「コンニャク作り(No.1)・失敗編」<2008.11.03>




昨年(2007)11月、神奈川県に住む学生時代の友人宅を訪れ、歓待を受けた。その時の料理に自家製コンニャクの 田楽をいただき、その美味しさと歯ざわりに驚いた。

いただいたコンニャク芋

成長したコンニャク芋

友人が伊豆半島にある家庭菜園でコンニャク芋を作り、それを加工してコンニャクを作ったと。
コンニャク芋は群馬県が有名で、伊豆でも出来るそうだが、関西で作っている所を見たことがないが、 帰りにコンニャク芋の種芋をいただき、我が家の家庭菜園で栽培を試みようと。

コンニャク芋が大きくなりコンニャク作りが出来るまでに3年間かかるとかで、2年物の種芋と生子と呼ばれる1年物の根っ子を もらう。
2年物の種芋は350grで、鶏糞を入れた畑に少し斜めに埋め込み、特に手入れもせず放っておくと、 青々と茎が伸び、風情ある葉が茂って来る。

収穫したコンニャク芋と生子

3年物の芋

暑かった夏場も、問題なく順調に成長して11月中旬に幹が倒れたので収穫すると、大きな3年物の芋が収穫出来た。
350grだった芋が、1.75kgと2.1kgと3-4倍に成長して大きくなっているのには驚いた。生子も大きくなり、コンニャク芋には 小さな根っ子として生子がたくさん付いている。
来年はたくさん植えられそうだ。

さて、コンニャク芋が収穫出来たので、コンニャク作りにトライする。サイトで色々と検索して作り方を研究するが、凝固剤も種類があり 炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)がメインのようで、水酸化カルシウム・炭酸水素ナトリウム(重曹)・草木灰・消石灰等があり、まずは主流の 炭酸ソーダでやろうと準備に励む。
炭酸ソーダを求めて薬局を廻るが、7-8軒訪ねても置いていない。重曹はあるが・・・・。

型取ったコンニャクをあく抜きする大きな鍋が必要だが、家にはないので、30cmの鍋を購入する。この大きさの鍋は鹿児島の 単身赴任時代、家で仲間と「おでんバーティー」を行うため、3個買ったが、そのまま置いて来た。おでんの準備を整えて、 15-16人の同僚と鍋を囲んで、芋焼酎を飲みながら楽しく過ごしたことが思い出される。
タワシ・調理手袋等を買って準備するが、肝心の凝固剤が手に入らない。止むを得ず重曹でトライしようと。

凝固剤も色々あるが、作り方も数種類あるようだ。その中で動画が掲載されていたサイトを真似することにする。
重曹と水の分量は別のサイトで調べ、その割合でトライすることにする。準備はOK、いよいよ実行だ。
まずは、コンニャク芋をタワシでこすって、土と表皮を落として表面をツルツルにする。アクが強いので手袋を付けて。

事前準備

コンニャク芋・1.75kg

タワシで表皮をこする


画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

表皮を取ったコンニャク芋をきれいに包丁で芽や汚れを取り、下し金で擦る大きさに切る。切り始めは硬くてヌルヌルしているので、 切り難いが、後はスムースに切れる。
6片に切り、計量すると1.3kgだった。擦り下ろす時の残片は100grだったので、コンニャク芋は1.2kgとなった。

コンニャク芋を切る

コンニャク芋の計量

ミキサーで粉砕する方法も紹介されているが、下し金で擦る方がお薦めとのコメントを見て、下し金方式にトライすることにする。 動画の解説では50℃のお湯に擦り下ろして行くのと。

水と凝固剤はの分量は、凝固剤が重曹の場合、コンニャク芋1kgに付き、水3.5l、重曹5-7.5gとある。
1.2kgなら水の量は4.2lだが、少し少なめに4lのお湯を沸かすことにする。
まず、2lのペットボトルに水を入れ、2本分を鍋に入れて50℃に沸かし、その鍋に下し金で擦り下ろして行く。

擦り下ろしたコンニャク芋

擦り下ろすのはそんなに力が必要でなく、快調にぬるま湯に溶けて行く。
下し金に詰まって来るとお湯の中で混ぜるように 落とし、擦り下ろすが、「だま」と云われる塊が出来るので、攪拌してつぶして行く。
半分位擦り下ろすとぬるま湯全体がドロドロと粘液状になり、全てを擦り下ろすと重さが感じられるような粘液になる。
「だま」をつぶしていたつもりだが、結構残っているのは残念だ。目立つものをすくってつぶす。

バットに移したコンニャク芋

ここで30分放置しておく。
その間に、重曹をといでおくのだが、コンニャク芋1kgで5-7.5grとのことなので、10gr(2袋)を使うことにする。この重曹を200ccの ぬるま湯で溶いておく。

30分放置しておくと自然に固まって糊状になり、鍋を少し傾けても全体がづれる状態になっている。
動画ではここで両手で捏ね回すと。 ひたすら煉る。手袋越しにヌルヌルとした触感が伝わり、力を込めて煉ると少し糸を引くようになって来た。手袋をはめているので カメラも持てない。(撮影する暇なし)
ここで、ぬるま湯に溶かした凝固剤・重曹を一気に注ぎ込み混ぜる。しばらく混ぜていると始めの糊状になり上手く行ったようだ。
用意したバットに移して、表面を平らにして固めるのだ。
この状態で15分放置して、適当に切って茹でれば良いと動画テキストでは教えてくれている。

茹でるとクラゲ状に

初コンニャクの試食

15分経って、触って見るとまだ柔らかい。凝固剤が少なかったのか・・・?
もう少し置いて、様子を見ようと。
30分経つが、余り変化がなく柔らかい。動画では包丁で切って型を整えているが、 切る状態になっていない。どうも、失敗のようだ。

固くはないが、四角く切って、へらですくってお湯の中に入れて茹でる。一応沈んだので、固くなって浮いて来ないかと期待する。 しばらくして浮いて来たが、四角が崩れて楕円形になり、お湯の表面にクラゲのように浮いている。
完全に失敗だと観念する。せっかく作った型の悪いコンニャクを試食しようと、お玉ですくってお皿に盛り、わさび醤油で食べる。 トコロテンのような食感だが、少しはコンニャクの味がすると自画自賛するが・・・・・、悲しい。
初コンニャクの試食は歯ざわりはゼロだったが、味はコンニャクの味がした。失敗は成功の母と・・・と信じて次に期待しよう。

凝固剤の問題か、水との分量の問題か・・・・。もう少し経験者の話を聴き、リベンジしようと決意する。しかし、残念だった。





    
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