「高槻北部林道コースハイキング」


「高槻北部林道コースハイキング・行程MAP」

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◎ 「高槻北部林道コースハイキング 」(2018.08.20.)

今年の夏は、異常気象だ。梅雨が早く終わり、猛暑が続き、逆送台風が来襲、岡山・広島・愛媛の豪雨災害が発生し、その後も猛暑が続く厳しい夏だ った。高校野球も灼熱の中で 行われ、今日は、大阪桐蔭VS金足農業の決勝戦だ。結果は・・・・ 熱戦の末、大阪桐蔭が二度目の春夏連覇を果たした。おめでとう!!
猛暑の夏は、外に出るのも遠慮し、家でテレビ観戦等々、身体もなまって来ている。少し涼しくなったので、朝の散歩は再開したが、本格的な歩行は する気もなかった。秋には「出雲街道」「奥州街道」紀行の計画を楽しんでいるが、体力的にそろそろ鍛えねばと思い、近場のハイキングコースにトライする ことにする。
高槻市は、70歳以上になると市営バスが無料になるので、時々、その定期を使って、バス三昧の旅を楽しんでいた。家にいるより、クーラーの効いたバスを 乗り継ぐのも楽しく有意義だ。その時、市の北部の山に向かうバスを活用していたので、「高槻市ハイキングコースマップ」を参考に「北部林道コース」を歩き、 高槻自然観光センターに併設されている温泉で汗を流して帰宅するルートを検討していた。
森林観光センターの温泉は、第三月曜日は65歳以上は700円が400円になるので、そのタイミングを選んで実施する。
第三月曜日、8時15分高槻駅北口発の萩谷行を狙って、7時30分に家を出て、高槻駅に向かう。
萩谷バス停
諏訪神社
2時間に1本のバスは、通勤客を乗せて出発する。JR富田駅経由と遠回りして、山に近付くに連れ、乗客は下車し、関西大学からは一人だけになった。 山間のウネウネ道を通って萩谷バス停に到着する。
9時、身支度を整え、急な坂道をスタートする。舗装道路だが、結構きつい上り坂を進むと民家があり、左の山の中腹に諏訪神社が鎮座しているのが 望まれる。
陽射しがきついので、持参した水に浸した冷却タオルを取り出し、首に巻いて熱中症予防に努めながら上って行く。
少し上ると上萩谷の分岐があり、道標が立ち、右に進むと「里山・古道コース」八坂神社に向かうことを示している。直進して「北部森林コース」に向かう。
林道は、陰が多い杉木立の道に入り、少し涼しさを感じるようになる。木陰を進むのは楽しいを思いながら上って行くとゲートが立ち、車の通行を 規制している。ゲートの横を抜けて、歩行者専用の林道を進む。
上萩谷の分岐
杉木立の道
林道のゲート

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

緩やかな上り坂をミーミーゼミやツクツクホーシの鳴き声を楽しみながら上って行く。誰も居ない林道は、時々涼風が吹き抜け、気持ちが良い。「奥州街道」紀行では 少ない山道での歩行を思い出しながら進む。
少し進んだ地獄谷付近の山の下に新名神高速道路のトンネルがあるのだろうと想像しながら、その痕跡はないかと探しながら進むと「林道・地獄谷線」の 標識を発見する。高速道路はこの付近の下を通っているのだろうと。
その先には「田能・空谷橋」の小さな道標が立ち、間違いないこと確認して一息入れる。(9:40-9:45)
木漏れ日の林道
地獄谷の標識
道標

林道は平坦な尾根道になり、木々の間から茨木方面が見えるようになってきた。青空と緑の山々、その一部が宅地開発か削り取られている。 尾根伝いの道は、涼風が通り、帽子を取って涼を楽しむ。下界は35度近い猛暑日だが、ここは涼しくて気持ちが良い。
少しアップダウンのある林道を進む。木立の切れ目の陽射しの当たる道はチリチリと太陽の熱さが浸みる程だ。やがて山を右に廻るように進むと右側に 「林道・原桧尾谷線」の標識が立ち、ゲートに守られた林道が右に続いている。
山々の間に、色んな林道が通っているのを認識し、一息入れる。(10:45)
尾根道からの展望
陽射しの厳しい林道
林道・原桧尾谷線の標識

