○ 2014.08.21. (高槻→姫路→相生→倉敷→相生→姫路→高槻) 先日、久し振りの「青春18きっぷ」を使っての「飯田線秘境駅探訪」を実施した。数年、「青春18きっぷ」を使っていなかったが、やはりこの 魅力はなかなかのものだ。 残りの切符を妻共々、「倉敷・姫路散策」で楽しむことにする。今年の夏は、雨が多く、集中豪雨の被害も多く出ている。広島市の被害は凄く、 まだ不明者がたくさん居られるのは悲しいことだ。蒸し暑い夏の日を、列車の冷房で快適になろうと出発する。 ○行程(8/21) 高槻(7:46)→姫路(9:14・9:39)→相生(9:59・10:00)→倉敷(12:07)→散策→倉敷(15:47)→相生(17:16・17:18)→姫路(17:38)→散策→ 姫路(18:41)→高槻(20:02) ===> 427.2km・7340円 6年前、お花見を兼ねて「倉敷・姫路散策」をして以来の小旅行となる。前回、相生駅での乗換で「相生ダツシュ」の経験をした妻から、あのダッシュは 危険だから止めて欲しいとの要望で、相生に1つ前の列車で到着する余裕のある行程を検討した。 7時過ぎに家を出て、バスで高槻駅に向かうと、予定より早い新快速に乗れたので、乗車し、大阪駅から座って姫路に向かう。通勤客以外は 「18キッパー」の姿は見られないが、姫路到着と同時に、赤穂行の列車に乗換える人の多くは「18キッパー」のようだ。この列車だと、予定の1本前の 岡山行に、相生で乗れるが、「相生ダッシュ」をしなければならないので、パスして姫路駅の構内をブラブラと。
定刻通り、岡山行の列車が到着し、ゆうゆうと座り、姫路からの列車を待つと到着と同時に、同じホームであるが「相生ダッシュ」で、たくさんの 人が乗り込んで来る。満員になり、立っている人も多い。 岡山まで、降りる人も少ないので、相生駅で座れないと岡山まで1.5時間立って行かねばならないので、「相生ダッシュ」で席の確保を図るのだ。 老若男女の「18キッパー」が多いが、この時期は、夏休みの前半よりは少ないようだ。 阪神間の曇天は青空になり、暑さが戻って来たような車窓を眺める。この辺りは「山陽道」紀行時に歩いたコースが多く、駅毎に思い出があり、 妻に話しながら岡山駅へ。三原行なので、乗換えることもなく、倉敷駅に到着する。 観光案内所でマップを入手し、美観地区に向かうが、陽射しがきついので、商店街の中を進むことにする。ショッピングをしながら、店に立ち寄り 倉敷の街を楽しむ。商店街を抜けると左に「阿智神社」の鳥居と石段が迎えてくれ、白壁の倉敷らしい町並みが続く。しかし、暑い。 静かな路地に入って行き、落ち着いた街並みと白壁を楽しむ。
路地を抜けると川端に出て、「大原美術館」の堂々とした建物が現れる。この美観地区に来ると観光客も多く、さすが倉敷の感がする。川沿いの 柳を見ながら、日陰を探しながら散策する。白壁に囲まれた路地も所々にあり、カメラ好きの方が方々で撮影している。 川には、観光船が船頭さんの説明を聞きながら、舟遊びに興じているが、多分、暑いだろうと。お腹が空いて来たので、川端の蕎麦屋に入り、 「ざる蕎麦」を食べ、一息入れる。温かい蕎麦を食べる気がしない位の夏に逆戻りだ。
食事を終え、川沿いに散策するが、暑くて、店に入ったりしながら、橋を渡り、川沿いを一周する。
