「宮古島の休日」


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○ [第1日]、宮古島へ(2006/10/16)

今回は長男家族と宮古島の休日を楽しむ3泊4日の観光だ。一度、三世代の家族で旅行をしたいと 思っていた所、長男から企画があり、彼の遅い夏休みを利用して、東京と大阪から出発して宮古島で 合流する計画となった。
沖縄本島・石垣島・西表島には行ったことがあるが、宮古島は未経験なので興味津々だ。

旅行の手続きは全て息子達に任せて、我々はツアーコンダクターの云う通りに行動する気楽な旅で事前準備も せずに身を任すことにする。直前に予約した旅行社のチケットレスの案内を送ってもらう。この案内状の ナンバーで搭乗券に交換するそうだ。
息子達は羽田から宮古島への直行便で行くが、時間の関係で我々は初めての神戸空港から那覇経由で 宮古島に行き、合流する予定になっている。宮古島で孫達とご対面だ。

神戸空港はまだ行ったことがないので楽しみだ。伊丹・関空との棲み分けが本当に出来るのかと思う ので体験するには良い機会だ。
神戸空港見物もしようと少し早めに出発する。高槻からは関空に行くより神戸に行く方が時間・運賃 共にベターだ。7時半前に出発し、新快速で三宮、モノレールで神戸空港に9時前に到着する。

まずチケットレスなので機械で登録・発券して一安心。神戸〜那覇、那覇〜宮古島の席を確保する。荷物は 宮古島までスルーするので楽チンだ。乗客の数に比べて係員の人数が多いので採算を心配する。
3Fの展望台に行き空港島、神戸市内を展望する。空港島はガラガラで空地が目立ち、待機する飛行機も 1機しか見えず、本当に成立つのか??

2階に戻り売店を見て行くが店数も少なく、客も少ない。端っこ店は閉まっている状況だ。修学旅行の 女生徒が集まって来たので少し賑やかになったのは救いだ。
トイレに行く。便器の真ん中に「ロウソクの火」が灯っている模様がある。オランダ・アムステルダム空港で「蝿」 の模様があったが、ロウソクの方が的は絞り易い。関空も何かしているらしいので要チェック。

JAL3381便
展望台から神戸を望む
神戸空港内

10時30分発のJAL3381はB777-200の2-5-2席で個人用TVも付いている。後部座席は修学旅行生で一杯の ようだが、前の方は半分以下で広々している。
定刻に出発。神戸空港島がはっきりと見え、明石海峡大橋の上から四国上空、宮崎沖を進み、都井岬の 姿を見下ろしながら屋久島へ。屋久島の山々と海岸線を望む。元気な間に屋久島を散策したいと想い ながら。

天気が良いので、久し振りに外の景色を楽しめる。やがて、南国の珊瑚礁の島が現れ、12時25分定刻通り 那覇空港に到着する。那覇空港は自衛隊と併用しているので、戦闘機の姿も見られる。
次の宮古島行まで1時間なので、外に出ないで沖縄名物の「ソーキソバ」を食べ、構内を見廻す。 沖縄・八重山諸島の中継地で大きく南国ムード一杯だ。

上空からの神戸空港
南国の珊瑚礁の島
那覇空港内

息子達は羽田から直行便で宮古島まで行っているのでもう到着している。無事着いたようだ。
13時25分発のJTA(日本トランスオーシャン)511はB737-400の3-3席で空席も目立つ。離陸すると太平洋の上を飛び、 島影が見えなくなるが、やがて宮古島の珊瑚礁に打ち寄せる白波が美しく迎えてくれる。着陸の前に 長い橋が見え、泊ると思われるホテル(宮古島東急リゾート)の上空を飛び、定刻14時10分に到着する。

荷物を受け取り出口に進むと息子と孫娘(5才)が迎えに来ている。10ケ月振りのご対面で少しはにかんでいるが 腕を広げると飛び込んで来てハグハグ。重くなっている。
ママの見守る中で孫息子(2才)はレンタカーの中で眠っていたが、目覚めてニッコリ。覚えているのかどうか。

宮古島の珊瑚礁
長い橋
宮古島東急リゾート

車の中で話しながらホテルに向かう。空港から赤茶けた土に生えるサトウキビ畑やハイビスカスの街路樹を見ながら 交通量の少ない道を進む。先程上空から見たホテルが宿泊する宮古島東急リゾートだった。

