「三朝温泉・カニ三昧の旅」


[三朝温泉][倉吉観光]




○三朝温泉・カニ三昧の旅 (2018.03.06〜03.07)

1.三朝温泉 2018.03.06

今年の冬は、異常な寒さが続き、北陸地方は豪雪に見舞われ、30数時間も自動車に閉じ込まれる事態が起こった。
大阪も寒い日が続き、外に出るのも躊躇する期間が長かった。少し春めいて来た時期に、新聞広告で「三朝温泉のなごりカニ三昧」の宣伝があった。 大きな割引とカニ三昧に魅かれて申し込むことにした。
三朝温泉のラジウム泉は、以前にも訪れた旅館でもあり、何年振りかに訪れることにした次第だ。

3/6、新大阪駅・9時20分発の高速バス乗車に合わせて、7時過ぎに家を出る。
中国山脈の山並み
人形峠トンネル付近の残雪
新大阪駅の改装に伴い、バス乗場も変わったので、案内板に従って新しいバス乗場に向かい、予約した便の料金を支払い、最前列方の座席を確保する。
10人余りの乗客と共に中国自動車道を西に進む。加西SAで休憩した後、先日「出雲街道」 紀行時に乗車した「作東」停留所を過ぎ、次に向かう津山を通って院庄IBで高速を降りて、国道179号線を北上する。
のどかな国道周辺を眺めていると前方の山々に雪が積もっているのを確認し、やがて、人形峠のトンネルに向かうと周辺には残雪が残っている。 先日の大雪の影響なのだろう。福井県はひどかったが、鳥取・岡山県境も大雪に見舞われたのだろうと。
人形峠トンネルを抜けて鳥取県に入るが、雪はなく寒々とした景観が広がる。日本海沿岸に雪が降ると思っていたが、中国山脈の岡山側に雪が降っていた のは意外だった。
13時、三朝温泉口でバスを降り、待っていてくれた三朝館の送迎バスで宿に向かう。15時からのチェックインまで、フロントに荷物を預けて三朝温泉街の散策に 出掛ける。少し風があり寒いが、予想していた寒さではなく一安心だ。
静かな温泉街には、古い貫録のある温泉宿も建ち。歴史の古さを感じる。昼食場所を探しながら、三朝橋から河原を観ると露天風呂があり、 この寒い中、小さな子供たちが温泉に入っている。お母さんたちは厚着で見守っているが、大丈夫かと心配する程だ。河原の露天風呂は、方々の 温泉場で観るが、風情のあるものだが・・・・・
三朝川を渡った所に、昭和三年この地を訪れた野口雨情の像と歌碑が立っている。ここで詠んだ詩が「三朝小唄」となったそうだ。雨情の歌碑は、 他にもあり、この地を愛したことが良く分かる。
三朝館 旅館
河原の露天風呂
野口雨情の像

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

開いている食事処で、山菜蕎麦を食べ、三朝温泉街をぶらぶらと進む。
狭い道には、店ごとに雛人形が飾られ、この季節の風情が残り、足湯には、観光客が足を温めている。温泉街の雰囲気を味わいながら、細い路地を 抜けると公衆浴場と観光案内所があり、室内には立派なお雛様が飾られている。雛巡りのイベントが開かれているので、方々でお雛様が飾られていた のだと納得する。
温泉街の道
足湯 細い路地
雛飾り

三朝川の堤防を散策する。冷たい風が吹き、少し寒いが、清流を眺めながら進むと「石仏」が祀られている。中央は「阿弥陀如来」左は「弘法大師」 右は「お地蔵様」と地元の方の信仰の礎なのだろう。
堤防の桜並木にチラホラと桜も開花している。春が近付いている息吹を感じながら、「かじか橋」を過ぎると「歌碑」が立ち並ぶ小道があり、野口雨情・ 与謝野晶子・鉄幹・斉藤茂吉等、三朝温泉を訪れた歌人の碑が立ち並んでいる。名湯に訪れる有名人は多いのだ。
三朝川
石仏 桜の花
野口雨情の歌碑

