「青春18切符」「JR最南端駅を目指して」

2002/ [7/25][7/26][7/27][7/28][7/29][7/30]

「行程MAP」


***** ディジカメを買う前ですので、画像はありません。*****


○ 「7/25」(高槻→姫路→倉敷→尾道→広島)


自由な時間が持てるようになり、時々利用していた「青春18きっぷ」を思い切り活用した旅を検討した。 鹿児島勤務時代の仲間からの誘いもあり、今まで気になっていた場所、友人・知人との交流をしながら JR最南端の駅を訪れる・・・楽しい企画が出来た。さあ、出発!!

今日は広島に単身赴任している小学校からの友人O君との懇親を目的に検討する。
高槻発 8:19 の新快速で旅のスタート。姫路まではいつも乗っていたが、新たな気持で乗車する。 木曜日なのでビジネスマンも多く、リュック姿は目に付くが気にしない、気にしない。大阪で座れて 海側の景色をぼんやりと眺めながら姫路着 9:42。
10:04 発の三原行きに乗り換え。ここからの鈍行は 初体験なのでワクワクする。海を時々臨みながら、岡山を過ぎ倉敷着 11:42。

久しぶりに倉敷を散策する。大原美術館・白壁の堀付近を歩くが暑いので観光客もまばら。 駅地下の寿司屋で昼食。 倉敷発 13:12 で尾道に向う。車内はがら空きで足を伸ばしながら・・・尾道着 14:17。

駅の案内所で地図をもらい、散策を始める。尾道は坂のある町と云われているが、本当に坂ばかり なのに驚く。坂の間にあるお寺を巡り、千光寺山ロープウェイ乗り場から一気に頂上に向う。 瀬戸内海を望む風景にしばし見とれる。風が気持ち良い。今治からの「しまなみ海道」の終点が 尾道だとは知らなかった。頂上から文学の小道の石碑を見ながら下り、海に出る。 林芙美子像を探し、海岸を駅に向う。

尾道発 15:27 快速・山陽シティライナーで広島着 16:43。
広島でO君が予約してくれたホテルにチェックインし、時間まで街中をブラブラする。繁華街の 地下は広くて賑やかだ。地下の交番付近で久しぶりの再会。彼の行きつけの居酒屋で乾杯。親父とは 懇意の様でお客さんとも交流しながら楽しい時間を過ごし、スナックでもう一杯。感謝!! ホテルに帰り、すぐに眠る。

[7/25][7/26][7/27][7/28][7/29][7/30]


○ 「7/26」(広島→下関→行橋→宇佐→別府)


広島発 6:26 に乗る予定で、朝食を食べるため、早い目に駅に行くと列車が止まっている。 京都発の下関行き臨時快速で、ラッキーと指定券を買い乗車する。5:33発で広島を出発。まだ 「青春18きっぷ」に慣れていないため、臨時列車を見落とすミスに反省しきり。 夜行ではこの辺りは何度も通っているが、早朝の穏やかな瀬戸内海を見るのは初めて。 朝日が反射して本当に美しい。 下関着 8:57。

今日の目標は国東半島巡りと別府の叔父に会うことで、快速に乗れたので日程的に少し楽になった。 駅で立ち食いうどんを食べ、下関発 9:17 行橋行きに乗る。国東半島巡りのバスに乗るには宇佐に 11時には着かなければならないので、行橋で特急に乗らないと間に合わない。行橋着 10:15、 10:26 発のソニック13号に乗り換え宇佐着 10:58。この間は普通切符と特急券をを購入したが、 止むを得ない。

宇佐発 11:10 の国東半島定期観光バスに飛び乗るが、乗客は小生一人。観光バスとは云え、 路線バスも兼ねているので途中地元の方の乗降は少しあるが、数人で進んで行く。富貴寺で20分位 停車し、その間に緑に囲まれ、落ち着いた富貴寺を一人で散策する。次に真木大堂を訪れ、 同じ様に20分休憩。次は熊野磨崖仏の急な坂を上り、前面の崖に見事な不動明王像が現れびっくり。 なぜ、国東半島にこの様な仏教文化が栄えたのか興味津々だ。

12:59 に宇佐に戻り、駅前の喫茶店で昼食。宇佐神社へバスで行く。ここは以前来たことがあるが、 立派な神社には感心する。 さっと見学し、宇佐駅に戻り、16:37 発で別府着 17:37。小雨が降って来た。駅前の宿を探すが 何処も満員とのこと。宗教関係の集会があるので、駅近辺は無理の様だが探すと、旧館の和室が 空いていたので即決。温泉で汗を流し、小雨の中、叔父が開店した「えぞ一番」を探す。

