「青春18切符」...「竹原散策の旅」




○ 2015.09.08. (高槻→加古川→姫路→岡山→糸崎→海田市→広→竹原→三原 →福山→倉敷→岡山→高槻)

「天橋立・姫路紀行」「日光街道紀行」を「青春18きっぷ」を活用し楽しみ、残り1枚の切符を如何に活用するかを考えていた。
高槻から日帰りのエリアは、ほとんど行っているが、呉線に乗っていないので、NHK朝ドラ「マッサン」で、有名になった竹原を散策しようと計画した。 出来るだけ、同じルートを通らないために、山陽本線・呉線を廻ろうと検討する。
高槻から竹原散策をし、広島経由で廻ると最終列車になってしまう。反対に、広島経由で廻るとgoodであることが分かり、そのルートで、何処かに 寄り道できないかと考え、「旧山陽道」紀行時に立ち寄った倉敷の居酒屋で、一杯呑もうと計画した。

○行程(9/8)
高槻(5:00)→加古川(6:48・6:58)→姫路(7:15・7:31)→岡山(9:08・9:13)→糸崎(10:41・10:54)→海田市(12:03・12:07)→広(12:43<昼食>13:15) →竹原(14:01<散策>15:21)→三原(15:58・16:02)→福山(16:34・16:46)→倉敷(17:21<夕食>18:49)→岡山(19:00・19:17)→ 姫路(20:40・20:42)→高槻22:01) ===> 727.2km・10480円

始発に乗るべく、4時30分前に家を出る。小雨が降っていて、傘を差さねばならないが、夜明け前の空気は気持ち良い。 この列車で、姫路方面に行くのは「旧山陽道」紀行以来で久し振りだ。

明石大橋

姫路駅そば

高槻駅には、早朝からの通勤客はいるが、「18キッパー」らしき姿は見当たらない。ガラガラの列車で、ウトウトしながら加古川に向かう。 目覚めると「明石大橋」の雄姿がが眺められる。
いつもは、朝日を眺めるのだが、雨上がりの曇り空で見ることはできないが、広島方面は晴れの予報なのは有難い。
加古川駅で乗り換え、姫路に向かい、しつものように、岡山行の列車が来る間に、朝食として、名物の「姫路駅そば」を食べる。中華麺に和風出汁 の珍しい麺で、楽しみにしている立ち食いそばだ。
7時31分発の新見行は、前は2人掛けだと思っていたが、ボックスの4人掛けだ。4両編成なので、乗り換え客が、座ることができないので、「姫路 ダッシュ」をしないと席の確保が難しい乗継だ。快速からの乗継客が、急いで乗車するが、遅れた人は座れない。
ただ、夏休みは「18キッパー」が多く、岡山まで行く人がほとんどだが、この時期は、通学の学生も多く、網干や相生で降りるので、座ることができ、 相生を過ぎると立つ人も少なくなっている。時期によって変わることを学んだ次第だ。
新見行なので、岡山で寝過ごさないよう携帯の目覚ましを掛けておき、「旧山陽道」で歩いた所をトレースして行く。忘れた所も多いが、印象に 残っている場所は、この辺りだと想い出しながら進む。

糸崎駅

海田市駅

岡山で三原行に乗り換え、ガラガラの列車で、車窓からの景色を楽しむ。
「旧山陽道」は岡山から内陸部の「吉備路」を進むので、山陽本線沿いは 通らないが、福山で宿泊し、翌日、「鞆の浦」散策に出掛けたことや尾道で道に迷ったことを回想しながら、糸崎で岩国行に乗換える。
三原行だが、手前の糸崎駅で乗り換えるのが、「18キッパー」の常識だ。そうすれば、座れる可能性が高いのだ。
岩国行の列車は、三原を過ぎ、次の本郷駅から山陽本線は、右に大きく迂回して行く。「旧山陽道」は直進し、峠越えが続く難所だったことを 想いながら、車窓から「松子山峠」のぬかるみ道だろうと楽しみながら西条に到着する。
広島県の「旧山陽道」を眺めながら海田市駅に到着し、呉線に乗換える。
広島駅まで行き、快速に乗換えるのも可能だが、昼食を食べる時間がないので、手前の海田市駅でひとつ前の列車に乗換え、終点の広駅で 昼食にしようと考えた次第だ。
12時7分発の広島から来る普通列車が7分程遅れて到着し、きれいな列車のボックス席に座る。
呉線の景観は素晴らしいと聞いていたので、窓側に座り、車窓の景色を楽しもうとするが、呉駅までは、時々海が見えるが、都会の路線で 面白味がなかったが、呉を過ぎると瀬戸内海も望まれ、のんびりと車窓を楽しむ。
7分遅れのまま、終着駅の広駅に到着し、昼食を食べようと駅前に出るが、食事処は皆無の状態で、少し探したが諦め、駅の売店で、おにぎり 買い求め、駅のベンチで、急いで食べる。

