「南紀白浜紀行」.(2006.03.09-10)


冬のイタリア旅行は寒くて大変だった。シャワーのみのホテルもあり、日本の湯船・温泉が懐かしく思われたので、 何処か温泉に行こうと検討した。
近場で安く行けて・・・・・と検討した結果、まだ見たこともないパンダを見ることも含め白浜に 行くことにした。「青春18きっぷ」を活用することも考えたが、「熊野古道」紀行もしないので、 早朝に出発する必要もなく、時間的に余裕もあるので、値段的に大差のない高速バスで行くことにする。 ホテルも前から興味を持っていた「梅樽温泉」のあるホテル・シーモアのサービス期間を活用することで日程を 決定した。

「熊野古道」紀行時に時々利用した白浜行の高速バスで行くため大阪駅へ。白浜まで片道2700円だが、 往復5000円と割安になるので「青春18きっぷ」の2300円と変わらない。
9:50発の高速バスは難波経由で80%位の乗車率で湾岸線で関空の横まで行き、阪和自動車道に入る。
紀ノ川サービスエリアでトイレ休憩をして南下する。高速道路が南部まで延長したので快適に進む。車窓からは 散り始めた梅林の白い花が望まれる。
「熊野古道」紀行時、利用した田辺駅を経由して白浜へ。13:15白浜の三段壁に到着する。

三段壁の洞窟
三段壁
平日だが結構観光客も多く、少し曇り空の絶景を眺める。ここは25年位前・子供達が小学生の頃 海水浴に訪れ、三段壁で記念撮影をした案内板も健在だった。絶景ポイントから絶壁と水平線を眺めながら おにぎりの昼食をとる。

暖かい南紀の空気を楽しみながらブラブラと千畳敷へ。干潮なのだろうか広く岩肌が現れている。 韓国・中国の観光客がバスで乗り着け、色々な言葉が飛び交う国際観光地の様子に驚く。水平線が はっきりと見えないのは残念だが、静かな太平洋を堪能する。
坂を下ってホテルに行く。チェックインを済ませて部屋に行くと広い窓からは180度の太平洋が望まれる。 夕日が美しいらしいが、今日は曇っていて見ることは出来ない。
早速風呂に行く。露天風呂は梅を漬ける樽にお湯が張ってあるユニークなものだ。梅の香りはもう 感じられないが、風情豊かでゆっくりと浸かり太平洋を眺める。男湯には7個の梅樽温泉が設置されて おり、一番見晴しの良い所に「有馬皇子・慕情の湯」と中国から不老不寿の薬を求めて渡来した 「徐福・望郷の湯」があり、その他「吉宗の湯」「水戸黄門の湯」等、誰も居ない露天風呂を楽しむ。 露天風呂からは隣にある「熊野古道」紀行時に立ち寄った「崎の湯」が見下ろせる。

千畳敷
慕情の湯と望郷の湯
露天風呂からの眺め

夕食を食べ、一服した後もう一度温泉に行く。団体客も多く少し混んでいるがゆっくりと。21時から ホールで大衆演劇のショーがあるので見物に行く。久振りに楽しく歌や踊りを楽しみ、お休み。

3/10、6時前に起きてすぐに朝風呂に行く。天気予報では雨も降りそうだが、曇天で少し寒い。 誰も居ない露天風呂を独り占めで朝の海を眺める。ツアー旅行と違ってのんびり出来るのは最高だ。 バイキングの朝食を食べ、出発までにもう一度入浴する。

白浜の「紀行スライド」

フロントでアドベンチャー・ワールドへのバスの時刻を尋ねると9:45に無料のシャトルバスがあるとのことで、割引入場券 を買い、それに乗ることにする。
アドベンチャー・ワールドは社員旅行で行ったことはあるが、イルカショー位しか記憶がない。平日だがそれなりの 入場者も居り、採算も大丈夫だろうと思えた。案内所でショーの時間を確認して園内に進む。 ペンギン館では餌やりの時間で鰯を一匹づつ口に入れてもらっている。色々な種類のペンギンが可愛く ヨチヨチ歩きやタイビングで楽しませてくれる。
イルカショーの時間に合わせて会場に行く。幼稚園の遠足組がたくさん黄色い歓声をあげて開始を待っている。 拡大ビジョンに観客を写しており、自分の姿が映ると大歓声が沸き起こる楽しい待ち時間の演出もあり、 椅子には暖房が入っていて快適だ。イルカの調教の仕方や観客からの参加者募集もあり、女の子がイルカと 握手する企画もあり、イルカのダイブ・立ち泳ぎ等々水しぶきに注意しながら30分位のショーを楽しむ。
次のアシカショーまでに時間があるので、パンダ館に行くがガラス越しの檻の中にいて写真を撮っても小さい。 赤ちゃんパンダは後ろ向きで小さく丸まって眠っている。
アシカショーも幼稚園児が目を生き生きして待っている。物語形式で展開し、途中で観客の女の子とキスを したり、サクラのスタッフが水に飛び込むシーンもある。最後はアシカが観客席のフェンスに飛び乗るのには驚く。

