「奥丹波紅葉狩りバスツァー」




○「奥丹波紅葉狩りバスツァー」(2018.11.14)

今年の夏の異常な暑さと長さに加え、北大阪地震、台風襲来と自然災害が頻発した関西地方だった。
秋の訪れも遅くなり、紅葉の心配をしている時、旅行社(阪急トラピックス)から「奥丹波紅葉スペシャル」のバスツァーの案内が来た。奥丹波の紅葉は知らなかったし、マツタケの すき焼き・マツタケご飯等々の昼食に加え、丹波米・丹波牛・マツタケ・伊勢エビのお土産付なので申し込んだ。 高槻発と楽に行けるのは嬉しい。
7時20分集合で駅前に行くと添乗員が3名もいる。高槻発だけで3台、他の地域を含めると8台のバスの申し込みがあったそうだ。早く申し込んだ参加者は 1号車で、直接奥丹波に向かうが、2・3号車は、南茨木経由で行くとのことで、これもラッキーだ。
バスは、ほぼ満席の42名参加で、年配の夫婦・女性同士が多く、旅慣れた感じた。茨木ICから名神高速に乗り、中国道・舞鶴若狭自動車道の西紀SAで 休憩する。黒豆パン等名産を買い、近畿豊岡自動車道の青垣ICを降り「高源寺」へ向かう。 駐車場からの道には、無人販売所があり、ゆずが売られていたので、100円で買い求め、惣門に向かう。
高源寺・惣門
絵葉書
石段を上った惣門当たりのモミジも紅葉していて美しい。
高源寺は鎌倉時代に遠谿祖雄(えんけいそゆう)禅師によって建立された臨済宗中峰派の本山です。境内には惣門・山門・仏殿 ・方丈・鐘楼・多宝塔などの 伽藍があります。
また、禅師が中国から持ち帰った「天目楓」をはじめとする約2000本の楓が境内を鮮やかに染めます。 特に惣門から山門にいたる参道には古木の楓が多く、紅葉のトンネルが続きます。(丹波市観光協会HPより)

境内の紅葉を楽しみながら、急勾配の石段を上ると重厚な山門が迎えてくれる。この辺りの紅葉も見頃だ。
広い境内には、仏殿・方丈も建ち、丹波の古刹の風情を表している。紅葉した「天目楓」が赤く染まり、落葉した赤い絨毯が 敷き詰められている景観は見事だ。ゆっくりと「天目楓」の紅葉を満喫する。
山門
天目楓の紅葉
紅葉と赤い絨毯

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

青空であれば、もっと紅葉が映えるが曇り空なのは仕方ない。境内の鐘楼からは、時々鐘の音が響き、多宝塔の三重塔を廻って、方々の紅葉を 巡って行く。いつの間にか、参拝者が増え参道は人でいっぱいとなる位だ。丹波の紅葉名所のひとつだと。
境内の遊歩道を下りながら、紅葉の違いを見ながら進むと出口の所に土産物屋があり、焼き栗を売っていたので買い求め、コンニャクの 田楽も味わう。紅葉の美しさに満足した「高源寺」の紅葉だった。
バスに戻ると添乗員から美しい絵葉書をもらったので、最高の紅葉状況として添付する。
山門
真っ赤な紅葉
モミジのアップ

バスは地道を通り、次の紅葉観賞地「高山寺」に向かう。
この辺りの寺院は駐車場への道幅が狭いので、バスは少し離れたコンビニの駐車場に停車し、歩いてお寺に向かわざるを得ない。 細い道を歩きながら、「奥州街道」等の旧街道歩きを想い出す。 乗用車が停まれる駐車場には、たくさんの車が停まっている。
高山寺・山門
駐車場の前には、朱色の立派な山門が迎えてくれる。
高山寺・参道
弘浪山頂に、天平宝寺元年(757)に法道仙人により開基され、鎌倉時代に源頼朝の命により東大寺住職俊乗坊重源が復興した古刹であるが、 昭和33年奥常楽の地に移築しました。
御本尊は十一面観音菩薩で、仁王門は重層で、三手先の組物や、通し貫などに東大寺様式が偲ばれます。 広大な境内の緑の中に朱塗りの山門がひときわ美しい。(丹波市観光協会HPより)

立派な山門をくぐり、本堂への参道を進む。
参道のモミジはまだ緑色が多く、少し色付いて来たモミジ並木を通って行く。このモミジが紅葉すると見事な赤いトンネルになるだろうと想像しながら 本殿に向かう。本堂の周りのモミジは色付き始めているが、本堂から境内を巡って行く庭園のモミジは紅葉真っ盛りだ。 モミジの色が、黄色・朱色・赤色と混ざって微妙なコントラストになる様は珍しい。
「高源寺」の紅葉には及ばないが、もう少し時間が経てば「高山寺」の紅葉は真っ盛りになるだろうと思いながらバスの駐車場に向かう。
本堂のモミジ 多宝塔
真っ赤な紅葉
色取り取りのモミジ

