「築地市場見学」




○ 築地市場見学(2016.04.16)

4月14日夜、熊本県熊本市近辺で、大地震が発生した。その後、余震が続き、被害が拡大している。
神奈川県に住む長男の孫娘が高校入学、孫息子が中学入学したので、その祝いも兼ねて訪問する予定だったので、交通機関の乱れを心配したが、九州の交通網は 寸断されているが、東海道新幹線は通常通り運転されており、予定通り出発することにする。
毎度のことで「ぷらっとこだま」の乗車券で、ゆっくりと進むことにする。
富士山
ハナミズキ
京都駅で土産と駅弁を買い、乗車券に付いている飲み物券で缶ビールに交換し、早速乾杯して4時間余りの旅を楽しむ。
のんびりと本を読んだり、景色を見たりしているとアナウンスがあり、左に富士山が見えると。こだまで富士山のアナウンスを聞くのは初めてだったので、外を眺めると 富士川に富士山の裾野まではっきりと望まれる絶景だ。頂上付近に薄雲があるだけの光景を、新富士駅のホームに降りても楽しむ。
孫娘の幼稚園の終わる時間に合わせて待合せ、駅に迎えに来てもらう。約1年振りの再会だったが、大声て「ばーば」の声に迎えられ家に。 庭のハナミズキがピンク色の花を咲かせている。
その中に、中学生になった孫息子、高校生になった孫娘が帰宅し、制服姿を見ると成長したなぁと嬉しく思う。
楽しく夕食をし、息子が帰宅後、再び乾杯し、ふるさと納税で貰った芋焼酎をしっかりといただく。

翌日は、息子が計画してくれていた移転間近の「築地市場」見学に行く。上の二人は予定があり、幼稚園年長の孫娘と五人でドライブ。約1時間で 賑やかな「築地市場」に到着する。土曜日なので、観光客が多く、特に外国人のツァーが多いのには驚く。西欧系の観光客も多い。
まず「場内」に入り、魚介類の売場に向かう。狭い通路の間を縫うように進むが、観光客がいっぱいで歩き難い状態だ。店先には、いろいろな魚や貝が並び、 まぐろの解体もしている。小売りもしているので、まぐろのぶつきり・短冊を買い求める。市価より安く、量も多いようだ。貝殻で、 中落ちをしているのは面白い。
外国人向けの商店もあるようで、店先には西欧人が見物し、まぐろの解体を楽しんでいる。
貝・貝・貝
まぐろの小売 中落ち
外国人観光客

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

「場内」の売り場を出ると広い通路には、ターレーやターレットと呼ばれている運搬機が行き交っている。スピードも早く、回転も素早くでき、狭い通路でも自由自在に 動き回れる運搬機だ。日本で開発されたと。
「場内」にも飲食店があり、ガイドブックに載っている寿司屋の前には、長蛇の列ができている。外国人も列に並んでいるので、外国のガイドブックにも掲載され ているのだろう。飲食街の一角に「吉野家」の暖簾が掛っていて、ここが「吉野家」の発祥の地だと。場内の従業員の朝食用がスタートだったのだろうか。
ターレット
寿司屋の行列
吉野家発祥の地

「場内」の見学を終え、「場外市場」に出ても人出は多い。観光案内所でマップを入手する。細い路地に、びっしりと店が並んでいるのは凄い。裏面には、 業種に分類された店名が表示され、鮮魚貝類、海産物等の食品店や寿司海鮮丼、飲食喫茶等の食べ物屋が連なっているが、寿司屋が圧倒的に多い。
行列ができている店をのぞくと帆立貝殻の上に、魚介類やウニ等を載せて焼いている店なので、行列に並んで買い求める。熱々の貝殻焼は香りも良く、 美味しい。孫娘はソフトクリームを食べている。親子三代の立ち食いだ。
「場外市場」も「場内」以上に、人が溢れている。外国人が多いのも目立つ。もんぜき通りに出て、広い通りに面した飲食店でも、歩道いっぱいに 行列ができている。寿司・海鮮系の店の前には、立ち食いの台も置かれ、老若男女・外国人が味わっている。ひとつの文化だ。
魚貝類の貝殻焼 貝殻焼
場外市場の人混み
行列のできる店