ペンギン
イルカのジャンプ
アシカショー

今にも降りそうな天気が心配だが、サファリツァーに向かう。ケニア号に乗って30分位、草食動物・肉食動物の ゾーンを巡るのだ。ケニア号は満員で出発する。
ゾウやキリンを近くで眺めながらゆっくりと進む。子供達が目の前の動物の姿を見て歓声をあげている。 縞馬や山羊、バッフアロー等々色々な草食動物が同じエリアで共同生活をしている。反対側の動物は写せないが 手前の動物はバッチリと楽しめる。
肉食動物エリアには安全のため二重の扉を順次通って入っていく。しかし、ライオン、ヒョウ、トラ等皆 眠っている。熊だけは飼育係りのジープに向かって餌をねだっている可愛い姿を見ることが出来た。 童心に帰った気持ちでケニア号を降りる。

ケニア号
ゾウ

サファリパークから戻り昼食にする。昼食後、園内を散策し売店や遊園地を巡る。海獣館には白熊、ラッコ、 カワウソが見学できる。園内の小川にはフラミンゴが片足で立っている。
ペンギン・ウォークショウの時間が来たので、走って会場に行くと小さくて可愛いペンギン君がヨチヨチと歩いている。 子供達も嬉しそうに眺めている。休日にはもっと触れ合いショーがあるらしい。

白熊
フラミンゴ
ペンギンウォークショー

昨年8月に生まれたパンダ・幸浜(コウヒン)の授乳時間に合わせてパンダ館に向かうが、幸浜のガラスに囲わ れた檻の周りは人だかりで一杯だ。まだ小さく丸まって眠っているが、係りの女性が哺乳瓶を2本 持って現われ、お乳を飲ませる。タイヤに座って一人で哺乳瓶を持ちゴクゴク飲んでいる。
飲んでいる間に外に出て大きなパンダの食事風景を見に行く。笹竹をバリバリと音をたてて食べている。 大きい体を保つには食べる竹の量はすごいだろう。
赤ちゃんパンダの所に戻ると授乳を終え、タイヤのブランコや木登りで遊んでいる。ぬいぐるみを見るようで 本当に可愛い。ガラス越しの撮影でピンボケの写真しか出来なかったのは残念だ。
パンダ館の中や外を歩き廻って、初めてのパンダの可愛い姿を堪能する。

ミルクを飲む幸浜
タイヤでお食事
ブランコ遊び

笹竹を食べるパンダ
お散歩
お腹一杯だ

パンダのぬいぐるみ
帰りのバスが16:00なので、それまでの時間をもう一度イルカショー、アシカショーを見て楽しむ。観衆は少し少なく なって来たが、同じショーを見ても楽しいものだ。
出口近くの売店にはパンダのぬいぐるみがたくさん並べられ、なかなかの壮観だ。子供達がおねだりを している。

16:00発のバスの乗客は我々だけで出発し、途中の三段壁・湯崎と段々乗客が増え、田辺では80%位の 乗車率になっている。この路線は人気があるのがよく分かる。
南部から高速に乗り快調に進む。往路と 同じく紀ノ川SAで休憩して難波に進む。難波からの阪神高速が事故のため渋滞して予定より遅れたが 無事大阪に着く。

久し振りの温泉旅行と初めてのパンダ見物を堪能した。ヨーロッパは遠くて大変だが、国内の近場旅行は 本当にゆっくり出来る。若い間に遠い所に行き、歳と共に近場が良いなぁー・・・と思う旅だった。


アドベンチャーワールドの「見学スライド」







    
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