「青春18切符」「醒ヶ井〜名古屋〜関西線」


○ 2004.07.26.(高槻→醒ヶ井→名古屋→亀山→鶴橋→高槻)

今までも「青春18きっぷ」を使っての日帰り旅行は「熊野古道」以外にも行っていたが、 特に書くこともなかったので省略していた。 福井経由琵琶湖一周、城崎温泉・姫路巡り、岡山・高松巡り等々。
今回、近場でなかなか良い場所を訪問したので書き留めておく。

暑い日が続き家に居ても大変。避暑を兼ねて何処か良い所はないかと妻と検討した結果、滋賀県・ 醒ヶ井の清流に戯れ、後は適当に冷房のきいた電車でノンビリと楽しむこととした。

時刻表は持っては行くが計画はせず、適当に進むこととし高槻駅に。7:49発の新快速に乗る。米原まで 行く予定が野洲行きで野洲で次の列車を待つ。米原着9:08。接続は良く9:11発の岐阜行きで次の醒ヶ井 下車。(9:17)
醒ヶ井は独身時代、会社の仲間4人でゴールデンウイーク前に飛び込みで訪れたが、どこの旅館も満員で 仕方なく米原の駅裏旅館で独身最後の麻雀大会をした思い出がある。それ以来訪れたことはない。

駅構内の醒ヶ井コミュニティーセンターで案内マップを入手しスタート。醒ヶ井は中山道の61番目の宿場で湧き水が 豊富な小さな町だ。
釣鐘が玄関に釣らされている「松尾寺」を過ぎると小さいがきれいな清流「地蔵川」に行き当たる。 川の水は冷たそうで川底には緑色の藻が流れに身を任せてユラユラと。これが有名な「梅花藻」だ。
川岸には「百日紅」の紅い花が咲き、「梅花藻」の白い小さな花に「百日紅」の落花した紅い小さな花が 混ざり見事なコントラストで美しい。手を入れると冷たいのに驚く。

「松尾寺」

「地蔵川」

「梅花藻」 説明→


「梅花藻」は初夏から晩夏まで梅の花に似た小さな花を水中・水面で咲かせるキンポウゲ科の沈水 植物で水温が年間を通じて14度の地蔵川に群生する。
丁度花が満開。梅の花に似ているか!?

「梅花藻」


「地蔵川」に沿った中仙道の街並みもあり、ノンビリとした美しい町だ。「本陣跡」「問屋跡」 「醒ヶ井延命地蔵」の史跡も残り、湧き水の元の「居醒の清水」できれいな水をゴクゴク。
冷たくて美味い。ポリタンクを持って水を汲む人も次々と。川辺で涼風を味わいながら一息入れる。 大阪の暑さと比べると天国だ。

「中仙道の醸造業」

「本陣跡」

「醒井問屋跡」 説明→


「地蔵川の水車」

「延命地蔵」 説明→

「居醒の清水」 説明→


もう少し上流に進むと「居醒の清水」の湧き水水源となり、中仙道を上ると「馬頭観音碑」があり ここで元に戻る。川沿いの涼しい道に沿って下り、適当に涼を取りながら進む。「十王水」 「西行水」と湧き水の源を通り、養鱒場に向かおうと考えたがバスが出た後で予定を変更して 駅に戻る。

「居醒の清水の源」

「中仙道標識」

「馬頭観音碑」


「十王水」

「西行水」 説明→

「道しるべ」


駅の横にある「醒井水の宿駅」でナスを買って、11:07発の列車に乗る。乗ってから予定を立てる。 取りあえず名古屋に行き、関西線で大阪に戻る概略を決め持参したビールで乾杯!!
途中ウトウトしながら名古屋着12:10。

名古屋駅は改装されきれいになっている。昼食は・・・・と考え、結局前に食べたダブル丼の 店に行く。小さな丼を2個ひっ付けた丼で同時に二種類の丼が味わえる。マグロ丼・ミソカツ丼と コーチン定食を食べる。面白い組み合わせだ。
乗車時間までデパートで涼を取る。椅子は一杯で同じ様な気持ちの人が多い。

14:08発の亀山行きに乗り、緑の稲の波を見ながらクーラーのきいた車内で新聞を読んだり、本を読んだり。 この辺りの稲はもう穂が出ている。桑名・四日市と知らない都市を巡り、亀山着15:19。
亀山は「伊勢路」の紀行でいつも乗り換えているが、早朝か夜で昼間は初めてだ。約20分の待ち合 わせで、15:41発の加茂行きに乗る。いつも降りる柘植を過ぎ、林の中を走る線路に緑を楽しみ、 遠くの入道雲を眺めて進む。伊賀上野も通るのだ。この辺りの関西線に乗るのは多分初めてだろう。

加茂着16:58。17:06発の奈良行きに乗り換え、奈良で区間快速に乗り換え天王寺着18:08。名古屋から 丁度4時間だ。環状線で鶴橋に行き、昔行ったことのあるガード下の行列の出来る串焼き屋さんへ。 まだ時間が早かったので待たずに入れ、ビールで乾杯!!バラ・ツラ・キモ・ココロ・ミノ等々を食べる。キムチも 美味い。焼肉とビール・焼酎を楽しみ気持ち良く20時過ぎに帰宅する。

夕立が降った模様だが蒸し暑い。
「青春18きっぷ」を活用して、JR車内と湧き水の「醒ヶ井」での涼を求めたプチトリップだった。 12時間涼しい時を過ごせたのは気持ち良い。関西線の未経験ゾーンを車窓から楽しめたのも。 今日も35度以上の暑さだったが、この旅は正解だった。







    
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