「天橋立・夕日が浦・姫路探訪の旅」


[一日目][二日目]




○ [第1日]、天橋立・夕日が浦(2015.07.23)

7月に台風が来襲する不順な天候の中、夏の「青春18きっぷ」が発売されている。北近畿の第3セクター・京都丹後鉄道に観光列車が走っている ことは知っているが、「青春18きっぷ」対象外なので、良い方法がないかと検討していた。
この路線を「青春18きっぷ」で乗車することは無理なので、天橋立見物と兼ねて、如何に上手く乗車できるかと。
観光列車は、「あかまつ号」「くろまつ号」「あおまつ号」と三種類あり、スイーツ・ランチ・ディナーを食べられるものもあるが、普通に乗れる 「あおまつ号」が時間的にも適当だと考え、それに乗るべく「青春18きっぷ」は使わず、普通切符で特急に乗り、福知山まで行くことする。
一日目は、JR・丹後鉄道を普通乗車券で天橋立見物をし、その後、宿泊地の夕日が浦温泉に進む方法で、切符を購入する。二日目は、 「青春18きっぷ」を活用して、のんびりと山陰本線・播但線で姫路を散策し、山陽本線・東海道本線で帰宅するルートとした。

台風11号が、高知・岡山を縦断した後、梅雨明け宣言があり、予報では晴天続きで絶好の日和と思っていたが、直前の予報では、低気圧接近 で、雨模様とがっかりしていた。
あおまつ1号
くろまつ号
7時15分、雨の中を出発し、バス・JRで京都駅に向かう。
8時36分発の「きのさき3号」で、京都駅から福知山に向かう。指定席はガラガラで、小雨が降り続く車窓からの景色を眺めながら進む。保津川も 水量が増し、「保津川下り」の舟も動いていないだろうと濁流を見下ろす。
1時間20分余りで福知山に到着し、京都丹後鉄道に乗り換える。
ホームには、既に「あおまつ1号」は停車していて、横には、ディナー観光列車である 「くろまつ号」が停車している。「あかまつ号」はいないが、二つの観光列車をの記念撮影をする。ラッキーだ!!
第三セクターの路線が、観光列車を活用して、集客を図る努力は大したものだが、「青春18きつぷ」が使えなくなるのは残念だ。旧JR線での、割引を 加味した乗車券を発売すれば、もっと利用者が増えるのではと。
「あおまつ1号」に乗車する。内装は木の温もりを基調にしており、窓向きの座席・4人席・2人席・ソファー席と色々と仕組まれている。窓向きの席を 狙っていたが、ご婦人4人組が着席されており、4人席を2人で独占する。(空席もあるので問題なし)。
売店もあり、可愛いガイドさんが、コーヒーを販売しているので買い求めると名物の「きんつば」も薦められたので、一緒に買うことにする。丹波大豆 用いていて、なかなか美味だ。
乗客は、ゆっくりと座れるほどで、ゆっくりとくつろいでいる。車内の飾り棚には、酒呑童子に因んだ「鬼瓦」や多分「丹後ちりめん」で織られた 青松の額等も展示され、丹後の風景・息吹を感じさせる。
4人席 鬼瓦
飾り棚とソファー席 青松の額
車内展望

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

「あおまつ号」は大江山の山裾を縫うように進む。雨が止んだようで、少し明るくなった丹後の山並みを楽しみ、トンネルの雰囲気を味わい、 落ち着いた車内でくつろぐ。列車の運転席の横に行くとガラスに「青松」と松葉模様が描かれている。観光列車ならではの趣が感じられる。
トンネルが多く、先頭でその雰囲気を味わう。1両編成なので、自由に前まで行けるので、トンネルを抜け出す瞬間をパチリと。
丹後の山並み
先頭のガラス
トンネル脱出

