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「7つの世界遺産を巡る ベトナム縦断ハイライト7日間」旅行記




○ 「ハロン湾・ハノイ・帰国」(2014.12.08.~09.)

いよいよ最終日となった。ベトナムを南から北への行程を楽しみ、今日はハロン湾観光となる。その後、ハノイに戻り、帰国の途に付くと云う ハードな日程だ。
何時ものように、5時過ぎに目覚め、窓から暗い外を見ると雨は降っていないようで一安心だ。ただ、大型の台風がフィリピンに来襲し、被害が 出ているので、その台風がこちらに来ないか心配だが、日本のように進路予測が出ないので、今夜の飛行機が心配だ。
夜明けのハロン湾
山側のホテル群
ハロン湾観光は、やはり好天の下で巡りたいと 思っていたので、起きて身支度を整える。
海側の部屋ではないので、海の見えるテラスに向かうとハロン湾が広がり、薄っすらと島影が望まれ、 港に停泊するたくさんの船が見える。あの船に乗るのだろうと思いながら部屋に戻る。
明るくなって来たので、窓から山側の景観を眺めるとホテルやマンションが立ち並んでいる。リゾート地としても有名なハロン湾のホテルが集まっているようだ。
6時から朝食、8時30分出発なので、開店早々のレストランに行き、窓側の席を確保し、バイキングの料理を楽しむ。高級ホテルなので、食材も豊富で、 コツクが目の前で調理してくれる料理もあり、ハロン湾の景観を望みながら、ゆっくりと味わう。
食事を終え、スーツケースの整理をした後、ホテル周辺を散策する。高層のサイゴン・ハロンホテルはハロン湾に面した高台に建ち、プールも水を湛えている。海岸に 行こうとするが、海岸筋が工事中で行けず、ホテルに戻る。
朝食
窓からの眺め
サイゴン・ハロンホテル プール

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

8時30分、バスで直ぐ近くの港まで行く。曇天で少し残念だが、幻想的な光景が望めるのではなかろうかと期待して、旅行社チャーターの貸切船に 乗り込む。ツアー仲間だけなので、船室・階上甲板と自由に動き回られる。
甲板に出ると少し寒いが、ジャンパーを着ていると問題ない位だ。船上から、昨夜泊まったホテルの雄姿も眺められ、ハロン湾の中に進んで行くと、 海に突き出す奇岩が次々と現れて来る。
チャーターした観光船
海上からホテルを望む
ハロン湾に突入

静かなハロン湾の湾内を、ゆっくりと巡って行く。他の観光船も多いのに人気が高いことが分かる。
ハロン湾の奇岩
ベトナム北部、中国との国境から程近い約1,500km²もの広大な湾内に浮かぶ大小2,000ほどの奇岩。
壮大なスケールで広がる山水画のごとき世界は、さすがベトナム一の景勝地と言われるだけのことはあります。
昔々、この地に龍の親子が降り立ち、口から宝玉を吐き出して敵を蹴散らした際、それらが岩となって海面に突き刺さったという 伝説を信じたくなるほど、神秘的で幻想的な景観にだれもが魅了されてしまうことでしょう。
起伏に富んだこれらの島並みは、 桂林からニンビンにかけての広大な石灰岩大地が氷河期に沈降し、長い歳月のうちに海水や風雨に浸食されてできたもの。 まるで彫刻作品のような闘鶏島や象島などを見つめていると、自然の妙を感じずにはいられません。(阪急交通社HPより)

甲板のベンチで、景観を眺めながら座っていると観光船に小舟がやって来て、海老・蟹・貝を売りに来る。ガイドの話では、購入すると 昼食時に料理してくれるらしいが、メンバーで買う人はいない。
奇岩が迫っている狭い海峡を抜けると水上生活者の船団がかたまって停泊している。行政から撤去を迫られているらしいが、ここでの生活を 選んでいるのだと。
魚介を売る小舟 海老・蟹
奇岩が迫る
水上生活者の船団

夫婦岩 夫婦岩と観光船
穏やかなハロン湾を進むと有名な「夫婦岩」云われる奇岩が現れる。
二つの小鳥が寄り添うように立っている岩は愛嬌があり、他の奇岩と名前を付けて対比されるのは分かるような気がする。
日本の夫婦岩の優雅さはないが、対の奇岩が向き合っている姿は象徴的で、観光船が周辺に集まり、いろいろの角度から眺めている。
進行方向から豪華な観光船が進んで来た。西欧人が甲板で見物する姿が見られる。ガイドの話では、船内で一泊するクルーズで、 ハロン湾の夕暮れ、夜明けを眺められるので、人気があるそうだ。それにしても、ベトナム各地で西欧人が多いのが分かる。文化の違いを 求めるのだろうか。
奇岩がにょきにょきと林立する海上を進む。
奇岩の岸壁を観ると岩肌は真っ直ぐに立ち、小さな木々も生えている。
ハロン湾の観光船
豪華な観光船 甲板の西欧人
奇岩の断崖

