「百舌鳥古墳群見学&てっちり忘年会 」



◎ 「百舌鳥古墳群見学&てっちり忘年会」(2019.12.01.)

毎年、春秋に実施している「スイス・ドイツ旅行」 メンバーの今秋のイベントは、堺のAさんの幹事で、昨年世界遺産に登録された「百舌鳥古墳群見学&てっちり忘年会」となっていた。 2005年5月に「スイス・ドイツ旅行」に行ったツァーメンバーの交流も丸14年と長きに渡っての交流が続いているのは嬉しいことだ。 10時、JR・百舌鳥駅集合に合わせて、8時30分頃過ぎに家を出る。
百舌鳥駅に降りたことはなく、堺市駅で快速から乗換えて少し早目に百舌鳥駅に到着すると、幹事のAさん、高槻のSさん夫妻と同じ電車で、やがて、 川西のKさん、大津のIさん、塚口のTさん父娘が来られ、8名でスタートする。
河内長野のAさんは、「第九」の合唱に当選され、神戸のMさんは風邪気味の体調不良で欠席なのは仕方ない。
幹事のAさんは、数日前にインド旅行から帰国された所で、そのタフさには驚く。半年振りの再会に、笑顔でご挨拶。
百舌鳥駅駅前には、日曜日でもあるので、たくさんのグループが世界遺産見学に集まっている。駅前には、世界遺産登録の幟も立ち、祝福モードに溢れている。
堺市の「百舌鳥」、羽曳野市・藤井寺市の「古市」の2つからなる百舌鳥・古市古墳群は、4世紀後半から6世紀前半にかけて200基を超える古墳が築造された巨大古墳群です。2019年7月、ユネスコ世界遺産委員会で世界遺産に登録されました。(堺観光ガイドHPより)
早速、晴天で暖かい天候の下、道標に従って「仁徳天皇陵」に向かう。
仁徳天皇陵 礼拝所から
途中の観光案内所で、世界遺産関連のパンフレット・地図を入手して、玉砂利を踏みしめて「仁徳天皇陵」の礼拝所前で礼拝する。
堺市のやや北部に位置する百舌鳥古墳群は、日本を代表する古墳群で、かつては100基以上あったといわれますが、現在は44基が残っています。
主な古墳には、大仙公園を挟んで、日本最大の前方後円墳である仁徳天皇陵古墳と履中天皇陵古墳があり、東側に、いたすけ古墳、御廟山古墳、ニサンザイ古墳、北側に反正天皇陵古墳があります。
上空からの仁徳天皇陵(借用)
仁徳天皇陵古墳は、クフ王のピラミッド、秦始皇陵と並ぶ世界3大墳墓の一つ。
5世紀の築造とされる墳丘長約486mの日本最大の前方後円墳。墳丘は3段に築かれ三重の濠がめぐり、周辺には10基以上の中小古墳があります。(堺観光ガイドHPより)

以前、「熊野古道」紀行時に立ち寄ったが、人影もなく静かな御陵だったが、世界遺産効果て観光バスも立ち寄るスポットになっているのに驚く。
礼拝所からは、濠も望めず、里山のような森が望めるだけだが、上空から観た写真では、その雄大さが良く分かる。(堺観光ガイドHPより借用)
参拝した後、ボランティアガイドの方から「仁徳天皇陵」の歴史や造り方の説明を受け、その当時の権力の大きさを理解する。ピラミッドや秦始皇陵より大きいのには驚くが、森しか見えないので、ピラミッドの方が大きいと思うのは自然だろう。
静かな濠には、渡り鳥が飛来し、自然豊かな光景だ。ガイドが説明されている時、タネキが出てきて驚く。他の御陵でも、たくさん生存しているとのことで、人に慣れていると。「仁徳天皇陵」の前で、記念撮影をパチリと。
ボランティアガイドからの説明
仁徳天皇陵の濠 タヌキ
記念撮影

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

道路を渡って前の「堺市博物館」に向かう。大仙公園の紅葉が美しいのを愛でながら進む。
館内は、「仁徳天皇陵」や他の陵墓で出土した須恵器等の他、堺市の歴史的な史料が保存展示されており、興味深いものだった。陵墓の造り方の模型や 出土品もあり、金属製品の製造が盛んであった堺市の歴史的なものや鉄砲なども展示されている。
最後に、VR「仁徳天皇陵古墳ツァー」は約12分の画像だが、上空300mからの雄大な眺めを体感できる優れもので、ピラミッドより大きいのが示され ており、実感できるのは嬉しい。満足の行く見学だった。
堺市博物館
陵墓の造り方 金属の鎧兜
鉄砲

充実した博物館見学の後、シャトルバスで堺東駅の堺市区所に向かう。
世界遺産後は、シャトルバスも運行され、観光客へのサービスも強化されているのは嬉しいことだ、堺市の熱の入れ方も評価できる。貸切状態のバスで 市役所に進み、21回の展望ロビーから「仁徳天皇陵」の見学をする。
冬空の堺は、空が晴れ渡り金剛山から神戸の方まで望まれる。先程訪れた「仁徳天皇陵」は、堺の街並みの向こうに細長く緑の森が続いているように 見えるが、この高さでは濠も見えないし、前方後円墳の全体像は全く想像できない。世界遺産登録の難点と云われていた上からの展望は、ここでは無理だ。やはり、ヘリコプターや気球や高所からの展望台が必要だ。難しい問題があることは分かるが、VRで観た「仁徳天皇陵」を見たい・見せたいとの想いは深く感じる。
反対側の窓からは、高層のアベノハルカスが見え、今日大阪マラソンで走っている長男のコースを想像する。
展望ロビーからの仁徳天皇陵
ロビーからの展望
アヘノハルカス

世界遺産「百舌鳥古墳群」の有意義な見学を終え、南海電車で新今宮に向かう。
今回は、忘年会も兼ねた「づぼらや」でのてっちり会食のため、新世界の繁華街に進む。外国人観光客も多く、昔のドヤ街のホテルにも外国人が多く宿泊しているようで、道路を歩いていても行き交う状態だ。
新世界の繁華街は、人通りも多く、「づぼらや」の目印の大きな「ふぐの提灯」が掛っている。新館の二階に通されて忘年会が始まる。 付出・てっさから始まり、てっちりと料理が並ぶ。ビールで乾杯した後、美味しいふぐ料理を味わう。
ひれ酒も頼み、和やかな中で懇談が始まる。健康の話、旅行の話等、半年間の行動を報告し合い、長年の絆の深さを感じ入る。
づぼらやの提灯
ふぐ料理
ひれ酒

河内長野のAさんは、今頃大阪城ホールで「第九」を歌っておられるだろうと話し、風邪で欠席の神戸のMさんには、ひれ酒の美味しさを電話で伝え、 早く治ってくださいと。楽しいひと時を過ごす。
来春の計画は、河内長野のAさん提案の「富田林・寺内町」見学とし、半年後にお会いしましょうと締める。
座敷が二階だったので、ふぐの提灯が目の前に掛っているのは珍しくパチリと。
忘年会①
忘年会②
二階からのふぐの提灯

「百舌鳥古墳群」の見学は、地元なのになかなか行けないが、「スイス・ドイツ会」の定例会で参加出来、嬉しい限りだった。また、ディープな新世界での「てっちり」の忘年会も楽しいものだった。 幹事のAさんの企画に感謝し、来春、元気でお会いすることを約束し、今年の会合を終える。感謝・感謝!!





    
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