広行・列車

瀬戸内海の眺め

広駅


画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

13時15分発の三原行は、定刻通りに出発する。黄色い列車は、長椅子タイプで、横向きに瀬戸内海を眺める。
曇り空で、景観は映えないが、瀬戸内海の島々と船が眺められ、美しい景色だ。のんびりと車窓を楽しむが、想像していた景観には及ばないのは、 青空に映えていないからだろうと納得させながら進む。
14時01分、竹原駅に到着する。ホームの案内板は、かぐや姫をモチーフにしたお姫様の絵と「竹のまち竹原」と記さている。「安芸の小京都」と 云われる街の玄関としては、可愛い案内板に心が弾む。

三原行・列車

瀬戸内海の島

竹野駅案内板



「竹原散策の旅@」の旅「紀行スライド」

竹原駅横の観光案内所で、竹原のマップを入手し、約1.5時間の街並み探索に向かう。
「街並み保存地区」までは、約10分かかるとのことで、速足で進み、本川沿いの道を北に向かうと「道の駅」があり、交叉点を渡り、右に 入って行くとタイムスリップしたような街並みが続いている。

竹原の街並み保存地区

平安時代、京都・下鴨神社の荘園として栄えた歴史から、「安芸の小京都」と呼ばれる竹原。
そのシンボルといえるのが、落ち着いた風情を漂わす国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定された町並み保存地区です。
製塩地として飛躍的に発展した江戸時代、豊かな経済力を背景に頼春水・春風・杏坪の兄弟、また、頼山陽ら、多くの優秀な学者を輩出しました 。
塩田と町人文化の隆盛が生んだ重厚な家々は、今日まで往時の姿を伝えています。(ひろしま観光ナビHPより)

古い街並みには、平日なのに観光客も多く、ゆっくりと街並みを楽しんでいる。
小道を入った右には「旧笠井邸」が建っている。明治5年に 浜だんな(塩田経営者)の家とし建てられた本瓦葺の大屋根、袖壁を設けた造りは立派なものだ。
そこから左に、真っ直ぐな石畳の道が続く。電柱もなく、昔の雰囲気が残る街並みは、絵になるようだ。
道の両側には、重厚な屋敷や商家が立ち並び、屋根瓦・灰色の壁等、趣きがある。先日訪れた「中山道・奈良井宿」とは違った趣があるのは、 時代の違いなのかと考えながら、石畳の道を進む。

竹原駅

旧笠井邸

重厚な屋敷や商家


その先右に、目的の「竹鶴酒蔵」が建っているが、扉が閉まっている。定休日なのだと残念に思いながら、貼ってあるビラを見ると「品不足で、 小売販売・見学はできない」と。朝ドラの反響の多さで、日本酒が足りないようだ。
「マッサン」の影響力の大きさに驚愕するが、こうして訪れた客に対して、見学でもさせてもらえれば・・・・と恨む次第だ。しかし、全国的に 朝ドラの効果が大きいのには驚く。他の観光客も、折角来たのに・・・落胆の色が隠せない。記念に清酒「竹鶴」を買おうと思っていたのに残念だ。 その先の「憧憬の広場」に立っている「マッサンとリタ」の像と並べる。

竹鶴酒蔵

マッサンと・リタの像


残念な思いを懐きながら進むと、左に立派な「松阪邸」が堂々と建っている。入母屋造りの二階建の主屋の裏側にも建物があり、 江戸末期の建築だそうだ。松阪氏は、塩田の必需品である薪問屋・石炭問屋を業とし、塩田経営、廻船業、醸造業と多角経営を行い、 庄屋・竹原町長を務めた名士だと。
その先右には、白壁の商家が立ち並び、竹原の街並みの美しさを再認識させる。道角の旧家は、「初代郵便局跡」だそうで、昔のポストが立っている。 「書状集箱」と記され、黒色だ。明治時代の雰囲気が味わえる街角だ。

松阪邸

白壁の商家

初代郵便局跡


その先右の「憧憬の広場」には、「マッサンとリタ」の像が飾られ、朝ドラ人気をしっかりと受け止めている観光地魂はさすがだと思いながら、一息入れる。
更に石畳の道の右に、今までの街並みとは違った洋館「竹原市歴史民俗資料館」が建っているのが目立つ。時間がないので、見学はパスして進むと白壁の 屋敷が続き、県史跡「頼惟清旧宅」が建っている。頼惟清は、頼山陽の祖父で紺屋を営んでいた家で、頼一門の発祥の地だと。
2012年12月、「旧山陽道」紀行時、広島で「頼山陽史跡資料館」を訪れた。 そのルーツがここ竹原にあったことを改めて知り、広島と頼家との繋がりを感じる。

