「お花見ミステリーツァー」



◎ 「お花見ミステリーツァー」(2023.04.09.)

2月末に「お花見ミステリーツァー」の案内が来て、ミステリーツァーの面白さを理解しているので、日帰りのツァーに興味を持った。風景写真や 案内文で全ては分からないが、滋賀県甲賀市方面に行くと推理した。
高槻発のバスツァーはありがたく、催行予定日が4月4日以降だ。甲賀の桜の開花は大阪より遅いと予想して、催行決定の4月9日を予約する。
今年の桜開花は、3月の暖かさの影響か各地の予想は早まり、それ以前に方々の桜見物を楽しんだ次第で、桜も散っていると諦めていたが、キャンセルも せず、散り際の桜を見物しようと予定日を待っていた。
甲南PA
8時10分集合に合わせて家を出て、JR高槻駅の集合場所に行くと2台のバスが手配されている位の参加者に驚く。
枚方からのバス2台に分乗し、高速道路に 乗る。添乗員は、ミスタリーツァーなので行先は云わずに、各人の推理に任せているが、京都を過ぎ、草津から新名神に入ったので、甲賀方面に間違いないことを 確信する。滋賀県東部の桜を観るのは初めてなので期待に胸を膨らませる。
のどかな近江路の高速道路を進み、甲南PAでトイレ休憩となる。駐車場には観光客も多く、バスも数台停まっている。渋滞もなくスムースに来れたことは ありがたい。
次の甲賀土山ICで高速を降り県道を進む。所々に桜が見られるが、ほとんどは散り始めか葉桜の一歩手前位で、見頃の桜には出会わないのは仕方がない。 野洲川沿いに進み青土ダムの周辺の桜並木はまだ桜色が残っていて期待が持てる。
桜並木を観ながら今回の目的地である「鮎河千本桜」会場に到着する。
鮎河千本桜
鈴鹿山系の麓に流れるうぐい川(鮎河)の両岸に並ぶ約200本のソメイヨシノは満開は過ぎているが、まだ桜色の花が残っており、両岸の桜並木は見事だ。
もっと葉桜になっているのではないかと危惧したのが裏切られて嬉しい限りだ。
橋の上からの眺め、堤から河原に降りた時の眺めとせせらぎと桜の枝が河原まで伸びている様は、地元では滋賀県随一と云われる名所の由縁だと納得する。
清流のせせらぎを聞きながら河原を気持ち良く散策する。下から眺める桜並木は京都八幡の「背割り堤」の桜並木のようで雄大だ。
少し上流の堤には見事な枝垂れ桜が植えられ、満開の枝垂れ枝を垂らしている。ソメイヨシノは散り始めているが、枝垂れ桜は満開なのは嬉しい。 余り期待していなかったので、満開の桜に出会え、このツァーに申し込んで良かったと思う次第だ。
対岸の河原の広場に観光客が集まっているのでよく観ると結婚式の前撮りの撮影だ。先日の京都白川や円山公園でも見かけた前撮りに最近の結婚式の 様子が分かる気がする。 鮎河に木製の板橋が架かっていて、その上でポーズを作って撮影する人が多く、なかなかのスポッとだ。橋を渡り対岸を集合場所に戻る。
逆から観た光景もgoodで、河原には落花した桜の絨毯が敷き詰められているのもこの時期の象徴だ。
第一番目のミステリーポイントはまだ残っている桜並木と枝垂れ桜、せせらぎを堪能でき、満足だった。
鮎河の桜並木
堤から垂れる桜
枝垂れ桜 枝垂れ桜の枝

