「青春18切符」「九州〜四国巡り」

2003/ [4/1][4/2][4/3][4/4]

「行程MAP」


○ 「4/1」(高槻→熊野古道→大阪→博多)


春休みの「青春18きっぷ」を利用して、「青春18きっぷ」サイトで発見した九州から四国に行く フェリーで宿泊する方法を試し、豊肥本線での九州横断と道後温泉・金毘羅さん見物を企画した。 大阪発 22:08の夜行快速を利用して行くため、昼間のチケットを有効利用しようと、朝から和泉砂川 までの「熊野古道」紀行を実施した。

「熊野古道」紀行を終えて、大阪駅で二男と待ち合わせ、一杯やりながら腹ごしらえをし、 見送りを受け、 夜行快速で出発。車内はほぼ一杯だが、若者に混じって結構年配者も散見され心強い。いつもの様に 三宮を知らない内に眠ってしまう。眼が覚めると、小雨の降る朝の瀬戸内海に沿って進んでいる。 ウトウトしたり、車窓から桜が満開になっている景色を見ながら博多着 7:27。

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○ 「4/2」(博多→二日市→大牟田→熊本)


雨が激しくなって来た。構内の食堂で朝食定食を食べ、ホッと一息つく。地下街をブラブラし 地下鉄で福岡ドームを見に行く。駅を下りてから少し歩くだけで雨でびっしょり。朝も早いので 誰も居ない。市内を散策しようと思っていたが、雨のため断念し、二日市温泉を訪れることにする。

二日市駅から歩いて10分位に日帰り温泉があり、ノンビリと入浴する。刺青の人が何人か居り、 びっくり。しかし、やさしい人だった。大宰府に行く計画であったが、雨で諦める。 二日市駅前で軽く昼食を取り、13:17発で大牟田着 14:32。すぐ乗り換えて熊本へ。雨が小降りに なってきたので、車窓から桜満開の様子がよく見られるようになった。

熊本着15:41。雨も止んだので熊本城まで歩いて夜桜見物に行く。結構距離があったが、雨による 落花盛んの状態で、花見客もチラホラ。天守閣には上れなかったが、夜店でビールとつまみを買って 熊本でのお花見。帰りは市電に乗って、昨夏泊まったホテルにチェックインし、同じく郷土料理屋に 行き、馬刺しと米焼酎で一杯。郷に入らばその地方の名物料理とお酒が最高。

今日は雨のために予定が大幅に狂ってしまったが、温泉・夜桜と郷土料理に満足し、お休み。



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○ 「4/3」(熊本→三角→熊本→宮地→竹田→大分→別府)


雨がまだ残っており、予報でも午後遅くまで続くとのこと。阿蘇の麓に温泉を・・と思っていたが 中止し、天草五橋のスタートである三角に行くことに変更。昔、ドライブで行ったので三角西港の エキゾチックな建物が印象的だった所を訪れ様と。予定変更で少しノンビリと朝を過ごし、 熊本発 10:06 で三角へ。小雨に煙る海を臨みながら、三角半島の突端へ進む。本来なら普賢岳が 海の向こうに見えるはずが、何も見えない。

三角着 10:54。雨がまだ降っており、三角西港までのバスもないので、残念ながら折り返しの列車で 帰ることにする。 三角発 11:00。熊本着 11:51。大分までの接続を調べると、本数がなく、熊本で 時間をつぶし、昼食後、熊本発 14:31の宮地行きに乗る。 前回通過した立野のスイッチバックを再度 経験し、阿蘇の麓を進むが、曇り空で阿蘇山は全く見えない。残念。

宮地着 16:06。乗り継ぎで駅前をブラブラするが何もない。宮地〜竹田間は一日3本しか鈍行は 走っていないのだ。宮地発 16:48の列車はワンマンカーで学生が数人乗っているだけの状況で、 周りが林に覆われた細い線路をフルスピードで走る。視界が狭いのでスピード感がすごい。 今まで経験した中で一番山中を走っている感じだった。

竹田着 17:34、発 17:41で大分へ。雨が降ってなかったら、竹田城址の桜見物も考えていたが残念。 この線は少し人も多くなり、大分着 19:21、乗り換えて別府着 19:58。フェリーの出航が 23:55 であるので、その間に銭湯に行く。駅前の案内板で近くにある竹瓦温泉に向う。商店街を通り、明治 35年に出来た温泉に到着。丁度、温泉祭りで入浴無料とラッキー。(後で聞くと通常の入浴料は 80円。湯の街だ)古めかしい温泉でくつろぐ。