竹原市歴史民俗資料館

白壁の屋敷

頼惟清旧宅


古い街並みの石畳の突き当たりに「胡堂(恵比須神社)」の祠が祀られている。若い男女のグループが、盛んに写真を写しているので、後で説明書を読むと、 大林宣彦監督の映画「時をかける少女」の舞台となった場所だと。映画は見ていないが、街並みと祠は、良い撮影場所だったと納得する。
「胡堂」の右奥に、「酒造り用井戸」が残っている。造り酒屋の多い竹原の水を貯えていた井戸なのだと見ながら、左に折れ、横の道を左折し、 元の方向に戻る。この道も石畳が敷かれ、趣きのある街並みが続く、気持ちの良い小道だ。
少し進んだ右に「酒蔵交流館・藤井酒造」があるので立ち寄る。木造建屋の内部は、古風な様式が残り、竹原の特産品が展示されており、清酒の試飲も できるので、三種類の地酒を味わう。「竹鶴酒蔵」で買い求められなかったので、気に入った「純米酒・宝寿」を購入する。

胡堂 酒造り用井戸

石畳の街並み

酒蔵交流館 内部


列車の発車時間を考えれば、ゆっくりと街並みを楽しむ時間が少なくなったので、速足で駅方向に向かう。
少し先左に、立派な白壁の家が「光本邸」で、江戸時代に建てられ、その土蔵を改装してつくられた「今井政之 陶芸の館」が有名だと。陶芸の世界では 有名な方らしい。
石畳の道から、両側に伸びる路地も、趣きがあり、ちょっと立ち止まって眺める程の景観だ。途中、神社が祀られているのを見ながら、元来た交叉点に 戻ると、川沿いの小さな広場に「頼山陽銅像」が立っている。竹原でも、頼山陽は尊敬されているのだと。

光本邸

趣のある路地

頼山陽銅像


交叉点の角に「道の駅」があるので、土産を買おうと立ち寄り、甘味を買い、休憩所を通ると、朝ドラ「マッサン」の主人公や共演者のパネルが飾られている。

マッサンのパネル

宝寿と竹鶴

朝ドラの影響は凄いのだと改めて感じ、急ぎ足で竹原駅に向かう。
発車10分ほど前に駅に到着し、売店でビールを買おうとするが売っていないと。何処に売っているかと尋ねると駅前の土産屋にあると。急いで行き、 ビールを買って、横を見ると清酒「竹鶴」の一升瓶が置いてある。四合瓶はないかと尋ねると300mlのはあるとのことで、買い求める。ご主人の話では、 「竹鶴」は地元でも、なかなか手に入らないとのことだ。良かった!!
帰宅して、買い求めた「宝寿」と「竹鶴」を記念に撮影する。
15時21分発の三原行に乗り、瀬戸内海沿いの景観を楽しむ。呉からの沿線より、海が近いので、はっきりと望め、長椅子タイプの座席から、横向きで景観を 眺める。瀬戸内海は、穏やかな海だ。

三原行

瀬戸内海眺め@

瀬戸内海眺めA


三原駅に着き、山陽本線の播州赤穂行の列車に直ぐ乗り、福山駅まで行き、快速に乗換えて、倉敷に向かう。
今回の旅の目的のひとつに、「旧山陽道」紀行時に、O君と立ち寄った居酒屋「天友」を訪れることだ。この店は、O君が馴染みとしてよく行く、堺筋本町の おでん居酒屋「天友」に勤めていた人が、郷里・倉敷で店を開いた所で、名前が同じなので、入って話すと大阪の店の姉妹店だと分かったのだ。

薩摩料理

天友

駅前ビルの地下にある店に訪れると、カウンターだけの店は、予約も含め満席で、座ることができない。親父さんは、申し訳ないと。
仕方がないので、近くの 薩摩料理の店で、かつお・鶏の刺身や芋焼酎で夕食とする。なかなか美味しい。
帰りに「天友」に顔を出すと席は空いていたが、時間がないので、親父さんと少し話すと前回のことを覚えていて、申し訳なかったと。折角、途中下車して 立ち寄ったのに、残念だったが、止むを得ない。
18時49分発の列車で、岡山に向かう。岡山発の姫路行は、大混雑するので、接続する列車の1本前の列車に乗り、岡山駅で乗車列の前に並び、姫路まで 座るための策だ。岡山駅で、15分程、並んで座ることができた。次の列車から、乗換える人は、ダッシュするも座れないのを見て、正解だと。旅の満足感と 心地良い酔いでウトウトし、姫路で乗り換え、22時30分頃に帰宅する。

「竹原散策の旅A」の旅「紀行スライド」

今年の夏の最後の「青春18きっぷ」は、未踏破の呉線見聞を目的に「竹原散策」を計画し、楽しく幕を降ろした。西日本の日帰りコースは、これで、ほぼ完了した のではと満足している。次回は、如何に活用するかが、面白い課題となる。






    
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