観光客と桜並木
木製の橋
堤の桜並木 花の絨毯

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

バスは次のミステリーポイントに向かって県道を進む。次のポイントは予想できていなかったので、バスの揺れに身を任せていると甲賀土山ICから 高速に乗り、土山SAでトイレ休憩となる。
土山SA
月見の里南濃道の駅
この土山SAは初めての経験だが、上り路線と下り路線が同じSAを利用するので広くて観光客も多く、バスもたくさん停まっている。上下線の区別が 分からなくなって迷ってしまう人も多いそうだ。
高速道路の渋滞もなく、三重県に入り、桑名東ICから県道に降り、岐阜県へと進む。
添乗員から次のチェックポイントは「羽根田だんだん公園」だと知らされる。
運転手の助言で、隣接する「月見の里南濃道の駅」にバスを駐車させ 歩いて「羽根田だんだん公園」に向かう。道の駅には足湯もあり、観光客がいっぱいだ。 道の駅を抜け、山道を少し上った所に「羽根田だんだん公園」があり、遠くからでも桜色が望まれる。 公園の駐車場には観光バスが数台停まっており、人気度合いが分かる。
水のない川の両岸には、飛騨・美濃さくら33選にも選ばれた 八重桜が満開に咲き誇っている。ソメイヨシノとは 違った重厚な趣きがあり、桜並木の色もピンク色かかっている。八重桜の並木を観ることがなかったので、なかなか新鮮なものだと感じ入る。
八重桜に近付くと重量感のある満開の桜花が青空の下、重そうに咲いているのを眺める。
羽根田だんだん公園の八重桜
八重桜の並木
重そうな桜花 青空と八重桜

「羽根田だんだん公園」の満開の八重桜を観て「月見の里南濃道の駅」に戻る。バスの出発時間まで、清見みかんやウズラの卵・ニンニク味噌・ マイタケ瓶詰め等の名産品を買い求める。道の駅の駐車はgoodだ。
バスは再び高速に乗り、関ケ原ICで降り、昼食会場の「花伊吹」に向かう。
今回のツァーの特徴として、ステーキ・肉寿司・ハンバーグ・すき焼き・カレーの食べ放題と日本三大和牛300gとブランドいちご3パックのお土産が付いてくる。 広い食事処には、すき焼きの鍋が置かれており、ステーキ等はオープンキッチンに取りに行くシステムになっている。
和牛は近江牛で、ステーキ・ハンバーグを取り美味しくいただく。すき焼きの卵と割り下も取り放題で、お代わりし、少しだけカレーも 食べると云う貧乏人根性でしっかりといただく。近江牛も美味しく満足する食事だった。
お腹が一杯になり、時間内で退席し周辺を散策する。関ケ原の戦いの戦国武将のフィギアが飾られており、広場の前には関ケ原の戦いのテーマパーク 「関ケ原ウォーランド」があり、関ケ原の戦いを体感できるパークになっているようだ。
肉尽くしの昼食
戦国武将のフィギア
関ケ原ウォーランド

次のミステリーポイントは、徳川家所縁の神社と云うことなので「南宮大社」と予測していた。その道中で「ミステリークイズ」が行われ、配布された 問題の空欄を埋めていく。今回の観光場所に関する問題なので簡単だ。
添乗員との答え合わせをし、事前に配られた番号札と照合し、合致した人が商品をもらえるシステムとなっている。ツァーの車内での楽しみを増す催しに ご苦労されている旅行会社のご苦労が分かる。
添乗員から次の観光地は「雨宮大社」と知らされ、予測通りだとニンマリ。
「南宮大社」は鉄鉱・鉱山の神様で、関ケ原の戦いの戦火にで焼失した建物を徳川家光が再建したことで、徳川家所縁の神社として知られ、 大河ドラマ「どうする家康」で取り上げられているそうでミステリーポイントに選ばれたようだ。
駐車場から「楼門」を抜け、境内に入り立派な「高舞殿」を眺め、「拝殿」に参拝する。なかなか荘厳な神社で、美濃国一の宮に指定されていることが 理解できる。大きな干支のウサギの絵が飾られている。
南雲大社・楼門
高舞殿
拝殿 ウサギの絵図

全てのミステリーポイントを観光し、バスは高速道路で高槻を目指す。日曜日なので、渋滞を心配したが杞憂に終わり、大津SAで トイレ休憩をした後、17時30分頃高槻に到着し、枚方の方とお別れし、ミステリーツァーを終える。
満開の桜は期待していなかったが「鮎河千本桜」のソメイヨシノ・八重桜は美しく保っていたし「羽根田だんだん公園」の満開の 八重桜見物は最高のお花見だった。昼食の肉料理、いちご・牛肉のお土産に加え、行くこともないだろう「南宮大社」参拝と 滋賀・岐阜の「お花見ミステリーツァー」は期待に応えてくれたツァーだった。
本日の歩行歩数は、13000歩だった。




    
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