○ [第1日]、出発〜志摩半島(2010/10/26) 酷暑だった夏、秋雨前線、季節外れの台風と今年の天候は異常続きだった。昨年秋は奥飛騨・白山にドライブに出掛け、紅葉を楽しんだ。 今年は久しく訪れていない海に絞って、安価な宿を探していると情報誌に志摩半島・浜島温泉の宿の紹介があ1泊2食付きで9800円なので、 そこに訪れ、帰路にはススキで有名な曽爾(そに)高原に立ち寄る計画にした。 当日は寒気が南下し、大阪では「木枯らし1号」が吹き荒れる寒くて、風の強い日になったそうだが、ドライブは曇り時々晴れの秋の 風情を楽しみながら、最初の目的地「大王埼灯台」に向かう。 9時前に出発して、大山崎IC→京滋バイパス→名阪高速→新名阪高速を走り、土山SAで一休み。SAの中にセブンイレブンがあり、おでんのキャンペーンを していたので、熱々のおでんで虫養い。 亀山JCTから伊勢自動車道に入り、南下する。途中、道路工事の渋滞があったが、ほぼ順調に進み、伊勢西ICで降りて「伊勢神宮」の側を 通って伊勢道路を進む。途中で「コスモス畑」を見ようと考えていたが、狭くて最盛期を過ぎたようなのでパス。道の駅で昼食を食べようと 立ち寄るが、食指を動かせるものがないので後で食べようと。 視界が開けて、目の前に白い灯台が現れる。青空に白色が映え美しい。200円の入場料を支払い、早速、灯台内の螺旋階段を上って行く。 灯台の展望台に出ると風はきついが、青空・大海原・白波が一面に広がる。太平洋は丸いことを実感する。 海岸段丘の景勝地としても名高い大王埼にたつ灯台です。 熊野灘、遠州灘の境目を表す灯台で昭和2年に当時としては最先端の灯台として建てられました。灯台上部へは一般の方も登り観望する事が 出来ます。風の強い日は昇ることは出来ませんが、志摩半島と太平洋、そして神島など遠方の島を望む事が出来、沖から来る船が マストの先端から現れることを実感できる事から、地球の丸さが分かる岬としても知られています。地上からの高さ22.5m、水面からの 高さ、45.53m (かんこうみえHPより) 東側には志摩半島の一部が見え、その先には晴れていれば知多半島も、ひょっとすれば富士山も見えるのではないかと想像しながら 雄大な景観を楽しむ。風はきつく、帽子を飛ばされないようにしながら、展望台を一周する。眼下には岩に打ち当る白波が気持ち良い。 灯台からの眺めを堪能して、螺旋階段を降りる。途中には灯台の写真やイラストが飾られ、親しみを感じさせる。可愛い海上保安庁の制服を 着た「うみまる」「うーみん」のイラストに微笑む。 灯台の横には「大王埼灯台ミュージアム」があり、中には建設当時の灯台のレンズが展示されている。ざっと見学して退出する。 灯台から見下ろした時、海の岸壁の上に小さな公園を見つけていたので、その公園に立ち寄る。 ここは灯台を眺める絶景ポイントの ようで、ベンチも置かれ、中央には絵筆を持つ画家の肖像が立っている。 この一帯は「絵かきの町」と親しまれているようで、灯台の中の絵や写真もここからの描写が多い。 風が強くて、帽子を飛ばされないようにしながら、妻がスケッチする間に広々とした大海原を眺める。風が強いので、白波が横に立ち、小舟が 激しく揺れている。 雄大な眺めを堪能し、スケッチも終えたので、車に戻る。近くには魚を干していて、潮風と干物の香りに誘われるが、干物を買うのには まだ一日あるので、明日探そうと車を走らせる。 リアス式海岸の志摩半島の海辺を進むが、なかなか海が見られない。防潮堤や防風林が海と道路の間にあり、時々、海の見える所で車を停めて 眺める。途中の観光施設は休館なので、ホテルに向かう。 15時過ぎに「プレミアリゾート夕雅伊勢志摩」に到着し、チェックインする。情報誌「ゆこゆこ」でサービス・施設・温泉・食事の評点が高いホテルの 従業員がにこやかに迎えてくれ、部屋まで案内してくれる。笑顔が気持ち良い。 部屋はオーシャンビューの広々とした洋室で、夕日が美しいのだが、雲が出て来て見られそうもないのは残念だ。 団体客も多そうなので、さっそく温泉に向かう。気持ち良い露天風呂からも太平洋が望まれ、ゆっくりと足腰を伸ばす。まだ誰も居ない 温泉を独り占めして堪能する。 部屋に戻り、缶ビールで乾杯し、ドライブの疲れを癒す。広い窓からは夕暮れに輝く海が望まれる。これで、雲が晴れて夕日が見られれば 最高だと思いながら、少しづつ暮れて行く海原を眺める。 18時から夕食で食事処に向かう。和洋折衷の料理がコースとして運ばれて来る。生ビールで乾杯し、伊勢海老・海老・鯛・イカの刺身、サザエ・大アサリの 貝焼、伊勢牛のローストビーフ等々、量は適当だが、品数が多くお腹がいっぱいになる。途中から芋焼酎で美味しくいただく。大満足だ。 「一日目」の「スライドショー」 美味しい夕食に満足し、部屋でくつろぐ。フロントで貰った周辺の地図を参考に、明日の朝の散策コース、次の目的地への道路を確認し、 名古屋地区のチャンネルになっているテレビを楽しみ、9時過ぎにもう一度温泉へ。 露天風呂からは三日月が見え、風が強く寒々としているが、気持ち良く浸かって、ぐっすりと休む。 、
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