ただ、芙蓉の花だけが、少し涼しげに咲いているのは嬉しい。 倉敷アイビースクエアの方に足を伸ばそうとも思ったが、暑いので諦め、観光案内所前の橋を渡り、裏通りに向かう。 川から裏通りに向かう角の建物には「火の見櫓」が立っている。昔の面影を残す努力に拍手だ。 路地を抜けて裏通りに出る。古い街並みが残り、土産物屋や飲食店が、昔の面影を残しているのは嬉しい。倉敷の街全体が、美観を 意識して、古い建物を当時のまま保存している所が、観光地として名声を上げているのだと改めて認識する。「街道歩き」で訪れる 宿場や街並みも、同じように努力している所も多いが、なかなか上手く行っていないのとの違いは・・・・・? 商店街を抜けて倉敷駅に戻る。倉敷駅は改装中で、テントに囲まれている。次に訪れる時には、どのような姿になっているのだろう。
昔の遊園地の名残りの建物も残っており、奥にはアウトレットもあるようだ。 まずは、ショッピングモールのフードコートで氷を食べる。暑さに参っていたので、 冷たくで美味しい。一息入れて、アウトレットに向かう。こんなに駅前(駅裏)にアウトレットモールがあるのは珍しく、平日なのに買物客・家族連れが多いのには 驚く。 アウトレットモールの店も多く、適当にバーゲン品を見て、予定通りの列車に乗るべく、倉敷駅に戻る。表側は改装中だが、裏からの倉敷駅は、遊園地の 建物もあり、面白い駅裏になっている。 岡山駅で乗り換えるのが面倒なので、相生行を選んで乗車すると2人席も空いており、冷房の効いた車内でホッとする。岡山駅からはたくさんの 観光客も乗って来て、立っている人もいる。正解だった。 のんびりと車窓を眺めながら、姫路に向かう。姫路駅は改装され、姫路城側に出ると、駅前は大きく変わっている。昔の駅舎がなくなり、 ショッピングビルもでき、遊歩道や地下もできている。その変化に驚く。 駅前から、真正面に姫路城が望まれる。今年の春に改装され、白過ぎるとの批判もあるようだが、漆喰の白さが映えており、次第に灰色に なってくるのだが、改装された今が、新築と同様の白さ=白鷺となるのだ。
長い商店街を姫路城方向に向かう。姫路の商店街は賑やかで、東西に何本もの商店街が存在する、最近では珍しい街だ。丁度、大河ドラマ 「黒田官兵衛」のご当地で、その関連商店も多く、姫路城改装・黒田官兵衛と姫路に風が吹いているようだ。 姫路城の前まで行く。まだ、工事用のクレーンが少し邪魔だが、真っ白にお色直しした姫路城=白鷺城が夕陽に輝いている。やはり、美しい。 決して白過ぎないと思いながら、城内には入らずに駅に戻る。 その途中に、「山陽道」紀行時に通った商店街をパチリと。あの時は、姫路城はすっぽりと覆われていたので、完成したら行きたいと思っていた のが、見ることができ満足だ。駅前には地下の遊歩道(?)も設けられており、姫路駅の改装も、同時期にしたのだと感心する。
赤穂からの列車だが、2人席に座ることができ、姫路駅周辺の変貌に驚いたことを話しながらのんびりと過ごす。 窓から見る空が、夕焼けで赤く染まり美しい。最近は雨が多く、夕焼けをみる機会もなかったのではないかと思いながら、段々と暮れ行く 夕焼けを眺めていると真っ暗になってしまう。 通勤時間なので、神戸辺りから混み出し、大阪からは満員だ。 高槻で降り、夕食を兼ね、いつもよく行く居酒屋で、ビールで乾杯し、食事を楽しみながら、倉敷・姫路と6年前との違いを話す。 気持ち良い酔いと疲れに満足し、無事帰宅する。久し振りの夫婦二人の「青春18きっぷ」小旅行に満足し、シャワーを浴びて、ぐっすりと眠る。 近場の小旅行だったが、夏の暑い時期は、冷房の効いた列車での旅は、避暑にもなるが、今回の倉敷は暑くて大変だった。これに懲りずに、 小旅行を企画したいものだ。 残りの1枚は、一人で何処に行こうかと計画するのも楽しみだ。 「倉敷。姫路散策」の旅「紀行スライド」
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