「山中湖ログハウスでの癒しの旅」




○ [第1日]、出発〜山中湖(2011/10.24)

今春、横浜に住む妹夫婦から山中湖にタイムシェア契約しているログハウスで過ごそうとの提案があり、喜んで参加することにしていた。しかしながら、 東日本大震災が発生し、関東は計画停電となり、中止となってしまった。
秋になり、紅葉が始まった山中湖畔を散策しようとのお誘いに、日程を調整し参加させてもらうことになった。
月曜日からの日程になったので、10/21(金)から神奈川県の長男宅に行き、そこで合流することになった。お盆に訪れた孫達との再会も 楽しみに長男宅へ。
1才になった一番下の孫娘は片言を話すようになり、2ケ月の間に大きく成長した姿に驚き、相手をするのが楽しい。お姉ちゃん・ お兄ちゃんが、宿題の音読をすると自分の絵本を開けて、姉・兄の真似をして、言葉にならない音読をするのには、思わず微笑んで しまう。
日曜日には孫息子のサッカーの応援に行き、溌剌と走り回る姿に拍手し、孫達の食欲に驚いたりと楽しい日々を過ごした。

10月24日(月)、10時過ぎに妹夫婦が長男宅に迎えに来てくれる。孫娘は一瞬こわばったが、すぐに笑顔になり、お迎えし、愛嬌を振りまく。 妹夫婦も久し振りの体面にニコニコ顔で相手をし、その成長ぶりを楽しんでくれた。
11時過ぎに出発し、東名高速の足柄SAで軽く昼食を取り、御殿場ICで降り、まだ行ったことのない「御殿場アウトレット」を訪れ、小一時間 ショッピングをし、山中湖に向かう。
出発までは曇り空だったが、少し青空も見られ、車中から富士山の頂上付近が顔を出している。期待していなかったので、その姿を見て 大喜びの状態だ。ススキが美しい東富士五湖道路を進み、山中湖ICから山中湖畔に進むと風か強くて湖面が波立ち、そのしぶきが湖畔の 道路まで溢れているのだ。夏の豪雨の影響で、山中湖の水位が増したとのこと。そのため、白鳥が羽を休める地面が無くなったのだと。
ログハウスの事務所でチェックインし、所定のログハウスに向かう。広々とした敷地(7000坪)の林の中に16棟が点在し、気持ちの良い別荘地だ。ログハウスも 立派で太い丸太を組み合わせ、重厚感があり、リゾート気分満点だ。1階には暖炉が付いた居間、ダイニングキッチンがあり、2階は寝室が2室ある 快適な居住空間で、着替えをしてリラックスする。
ログハウス
暖炉のある居間
機能的なダイニングキッチン

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

居間から外に出ると大きなウッドデッキのバルコニーがあり、少し色付いた紅葉や照葉樹、緑の杉林と気持ちが良い。冬には木々が落葉し、部屋の中 からも白銀に輝く富士山が眺められるそうだが、今は木々に遮られて望めないが、冷たい空気が心地良い。
青空が広がり、隣のロッジも輝いている。新鮮な空気、木の香りに包まれ、落ち着いた気分だ。
周辺の木々
バルコニー
青空とロッジ

関東は日暮れも早い。バルコニーから部屋に戻り食事の用意をする。
暖炉の炎
義弟は山の伐採等のボランティアをしているので、このログハウスを借りた理由の一つが暖炉で焚火を楽しむことだった。
早速、暖炉の前に座り込み、薪を組み立て、自作の牛乳パックで作った着火紙から火を付ける。
さすが、一発で着火し、炎が燃え上がる。 炎を見ていると気分も穏やかになって来るのは不思議だ。
女性陣は妹が家で下準備して来てくれた鍋料理の具材を備え付けの皿に盛り、お刺身も盛り付けて豪華な夕食をスタートする。 ビールでお互い夫婦の健康を祝って乾杯し、美味しい料理に舌鼓を打つ。(楽しすぎて。写真を撮るのを忘れる)
芋焼酎・黒糖焼酎・ラム酒と料理とお酒を楽しみ、会話も弾み、充実した時間を過ごす。
食事の片づけを終え、暖炉の前で、炎を眺めながら、ラム酒をチビリチビリと飲みながら、色々な話題を話す。兄妹夫婦で、このような 落ち着いた雰囲気で話す機会は初めてだろう。素敵な空間と時間を与えてくれたことに感謝・感謝だ。
バスルームも広くて、洗い場に床下暖房が付いているのには驚き、ゆったりとしたバスに横になり、今日の出来事を回想する。孫達との交流、 山中湖畔のログハウスのひと時・・・・
寝室も広く、天窓も付いている部屋もあり、12時前にゆっくりと休む。

