[出発][カナディアンメロッキー][メープル街道][ナイアガラ][帰国]


○ 「出発」


自由な時間を持つことが出来、念願のベストシーズンの「彩りのカナダ」紀行を夏前から検討した。 紅葉・黄葉を鑑賞すると共に、欲張ってカナディアン・ロッキー、ナイアガラも含め、且つ、 列車に乗る・・・ことを狙ったツアーを探した。同じ様なツアーがあるが、最終的にJTBに決定した。
ノースウエスト航空利用のため、移動には時間がかかるが、マイレージ確保も大きいので、大陸を 東西に飛び回ることも楽しいだろうと・・・・

14時35分関空集合に合わせ、早めに出発し、関空で昼食、カナダ$への両替、受付後マイレージの 登録等々。集合説明で初めてメンバーを見て、人数の多さと結構年配者が多いのに驚く。後で分ったが、 前年の9.11テロで行けなかったか方の参加が多かった様だ。もっと驚いたのが、息子の友人の Iさんご夫妻が参加しておられ、お互いびっくり!!世の中は狭い。

定刻通りデトロイトに向って出発。機内は満席で、後方座席でくつろぎながら機内食を楽しむ。 デトロイトで乗継ぎ、ミネアポリスへ。この辺りアメリカの航空機の不便さを感じるが、ミネアポリスの 構内でビールと軽い食事をし、カルガリーへ。出発が少し遅れたため、明るく輝くカルガリー空港には 日付変更前の到着。我々のパッケージは無事到着したが、2個未着、同じ航空会社でもあるのだ。 バスでホテルへ。リゾートホテルで二部屋にそれぞれベットがある広々としたキッチンつきの ホテルだ。弁当の夜食を食べてぐっすり。

10/9 6:30モーニングコール、朝食後街を見るとどのビルも電灯が明々。盗難防止で夜中も点灯しているとか。 バスでカナディアン・ロッキーに出発。外気は肌寒い。


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○ 「カナディアン・ロッキー」


バスは一路カナディアン・ロッキー目指して草原をひた走る。牧草をロール状にした「ヘイロール」が 方々に散らばり、アルバルタ牛が放牧され遠くのロッキーまで広々とした草原で気分爽快。

やがて、 ハイウエイはロッキーの国立公園に入る。頂上に雪をいただいた山々が連なり、爽快な気分だ。動物が ハイウエイを横切るためのトンネルが作られ、車窓からの風景もワクワクする。レイク・ルイーズの 湖は国立公園の中でも有名で氷河を望む対岸の山々が湖面に写る景色は本当に美しい。この辺りの木々は 背も低く、紅葉ではなく黄葉で日本と違う風情がある。

バスは北上し、コロンビア大氷原の入口にある アサバスカ氷河を訪れる。寒い。ジャンパーを着て、雪上車で氷河の上に。青く輝く氷河は厚さ300mも あり、表面はでこぼこで歩き難い。氷上は風も強く、季節が真冬に来た感じだ。初めての氷河を経験し、 自然の荘厳さを感じずには居られなかった。 ロッジで昼食。地元インディアン料理だったが、お世辞にも美味しいとは云えない。

帰途も湖に立ち寄りながら、バンフの町で自由時間。リゾートとして観光客で 溢れている。暗闇の中を走り、今夜の宿泊地であるカナナスキスのデルタ・ロッジに着いたのは8時 半過ぎていた。このホテルで夏にG8首脳会議が開かれ、小泉首相の写真が売店に飾られていた。9時に アルバータビーフの夕食。あの草原に居た牛だ。

10/10 朝目覚めると外は雪がしんしんと降っている。真っ白!!朝食後、散歩しようとするが、雪が激しいので、 ロビーでくつろぐ。10時出発で、雪景色の中オリンピックの開かれたカルガリー競技場跡へ。 ジャンプ台や施設がそのまま活用されているようだが、シーズン前でひっそりしている。昨日までの 青空が雪空になるとはびっくりだ。