その先の「ふるさと健康村むまで足を延ばしたが、休館なので「かじか橋」まで戻る。橋の真ん中には「足湯」があるが、この時期は閉ざされている。 前回来た時は、この「足湯」を楽しんだのを想い出す。
「足湯」の横の水飲み場には、可愛い「かじか」が三匹遊んでいるのは、「かじか橋」からの由来だろう。
橋の上で、三朝川を眺めながら一息入れ、正面の「三朝館」に向かう。
かじか橋
足湯 可愛いかじか
かじか橋と三朝館

ホテルに入ると団体のお客さんも到着していて混雑している。ロビーの椅子に座り、庭園を観ながら少し待つ。
三朝館の雛飾り
ロビーの奥には、立派なお雛様が飾られていて、宿泊客も興味深げに眺めている。雛人形の季節は華やかだ。
チェックインの手続きを取り、女性は色浴衣のサービスがあるので、好みの浴衣と帯を選ぶシステムになっているのは、女性客狙いだろう。部屋に案内され、 お茶とお菓子の接待を受ける。お菓子も名産の菓子が三種類もあり、特典が多いのが分かる。
着替えを済ませて、大浴場に向かう。庭園風の露天風呂があり、まだ誰も入っていない。ゆっくりと身体を伸ばして疲れを癒す。雪景色であれば、 より一層風情があるだろうと思いながら庭園露天風呂を堪能する。
室内の温泉大浴場も広く、ここでもゆっくりと入浴し、ラジウム泉を味わう。女性用大浴場には「バラ風呂」もあり、湯船一杯にバラが浮いているのだと 妻が話していた。女性には喜ばれる温泉のようだ。
自販機でビールを買って、湯上りの一杯を味わって、部屋でのんびりと過ごす。
テレビでは、先日のオリンピックの特集が放映されており、スピードスケート・カーリング等、改めて興奮度合いを楽しむ。女子のスケート・カーリングは見事なものだったと 改めて拍手だ。「そだねー」!!
18時から大広間のテーブル席で、夕食となる。新聞広告の「横綱」と「大関」を注文していたので、少し内容は違うが、見事な「カニ料理」がテーブルいっぱいに 並んでいる。
カニ料理
酢の物・ずわいガニ姿盛り
お品書きを見ると10種類以上記されていて、見事なものだ。
ビールで乾杯し、カニの刺しから食べ始める。太くて甘く、思わず顔を見合すほどの美味しさだ。
陶板に入っている「アワビ」に火が点けられ、カニ味噌豆腐や茶碗蒸しにも手を付け、カニの甲羅を割って、姿盛りの足を一本づつ酢の物として 味わう。黙々と身をほぐす作業に没頭するのだ。
カニ刺し・酢の物と堪能しながら食べていると「アワビの陶板焼き」が出来上がり、ナイフで切っていただく。柔らかくて磯の香が漂い美味しい。
日本酒を頼み、乾杯するとともに「甲羅酒」でも楽しむ。味噌を溶かして飲むお酒も格別だ。刺身・酢の物・お酒と順次満足しながらいただく。 横綱コースには、「カニの天婦羅」も出てきて、二人で分けながらいただく。
「アワビの陶板焼き」の後には、「カニの陶板焼き」が用意され、火をつける。 「カニすき鍋」は横綱と大関では量が違うようで、大きな鍋にカニと野菜類を入れて炊き始める。お酒を味わいながら、カニの種類を堪能する。
「カニの陶板焼き」は香ばしく、「カニすき鍋」はカニの出汁が良く出ていて美味しい。お腹がいっぱいなるのは不思議でない量だ。
「カニすき鍋」の後は「カニ雑炊」を造ってくれるが、ご飯の量を少なくし、漬物とともに美味しくいただく。大満足だ。
最後にデザートが出て、本日の夕食は〆となるが、カニを堪能した大満足の会席だった。
造り・カニ刺し
アワビの陶板焼き カニの陶板焼き
台の物・カニのすき鍋

夕食の「カニ三昧」の会席に満足し、部屋で一息入れた後、温泉に浸かってぐっすりと眠る。大満足の日だった。



[三朝温泉][倉吉観光]





    
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送