添乗員から昼食時間が遅くなることを通告されていたので、のんびりと高速のSAでトイレ休憩を入れて篠山市に向かう。 篠山市には、丹波篠山市に名称変更するための住民投票の告示のポスターが街角に貼られていて、市長選挙と同時に行うようだ。大阪では、篠山市は丹波と 認識しているが、全国的には、篠山市は丹波と思われず、丹波市が丹波の中心だと思われているための市名変更なのだ。
ささやま玉水
マツタケの昼食
昼食場所の「ささやま玉水」はこの地域唯一のバスが停まれる食事処で、バスが満杯だ。
団体専用の長いテーブルには、昼食準備が整えられていて、マツタケのすき焼き・マツタケご飯・土瓶蒸し・天婦羅・蕎麦等々が並んでいる。 ビールはセルフで取りに行き、食べ放題のマツタケご飯もお代わりはセルフだ。
ビールで乾杯し、外国製だがマツタケの香りがするすき焼きやご飯をいただく。 思っていたより、マツタケも入っていたし、丹波牛も美味しかったので満足だ。
食後は、前の売店が大盛況で、商売上手な店だ。適当に土産を買い、大満足な昼食タイムを終える。
バスは最後の紅葉スポット「洞光寺」に向かう。この寺も駐車場への道が狭く、県道で降りて徒歩で山門まで進む。足の弱いお年寄りの中にはバスで 待機する方も居られた。
「洞光寺」に向かう田舎道は、参拝者が多く混雑している。焼き栗・黒豆等の出店もあり、縁日のような賑わいだ。
入口で集合時間を告げられて、自由に散策することとなる。参拝者が多く、山門付近は人で溢れている。
洞光寺・山門
境内の紅葉・黄葉
境内に入ると 直ぐ池があり、紅葉・黄葉が池に映る光景は美しい。
篠山市東本荘の北部山麓にある曹洞宗の寺院で、境内は杉やカシの大木におおわれ、秋の紅葉の素晴らしさは格別です。
寺伝によれば南北朝時代後期の1374年に 天鷹祖祐禅師によって創建されといいます。
洞光寺は多紀・氷上郡最初の曹洞宗寺院で、足利将軍家や丹波守護細川氏の崇敬を集め丹波三寺の一となりました。(篠山市観光協会HPより)

参拝者・紅葉見物の方で混雑している境内を巡る。
モミジの紅葉度合いも木々により違い、種類によって赤・オレンジ・黄と色取り取りだ。池の周りは、少し人混みが少ないので、ゆっくりと紅葉を 満喫する。
境内には、お稲荷さんの赤い鳥居も立ち、紅葉の赤との対比が面白い。ゆっくりと境内のモミジの紅葉を鑑賞し、奥丹後の紅葉と京都近辺の紅葉の 違いを楽しむ。素朴で山里の紅葉は見事だと。
先日。テレビの情報番組で「洞光寺」の紅葉を紹介していたスポットを探しながら楽しむ。参拝者が多いのもテレビの影響かと思いながら、秋真っ盛りの 奥丹波の紅葉を満喫する。

「洞光寺」の紅葉を満喫して、田舎道を県道まで戻る。
めんたいパーク
お土産の数々
バスは最終見学地の「めんたいパーク」に向けて進む。秋の落日は早く、そろそろ暗くなり始めた。
「めんたいパーク」も観光バスで混雑している。丹波・日本海方面のバスツァーの立ち寄り先として便利なのだろう。
「めんたいこ」の試食を味わい、工場見学をして、今回のツァーの最後の見学を楽しむ。
17時を過ぎると真っ暗になる中、高槻の乗客だけなので、新名神高速道路で高槻に向かう。今年開通の初めての高速道路は、トンネルが多いが、宝塚の 渋滞を避けられるので、高槻到着は従来より30分以上早くなっているのは有難い。
18時過ぎ、奥丹波の紅葉を堪能して高槻に到着し、解散となる。有意義で楽しいツァーだったと満足し、バスで帰宅する。早速、お土産にもらった 丹波牛・丹波米・マツタケ・伊勢海老を広げて、記念撮影。なかなかのお土産にも満足する。
今日の歩行歩数は、13000歩だった。

翌日は「マツタケのホイル蒸し」、昨日は「丹波牛・マツタケのすき焼き」を美味しくいただき、このツァーを反復する。





    
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