14:20発でミネアポリスへ国境を渡る。空港でサンドイッチとビールの軽い夕食を食べ、 乗り継ぎでモントリオールへ。22:20着後、バスでホテルへ。このホテルで三連泊することになる。 ホテルの前にスーパーがあり、ビールを買い込む。一日中、飛行機に乗っていた感じで、堪能。
 
動物用トンネル
車窓雪山
レイク・ルイーズ
雪山
アサバスカ氷河
雪上車
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○ 「メープル街道」

10/11 朝食は7時。簡単なビュッフェスタイルで野菜は生。ブロッコリーも。7:45出発でケベックへ。 メープル街道のネーミングは日本人のもので、一般的ではないが、セントローレンス川沿いに下ると 所々紅葉が美しい。

ケベック州の公用語はフランス語で標識も分らない。ケベックシティーに着き、 市内観光後、有名なホテルであるシャトー・フロントナックでバイキングの昼食だが、観光客が 集中し、順番待ちが大変。

その後、2時間、自由行動でケベックの街中をウロウロとする。画商・彫刻 ・土産物・メープルシロップ・・・・・北米でもっとも歴史のある繁華街と云われる プチ・シャンプランをノンビリと歩き廻り、観光案内所のトイレでびっくり。 会社の先輩であったJ氏ご夫妻とばったり会う。数年会っていないのに、カナダのケベックの片隅で 出会う奇遇もあるのに驚く。時間が無いので話も出来なかったが、又々、世の中は狭いと感じた。

帰途はウトウトしながらバスに揺られ、5時前にホテルに。現地ガイドさんから「1$ショップ」の 話を聞いたので、すぐに行く。5時閉店とのことで慌しく買い物。面白いものがあるが、5時になると 電気を消してしまう徹底振りに驚く。夕食はホテルでサーモン料理。ボリュームがあり美味しかった。

10/12 8:30 朝食は昨日と同じ。9:30出発でローレンシャン高原へ。ドライブして1時間後位から 周辺の山々が赤く染まってくる。その風景が嫌になる位続くのだ。日本の紅葉とは違ったスケールの 大きさを堪能する。「このまま死んでも良い」と同行のおばさん達が感嘆されていたのに、一同大笑い。 今回のツアーの方々は皆さん旅慣れた方ばかりで、時間厳守、マナー等々気持の良い方ばかりで 快適な旅行だったことは特筆される。

高原に入ると間近に紅葉が見られる。湖のほとりから、ロープウェーで小高い山に上った眺めは 最高のものだ。湖と紅葉と緑のコントラストに空の青。上手く写真が撮れないのが悔しい位だ。 出発時、時期が遅いのでは・・・と危惧していたが、最高の紅葉でガイドさんの話では一週間前は 緑・・・ばかりだったとか。天候も最高で惚れ惚れとする眺めを堪能し、ロープウェーで下り 昼食会場へ。姉妹がもてなす小さなレストランでポーク料理をいただき、食後近くを散策する。 湖水に映る紅葉は落ち着きとやすらぎを感じさせる。

帰途、ハローウィン飾りの街を眺め、びっくりするようなカボチャに驚き、教会に立ち寄ったりした 後、一路モントリオールへ。 今夜は日本食と云うことで、ホテルからバスで日本料理店(名前?)へ。刺身も天ぷらも美味しく、 久しぶりに日本酒も飲む。

食後、自由行動となり地下鉄でノートルダム聖堂に向う。 地下鉄で地図を開いて検討していると、可愛い女性が話し掛けて来て、片言で話すと、聖堂まで 案内してくれた。日本に興味があり、一度行きたい・・・と。下町の石畳を歩き、マクドナルドで トイレを借り(カナダ・マクドはかえでのマークがついている)中華街の中を通り、モントリオールの 街中を歩く。これが海外旅行のいい所だ。前のスーパーでビールと土産用にメープルシロップを買う。 ビールで乾杯しておやすみ。

10/13 7:00 同じ朝食を食べ、三連泊のホテルを出発。今回の旅行の狙いでもある大陸横断鉄道VIA レイルに乗る。モントリオール駅は質素な感じで地下のプラットフォームは薄暗く日本の駅とは 大違い。9:40-12:48 列車でユックリとくつろぐ。今回はツアーの人だけなので地元の人との交流が 出来なかったのは残念。出発と同時に雨が降り出し、昨日までの天気に感謝感謝!!

