「高槻 里山・古道コースハイキング 」



◎ 「高槻 里山・古道コースハイキング」(2021.04.23. 12.6km.)

大阪のコロナ禍は収まる気配がない中、O君から「長浜ツーデーマーチ」の誘いがあり、久し振りに楽しもうと期待していた。その 申し込み等が難しいので、単独で行くことにし、日程を決定していた。
しかし、直近になり大阪の感染者が1000人以上と最高値を更新し続け、緊急事態宣言の要請にまで悪化し、数日後に発出されることに なりそうだった。家族からこの時期の県外へのウオーキングは止めるべきだとの強い要請に、残念ながら不参加とした。
リュック・服装と準備していたので、高槻市内のハイキングなら大丈夫だろうと高槻市のハイキング地図を観ながらコースを 検討した。自宅から歩いて行けるコース「里山・古道コース」を選び、実施することにする。
安満遺跡公園
広い原っぱ
9時前に家を出て、晴天で気持ちの良い中「安満遺跡公園」に向かう。
まだ時間が早いので、子供たちの姿は少ないが、広々とした芝生・原っぱにテントを張ったりと楽しむ人が多いのは嬉しいことだ。 公園の木々はまだ若木だが、サツキの種類だと思われる花が満開で、アクセントになっている。
遊歩道でウォーキングに励んでおられる方も多く、一周1500mの標識を頼りに頑張っておられる。
公園を抜け、近くのコンビニでおにぎりを買い求め、散歩で歩く道を逆にスタートの磐手橋に向かう。同じ道でも、反対方向に歩く ことは少ないので、新鮮に感じるのには驚く。
9時30分、磐手橋をスタートする。府道を高槻IC方向に進むと以前、家庭菜園をやっていた周辺が大幅に盛土をして何かの施設を造るようだ。 これを造るために、家庭菜園の廃止になったのだと想像する。
緩やかな坂道の府道を進み、「成合春日神社」に参拝する。成合集落の鎮守の森に祀られている神社で、境内には、まだ八重桜が咲いている。 この神社へ来るのは初めてだ。
府道から離れて、桧尾川に沿って上って行くと新緑が美しく、せせらぎの音と上手になったウグイスの鳴き声に癒される。 川沿いの木には、藤の花が巻き付き、春・初夏の様子だ。車も通らない道を上って行くと目の前に大きな建造物が現れる。 数年前に開通した新名神高速道路の高架橋だ。10m 以上もあろう高い所に架かっている。
やがて、高架下の舗装道路に合流し、高速道路の下の道を進む。結構、勾配がきつい。
成合春日神社
桧尾川沿いの道
新名神高速道路の高架橋

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

舗装道路を進み、「本山寺・神峯山寺」の標識に導かれ右折すると山際に「牛地蔵」の祠が鎮座している。 京阪の峠越えを行き来した荷役牛を供養する牛の像が祀られている珍しい地蔵だ。ここで一息入れる。静かな空間だ。
山沿いの道を神峯山寺口バス停に向かって下って行く。そのなだらかな山際の道から、反対側の山々を眺める光景は 里山の道にふさわしい気持ちの良い景色だ。府道に下り、横断して芥川を渡る。芥川には釣り堀が設けられており、たくさんの釣り人が 楽しんでいる。のんびりとした里が続く。
細い道を上って行くと「八坂神社」が鎮座する。スサノオノミコトを祭神とする集落の氏神で伝統行事の大綱を大蛇に見立てて 綱を引き合う神事が行われていると。境内には昔の岩風呂とも云われる石槽が残っている。
牛地蔵
里山風景
八坂神社 石槽

ここからは、小さな集落の細い道を上り、名も知らない渓谷沿いの気持ち良い細道になる。ウネウネと曲がりながら緩やかな坂を上る。 せせらぎとウグイスの鳴き声を聞きながらの歩行は楽しい。
アップダウンのある林道に入り、緩やかな坂道を上って行く。森林浴を楽しむようで気持ち良いが、背中は汗ばんでくるのは仕方ない。 山の中には、棚田もあり、山深くまで農業が浸透しているのを実感し、棚田の景観を眺めながら淡々と進む。
集落の小道
渓谷沿いの小道
整備された林道

やがて、二つの林道の才所分岐点に到達する。分岐する林道は、地道のままで、通行止めになっている。林道にも色々な分類があるのだと 知る次第だ。ここで一息入れ、最後の行程に向かう。
舗装と地道が混ざったような林道を快調に進む。木漏れ日が気持ち良く山道のハイキングコースを堪能できるのは嬉しい。 誰にも会わない林道には、杉並木が続き、木の香りも味わえる。アップダウンの山道を進むとビューポイントと示された 場所に到達するが、木々が茂り、遠く高槻市の高層ビルを薄っすらと望めるが、ビューポイントとは言い難い場所なので、 期待外れだった。ここでおにぎりを食べようと計画していたがパスして進む。
林道は下り坂となり、自然とスピードが上がってくる。ウネウネと下ると違う林道との上萩谷分岐点を過ぎ、終点の萩谷バス停 に到着したしまった。バスの時刻まで30分余りあるので、待合室でおにぎりの昼食とする。
才所分岐点の林道
杉木立の林道
高槻市街の展望

13時35分発のバスで、関西大学前で乗り換えて、高槻駅に向かう。買い物をして、15時前に帰宅する有意義な半日となった。 高槻の山間部には、まだハイキングコースもたくさんあり、今まで歩いていないコースもこれから踏破したい。
長浜ウォークに行けずに高槻の山間部を楽しんだ歩行だった。この季節、新緑・ウグイスのさえずりを堪能でき、ストレスの発散を 出来たことは嬉しい次第だ。今日の歩行歩数は、21800歩だった。





    
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