前浜ビーチの海
前浜ビーチの白砂
チェックインをし、隣同士の部屋に荷物を運び、早速水着に着替えて海に直行する。ホテルの前の前浜ビーチは 砂が今まで見たこともない細かさで白砂がずっと続いている。

10月半ばでも宮古島では泳げるのだ。気温28℃、海水温26℃と温かい。孫達も嬉々と浮き輪を着けて バシャバシャしている。
海上にはボートが浮かび、人影の少なくなった浜辺は孫達の歓声だけの静けさだ。浜辺は細かい砂だけで 小石や貝殻も見当たらない。遠浅の海に入ると透明度抜群で魚が泳いでいるのも見える。
日暮れが近付いたので、もっと泳ぐと云う孫達をなだめて、プールに向かう。水温は海に比べると 低い(24℃)が気持良い。部屋に戻りシャワーを浴びくつろぐ。

夕日が沈むのを見ようとするが、水平線に雲があり海面に沈むのは見れなかったのは残念だ。
夕食はバーベキューだ。宮古島牛・海老・貝・イカ等の魚介類に野菜たっぷりとボリューム満点だ。まずは 地元オリオンビールとジュースで乾杯。郷に入らば郷に従えと地元のビールを飲むのは最高だ。少し泳いだだけ だが、お腹も空いたのでパクパク。泡盛のロックも飲みながら食べ、話して盛り上がる。孫達も楽しげに 飲み食いしている。

夕食後、星空を見るためにホテルの屋上にあるスターダスト・バルコニーに行き、備え付けの寝椅子にもたれて 満天の星を眺める。都会では見られない星の数だ。星座は分からないが、薄っすらと天の川も見える。 静かに孫達も星空に見入っている。良い経験だ。

部屋に戻り、孫達に一緒に寝ようと勧めるとOK。パジャマに着替えてやって来た。妻と孫娘、小生と 孫息子でベットに入り話していると孫娘は眠ってしまう。孫息子はなかなか眠らず、先に小生が眠って しまうと一緒に眠ると云った手前か、ウロウロしているが帰りたいとは云わないようで、妻に起こされて 隣の部屋に連れて行く。お休みなさい。

宮古島1日目の「スライドショー」


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○ 第2日目、「宮古島島内観光」(10/17)

宮古島の日の出は遅い。大阪より30分程度遅く6時30分位だ。日の出と共に海岸を散策する。波も穏やか で波打ち際を足跡を残しながら歩く。砂が細かいのでめり込まない。暑くもなく寒くもない気持良い 天候だ。ボートを係留する桟橋が海に突き出しているので、先まで進むと海底に魚が泳いでいるのが見える。

ホテルの正面横に廻るとラグーンがあり、熱帯の木々が植えられ、パターゴルフ場が池の周りを取り囲んでいる。 丁度日が昇り始めシルエットが美しい。ホテルの正面には大きなシーサーが構えて見張りをしている。
朝食のバイキングは品数も多く、孫達も好きなものを選んで喜んでいる。「もずく粥」があったので、 粥好きの小生は舌鼓を打つ。マンゴジュースも美味しく飲む。

来間島と船
朝日に輝くラグーン
大きなシーサー

今日は島内観光と海中展望船での遊覧と反対側の海岸で泳ぐとのことで、水着や浮き輪を持ってレンタカー に乗る。
まず、ホテルの前にある来間(くりま)島に渡り、海中展望船に乗ると。宮古島本島と来間島の間は 1600mの来間大橋で結ばれており、両側の海の色は太陽の光に映えて見事なブルーで絵の具でも この混ぜ方は出来ないのではと思う位だ。

1600mの真っ直ぐな橋を海の色を楽しみながらユックリと進む。橋の真ん中は船が通るように高くなっている。 人が居ない所に人影があるので、何かと見るとカメラをセットして撮影をしている。向こうから4輪のバギー が2台やって来る。タレントのインパルスがロケをやっている所だった。息子達がインパルスと云ったが、 顔が浮かばない。

来間島に入り、高台にある竜宮城展望台に行く。最上階まで進んで海を見ると・・・・・!!!
目の前には泊まっているホテル、右には渡って来た来間大橋が見え、海の青さの変化に目を奪われる。
言葉より写真を・・・・・。