温泉の番台で礼を云い、お魚の美味しい店を聞き、漁師さんが経営する店に。ジョッキで一杯やり、 関さばがあるので注文。美味い。親父やおかみさん、お客さんと色々と話す。今から乗るフェリーを 利用する旅人も時々あるとのこと。お勘定は少々高かったが、関さばだから・・・

雨も降っているのでタクシーで港に行き乗船。ガラガラで二等船室には数人。23:55発までに 眠ってしまう。出航したのも知らず、眼が覚めると船は停まっていた。2:25着の予定だが、4:00。 5:00まで船内滞在はOKなのが、このフェリーの「青春18きっぷ」推奨の由来なのだ。身支度をし 下船する。

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○ 「4/4」(別府→八幡浜→松山→伊予西条→観音寺→多度津→琴平 →坂出→岡山→姫路→高槻)


今日は四国名所、道後温泉と金毘羅さんに初めて訪れ、瀬戸大橋を渡って帰宅する最終日だ。

四国・八幡浜の港は雨も止み静かだ。セリ市もまだで魚のトロ箱の陸揚げの真っ最中。セリ市を 見たかったが、始発の時間に間に合わず断念し、JR八幡浜駅に歩く。コンビニもなく、自販機で お茶だけ買い乗車する。八幡浜発 5:35。車内は学生と二人だけ。今年、和歌山大学に入学し、 今から寮に入るために出発した新入生だった。大阪のこと、余り知らないが和歌山のことを色々と 話しながら松山へ。

松山着 7:16。元気で頑張れよ!と握手して別れる。初めての松山の目的である道後温泉へ市電で 向う。松山城の桜は満開に近い。道後温泉と坊ちゃんと坂の上の雲の街・・・松山。古めかしい 温泉会館本館に入る。上層は色々あるらしいが時間がないので、普通の温泉にユックリ入浴。 透明で結構熱く気持ち良い。

坊ちゃん列車を見ながら風呂上りの缶ビールで朝食。奥道後温泉にはバス旅行で行ったが、やはり ここは風情があり落ち着く。市電で駅まで戻り、松山発 9:27で伊予西条に向う。ローカル線の ノンビリした時間を楽しみながら、伊予西条着 11:32。11:35に乗り換えて観音寺に向う。

愛媛県は東西に長く、道後温泉に寄ったが、12時を過ぎてもまだ愛媛県だ。瀬戸内海が近付いたり、 遠のいたりしながら観音寺着 12:40。駅で讃岐うどんの昼食をかき込み、13:05発の列車で多度津へ。

多度津着 13:41、13:45発に乗り換えて目的地の琴平着 14:00。駅前から門前町の風情が漂い、 観光客も結構多い。ワープロで「こんぴら」と変換すると「金毘羅」であるが、本当は「金刀比羅」 だそうだ。商店街から右に折れ、いよいよ石段を上り出す。途中、テレビでも良く見る駕籠屋さんが 客待ちをしている。山上まで一気に上ることにするが、途中で休憩しなければダメだった。

桜も八分咲き位の見頃で、桃の花が美しい。山上の本殿にお参りし景色を眺めると展望が広がり 涼風が気持ち良い。山上でしばし休憩する。時間も余りないので下り始める。途中、歌舞伎小屋 を眺め、商店街のうどん屋で腹ごしらえをする。

琴平発 15:30で帰途に向う。坂出着 15:50、16:06発に乗り換え、いよいよ四国ともおさらば。瀬戸 大橋は夕日で輝き美しかった。岡山着 16:47で約30分待ちの 17:15発で姫路へ。姫路着 18:40、 姫路発 18:45でいよいよ最終コーナーを廻って高槻着 20:01。

夜行列車、夜行フェリーでの宿泊と学生時代の様な旅だったが、九州〜四国のルートを認識出来た ことも意味がある。桜前線に沿っての旅で各地の桜を見物出来たのも季節感があって良かった。 ディジカメでの撮影が少なかったので、HPとしては淋しいが今後の課題としたい。







    
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