住宅街を少し迷った後、やっと店を見つけ、何年振りかの再会に叔父・叔母と握手。一杯飲みながら 色々と話す。久し振りの北海道料理、ラーメンは美味い!!店もきれいで、スタートは良好な様だ。 いい気持になり、健康と商売繁盛を願ってホテルに帰る。

[7/25][7/26][7/27][7/28][7/29][7/30]


○ 「7/27」(別府→延岡→日之影温泉→高千穂→高森→ 下田城温泉→立野→熊本)


今日の予定は日本一高い橋を渡る高千穂鉄道に乗り、高千穂見物後、高森から南阿蘇鉄道で熊本まで 行くことと、途中で温泉を堪能することである。
別府発 5:58 に乗るべく、駅前のコンビニでおにぎりを買い、薄曇りの別府湾を臨みながら南下し 延岡着 8:39。延岡駅前は何となく淋しげで人通りも余りない。

延岡発 9:47 の高千穂鉄道に乗り、山間に入って行く。この辺りは降雨量が多かったのか川は濁流で 鮎釣りの盛んな所であるが、釣り人は見えない。日之影温泉着 10:48。駅の二階が温泉になっており ホームと川をを見ながら次の列車までノンビリと温泉を楽しむ。風呂上りにビールを一杯。

11:46発で出発し、すぐに日本一水面から高いと云われる青雲橋を渡る。高さが137mとのことで、 橋の上で列車を止めて見晴らしを楽しむサービス付だ。写真等では橋の上の列車を見て、すごいなぁー と思ったのだが、自分が橋の上では大したことはなかった。高千穂着 12:06。

高森へのバスが夕方までないので、定期観光バスで見物することとする。案内所でそばの美味しい店を 聞き、昼食後観光に。高千穂峡は濁流できれいとは云えず、前回来た時ののイメージを思い出す。 ガイドの案内で天岩戸神社・国見ケ丘・雲海橋を見物し16:00帰着。福岡行きの高速バスで山を越えて 高森まで行く。

阿蘇山の姿が夕日に映えて美しい。ノンビリした牧歌的な高森発 18:11 で熊本に向うが、途中の 阿蘇下田城ふれあい温泉駅で下車し、駅の中にある温泉を次の列車まで約1時間楽しむ。 硫黄の匂いが強くて気持の良い温泉だ。地元の方と話すと毎日ここに来ているとか。 南阿蘇鉄道の終点・立野でJRに乗り換え。JRの進行方向が反対に行くのでびっくりして、車掌に 尋ねるとスイッチバックとのことで驚いた。熊本着 20:20。

駅近くのホテルにチェックインし、駅前の郷土料理屋で米焼酎と馬刺し・ざる豆腐で一杯やる。 なかなか美味しく、店は大混雑だ。温泉に入ったのでシャワーも浴びずに眠る。

[7/25][7/26][7/27][7/28][7/29][7/30]


○ 「7/28」(熊本→鹿児島→西大山→枕崎→指宿)


今日はJR最南端の駅である西大山を訪れ、枕崎まで行き、指宿に宿泊する。この辺りは鹿児島時代、 ドライブで何度か行った事があるが、列車では初めてだ。
熊本発 6:12 に乗り、鹿児島に向う。八代海に沿って南下する。よく通った鹿児島本線を感慨深く 穏やかな海岸をコンビニおにぎりを食べながら眺める。出水の会社を見ながら約3時間 西鹿児島着 9:21。鹿児島の町をブラブラするが暑い。天文館まで行き、軽く昼食を取り駅に戻る。

西鹿児島発 12:05 指宿・枕崎線に初めて乗る。ノンビリしたローカル線で乗客もまばらだ。 錦江湾・桜島を眺め、海岸線を進む。指宿、山川を過ぎて、開聞岳の山裾にJR最南端の西大山駅が ある。 同好の方も居られるようで、車で来て写真を撮っている。枕崎着 14:27。

枕崎駅は見事な位古ぼけた駅舎でJR最南端の終点なのに・・淋しい限りだ。折り返しの列車で 枕崎発 14:36で指宿に。西大山で車掌に許可を得て、下車して案内掲示板等カメラに収める。 数人の人が同行し、少し時間が遅れたが、ローカル線で問題なしか。山川までの列車なので 乗り換えて指宿着 17:10。