キングストンの街はカナダでも古い街だがひっそりと淋しい感じ。バイキングの昼食後、 セントローレンス川に浮かぶ島巡りのサウザント・アイランド・クルーズを楽しむ。雨も止み、1時間 の船旅を堪能する。サザン・アイランド・ドレッシングはここで出来たドレッシングとのこと。 広いセントローレンス川の島巡りを終えて、トロントへ。

夕食後、自由行動で市内探索に行く。地下鉄の乗り方が分らず、駅員に聞くが本を読んでいて いいかげんな反応で頭に来る。やっと他の人のを見てチケット:丸いコインを買ってぐるっと一周し 街並みを歩くが店も閉まってるところが多く帰る。ホテルのベットが高いのには驚く。(翌日、日田の おばさんが飛び乗ったと表現していた) 10/14 7:00朝食、8:00出発でナイアガラへ。
 
車窓紅葉
ゴンドラからの街並み
湖と紅葉
ゴンドラから
高原の紅葉
湖畔と紅葉
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○ 「ナイアガラ」

四国と同じ大きさである五大湖の中で一番小さいオンタリオ湖に沿ってナイアガラ滝に向う。 対岸が見えない位の湖が一番小さいとは。カナダ滝の落ちるスポットまで近づき迫力を堪能する。 20年位前に来た時より滝口が後退しているに感じたのは正解で、毎年1m位削られて後退して おり、夜間は水量調整しているとのこと。

「霧の乙女号」に乗船し、滝壷のそばまで行く。アメリカ滝、カナダ滝の2つの滝を臨みながら 水しぶきの中進む。かもめが飛び、塩の香りがする。カメラを構えるのも大変な水しぶきで、 カッパはずぶ濡れ状態だ。自然の驚異に十分感激し下船するが、興奮がなかなか収まらない状況だ。

昼食は滝の近くの古いレストランでユックリと楽しみ、午後はナイアガラ・オンザレイク観光に 行く。途中、ワイナリーでワインを試飲したり、日本とは違うブドウ畑を見学し、アイスワインを 購入する。オンザレイクは自由行動なので、小さな街をブラブラ散策し、紅葉を楽しむ。

夕食はホテルのレストランでイルミネーションで輝く滝を見ながらの食事でワインを十分堪能する。 食後、滝のそばを散歩するが、寒さと水しぶきが道まで注ぎ、早めにホテルに戻る。
 
落下寸前
滝とかもめ
霧の乙女号
乙女号内
カナダ滝
カナダ橋
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○ 「帰国」

10/15 モーニングコール5:45 朝食なしの出発。売店でホットドッグを買い、バスで食べる。 国境の橋ではチェックもなく、アメリカに朝日と共に入国。バッファロー空港発10:05で デトロイトへ。上空から五大湖を見ながら、自然の大きさを味わう。ナイアガラの水しぶきも 臨まれカナダともおさらば。

デトロイトで帰国する便の機材が到着せず、5時間の遅延とのことで 空港内のモノレールに乗ったり、食事をしたりして時間をつぶす。遅延お詫びで10ドル・ テレフォンカード・次回の割引券等貰らい、ビールを飲んだり、ショッピングをしたりと 思わぬ空港探索を楽しむ。ハリーポッターの原書を買ったが・・・

ようやく帰国便が到着し、5時間遅れで大阪へ。機内は満員でびっくり。関空には20時過ぎに 到着しほっとする。ツアーの方々と再会を願いながらお別れし、家路に。高槻の駅前で 芋焼酎を一杯やり無事帰宅する。 天候に恵まれ、カナダの西から東までの大自然に接した印象深い9日間だった。








    
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