○ [第2日]、山中湖周辺散策(2011/10.25)

5時過ぎに目覚める。まだ薄暗いが、関東の日の出は大阪より早いので、5時30分過ぎに外に出る。
空気はひんやりしているが、思ったより寒くない。急な坂道を下って山中湖畔に出ると、湖越しに富士山の雄姿が眺められる。ただ、 全景は見られず、頂上以外は雲に隠れている。
日の出が近付き、東の空の雲が黄金色に光り始める。雲の帯が美しく輝いているのに見惚れる。
朝の富士山
朝焼けの空

湖畔を散策する。水位が増しているので、船着場も利用出来ず、岸辺の葦や木も水没しているひどさだ。富士山の姿を眺めていると 雲が流れて来て、姿を隠したり、再び現わしたりと雲の動きが良く分かる。
朝日が昇り出し、富士山頂が赤く染まって来た。赤富士は夕方だろうが、美しい。昨夏はあの赤く染まった頂上まで登ったのだと感慨深く 思い出す。
山中湖と富士山
水没した木
赤い富士山

しばらく散策していると肌寒くなって来たので、ログハウスに戻る。
ドンドンと音がしたので驚き、何かと尋ねると富士山の演習場での大砲の音だと。なるほど、演習場は近いのだ。
朝食は早朝の空気が清々しいバルコニーで行うことにし、木製のテーブルをセットし、パン・サラダ・コーヒー等々を並べ、青空の下、木々の緑の下、 少しの紅葉を眺めながら楽しくいただく。
朝食後、センターの建屋に向かう途中、見事な紅葉が青空に映えているので、パチリ。所々に紅葉が散りばめられているのは美しい。センターに 立ち寄った後、山中湖の展望台に向かう。
バルコニーでの朝食
青空と紅葉
センターの建屋

パノラマ台からの富士山
車は山中湖畔を走り、富士山の展望が美しいと云われる「パノラマ台」に向かう。
曲がりくねった道を上ると、展望台にはたくさんの車が停まり、カメラを構えている。
富士山の全景を写すタイミングを狙っていると 思われるカメラマンも多い。
眼下に山中湖が望まれ、その湖面に映る富士山を眺められれば最高なのだが、残念ながら、頂上付近しか望めなかったが、全景を 想像しながら静かに景観を楽しむ。
展望台周辺にはススキが群生していて、富士山との対比、山中湖との対比は趣きのあるものだ。
風も気持ち良く、説明板に書かれている周辺の山々を眺めながら、南アルプスがあれなのだと思いながら、ゆっくりとした時間を堪能し、 次の行程に向かう。




富士山・山中湖・ススキ
青空と富士山の雲
ススキの向こうに山中湖

義弟がボランティア活動している道志村の「横浜市水源の森」に進む。横浜市の水源を確保するために、遠い山梨県の道志村の森林を確保し、 水を送っているそうだ。その森林を維持するために、定期的に伐採・下草取り等の活動をボランティアで行っているのだ。
林道の中まで進み、山道を進むと杉木立の森が広がっている。地域を決めて、順番に伐採等進めているとのことで、その努力に横浜市民では ないが、頭が下がる。
近くの「水源の森・蕎麦屋」に行くが、定休日なので、きれいな清流のを眺めて、道の駅で昼食にする。ポトフが美味しいとのことで、ポトフと ざる蕎麦を頼み、地元の味を堪能する。ソフトクリームもボリュームがあり、なかなかのものだった。
横浜市水源の森
清流
道の駅の昼食

一路、山中湖に戻り、湖畔の紅葉を求めて散策するが、まだ紅葉は少なく、水位の増した湖畔を歩く。所々に紅葉・黄葉が見られる。 何処かの保養所の入口にサボテンが花を咲かせているので、珍しいと思い近付いて写真を写すが、少し変なので、触ってみるとプラスティック製の 造花だった。騙されたが、見事な出来だ。
お洒落なカフェに入り、一息入れる。なかなかスマートな店で、店内の装飾を楽しみゆっくりと過ごす。
湖畔の紅葉
黄色く染まったイチョウ
サボテンの花!?