竜宮城展望台
前浜ビーチを望む
来間大橋を望む

陸・海・砂浜
海の色・ブルー
額縁(窓)からの海

海中展望船の出発時間が近づいたので後髪を引かれる思いで出発し、港に進む。港からの眺めも なかなかのもので今行って来た展望台や来間大橋も見られ、ツアーで来ているようなダイビングの人も居る。 カヌーで楽しんでいる若者が手を振っているのでパチリ。

竜宮城展望台を望む
来間大橋を望む
カヌーの若者

海中展望船に乗り込む。10数人のグループと一緒に乗り、しばらくは甲板で海の色を楽しむ。ポイントに 来たので全員船室に入る。両側がガラスとなっており海底の様子がバッチリと見える。孫達も興味深く 覗いている。
ガラス越しなので少し曇って見えるが、透明度が高いので魚の泳ぐのが見える。上で餌を撒いたのか 魚の群れが現れ、孫達が食い入るように眺め、歓声をあげている。
珊瑚も色々な種類が見られ、紫色のものや珊瑚・珊瑚しているもの、猿の腰掛のようなものと楽しませて くれる。岸からこんなに近いのに魚や珊瑚を楽しむことが出来るのだ。

魚の群れ
珊瑚
猿の腰掛風の珊瑚

楽しかった海中展望船からレンターカーに乗換えて真っ直ぐな来島大橋を渡って宮古島に戻る。市街地を 通過してもう一つの島である池間島に向かう。市街地を抜けるとサトウキビ畑が続く。サトウキビは1年に何回 も出来るのか大きい収穫前のものから苗まで交互に植わっている。

池間島に渡る池間大橋に到達し、橋の袂の駐車場に車を止める。
素晴らしい紺碧の珊瑚礁の海が広がる。先程より色が深いように感じる。しばし、潮風に吹かれて 雄大且つ色彩豊かな南国の海に魅入る。きれいだ。
橋の下に売店があり、マンゴジュースを買っておじさんと話す。シーズン中は人で一杯だと。ここで採った 海ぶどうも売っていたが、帰宅までに日数があるので諦める。
池間大橋は1425mで総工費99億円かかったとか。橋を渡っている間にも両側の紺碧の海に目を奪われる。 本当にきれいな海だ。池間島でUターンして、もう一度橋からの景観を楽しむ。

池間島の珊瑚礁
池間大橋と紺碧の海
珊瑚礁と船

すむばりのタコ丼
池間大橋から少し戻った所に息子が調べた昼食処があり直行する。
サイトでも有名な「すむばり」は車が一杯止まっている。全て「わ」ナンバーのレンタカーで人気が島外に及んで いることが分かる。
名物が「タコ丼」とのことで注文する。初めてのタコの食感は歯ごたえがあり、味がしみだして来る。美味い。 「もずく」も付いており磯の香り十分だ。
孫達も美味しそうに食べている。周りは若者で一杯で「タコ丼」を食べている人が多いようだ。

お腹が一杯になった所で出発する。宮古島を一周するようなルートで北から東へ海岸線を進む。
きれいな海を左に、サトウキビ畑を右に見ながら快調にドライブする。車もほとんど走っていない。この 辺りの海岸は崖になっているようで、高台から海岸まで下らなければならないようだ。所々に海岸に 下りるルートがある。

吉野海岸へのルートを下る。有料駐車場があり、ここで水着に着替え送迎の車で海岸までの急な下り坂を 送ってもらう。
吉野海岸はホテルの前浜ビーチと違って珊瑚礁の岩場の海岸で、遥か向こうに珊瑚礁があり、白波が打ち寄 せている。
珊瑚礁を見て驚いた。漁船が座礁しているのだ。珊瑚礁に乗り上げた状態で動けないようだ。地元の 方の話では船長が見つかっていないそうで、無人船になっているとか。

珊瑚のネックレス
レンタカーに付いているパラソルを広げ、敷物を敷き妻を残して海へ。砂浜でないのでサンダルを履いて行くが、 サンダルの間にジャリや珊瑚の欠けらが入るので孫息子は嫌がってパラソルに戻り、妻とスケッチを始めた。
孫息子もスケッチらしく色彩ペンを動かしている。驚いたことに、三角を画き、お船と云っている。難破船が 分かっているのだ。

