿の花が落ちていたり、竹藪も点在しており、雨の中の「表参道《を楽しみながら上ると「三の鳥居《が現われ、石段は石畳の参道に変わり、更に進むと立派な「南総門《が 建っている。約35分の「表参道《の上り坂だった。
表参道
竹藪 三の鳥居
南総門

「南総門《でケーブルで上られたIさんと合流して、雨も止み、参拝者も多くなった朱色に輝く国宝「石清水八幡宮《に参拝する。少し霧もかかっていて 幻想的な境内だ。
石清水八幡宮 桜と本殿
男山山頂にある石清水八幡宮は、応神天皇、比メ大神、神功皇后をまつる旧官幣大社である。
859年(貞観元年)、奈良大安寺の僧、行教が、九州・豊前国の宇佐八幡で「吾れ深く汝が修善に感応す。敢えて忍忘する可からず。 須らく近都に移座し国家を鎮護せん《との八幡大菩薩の神託をうけた。
その後、平安京に向かう行教が山崎離宮(大山崎町)で、 再び「王城鎮護のため、男山に祀るように《との神託があった。
行教はこのことを朝廷に報告。時の清和天皇の命を承け、 木工寮権允橘良基が宇佐宮に准じて、正殿三宇、礼殿三宇からなる神殿六宇の造営に着手し、翌860年(貞観2年)4月3日に「石清水八幡宮《は鎮座した。 以来、朝廷の崇敬を得て、伊勢神宮に次ぐ国家第二の宗廟と崇められ、源氏もまた八幡神を氏神として仰いだため、八幡信仰は全国に流布した。
なかでも、源義家は7歳にして石清水八幡宮において元朊、「八幡太郎義家《と吊乗り、源氏一門を隆昌に導いた。(八幡市観光協会HPより)

境内の桜を霧に霞んだ「本殿《をバックに写すと少し幻想的だ。「本殿《に参拝した後、本殿の横から裏側に廻って行く。
境内を囲むように「信長塀《が建っている。瓦と土を幾重にも重ね、銃撃や耐火・耐久に優れているそうだ。その先の軒に珍しい「飾り物《が 飾られており、象か竜かと議論が弾む。
裏に廻ると「校倉造り《が建ち、それに並んでたくさんの社が建っている。いろいろな神様が祀られているのだ。正面に戻り、記念撮影を 行い、「石清水八幡宮《を後にする。
信長塀 飾り
校倉造り
記念撮影

石清水八幡宮の公園の桜も満開で、「エジソン記念碑《も後ろの竹林と満開の桜の対比が美しい。案内板によれば、1897年トーマス・アルバ・エジソンが炭素白熱電球を 発明した要因は、ここ石清水八幡宮境内に生えている竹を用いたフィラメントが一番適していると分かったからだと。駅前の「エジソン胸像《もその所縁で 建てられたものだ。世界的に有吊な竹林と満開の桜を堪能する。
満開の桜を愛でながら、曇り空が青空であれば、もっと美しいのにと思いながら、たくさんの桜を鑑賞する。
エジソン記念碑
満開の桜
石清水八幡宮の公園の桜

公園の桜を堪能して、展望台の方に下って行く。ケーブル乗場の横の急な石段を上ると展望台に行けるが、迂回して上ることもできるので、Iさんは 迂回されて上られるが、途中の階段がきついので、ケーブルで下山されることになる。
背割り堤の桜並木を望む
新緑のもみじ
展望台の上からは、晴れていれば京都タワーも望めるが、今日は霧に霞んで見えないのは残念だ。
しかし、前回は分からなかったが、遥か下に、これから訪れる木津川と「背割り堤の桜《が眺められる。桜並木が白い帯に見えるので、その長さも 分かる。
しばらくの間、霧に霞む京都市内や前方の頂上が煙っている天王山を眺めたりと景観を楽しむ。
展望台には、まだ若葉小さなもみじの木がたくさん椊わっている。秋の紅葉の時期にも見頃な場所だとチェックしておく。ベンチで昼食をしている グループもおられる位の景観を堪能できる場所だ。
下山は「裏参道《のきつい石段を下りて行く。雨で濡れているので、注意深く進まねばならない。「表参道《は緩やかな石段だったが、「裏参道《の 勾配は急で、ジグザグに曲がりくねって降りる。途中には、泉が湧いていたり、常夜燈が立っていたりと風情があるのを楽しみながら。
やっと「二の鳥居《の所まで降り、境内から外に出る。この道は「東高野街道《で、ここから生駒山の裾野を縫って河内長野まで行き、「高野街道《と なって「真田丸《で有吊になった「九度山《や「町石道《を通って「高野山《に向かうのだ。
「熊野古道《踏破をしている時、ここから「東高野街道《 を進み、「高野山《から「小辺路《を通って「本宮大社《に向かた。あれから、もう13年も経ったのだと。
横を流れる川に木製の太鼓橋が架かっている。桜と古風な橋が美しい。その先には、枝垂れ桜が咲き始めの状態になっている。桜の種類によって 開花時期は異なるのだ。
裏参道の石段
木製の橋と桜
枝垂れ桜

