「能勢・青貝山散策とシシ鍋の宴」



◎ 「能勢・青貝山散策とシシ鍋の宴」(2023.01.17. 8.5km.)

昨年秋「丹波篠山散策」を一緒に楽しんだO君・A君・M君・Sさんとその時約束していたSさん宅で「シシ鍋の宴」を実施し、近くの山を散策する計画を 実行することになった。
O君とSさんが計画を立案してくれ、阪急梅田駅集合で能勢電鉄の光風台駅のSさん宅に立ち寄り、Sさんのガイドで、近隣の青貝山散策後、Sさん宅で 「シシ鍋の宴」を楽しむことになった。
阪急梅田8時26分発の列車の前から二両目に乗る計画で進めたが、若干のトラブルがあり、A君と合流し、先行するM君と光風台駅で落ち合い、準備のため 先にSさん宅に行っていたO君が迎えに来てくれ、Sさん宅に向かう。
Sさん宅には、2015年1月に「旧山陽道」を踏破したO君・N君と 「能勢散策&旧山陽道踏破反省会」に寄せていただいた懐かしいお宅だ。「旧山陽道」を踏破し、下関で「ふぐ料理」踏破祝いをした後の 反省会をしたことを想い出す。
Sさん宅に不要な荷物を置いて、近場の青貝山に向かって出発する。
光風台の住宅街を緩やかに上って行くと箕面市に入るのには驚いた。大阪北部の 土地勘がないので、豊能郡と箕面市が隣接しているのを知らなかった。まだまだ、自然が多く、住宅地が開発できる空間があり、学校や大型スーパーも 建っているのには驚く。
更に進むと能勢の山々が近くに望まれる。青空の下、大阪最北端の冷たい空気を感じながら上って行く。
住宅地と山裾の間の空間の広場に、野生の鹿の群れを発見したのには驚いた。10頭程の二つの群れが、こちらを興味深げに眺めているのだ。我々が 進むと山の上に駈け上って行く自然豊かな光景に心が洗われる。
青貝山へのハイキングコースはいろいろあるようで案内板も立ち、ハイカーには親切な町だと感じながら、登山コースの下の広場で一息入れる。 O君持参の甘いミカンを食べ、ジャンパーを脱いで、気合を入れて上り坂をスタートする。
能勢の山並み 案内板
野鹿の群れ
登山前の一休み

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

青貝山へのハイキングルートはたくさんあるようだが、高齢の運動不足の老人が歩く距離を短くしようと尾根沿いの急斜面のルートで 距離を稼ぐことを狙ったコースを進む。
急斜面を木の滑り止めの階段を上り始めると階段はなくなり、急斜面の地道となる。地道と落ち葉で滑り易く足元に注意しながら上ると細いロープが 設置されており、そのロープを伝っての歩行となるが、ロープが揺れて上り難い。手袋をすると手元が滑るので、素手でロープを伝って行く。
途中からロープが太くなり、適当な間隔で結び目が付いていたので、少しは上り易くなったのは有難い。
道脇の木を掴んだりとしながら、励ましあいながら、急斜面を上るのも童心に帰り、楽しいものだ。
木の滑り止めの階段
細いロープを伝って
ロープ頼りの一列縦隊

急な坂道を悪戦苦闘しながら上ると、10分余りでなだらかな坂道になり、上に白い「青貝山山頂」の標識が見え、もう少しだと激を入れる。
やっとのことで「青貝山山頂(391.4m)」に到達し、健闘を称えあう。低くても山の頂上を制覇した感動は大切だ。山頂の広場で一息入れ、 あめちゃんを口にして疲れを癒す。見晴らしは良くないが、冬の寒々とした木々と落ち葉の空間を満喫、記念写真をパチリ。
下りは反対側のなだらかな坂道を楽々と下って行く。しかし、簡単には下ろしてくれず、急な下りの坂道もあり、落ち葉で滑り易く、ここにも太いロープが 設置されており、ロープを伝っての下りとなる。
青貝山山頂
なだらかな下り道
一転して、ロープ頼りの急坂

快調に下って行くとせせらぎがあり、その上にビル建設の足場のような橋が架かり、きれいな水が流れ落ちている。能勢の山々にも清流が流れているのだと 認識し、日本の山々の豊かさを感じる所だ。
雑木林の中のなだらかな道を気持ち良く下るとハイキングコースの分岐点になり、道標が方向を示している。さすが、ハイキングコースとして整備されている自治体だと 感心する次第だ。下り道から外れて、能勢の街並みが望まれる地点に向かい、能勢の街を眼下に眺める。道路の区画も整備され、碁盤状に立ち並ぶ住宅地に 新しい街だと認識する。
せせらぎと橋
気持ち良い坂道 道標
能勢の街並みの展望

住宅地に降りて、短時間だったが能勢の自然を味わいながら、青貝山登山を踏破できたことに満足して、整備された街並みを下り、 スーパーでビールと氷を買い求めSさん宅に戻る。
シシ鍋の宴
贅沢なシシ鍋とつまみ
さあ、待望の「シシ鍋の宴」だ。
Sさんの指示の下、夫々が準備に勤しむが、ほとんどはSさんが前もって用意されているのだ楽ちんだ。
鍋を二つ用意し、美しく飾られた猪肉は牡丹のように盛り付けられている。「牡丹鍋」の由来通りだ。
夫々に重箱が配られ、中にはお手製のお節料理のような酒のつまみが盛られている。有難い。
味噌仕立ての鍋に野菜や豆腐・きのこ等を入れ 猪肉を加えて「シシ鍋の宴」がスタートする。
まずは、ビールで乾杯する。青貝山制覇の満足感も含め、ビールが喉越しに美味しい。
重箱のつまみを肴に、飲んでいると「シシ鍋」が煮え、猪肉の旨味が廻って 本当に美味しい。M君は「シシ鍋」が初めてのようで、感動している姿は微笑ましい。
A君持参の珍しい「百年の孤独」を久し振りに味わい、普通の焼酎とは違った美味しく風味があるのに感動し、杯が進む。Sさん宅の日本酒もしっかりと 味わい、気持ち良い猪肉とお酒の「シシ鍋の宴」だ。
29度の濃度の濃い日本酒も飲み、酩酊した次第だ。次回の会合の話も確認し、楽しい宴をお開きにする。Sさん、本当にお世話になりました。感謝・感謝 ! !
重箱のつまみ
牡丹模様の猪肉
味噌仕立てのシシ鍋

日も暮れて、暗くなった道をふらふらと光風台駅に進み、能勢電鉄・阪急と乗換えて無事帰宅する。冬の散策と美味しい料理とお酒で大満足した 「能勢・青貝山散策とシシ鍋の宴」だった。本日の歩行歩数は、20000歩だった。





    
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