「酒蔵見学と天の川散策」


「天の川散策・行程MAP」

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◎ 「酒蔵見学と天の川散策」(2017.07.23.)

5月末に、O君・N君と「西国街道・再紀行」を京都まで踏破した時、O君から提案があった。彼がボランティア活動している日本語教室の留学生と交野の 酒蔵に行く計画があるが参加してはと。N君も賛同して、彼からの案内を待っていた。
酒蔵の予約も取れ、7/23に中国人社会人留学生二人とボランティアグループの世話役の女性参加することに決まったと。何時ものように、酒蔵見学前に散策 しようと云うことになり、枚方から交野市の大門酒造まで歩くことになった。

7/23、9時40分京阪電車枚方駅集合に合わせ出発する。
天の川
置石の橋
定刻前に全員揃い、交野市に出発する。駅前から天の川(天野川)堤防に出て、天の川左岸を上って行く。
枚方には以前住んでいたが、天の川を渡ることはあっても、流域を歩くことはなかったので、「天の川伝説」もあるきれいな川沿いに上るのは 楽しいものだ。
堤防の下に遊歩道があり、暑くて蒸し暑い中を歩むことになる。
川沿いなので涼風もあり、思ったより歩き易いのは有難い。川には対岸に渡るための 置石が橋の役目を果たすようになっている。整備はバッチリの天の川だ。
川沿いの道には木陰もあり、暑さを感じることも少なく、快調に進む。天の川を渡る橋の下を抜けたり、蝉の声を聞いたりしながら、「旧山陽道」 「京街道」「西国街道」紀行の想い出話に盛り上がる。
名前の分からない橋を渡って右岸に進む。橋の上から二つの川が合流して天の川になっているのを確認する。
新天野川大橋から左折して交野市の中心街に向かう。交野市の中心部は初めて訪れるが、大きなスーパーも建ち、大阪・京都のベットタウンとして発展して いることが分かる。京阪電車・交野線の踏切を渡り右折して、JR学研都市線河内磐船駅に向かう。
橋の下を抜ける
天の川の合流地点
交野市中心部へ

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

河内磐船駅前のロータリーには大きな石のモニュメントが建てられている。何かと良く見ると名前の由来となった「磐船」のようだ。この近くに「磐船神社」が 鎮座し、境内には洞窟があったのを想い出す。
磐船
古い建屋
案内板はないが、多分そうだろうと想像する。昔、義父と息子達で岩くぐりしたこと記憶がある。
JRを抜けて、留学生との待ち合わせ場所である京阪電車・河内森駅に向かう。丁度電車が到着し、中国人男性二人と日本人の女性世話人とご挨拶。 中国人男性は29歳と23歳で、某企業に今年初めから技術留学していて、日本語も分かるようだ。
色々と話しながら、交野の団宴風景や古い建屋をを眺めながら「大門酒造」に向かう。
彼らと日本語で話していると今の時代なのだろう、こちらが云って分からない言葉は、スマホで直ぐに理解するのには驚いた。日本語上達が早いのも 文明の利器があるからだと納得する。
田舎の集落の細い道を進むと「大門酒造」の立派な門が迎えてくれる。門には杉玉が飾られているので、彼らに杉玉の謂れを話そうとするが、スマホで 検索し、その意味を理解するのだ。
門を入ると古い伝統的な家屋が連なり、広間のテーブル席に案内される。先着の女性グループも居られ、その後、数組のグループも揃い、総勢20数名になる。
大門酒造・杉玉
大門酒造・建屋
広間の暖簾