11時03分、「あおまつ1号」は天橋立駅に到着する。雨は止んでいるが、何時降ってくるか分からない空模様だ。
前回、バス旅行で訪れた時は、自由時間を活用して、天橋立を歩いて渡ったが、今日は暑い上に、雨が降るかも知れないので、観光船で対岸の 一の宮に進もうと観光船乗場に向かう。
観光船乗場では、外国人の観光客も居られ、近くで泊まり、軽装で天橋立観光を楽しむようだ。観光船に乗ると同時に、雨が降り出し、船室から 回転橋・大天橋を眺めるが、船が通らないので、架かったままだ。前回は眺められたのは、ラッキーだったと話しながら、船の振動に身を任せる。 雨に煙った天橋立の松林を眺めながら、15分余りの航海を楽しむ。歩いていたら大変だった。
観光船
回転橋・大天橋
天橋立の松林

観光船を降り、「元伊勢籠(この)神社」に向かう途中の土産物屋の店主が、荷物を預かりますよとの呼び込みに、荷物を預け、神社に向かう。
元伊勢籠神社
大きな鳥居をくぐり、静かな境内を進むと荘厳な本殿が迎えてくれる。伊勢と名前が付くだけの立派なものだ。
伊勢神宮に奉られる天照大神、豊受大神がこの地から伊勢に移されたという故事から元伊勢と呼ばれる古社。
奈良時代に丹後の国の一の宮となり、平安時代の「延喜式」には名神大社となり、山陰道唯一の大社であり、最高の社格と 由緒を誇っています。
本殿正面には伊勢神宮と籠神社にしか祀ることが許されていない五色の座玉(すえたま)が輝いています。
境内には地下を流れる水の音を聞くことができる水琴屈があり、その不思議な音色は心を和やかにしてくれます。(天橋立観光ガイドHPより)
神門の両側には、鎌倉時代に造られた重要文化財の「狛犬」が迎えてくれ、本殿に参拝する。
静かな境内にも、西欧人の観光客も参拝しており、天橋立は世界的に有名な観光地のようだ。
本殿から左に向かって行くと「天照大神和魂社」や「春日社」等の社が祀られ、裏参道からケーブル乗場に向かう。
元伊勢籠神社・本殿
狛犬・右 狛犬・左
天照大神和魂社他

15分間隔で運転されているケーブルも外国人観光客が多く、小雨模様の山肌を昇って行く。段々と、眼下に天橋立の松林が望まれ、幻想的な 景観を楽しむ。
山頂に上り、見晴らし台から改めて景観を望む。霧が立ち込めて、青空との対比はできないのは残念だが、霧に煙る天橋立を眼下に望むのは 気持ち良い。山上には、内外の観光客がたくさん居り、展望台も順番に交代して望む混雑だ。マスコットの「かさぼう」の可愛い姿も人気者で、 並んで記念撮影をしている人が多い。
ケーブルカー
霧に煙る天橋立
かさぼう

展望台の横には「股のぞき台」が設けられており、恒例の「股のぞき」で、逆さまになった天橋立を眺める。煙っていて、姿もぼんやりだが、 幻想的な姿を堪能する。雨が降り出したので、 山上のレストランで、雨宿り兼昼食とする。冷たいうどん・蕎麦を注文し、展望が広がる窓際の席で、美味しくいただく。
雨が止んだので、再び展望台に戻り、少し明るくなった天橋立を眺め、「股のぞき」に再トライする。股の間からの天橋立は、竜が天に昇るとの 例えがあるが、イメージが湧かない。珍しい景観を楽しむが、横の手すりを持っていた方が安全だと思った次第だ。立ち上がった時に、バランスを 崩す恐れがあるのだ。
下山時には、リフト゛降りようと計画していたが、雨のため、座席が濡れているので、運転中止となり、ケーブルで下山する。ケーブル乗場の天井には、 巣立ち間近なツバメの子供たちの姿が可愛かった。
天橋立
逆さ天橋立

冷やしうどん
股のぞき
リフトと天橋立 巣立ち間近

ケーブルを降り、荷物を預けた土産物屋に立ち寄り、雑魚の干物等を買い求め、遊覧船乗場に向かう。
風情のある乗場で待っていると西欧人の夫婦と小さな子供が笑って会釈する。船に乗ると、カモメの群れが観光船を追って飛んで来る。カッパエビセンを 投げるとパッと食べる。その姿を観て、外国人の子供は大喜びだ。伊根の観光船でも、エビセンを狙うカモメの群れと楽しんだのを想い出す。
風情のある遊覧船乗場
遊覧船
カモメの群れ