築地4丁目の交叉点を渡って「築地本願寺」に参拝する。お寺とは思えない西洋風の建物に驚く。元和3年(1617)に建立され、数度の火災で改築されたが、 関東大震災で焼失したため、昭和9年(1934)に古代インド仏教様式の外観で建設されたと。西洋風でなく、インド風なのだ。塔の形は、東南アジアの寺院で 見覚えのあるものだ。本殿の中も広く、法要が行われている。
昼食のため、「場外」に戻る交叉点から、「まぐろと蟹」の大きな看板が見下ろしている。道頓堀の蟹や海老には及ばないが、見事なものだ。息子が昼食は 有名な「すしざんまい」で食べようと数店ある支店から「すしざんまい・奥ノ院」に向かう。店の前に行列ができているので、時間がかかるかと思ったが退出する 団体客だったので、すぐ誰も居ない座敷に通される。個室の雰囲気で気持ち良い。
それぞれが好みの寿司を注文し、初めての「築地市場」の賑わいについて話す。もう直ぐ移転するそうだが「場外市場」はこの場所に残ると。寿司が運ばれ、 美味しくいただく。初セリで1億円以上のまぐろを競り落とした心意気が、大きな宣伝になっているのだろう。
築地本願寺
まぐろと蟹
すしざんまい

美味しいお寿司をご馳走になり、再び「場外市場」の雑踏の中に踏み入れる。細い路地には、店が軒を連ね、観光客で大盛況だ。先程、昼食をした 「すしざんまい・別館」があり、看板にはテレビで見たことのある社長の看板が立っている。1億円の効果は大きい。
人混みを縫って進むと「玉子焼き屋」で、出汁巻玉子の実演をしている。外国人観光客が興味深そうにビデオを撮っている。外国にはないのだろうか。 出汁巻玉子を切って、竹串に刺して大根おろしをかけて売っているので買い求める。孫娘も美味しそうに食べているのは微笑ましい。
すしざんまいの看板
出汁巻玉子
串に刺した玉子焼

楽しかった「築地市場」の見学を終え、高速で帰宅する。夕食は、孫達の大好きな餃子で、ビール・芋焼酎で美味しくいただく。餃子の量の多さには 驚き、孫達の成長を実感する。
熊本地震の被害は広がり、余震が続いているのは心配だ。

翌4/17は、朝から大雨で、熊本も土砂崩れ等、被害が広がっている。
10時過ぎから初めて大型スーパー「コストコ」に行き、その大きさ、商品のボリュームに驚く。パン・肉・海藻等を買うが、二人家族では到底食べられない量だ。 若い人が多いのは当然だろうと。
部屋には、先日息子が「横浜マラソン」を完走した「完走メダル」と、孫達の「完走おめでとう」の張り紙が飾ってある。初マラソンで5時間を切ったのは見事だ。 練習で20kmまでしか走っていなかったそうで、後半はきつかったが完走し、5時間切りはあっぱれだ。ゼッケンにチップが埋められていて、記録や道中の 写真がスマートホンで見られるのだ。スタートの号砲が鳴ってから、約15分後にスタートしたことも分かるので、実際の時間が計測されているとは知らなかった。
夜は小生の73歳の誕生日をみんなで祝ってくれた。誕生日に来訪したのは初めてなので、初体験は嬉しいものだ。好みのショートケーキに「73」のロウソクに 火を灯し、歌ってくれたのは感激だ。良い誕生日を迎えられ幸せな日だった。
広いコストコ
横浜マラソン完走
誕生ケーキ

楽しい休日を過ごし、月曜日には、孫達は制服を着て登校。元気で、高校・中学で頑張れと送り出し、鎌倉に向かう。
充実した日だった。感謝!!







    
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