○ 「高槻市No9.」見聞録

1.安満遺跡公園探訪・(4.0km)
 2021.03.27.・31 晴れ


前日に「京都東山・お花見紀行」を実施し、満開の桜を堪能した。その電車の中から「安満遺跡公園」の全容を眺め、近所でもあるので 3月27日のグランドオープン式典に参加したいと思っていた。
事前の式典参加申し込みで、落選していたので、ゆっくりと見物しようと考えていた。この「安満遺跡公園」の前身は、 京都大学農学部の農園で、甲子園球場5個分以上の広さがあり、柿・梨・花等の販売もしていたので、子供たちが小さい頃から大いに 利用し、広場でキャッチボールやサッカーを楽しんだ想い出深い場所だ。
京大の移転に伴い、どうなるのかと関心を持っていたが、広大な公園になると知り、大喜びした次第だ。一昨年秋に一部開園していたが、 今回、全面開園となった記念すべき日だ。

10時前に近くを通ると三々五々観客が集まっている。子供連れも多く、敷物やピクニック用品を持参する人が多い。1000人の招待に 4000人の応募があったそうで、落選も仕方がない。
10時30分頃家を出て、直ぐ近くのサブエントランスから入園する。

安満遺跡公園Map

安満(あま)遺跡公園は甲子園球場の約5倍の面積を誇る広大な緑のオープンスペースや、旧京大建物をリノベーションした歴史拠点、 大きな屋根のあるSAKURA広場、ふわふわドームなど、多くの人が楽しめる空間が新たに生まれるほか、 カフェやペットサービスショップなど魅力的な民間店舗もオープンする高槻市の新たな観光スポットです。
安満遺跡は、高槻の稲作文化発祥の地です。約2,500年前に開かれた環濠(かんごう)がめぐる居住地や水田、集団墓地などが 見つかっており、土器や石器、農工具、装身具など豊富な生活用具が出土しています。淀川を介して各地と交流して栄えた、 弥生時代の社会を知る上で極めて重要な遺跡です。京大農場の地下には、いわば最初の高槻市民が営んだムラが息づいています。 (高槻市HPより)

公園内には、散策する人・芝生で遊ぶ子供たち・ベンチに寛ぐ人等、たくさんの人が集まっている。
入口から入って遊歩道を進むと 芝生に設置されたベンチにゆっくり座っている方も見られる。このベンチも市民の寄付で銘板が貼ってある。遠くに高槻駅付近の マンションが望まれ、公園の両側には、JR東海道線・阪急京都線の電車が走り、関心のある子供たちがカメラ片手に集まっている。
遊歩道を進むと「安満遺跡」から出土した甕の大きなモチーフが立っており、その先には墓場の方墳が数か所に渡って盛られている。 遺跡を再現した歴史だと想像できる。

遊歩道のベンチ

出土した甕のモチーフ

方墳のモチーフ


画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

式典が行われた「SAKURA広場」は、屋外の催し等で活用できそうだ。毎年5月に行われる「ジャズ・ストリート」もここで行われれば 最高だと思いながら通り抜けるとスターバックスや売店・ドッグランの店があり、その前には「ふわふわドーム」の遊園地があり、 子供たちが、長い行列で待ちながら、ピョンピョンと飛び跳ねているのは楽しげだ。
更に昔あった京大事務所の建物に向かう。そこは「環濠」に囲まれた住居地域にあるので、「環濠」の堤と水をイメージした白石を抜ける。 ここも堤にもたれたり、白石で遊ぶ子供たちで賑わっている。

SAKURA広場

ふわふわドーム

環濠


「環濠」の中に建つ旧京大事務所の建物が「本館・レストラン」に改修されている。きれいになったレストランの前には行列ができている。 洋館のレストランは雰囲気も最高だ。その横に建つ「資料館」も行列が長いので、一日後に入場すると出土品の手作りのレプリカが 展示されており、工夫も凝らされており、楽しく見学できるのは嬉しい。
外に出て、散策すると透明のパネルが立ち「竪穴式住居」等が芝生に映し出される工夫がなされており楽しい。

本館のレストラン

資料館の出土品

竪穴式住居イメージパネル


この辺りから「環濠」越しに公園を眺めるとその広さは魅力的だ。
「本館・レストラン」前の道からの出口には「安満公園遺跡」のシンボルマークが 刻まれた石碑が立っている。数年後、10年後にはもっと緑に包まれた素晴らしい公園になることだろうと想像・期待して公園を後にする。
帰宅途中、近くの小川沿いの満開の桜並木を満喫して、近くの散策を終える。

環濠越しの風景

南エントランス

桜並木


自宅から歩いて5分程の近くに、大きな公園ができたのは大歓迎で、散策のルートが増えたのは嬉しい。 大いに活用し、健康維持に努めたいものだ。




    
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