浮き輪を持って孫娘は嬉々と波と戯れている。水は透明で海底・魚が肉眼でも見える。箱メガネで覗くと 磯の間から魚が顔を出したり、群れで泳いだりと。
満潮が近付いてきたのか、流れが速くなり波も高くなって来た。潜ったり、波に揺られたりと堪能する。

スケッチをしている2人に話し掛けている年配の方が居る。行ってみると珊瑚でネックレスを作って、妻・孫息子 がプレゼントしてもらっている。素朴なものだがなかなかお洒落だ。我々も側に行くと全員にネックレスを作っ てくれた。感謝・感謝。
お話すると宮古島に住み、「吉野のおじさん」のハンドルネームでmixiで情報を発信しているそうで、帰宅し てメールすることを約束する。(帰宅し早速日記のコメント欄にお礼を書き込む)
一寸待っているようにと云われ、岩陰に消えて行かれた。その間、海で戯れたりしていると戻って来られ 孫達に珊瑚と木で作られたフレームをいただく。素敵なプレゼントと素朴なお人柄にお会い出来、嬉しい 思い出となった。

潮が満ち、風が強くなって来たので帰ることにし、送迎車で駐車場に戻る。前浜ビーチと違って珊瑚礁を 間近に見る少し荒々しい海だが、紺碧の海の色には魅せられた。

吉野海岸
珊瑚礁に座礁した漁船
透明な海

今夜の夕食は地元の居酒屋に行くとのことで、携帯で予約し、一度ホテルに戻る。途中、スーパーに寄って オリオンビールを調達して冷蔵庫に冷やしておく。

昨日は夕日が海に沈む所が見られなかったので、今日こそと待ち構える。雲はあるが夕日はきれいだ。
水平線に沈む前の夕日を写し、水平線に進むのを待つが、やはり雲があり見ることは出来なかった。
宮古島の夕日
よく水平線に膨らむように沈む夕日の写真はラッキーチャンスがなければ難しい。

18時前にレンタカーで出発する。市街地への道は結構混んでいる。やはり通勤時間なのだろう。 街の中心街にある「郷家(ごーや)」に行く。
広い民謡酒場で素朴な木の机がたくさん並らび、舞台がある大衆的な居酒屋だ。
予約しているのでテーブルに案内されると「んみゃーち・下間さま」と書かれた色紙が立てられている。 「んみゃーち」は「いらっしゃい」とのことで、嬉しいお出迎えだ。

生ビールやジュースを注文する。昨日もそうだったが中ジョッキが大阪・東京より大きく、息子とニンマリ。郷土 料理を中心に注文する。刺身(知らない魚多い)・海ぶどう・豆腐・ラフテー(豚角煮)・ミミガー(豚耳)・ サメのフライ等々。
これは何だと話しながら楽しく飲み食べる。従業員もサービス満点で孫達にはご飯と味噌汁も持って来て くれる。
泡盛の銘柄も多いのでお勧めのものを頼み(銘柄?)、ロックで乾杯。

19時30分になり、舞台で三線ライブが始まる。若い男性が三線で歌い、女性が太鼓を叩き、満員の客、 従業員が手拍子と店中一体となって盛り上がる。
よく知っている民謡や地元の知らない歌が賑やかに続く。やがて、全員で店の中を丸くなって踊る 時間となった。踊り方を指導され、孫達も前に出て踊り始める。始めは少し照れていたが、楽しげに 踊り始めると周りの方から視線を浴び、声援が飛び、ハッスルしている。お客・従業員共に三線と歌に合わせて・・・・。

やがて、お開きの時間となり舞台に上がって記念撮影。孫達も楽しい経験をした。楽しい居酒屋から 代行を頼んでホテルに戻る。

んみゃーち・下間さま
三線ライブショー
踊り始めます

全員で輪になって
人気者の孫達
記念撮影

孫達は踊り疲れたのであろうか部屋にも来ないで眠ったようだ。
息子が来て、冷やして置いたオリオンビールを飲みながらゆっくりと話す。ナイス・ナビゲーターに感謝。心地良い 酔いでぐっすりと眠る。

宮古島2日目の「スライドショー」


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