「紅葉の京都散策 」



◎ 「紅葉の京都散策」(2020.12.17. 13km.)

コロナ騒動で自粛の日々が続き、欲求不満の状況が続く。秋晴れで、紅葉のニュースが頻繁に報じられ、紅葉狩りに向かうことにする。 昨秋、嵐山に行って以来、1年振りの京都行だ。
即年の嵐山は、コロナ騒動前で外国人観光客が満杯で、渡月橋も渡れない状態だった。春のお花見は自重したので、本当に1年振りの 訪問になる。嵐山の紅葉は、まだ早そうなので、昨年のお花見に行った円山公園・清水寺・建仁寺・錦市場のコースを歩こうと計画した。
10時前に家を出て、阪急電車で四条河原町に向かう。高槻を出た所で「安満遺跡公園」の全容を観ることができた。広々とした空間が広がり、 来春の開園を待つだけだ。近所なので、朝の散歩にも活用できる。
河原町界隈も人通りが多いが、昨年のような混雑がないのは嬉しい。鴨川を渡る四条大橋も修学旅行の学生と渡り、南座の前を通ると 「鬼滅の刃」のポスターが飾られている。人気の漫画の上演をしているのだろう。南座にも進出する漫画の世界に驚く。
四条通りを「八坂神社」に向かう。歩道も空間があり、混雑度合いも感じない位の人波で心地よい。「八坂神社」の階段も写真が 写せる位た。境内の露店もなく、少し寂しい位なのは不思議な感覚だ。「八坂神社・本殿」は国宝に指定されたが、混雑もなく 手を合わせることができた。ここで、面白い工夫を発見。鈴を鳴らす綱は固定されており、その前に賽銭箱が置かれている。お賽銭を 入れると前のセンサーが反応して鈴の音を奏でる優れものだ。接触防止の工夫なのだと。
南座の看板
八坂神社
国宝の本殿 賽銭箱の鈴の音

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

本殿に参拝し、境内の紅葉を愛でながら「円山公園」に向かう。紅葉の木により紅葉度合いが違うが、見事な紅葉が青空に映え 美しい。桜の木の紅葉は終わり、満開の桜の広場は寂しい。名物の「枝垂れ桜」も寂しい姿になっているが、まだ元気なのに安心した。
「円山公園」は修学旅行の集散場所となっているようで、中学生のグループが道に迷わないよう注意されて、それぞれの目的地に散っていく。 先生は大変だと。公園の奥に行くと昨年春に弁当を食べた枝垂れ桜を見つけ、その周辺の紅葉も楽しむ。美しい静かな空間だ。
円山公園の紅葉
枝垂れ桜
オレンジの紅葉 陽を浴びた紅葉

「円山公園」から路地を抜けて「清水寺」に向かう。小道にも紅葉が美しく迎えてくれ、「ねねの道」に通じると人力車も走り、 和装した観光客が歩いている。外国人がいない、昔の京都の趣を想い出す風情だ。
「高台寺」参道の紅葉も美しく、観光客が上って行くのを見るが参拝はパスして「一年坂」に向かう。細い道筋の商店も開いていて 品定めする人もいるが、この辺りはまただ少ない。角を曲がり、「二年坂」に向かう道中には、観光客が少し多くなり、店々は 繁盛している様子に安堵する。しかし、「二年坂」の上から見ると人はまだ少ない。
「三年坂」に向かう途中の「ようじやさん」のある庭園で小休止する。ここは、トイレもあり、一息入れるには絶好の場所だ。 庭園の池には、大きくきれいな錦鯉が泳ぎ、茅葺屋根と紅葉が美しい。
高台寺の参道
一年坂 上から見た二年坂
紅葉の庭園

「清水寺」に近づくに連れ、観光客が多くなってくる。「三年坂」辺りで、愛用のディジカメの調子が悪くなり、上手く動かない。 仕方がないので、スマホで写真を撮らざるを得なくなる。ディジカメもそろそろ寿命かと・・・・
「清水寺」手前の参道には、観光客も多く、少し歩き難いくなる。何時も立ち寄る「おたべ」の店の試食も少なくなっているのは仕方 ないと思い、お茶をいただいて「清水寺」へ向かう。
「清水寺」の山門前の広場は観光客も多くなり、写真撮影に励んでいる。しかし、人が少ないのには驚く。
参拝はせず、「清水の舞台」下に廻っていくと「三重塔」と紅葉・青空が美しく、しばし魅入るほどだ。修学旅行を案内するタクシーの 運転手が、ここが最高の撮影ポイントだと学生達に教えているのに微笑む。
清水寺
清水寺の紅葉
三重塔と紅葉

「清水寺の舞台」の下に廻り、見事な紅葉を楽しむ。春の桜も良いが、秋の紅葉の方が素晴らしい。
舞台の下から見上げるが、木々が覆っていて上までは望めない。夜には、ライトアップもされるようで、舞台上は観光客でいっぱい だろうと想像しながら紅葉狩りを楽しむ。
清水寺の紅葉
清水寺舞台を見上げる
青空と紅葉

「清水寺」の紅葉を堪能して、何時ものように「茶わん坂」を下り、「八坂の塔」に向かう。その間の写真もカメラ不調で写せて いないのは残念だ。「八坂の塔」の参道には、新しい店が多くできていて、その変貌に驚く。
静かな祇園の街並みを抜けて「建仁寺」に向かう。この辺りは紅葉が少なく、緑の松等が茂り、落ち着い雰囲気だ。木の根っ子が 露出した所で一息入れ、静けさを味わう。
祇園本通りの観光客は少なく、少し前とは大違いなのには驚くが、有名店には長い列ができている。
建仁寺山門
建仁寺本堂
祇園

昼食を食べるところを探しながら、河原町の路地に入る。行列はできていないが、人の出入りが多い餃子屋を見つけ、入店すると カウンター席が空いていて、餃子と麻婆豆腐定食を頼み、久し振りの京都散策にビールで乾杯する。餃子も麻婆豆腐も美味しく、 女性客の多いのに驚き、ゆつくりと味わう。
次に「錦市場」の見学に向かう。外国人観光客がいなくなり、人通りは普通に戻ったが、お店が大幅に変わっていて、外食が できる店が多くなっているのに驚く。インバウンドの影響は大きく、それに合わせた店構えが、今後とも発展するのか心配する。
タイガー餃子
餃子と麻婆豆腐
錦市場

朝10時過ぎから歩き始めた「京都の紅葉狩り」も14時過ぎ烏丸で終了とする。
コロナ騒動で、久し振りの京都観光だったが、外国人観光客の減少で、昔に戻ったので、ゆっくりと紅葉を味わうことができた。 春の桜、秋の紅葉と風情の違う京都の風景を身近に感じることができるのは幸せだ。
晩秋には、嵐山の紅葉狩りにも訪れたいと思いながら、帰宅する。本日の歩行歩数は、14800歩だった。





    
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