「青春18切符」...「大阪・中部地方一筆書きの旅」




○ 2011.09.10 (高槻→米原→岐阜→美濃太田→多治見→名古屋→亀山→加茂 →法隆寺→大阪→高槻)

「青春18きっぷ」を利用して、妻と共に赤穂散策と姫路城の改修現場見学を予定していたが、日程の調整がつかず、最終日になってしまった。 しかし、妻に急用が出来、実行出来なくなったので、急遽、朝から何処に行こうかと考えた次第だ。
一人旅だと、朝一番の列車で、目的地まで行くが、7時前に決まったので、取り敢えず駅まで行き、京都方面行に乗り、「中山道」紀行時に 行けなかった上諏訪温泉の「片倉館」に行くか、何時か行きたい飯田線の途中まで行き、資料集めするかと考えることにした。 しかし、米原行の車中で検討すると、この時間・土曜日ではなかなか難しいことが分かり、「一筆書き」のルートを考え、実施することにする。

○、高槻(7:31)→米原(8:40・8:46)→岐阜(9:36・9:38)→美濃太田(10:22・10:36)→多治見(11:04・11:23)→名古屋(11:57) →昼食→名古屋(13:05)→亀山(14:07・14:44)→加茂(16:06・16:12)→法隆寺(16:40)→T君と懇談→法隆寺(19:31)→大阪(20:17・20:30) →高槻(20:47).
===> 423.4km・6830円

時刻表を持って慌てて飛び出したので、カメラを持つのを忘れ、今回は写真無しの旅となってしまった。
「青春18きっぷ」を土曜日に利用するのは珍しいので、車内の風景も変わる。米原行の新快速は満員で、熟年の「青春18キッパー」や学生も 多いようだ。京都で座ることが出来、時刻表と首っ引きで、行く先を検討する。
「中山道」紀行時、先達の方に薦められていた上諏訪温泉の「片倉館」を考えるが、帰路が厳しくなり断念。先日、佐久平からの帰路は 身延線を利用したが、飯田線ルートも考えた。しかし、途中下車する時間がないので、次の機会に廻したので、その途中まで行くのも 良いと検討したが、これも時間的に難しいので断念する。
「中山道」紀行で通った、岐阜からの高山線、美濃太田から一部乗車した太多線で多治見に行き、中央本線で名古屋へ。名古屋からは 関西本線で亀山経由加茂に行き、大和路快速で久宝寺経由で、まだ乗っていないおおさか東線を利用して帰ろうと計画した。

米原の手前から扉の傍に行き、「米原ダッシュ」に備える。朝一番の列車ではその心配はないが、休日の9時前は乗換え列車に座れない可能性が 強いのだ。階段の近くだったので、直ぐに階段を駆け上り、無事豊橋行の列車に座れる。後から来た人は座れず、通路は通勤列車並みの 混雑だ。
自転車を折りたたんだ袋を背負ったグループが乗って来た。サイクリングに行くようだが、満員列車では大変だ。休日ともなれば、こんな風景も 見られるのだと。
岐阜駅で降り、接続している高山線美濃太田行のディーゼル列車に乗換える。ガラガラでボックス席を独占し、のんびりと3年前に歩いた行程を 思い出しながら車窓の景色を楽しむ。「加納宿」から「鵜沼宿」までは17kmと長く、その間に「間(あい)の宿」が存在していたこと思い出し、 木曽川の対岸に「犬山城」を見て、美濃太田駅に到着する。
その時の「中山道」紀行は、ここから「おわら風の盆・観賞の旅」に行き、 一晩中、その風情を満喫したのだ。そうそう、その時、福田首相が辞任したニュースを耳にした。あの時と現在も政治は何も進歩していないと。

美濃太田から太多線に乗換える。ここも以前、「中山道」紀行時の帰路、可児駅から美濃太田駅まで乗り、次の紀行時は逆に可児駅まで 乗ったが、それ以降は未乗車の区間だ。
ガラガラの列車は木曽川を渡り、可児駅に。ここで名鉄に乗換えたのだと思いながら多治見に向かう。
多治見は阪急ブレーブスファンとしては、梶本隆夫投手の出身地であることは小さい頃から知っている地名だ。昨年か一昨年かに、日本で一番 暑い町になったとも記憶していたので、20分余りの接続待ちの間に駅の外に出るが、陽射しが熱く、駅前の電子温度計は34℃を示している。 とても歩く気がしないので、ホームに戻り、名古屋行きの列車を待ち、空き席の多い快速に乗車する。
この路線は「中山道」紀行時、何度通ったであろう。多治見〜名古屋間は「中山道」と離れているので、歩行はしていないが、車窓からの 景色はなじみ深いものだ。この列車でも自転車持参の乗客がいる。一般の方や学生のグループが一走りして、疲れた様子で座っている。 サイクリングが本当に流行っているのだ。
ふと、先日会った高校時代の友人T君が、法隆寺に住んでいることを思い出し、都合が良ければ会えればgoodだと思い、連絡して見ようと。 名古屋駅に着き、彼に電話するが通じず、食堂街で名古屋コーチン親子丼の昼食を食べ、関西本線で亀山に向かうことにする。

亀山行の快速もガラガラで、ボックス席を占領し、ゆっくりとする。 関西本線は以前、「醒ヶ井〜名古屋〜関西線」で周遊したことがあるが、 余り覚えていない。亀山に着き、40分余りの待ち時間を外に出で散策しようかと思ったが、暑くて出る気もせず、先日、「伊勢本街道」 紀行の時、蕎麦を食べた食堂があれだったと見て、ホームで加茂行の列車を待つ。
もう一度、T君に電話すると、OKの承諾を得たので、法隆寺で下車し、旧交を温めることにする。
加茂行は長椅子タイプで学生もたくさんいて満員だ。「伊勢路」「伊勢本街道」紀行時、乗換えた柘植を過ぎ、伊賀上野に進む。ここからは ハイキングの人が乗って来られ、笠置でも登山姿の人がたくさん乗って来る。やはり、休日の列車の光景は違う。木津川の流れを眺めていると 加茂に到着し、大和路快速に乗換え、法隆寺に向かう。

駅前でT君が迎えてくれ、一緒に近くの寿司屋に行く。まだ開店前だったが、顔なじみのT君を見て、店を開けてくれ、再会を祝して 乾杯する。奈良なのに刺身も新鮮で、なかなか良い店を見つけたものだ。
鹿児島での単身赴任時、家のすぐ近くに寿司屋があり、自炊が面倒になった時、時々立ち寄って芋焼酎を飲みながら、主人やお客さんと 談話した。彼も後から入って来られたお馴染さんと親しげに話しているのを見て安心した次第だ。
「青春18きっぷ」の話をし、リタイヤした後は「時間の贅沢さ」を味わえるのが最高だと現役で頑張っているT君に話したりと楽しい 時間を過ごす。
法隆寺の駅まで送ってもらい、また会おうと別れる。快速に乗り、久宝寺で降りて、おおさか東線で帰ろうかと思ったが、少し酔っているので そのまま大阪まで行き、高槻に帰る。バスもあり、21時過ぎに無事帰宅した。

急な変更で、ルートをどの様にするか未決定で電車に乗ったのは初めてだった。もう少し早く出発出来ていれば、他のルートも考えられたが、 「中山道」紀行のトレースと太多線の可児から多治見の未乗車区間も乗車出来た。
高槻から「一筆書き」で400km以上踏破出来た。もっと時間があれば、踏破出来るだろうが、まあまあの結果だろうと満足する。 それにも増して、法隆寺でT君と旧交を温められたことは嬉しいハプニングだった。







    
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