道なりに木々の茂る林道を進むと、視界が開け鉄塔が見えてくる。高圧線の鉄塔が、谷を渡って通じているのだ。
鉄塔付近からは茨木方面の展望が開け 涼風が気持ちい。鉄塔の下に、先程追い越して行った大阪府の車が停まっているが、誰も乗っていない。何処へ?
展望を楽しみながら林道を進むと緩やかな下り坂になり、自然と歩幅が広がる。快調な歩行だ。
鉄塔
鉄塔付近からの展望
緩やかな下り坂

快調に下って行くと「林道田能線」との分岐がある。この林道は、北に向かうが、立派に舗装されている。 道角には、その道標が立ち、空谷橋方向の下り道に向かう。
ここで少し考える。森林観光センターに行くには、林道を空谷橋まで下り、府道を上って行くか、空谷橋からバスに乗って行くかとなる。
道標
林道の倒木
ここまでの行程が、 余りにも順調に進んだので、12時05分発のバスまで50分あるので行けるのではないかと。
道標には、空谷橋まで4kmとあり、下り坂なので急げは乗れそうなのでトライすることにする。
次のバスの時刻は、13時45分と1.5時間後なので、緩やかな下り坂を少し急ぎ足で下って行く。舗装道路なので、快調に下っていると、道横の大きな 杉が道路に倒れている。その下を抜けるが、車は通れない。通行止めの標識もなかったので、最近倒れたのか?
その先下ると灌木の倒木もあり、全く道を塞いでいる。枝を分けながら下りなければならない障害物だ。
時間を気にしながらは速足で下って行くと「通行止め」のロープが張ってある。先程の倒木かと確認すると、上りではなく下り側のようだ。 林道を下ると左横には渓流が流れ出し、熱くなった身体に、川面からの涼しい風を感じながら下る。
少し下った林道にシャベルカーが作業をしている。崖崩れの 土砂を除去しているのだ。運転手に、地震か豪雨の影響かと尋ねると豪雨の影響だと。この間の豪雨は、この辺りに災害を起こしているのだ。
林道は渓流を橋で渡る時、下の渓流を覗くと涼しげな景色が広がり、ほっとする。
渓流沿いの林道
崖崩れを直すシャベルカー
涼しげな渓流

遠く下の方から車の音が聞こえ出し、萩谷から歩いて来た「林道萩谷岡山線」が終わり、その標識が迎えてくれ、その横に道標も立っている。 約10kmの快適なハイキングコースは、高原の杉並木・尾根道等々、日陰も多く、涼風と清流のせせらぎを楽しめるコースだった。
バス停の時刻表を確認すると12時05分なので、まだ10分程余裕があり、一安心だ。この府道を上って行くのは、交通量も多く、歩道もないため 急いで下ったのは正解だと自己満足する。バス停の木陰でバスを待つが、定刻より5分余り遅れて到着する。
林道萩谷岡山線の標識
北部林道ハイキングコース道標/b>
空谷橋バス停

ほぼ満員のバスに揺られて、2駅先の森林観光センターで下車する。子供たちがたくさん乗っていたが、北部の小学校の生徒なのか下車したのは、 シニアの夫人グループや夫婦だけで、さすが温泉割引料金を知っているようだ。
早速、温泉で汗を流す。森林観光センターには、子供が小さい時に訪れたことはあるが、温泉は初めてで、露天風呂でゆっくりとくつろぐ。 森の木々を眺めながら、涼風に吹かれながらの露天風呂は気持ち良い。
湯上りにビールで乾杯し、お腹が空いたので珍しくトンカツ定食をいただく。昼も過ぎているので、一人だけでゆっくりと。
食後、帰路のバス時刻までシイタケ園に行き、生えているシイタケや地元の激辛トウガラシ・みょうがを土産に買い、川で遊ぶ子供たちの元気な 歓声に送られて、バスで高槻駅に向かう。途中、冷房の心地良さ、疲れと酔いでウトウトしてしまう。
高槻森林観光センター
昼食/b>
川遊びの子供たち

秋の旧街道紀行の体力造りのため、近場のハイキングコースを楽しんだ。バスで手軽に行けるルートがまだまだあるので、これからも楽しみたいものだ。 本日の歩行歩数は、12000歩だった。





    
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