智恩寺・本堂
遊覧船を降り、直ぐ横の「智恩寺」に参拝する。
日本三文殊のひとつで通称切戸(又は九世戸)の文殊堂として知られている文殊菩薩の霊場です。
智恵を授かる文殊さんとして有名で、受験や資格試験などの受験生やその御家族がお参りに来られます。
茶屋通りに面する山門は、黄金閣とも呼ばれる市の指定文化財で、楼上に釈迦如来を中央に両脇士・十六羅漢を安置する、 禅宗様式・三間三戸二重門の丹後地方最大の山門です。(天橋立観光ガイドHPより)
雨上りの境内には、平日だが、参拝者が多く、本堂にお参りするのも列をなしている。
孫娘の一人が、来春高校事件なので、文殊菩薩様に合格祈願をし、お守りをいただく。日本産文殊のご利益も得て、志望校を目指して欲しい ものだ。
天橋立に面した海沿いに「知恵の輪」が建っている。「知恵の輪」をくぐると願いが叶うとかだが、高くて無理だ。以前、訪れた時、受験生と 思われる男子が、よじ登ってくぐっていたのを想い出しながら、 立派な「山門」を抜け、改めて礼拝して、天橋立駅に向かう。
駅前の商店街に「ちえのわ館」と銘打った観光案内所があり、入口に利き酒の看板(500円)が出ている。列車出発時間まで、少し余裕があるので、立ち寄って 地酒の試飲を楽しむ。三種類の地酒を選び、ハタハタのつまみで味わう。大吟醸・本醸造・古代地酒を試飲し、美味しいので、気に入った地酒や 他のお酒を追加する。なかなか良いアイディアだ。
智恩寺・山門
知恵の輪
利き酒セット

天橋立駅は、なかなかモダンな駅で、駅前には足湯もあり、平日なのに観光客で賑わっている。
4時27分発豊岡行に乗車し、海側の席に座り、天橋立が横たわる阿蘇海を眺める。雨も止み、明るくなった海岸線を楽しむ。列車は海岸線を 進むと思っていたが、内陸部に入り、緑の絨毯が広がる。今年も豊作であるように。
緑の絨毯
峰山・網野と懐かしい駅を過ぎて進む。子供が小さい時に、この辺りの海水浴場に来たことを想い出しながら進むと夕日が浦木津温泉駅に 到着し、送迎の車でホテル「佳松苑」に向かう。
チェックインをし、部屋に案内される。係の方と話すと今日は満室だと。夏休みに入り、家族連れが多く、子供の姿も数多く見られる。部屋は和室と 洋室で、窓からは夕日が浦の海が望まれる。
早速、温泉に向かう。一人しか入っていない露天風呂で、足腰を伸ばしてくつろぐ。女湯は、家族連れで一杯だったようで、部屋でビールを 飲みながら景色をぼんやりと眺める。テレビは大阪と同じなので、旅をした気分にならないが、何時も観ている番組を楽しむ。
7時過ぎが、日没時間だが、雲が多く期待できそうにない。「夕日百選」の名勝地なのに残念だと思いながら、部屋食の夕食を始める。 先付けから始まり、刺身・味噌漬け・和牛陶板焼きとビールを飲みながら味わう。鍋物は初めて、イカのシャブシャブを食べる。歯ごたえもあり、 なかなかの風味だ。
ふと、窓を眺めると夕日が沈むのが望まれ、慌ててカメラを取り出しパチリと。海岸から少し離れているので、建物の間に沈む夕日だが、名勝地で 夕日を眺められたのはgoodだった。
窓からの眺め
イカのシャブシャブ
夕日

美味しい夕食を満喫し、夕日の沈むのを眺められたことに満足し、ゆっくりとくつろぐ。
真っ暗になった夕日が浦の海には、イカ釣りの漁火が輝き、なかなかの趣だ。温泉に行くのも面倒になり、そのままぐっすり眠る。


[一日目][二日目]






    
広告 [PR]  ダイエット キャッシング わけあり商品 無料レンタルサーバー