駅から国民休暇村に電話すると宿泊OKとのことで、シャトルバスで休暇村へ。温泉に入り、 砂むし風呂もあるのでユックリと楽しむ。夕食のビールは最高に美味しかった。夕暮れの錦江湾 を眺め散策し、ユックリと休む。

[7/25][7/26][7/27][7/28][7/29][7/30]


○ 「7/29」(指宿→鹿児島→出水)


今日は出水の会社訪問と仲間との懇親会でこの旅のメインイベントだ。
朝風呂に入り、久し振りに朝の時間をノンビリと過ごす。指宿発 9:52の快速なのはな4号で 鹿児島へ。今日も暑いが大阪の暑さとは違ってカラッとしていて爽快な気もする。 西鹿児島着 10:58、11:05発で出水へ。車内で弁当を食べる。出水着 13:16。

2年ぶりの会社。仲間との再会。嬉しい限りだ。小生の携帯に連絡を取っていたらしいが、 電池切れで通じず、小生の顔を見てホッとしたとのこと。工場を見学し、昔の仲間とご挨拶。 大きく変わってはいないが、新しい設備も順調に稼動し、従業員の明るさは昔通りで気持ち良い。 ホテルで一風呂浴びて、懇親会へ。

驚いたことに、60名も参加してくれた。小生が予定通り来るか・・・心配した訳が分った。 乾杯の後、各人からショートコメントがあり、昔のエピソードやこれからの健康祈願やクラブの ことや・・・・楽しい一時で嬉しい限りだ。カラオケも全員でやり、最後は胴上げの 洗礼を浴び、酔いが益々廻る。

お開きの後、昔、お世話になった居酒屋に挨拶に行き、二次会へ。スナックで久し振りに 大声を上げる。ホテルに戻り数人と部屋で懇談。 楽しい夜だった。

[7/25][7/26][7/27][7/28][7/29][7/30]


○ 「7/30」(出水→八代→人吉→吉松→霧島西口→隼人→都城→宮崎)


昨日は遅くまで飲んだので、今朝は少し遅い出発とし、肥薩線のスイッチバック・ループ方式の 鉄道と日本一と云われる車窓からの眺め、宮崎までローカル列車を楽しむ。最後は宮崎から フェリーで大阪へと、旅の最後の日を締めたい。。

出水発 7:00で二日酔いの体を八代まで揺られる。八代着 8:21。人吉からの肥薩線に接続させる ためには、鈍行では間に合わないので、八代発 8:49 急行くまがわ1号に乗り、球磨川を遡る。 鮎釣りの釣り人が渓流の中で竿を振っている。人吉着 9:45。

10:17発の列車に乗り換え、いよいよ スイッチバックとループを経験する。昔、山の急斜面を蒸気機関車で進行するための智恵が方々に あり、前に進んだと思うとバックしたり、大きくループする軌跡は他では味わえない。 車窓から遥かえびの高原を望む景色は日本一か。

吉松着 11:16。11:26発の隼人行きに乗り換えてローカル列車を堪能する。霧島神宮近辺には温泉が あるので、霧島西口で下車し、温泉を訪ねると15分歩くとあるとのこと。広々とした温泉で昨日の アルコールを発散させ、食堂で昼食。駅まで戻る間に汗まみれになり、一列車遅れで隼人着 13:32。 14:15 日豊本線に乗り換えて、都城着 15:08。時間があるので、駅前を散策するがさびれた感じ。 16:07発に乗り換えて、車中でくつろぐ。宮崎着 17:10。

宮崎駅構内で日向鶏の刺身・焼き鳥で旅の思い出を静かに回顧しながらビールを傾けた。それにしても 鶏は美味い。タクシーで港まで行き、19:10発のフェリーに乗船する。大型フェリーに乗るのは初めて だが、風呂もありデッキも広く快適であるが、次回はランクを上げてベットにする必要がある。 船倉の大広間で体を伸ばして眠る。早朝の紀伊半島は薄曇りで暑そうだ。南港に 7:30着。 九条の上の叔父宅に立ち寄り、下の叔父の元気な状況を報告して、昼前に帰宅する。

本格的に「青春18きっぷ」を使った旅をした。企画した時と日々変更があったが、基本路線は間違い なく達成出来たので満足だ。昔の仲間、友人、叔父との再会や尾道・国東半島・高千穂鉄道・ 南阿蘇鉄道・最南端の駅・肥薩線の車窓・フェリー乗船・各地の温泉・・・新たな体験も十分 満喫出来た。
「青春」の二文字が蘇る。これからも「青春18きっぷ」を活用しいつまでも「青春」で!!








    
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送