12時から「大門酒造」の酒蔵見学会が始まる。バーベキュー代と利き酒のチケットを買い、 自由に飲食ができるようだ。
留学生と記念撮影
まず、小泉元首相に似た社長からの挨拶で、創業1826年の酒屋半左衛門は、創業以来、地元の酒米・山田錦と交野の水を 用いた清酒造りに専念し、今では海外の料理に合う清酒が人気で、輸出も多くなっていると。日本酒の海外進出は嬉しいことだ。
記念に、留学生と共に伝統ある暖簾をバックに記念写真をパチリ。
工場見学が始まる。古い建屋の中には、新鋭の設備も導入されており、伝統と革新の集大成を観ながら商品の説明を聞く。ここで、大失敗。 折角の斬新なデザインの清酒ボトルの写真を写すのを忘れる。(詳細は大門酒造のHPで)
テーブルに戻り、バーベキュー料理とお酒を自由に取りに行く。料理もいろいろとあり、清酒は10種類ほどの中から、チケットと交換して持ち帰る。まずは乾杯!! (本来は、歩いて来たので、ビールで乾杯したかったが)
清酒は種類(大吟醸・吟醸・生酒等)によってチケットの枚数が違うようになっており、仲間で呑み比べを楽しむ。
いろいろなバーベキュー料理を味わい、大吟醸から生酒までの清酒を呑み比べる楽しい時間が続く。隣のテーブルは女子会のようで、交流して話すと 子供の高等学校のPTA仲間の交流会だと。高校のPTA仲間との交流が続いているのに拍手だ。我々三人も小学校時代からの友人で、今日も 枚方市駅からここまで歩いて来た話すと驚いておられた。
工場見学
バーベキュー
同席者と懇談

約2時間の見学会が終わり、美味しい清酒で気持ち良く酔えた。
中国人留学生も清酒と云う、日本のお酒に接し、その奥の深さを感じたようで、それなりに飲んでいたようだ。帰路は、酒蔵から山沿いの 細い道を進むと立派な石の常夜燈が立ち、旧街道の趣きが残っているのを嬉しく思いながら進む。
その先には神社の鳥居も立ち、交野の山沿いの道は気持ち良い所だと感銘する。
河内森駅から電車で枚方に向かう。O君は中国人留学生にいろいろと話している姿は、素晴らしい。彼のリタイア後の中国語学校受講やボランティア活動が 地道に成果を出していることが分かり、頭の下がる思いだ。
我々三人は、歩行の後は銭湯で汗を流す習慣があり、枚方市駅の手前の宮の坂駅で降りることにしているので、留学生たちと車内で握手して お別れとなる。余り多く話すことはなかったが、日本の文化・日本人を知り、共に携えて進展でできればと思う次第だ。
宮の坂駅で、O君が調べていた銭湯で汗を流す。15時の開店を待ち、一番風呂に入浴だ。何時もは、酒を飲む前に入浴するので、今日は一杯飲んだ 後で、高揚した気分て汗を流す。さっぱりして気持ち良い。
立派な石の常夜燈
山沿いの神社
銭湯

散策の汗と美味しかった清酒の酔いを流して、枚方市駅まで歩く。打ち上げの乾杯をする場所も、まだ時間が早く開いていない。
教会堂の道標
中華料理店で打上げ
駅を抜けて狭い道を進むと三人で歩いた「京街道」の道標が立っている。
先日、淀川右岸の「西国街道」を京都まで歩いたので、左岸の「京街道」と 合わせると京都から大阪の淀川の両岸に通じている旧街道を踏破したのだと改めて認識する。
中華料理店が開いているのを発見し、小鉢を頼んで、ビールで今日一日の健闘に乾杯!!  歩いた後の乾杯は、清酒も美味しかったが、やはりビールが合うと話しながら、風呂上りのビールを味合う。
これからの計画についても話し合い、「出雲街道」にトライしようと合意する。日程は別途決めることにし、姫路から中国山脈を横断して出雲までの 行程を楽しもうと。「石見神楽」を観たり、最終的には日本海側の「山陰道」や「萩往還」を通り、前回「旧山陽道」で到達した下関の「ふぐ料理」 で打ち上げたいものだと。元気でトライしたいものだ。
中国人留学生との交流、酒蔵見学と清酒堪能と充実した気分でお別れする。本日の歩行歩数は、21000歩だった。





    
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