「京都東山・お花見紀行 」



◎ 「京都東山・お花見紀行」(2021.03.26. 13km.)

昨年はコロナ騒動で、お花見も自粛する寂しい春だった。今年もその騒動は継続されていたが、関東圏の自粛規制も解除されたので、 何処かへ行きたいと考えていた。今年の春は桜の開花宣言も早く、京都近辺の花便りも見頃以上になっている。天気も良いので、 「京都・東山お花見紀行」を実施することとした。
10時前に家を出て、阪急高槻駅下のスーパーで弁当を購入する。阪急電車からは、明日開園する「安満遺跡公園」の広々とした緑の広場が 望め、明日の見物が楽しみだ。
哲学の道への入り口
川沿いの桜並木
四条河原町からバスに乗り、銀閣寺に向かう。
バスも市街地もそんなに混雑している様子はなく、 銀閣寺バス停に到着する。
「銀閣寺」や「哲学の道」に向かう川沿いの道は、観光客が多い。その川沿いの桜並木も満開で見事だ。春爛漫の雰囲気を味わいながら 「哲学の道」方向に向かう。
いよいよ久し振りの「哲学の道」に入る。石碑に迎えられて、川沿いの石畳の小道を進む。10年以上訪れていないと思いながら、桜並木を 味わいながら進む。木々は少し老木になったのではと思うが、見事な花を咲かせている。
思った程の観光客も居ず、ソーシャルディスタンスを気にする必要もなく、桜並木を愛でながら進む。
石碑の標識
川沿いの桜
満開の桜並木

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

小川を渡る橋の上から河面と桜を眺めるのも気持ちが良い。風で花弁が散り、花筏にはならないが、水に流れる様も美しい。 所々で足を止めながら、ゆっくりと「哲学の道」の桜を堪能する。
川の堤防の石垣に突き出す桜の花も可愛く、パチリと。ハイキング姿の観光客も多く、仲間同士で歓談しながら観桜に余念がない。 右下の街中に、見事な大きな桜の木を観たり、結婚式の前撮りをしている新婚さんの姿を眺めたりと有意義な時間が過ぎて行く。 久し振りの「哲学の道」は期待通りのお花見だったと満足する。
橋の上からの眺め
石垣と桜
哲学の道の桜とハイカー

「哲学の道」の桜に満足し、市街地から「南禅寺」に向かう。
今までの桜色から緑色の東山道を進むと「南禅寺」の山門に到着する。見事な建造物を見上げ、境内に入り、後ろを見ると 山門の間から額縁のように外の桜が眺められる。
本殿に参拝し、庭園の桜を眺めるが若木のようで、迫力には乏しいが、緑のコケとの対比は美しい。
南禅寺
山門の額縁
南禅寺境内の桜と苔

南禅寺境内から右の「水道橋」に向かう。この辺りは観光スポットでもあるので、和服姿の女性が多く、アングルを狙って撮影に 励んでいる。見事な建造物をパチリと。
「水道橋」の下を抜けて石段を上り、「水道橋」越しに「南禅寺」を眺める。この辺りまで来る観光客は少なく、これから行く 「インクライン」への小道はお気に入りの場所だ。以前、「インクライン」を見て、何気にこの道を通ると「南禅寺」の「水道橋」に 到達するのを見付けて以来、お気に入りの小道になっている。ここには人もいない空間だ。
小道の木々の間から「南禅寺」と周辺の桜を眺めながら、「インクライン」に向かう。
水道橋
水道橋越しの眺め
木立の間からの南禅寺と桜

「インクライン」の最上部に到着し、見事な桜と展望を眺めながら、昼食の弁当を開くが、風が強くて食べ難いほどだ。
20年以上も前だろうか、初めて「インクライン」を訪れた時、まだ人も少なく、こんなに間近に桜を観ることができる場所があるのに 驚いた。顔の横に枝が伸びているのだ。
数年前に訪れた時は、外国人観光客が大半で、和服姿での結婚式の前撮り等、雰囲気が 一変していたが、今日は、チラチラと外国人が見られるだけで落ち着いているのは有難い。しかし、ここが今までで一番人が多い。
石畳の上をゆっくりと下りながら、間近に迫る桜並木を堪能する。見事に満開だ。
インクラインの水路
間近で観れる桜
坂道の桜並木 線路と観光客

「インクライン」から「平安神宮」の堀沿いに鳥居に向かう。この辺りの桜の開花は少し遅いようで、咲き始めの木々が多い。 京都の近くでも場所によって開花状況は大きく変わるのだ。
途中で漫才の「男と女」の和田ちゃんに会ったりと観光船が巡る様子を観ながら正面の鳥居と桜を写す。
ここからも東山沿いに「知恩院」に向かい、「円山公園」に入っていく。やはり、桜の名所なのだろう。お花見客が多いのに驚く。 しかし、ゴザを敷いての宴会は禁止されているのか、桜見物を楽しむだけの少し寂しい光景だ。
名物の「枝垂れ桜」の周りも人だかりで満杯の状態だが、老木となり、以前の勢いがないのは時代の流れか。
この奥に見事な 「枝垂れ桜」が植わっているのを知っているので、「坂本龍馬像」の方向に向かうと満開の「枝垂れ桜」が輝いて見える。 この桜は、まだまだ勢いがあり、周囲を廻って他堪能し、周辺の桜を観ながら「八坂神社」に向かう。
平安神宮・堀の桜
新しい枝垂れ桜
円山公園の桜

「八坂神社」の本殿に参拝する。昨秋訪れた時と同じように、鈴を鳴らさずにお賽銭の投入口にセンサーがあり、お賽銭をあげると 鈴の音が鳴るのだ。感染防止策の一環だろう。
「円山公園」にはいつもある露店はなくなっていたが、この境内の露店は営業している。「円山公園」は公共の場、「八坂神社」は 私有地と管理範囲の違いだろうか?
四条通りを鴨川に下る。白川の桜を観ようと右折して白川の桜広場に向かうとこの桜も満開だ。人も多い。 見事な桜を眺めて、四条大橋から鴨川沿いの桜を眺めると遠くではあるが、白い帯状態が望まれる。鴨川沿いの桜も満開だ。
鴨川を後に、今回のスタート地点だった四条河原町に戻り「京都・東山お花見紀行」を終える。
八坂神社
白川の桜
鴨川の桜

「哲学の道」から「南禅寺」「インクライン」「平安神宮」「円山公園」「白川」と東山近辺の桜名所を散策し、久し振りに春の京都の 雰囲気を堪能した。やはり、屋外を散策するのは、身体的にも精神的にもリフレッシュできる。早く、これらが日常に戻ることを 願いたい。コロナよさらば・・・と云いたいものだ。
阪急で高槻まで戻り、デパートで買い物をし、16時前に帰宅する。今日の歩行歩数は、17700歩だった。





    
広告 無料レンタルサーバー ブログ blog