◎「ハロン湾観光①」の「紀行スライドショー」

海上を進み、鍾乳洞がある小島に上陸する。階段を上り、スンソット鍾乳洞の入口に達するとライトアップされた大きな洞窟が迎えてくれる。日本の鍾乳洞は 水が流れ、ポタポタと水滴が落ちるが、この鍾乳洞は水は流れておらず、乾燥しているので、滑ることもなく歩き易い。
現地ガイドの先導で、アップダウンの洞内を巡る。カラフルなライトアップに照らされて、石柱・石筍等が見事に残っている。洞内は汗ばんでくる位、暑い。
鍾乳洞の入口
鍾乳洞①
鍾乳洞②
鍾乳洞③
鍾乳洞④
鍾乳洞⑤
鍾乳洞⑥

約40分のスンソット鍾乳洞の見学見学を終え、洞窟から外に出ると風が気持ち良い。
船着場へは、岸壁の海岸線に設置された木製の橋を伝って進む。途中の東屋で一息入れ、乗船を待っていると、小舟で魚介類を売りに来る。 観光客で買う人がいるのかと思うが、生活ができているだから、買い求める人もいるのだろう。
木製の遊歩道
海の上の東屋
魚介を売る小舟

観光船に乗り、クルージング・ランチとなる。ゆっくりとした船内で、旅行社サービスのビールで乾杯し、船内で調理した海鮮の昼食をいただく。 次々と海老・貝・いか・魚等の料理が運ばれ、ハロン湾の美しい景観も眺めながら楽しむ。味も良く、贅沢な気分だ。
観光船は、昼食を食べながら、ゆっくりと港に戻って行く。
船内でのクルージング・ランチ
いか料理 貝料理
魚料理

約5時間のハロン湾クルージングはハロン湾の珍しい景観を楽しみ、日本とは違った鍾乳洞を観て、美味しい魚介類の昼食を味わう充実した時間だった。 世界遺産の景観をゆっくりと堪能でき、大満足だ。
13時10分、バスに乗り、ハノイに戻る。昨日通った同じ道なので、ウトウトしたり、景色を眺めたりとのんびりと過ごす。途中、土産物屋でトイレ休憩をし 夕暮れ迫るハノイ市街に入る。
車上から、「歴史博物館」やフランス統治時代に造られた「市劇場・オペラハウス」を見物する。帰宅時間になり、車とバイクのラッシュはやはり凄いのに 驚き、「水上人形劇」観覧の時間調整で土産物屋に立ち寄る。
ベトナム通貨を使ってしまおうと買物をし、足らない金額は日本円で支払えた。お釣りの小銭は仕方がないと思っていると日本円の硬貨で 返してくれたのには驚いた。
歴史博物館
市劇場・オペラハウス
ハノイのラッシュアワー

18時30分から「水上人形劇」を観劇する。 開演前から劇場の前にも観客が待ち、人気は高い。劇場は満員で、ここでも西欧人の団体が多く、指定席に座って開演を待つ。
音楽が鳴り響き、水上にたくさんの人形が踊り出す。後の簾から、人形を操作しているのだが、人形が交叉して動くのに、操作棒(?)が スムースに動くのには驚く。題目は色々とあり、竜が出たり、動物が現れたりと面白い。舞台の横には、音楽や語り部が座り、人形劇を支えている。
約45分の人形劇が終わると、後で操作して人が簾から現われ、全員で挨拶される。結構年配の方が多いようだ。珍しい「水上人形劇」に 感動して、劇場を後にする。
水上人形劇入口
水上人形劇①
水上人形劇② 操作する人

いよいよ、今回のツァーも最終行程となった。
野菜・海鮮料理
肉料理
深夜便で帰国するため、さよならディナーとなり、ハノイの名店で行われることなり、バスでレストランに向かう。
落ち着いたレストランで北部料理をいただく。最後の地ビールで乾杯し、次々に運ばれる料理を味わう。少し中華料理風の料理を満足する。
何度も云うようだが、今回のツァーの料理は、ベトナムの風土と日本人の舌に合っている。
ツァー仲間の皆さんとさよならディナーを楽しみ、ハノイ空港に向かう。直接深夜便に乗る時のデイナーは面白いものだと思った次第だ。(20:50)
ハノイ空港に行き、混雑していない窓口で各自がチェックインする。台風の影響もないようなので安心し出国する。出国手続きも簡単で、搭乗口まで 行き、自由時間となる。
ハノイ空港
朝食
深夜の空港のベンチで休憩し、時間が来たので搭乗する。
0時30分発のVN320機は満席で、A321機の3-3列の前後に座る。
座席にモニターもないので、飲み物をもらって直ぐに眠ってしまう。
5時過ぎに目覚め、少しすると朝食となる。空腹感がないが、美味しく食べ、コーヒーですっきりと目覚める。
真っ暗で、外の景色は見えないが、関西空港の照明に気付き、定刻通り6時40分に到着する。
さすが、大阪の空気は冷たく寒い。全員の荷物も無事出て来たので、添乗員と仲間の方に挨拶をし、解散となる。防寒具を取り出し、 スーツケースは宅配便で送り、JRで帰宅する。9時過ぎに無事帰宅する。

◎「ハロン湾観光②・ハノイ」の「紀行スライドショー」

今回のベトナム縦断旅行は、天候にも恵まれ、世界遺産を始め、ベトナムの史跡・生活・料理を満喫できた充実した旅だった。南ベトナム・中部ベトナム・ 北ベトナムと縦断することにより、地域差を実感するとともに、どの地方でも活気溢れる人々の生活振りに、ベトナムの若さと発展途上の勢いを 感じた。
物価も安く料理も美味しく、ホテルも清潔で、満足できる7日間だった。

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