夕暮れが迫って来たのでロクハウスに戻り、暖炉に火を入れてホッとする。
暖炉の炎
夕食
夕食までの間に、近くの温泉に行こうと男性2人で車を出すが、火曜日は休日なので、別の温泉に行くのも面倒なので諦めて帰る。
外は少し冷えて来たが、暖炉の炎を見ていると身も心も暖かく感じる。炎の威力は凄い。
今夜の夕食はセンターのレストランで、イタリアンだ。暗くなった敷地には街灯が灯され、静かな雰囲気の中、レストランに向かう。ほのかに金木犀の香りが 漂っている。近くに金木犀と銀木犀が植わっている。
ワインで乾杯し、次々に運ばれて来る料理をいただく。9人の男女のシニアグループとご夫婦の2組がおられ、それぞれ会話を楽しみながら 暖炉の炎を見て、食べている。雰囲気もgoodで、料理も美味しい。
部屋に戻り、暖炉の炎を見ながらゆっくりと至福の時間を過ごす。優雅なひと時だ。
バスに入り、昨日よりは早目に休む。

○ [第3日]、山中湖〜帰宅(2011/10.27)

昨日と同じように、朝の散策に出掛ける。外気は冷たくて、ポケットに手を入れて散策する。
昨日より富士山は雲に隠れて、望めないが、湖面は静かで鏡のように反射している。湖畔の遊歩道にはドウダンツツジが赤く色付き、風情がある。 昨日に比べると湖畔に人が多い。車を停めて、水没した葦を見ている方に話しかけると、赤富士と葦を写そうと思って御殿場から来たと。 カメラマンは神出鬼没なのだ。
富士山が見えれば連絡すると云っていたが、余り期待出来ないので、見えないと連絡するが、全員、湖畔に出て来ると。

静かな湖面
ドウダンツツジ
雲に隠れた富士山

全員で山中湖畔の朝の雰囲気を味わう。
先程よりは雲が晴れ、富士山の頂上が見えて来た。朝日に輝き、8合目付近と思われる山小屋の屋根が光っているのが見える。雲が朝日で 輝きだして富士山が暖かい雲に覆われているようだ。
富士山頂
朝日を浴びる富士山

刻々と変化する富士山と雲の姿を楽しむ。
朝食
車の中で、富士山の変化を待つカメラマンもおられ、山中湖は撮影ポイントとしてもベストなのだろう。
しばらく、湖畔の散策を楽しんでログハウスに戻る。退出の荷造りを行い、チェックアウト体制を整え、朝食会場のレストランに向かう。
センターのトーテムポール
朝の庭園は気持ち良く、トーテムポールの立つセンターの木の階段は朝露に濡れている。やはり、冷え込んでいるのだ。
自家製のパンに加えての美味しい朝食をいたたく。コーヒーもお代りして飲み、ゆっくりとした朝食を終える。大満足。
宅急便で荷物を送り、優雅で落ち着いたログハウスでのひと時を終え、帰路に着く。
義弟がルートとして「仙石原のススキ」見物を企画してもらい、山中湖畔から富士山とお別れして、高速道路・御殿場を経由して仙石原に向かう。 車中から紅葉を眺めながら、仙石原に着くと観光客が結構多い。
数年前に訪れた時と少し記憶違いがあったが、ススキ原の小道を中に入る。背の高いススキ原の中に入ると、人影が見えない位だ。少し肌寒いが、 秋本番の風情を満喫する。
昼食はススキ原の真ん中に建つ蕎麦屋で、暖かい蕎麦をいただく。これも美味しい。
仙石原のススキ
ススキの穂
観光客も多い

昼食後、一路小田原駅へ。途中、蒲鉾で有名な「鈴廣」の展示即売所である「かまぼこの里」で試食をしたり、買物をしたりと楽しみ、 小田原駅でお茶をして、16時前にお別れする。

「山中湖ログハウスでの癒しの旅」の「スライドショー」

2泊3日の至福の時を妹夫婦が企画してくれ、ゆっくりと過ごすことが出来た。
日頃はスケジュールに追われる旅が多い中、滞在型のリゾートライフは気持ちも落ち着き、景観を眺め、心安らぐ日々だった。富士山の全景は 望めなかったが、山中湖にそびえる雄姿を眺められ満足・満足。
暖炉の薪が燃える炎をじっくりと見ることがなかったので、チロチロと燃える炎に引き込まれるような落ち着いた空間を堪能した。炎は 人を落ち着かせ、そして燃えさせるものだと。
関西より一足早い秋の風情を味わうことが出来た3日間。本当に感謝・感謝!!






    
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