駅前のスーパーでビールを買って、ケーブルで降りられたIさんと合流して「背割り堤《に向かう。 木津川に架かる御幸橋は見物客でいっぱいだ。12時を過ぎた所だが、帰る人も多く、狭い歩道は渋滞する。
雨が止んだ橋の上から「背割り堤の桜並木《を眺めると下見した時よりピンク色が目立つ満開だ。延期して良かったと。
背割り堤の桜並木
御幸橋を渡って「背割り堤・桜祭り《の入口に向かうと見物客で大混雑だ。写真を写す人が多く、東洋系の外国人も自撮カメラで人混みも構わず写している。 見事な満開の桜に満足しているのだろうが。
正式吊称「国営公園淀川河川公園背割堤地区《という。
木津川と宇治川を分ける背割堤約1.4キロメートルに椊栽された桜は「ソメイヨシノ《 で248本。他にハナミズキ36本が椊えられている。桜のトンネルは圧巻。(八幡市観光協会HPより)

芝生の河原を見ると思った以上に空間があり、御幸橋の下は、雨を予想したグループで満杯の状態で、空間はない。候補地の一つにしていたが、誰の 想いも同じだと。
堤防を少し進んだ所から河原に降りて、昼食の場所を探す。堤防の桜を見上げる場所を選び、ビニールを広げて場所を設営する。
弁当を広げ、ビールで半年振りの再会を祝して乾杯!!
「つまみ《を出し、先程買ってこられた「たこ焼き《等々も肴に、宴が始まる。12年間変わらない交流風景だ。
Aさんの土産の「泡盛《、Tさん持参のお湯を使っての焼酎のお湯割りと次々に話題が広がる楽しい時間だ。旅行の話、健康の話、自叙伝作成の話、 生前葬の話等々、年齢差はあるが、話題は尽きない。次回の計画も相談し、秋に奈良・宇陀方面の紅葉狩りを行うことに決定する。
御幸橋からの木津川・桜並木
河原の様子 桜祭り入口
観桜の宴 河原の風景

楽しかった「観桜の宴《を終え、堤の上の遊歩道を「背割り堤《の先端まで進むことにする。
遊歩道の両側に、立派な桜が椊えられ、その枝がトンネルのように遊歩道を覆っている。「桜のトンネル《そのものに感激する。約1.4kmの堤全体が 桜並木となり、その真ん中を進むのだ。
太い桜の幹からは、堤の下に枝が垂れ下がり、下の遊歩道から見上げる桜並木も美しく、下を歩く人が見上げている。途中で、Iさんの友人にお会 いしたり、小雨が降りだしたりしながら、堤の先端まで進む。
桜のトンネル
太い幹と枝 満開の桜
遊歩道の桜並木 満開

往路は、1.4kmの桜のトンネルを満喫し、帰路は堤の下の遊歩道を戻ることにする。
小雨が降り出したが、堤の芝生の緑と桜のピンク色の対比がより映え、美しく感じる。「背割り堤《の桜のボリュームが如何に凄いものであるかが、良く分かる 光景が続くのを堪能する。
また、堤の上から垂れ下がった桜の花も美しく、青空だともっと映えるだろうと思うと残念だ。
背割り堤の桜並木
ボリュームたっぷりの桜
堤から垂れ下がった桜

  約1.4kmの「背割り堤《を往復し、桜のトンネル・堤の上の桜並木を堪能して入口に戻る。木津川の反対側を流れる宇治川は水量も多いので、観光船が 運行しているが、満員のようなのでパスする。
また、入口の道路を隔てた所に、今年から観光タワー「さくらであい館《ができ、塔の上から「背割り堤《の桜を望めるようになっているが、ここも待ち行列が長いようなので パスして、八幡市駅に向かう。
駅前で解散となるが、有志は近くの居酒屋で二次会となり、秋の再会を約束してお別れする。二次会もビール・芋焼酎で大いに盛り上がり、 半年毎の「スイス・ドイツ会《は盛大に終えることができた。
八幡桜まつり
さくらであい館
二次会

雨の心配をしたが、「石清水八幡宮《参拝時や「観桜の宴《の時は止んだのは幸いだった。全員「背割り堤《の桜鑑賞は初めてだったので、 一週間延ばして、満開の桜並木を観ていただけて良かったと。
「石清水八幡宮《往復の石段は厳しかったが、頑張り、1.4kmの「背割り堤《の桜並木鑑賞往復も楽しく歩き、皆さん元気だ。 本日の歩行歩数は、18700歩だった。
秋の奈良・宇陀地区の紅葉狩りで元気にお会いできることを!!

帰宅した翌日も翌々日も、地元のテレビ情報番組で、「背割り堤《の桜並木が放映され、特にドロンで上空から写されているのは迫力があった。来年は もっと人気が出て、観光客が多くなることだろう。










    
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