「宮古島の休日」


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○ [第3日]、「海水浴・シーサー作り」(2006/10/18)

朝の散歩は昨日と同様に前浜ビーチをブラブラと歩く。昨日訪れた来間島の竜宮城展望台の前辺りまで進む。 人っ子一人いない浜辺は静かでさざ波の打ち寄せる渚を水平線を見ながら。
部屋に戻るとアクシデントが発生していた。2才10ケ月の孫息子が昨夜から発熱し、夜中に氷枕を持って来て もらったそうだ。昨夜の三線ライブで興奮したのか。
38℃以上の熱が出たが、今は安定しているようで、おでこに「冷えピタ」を貼って元気に飛び廻って いる。一安心だ。

朝食は別の和食処に行こうと思ったが、子供にはなじめそうにないので、昨日のバイキングに行く。献立は 昨日と変わっており滞在型リゾートではと。孫達も好きなものを元気良く食べている。孫息子も仮面ライダー 等の変身ポーズを一生懸命やっている。元気だ。

今日は午前中泳いで、午後はシーサー作りとショートゴルフに分かれて楽しもうと計画していた。
孫息子が本調子でないので、ママと妻とで病院に行くことになり、残りは前浜ビーチで泳いで待つことに する。

水遊びや遊泳場のロープを張ってある飛込台まで泳いだりと海を楽しむ。
11時頃に干潮になるので、遠浅の浜は遠くまで歩いて行ける。胸辺りまで歩いた所に2m四方程度の岩場 があり、岩に藻や珊瑚(?)が付いて魚がたくさん遊んでいる。
箱メガネで魚の動きを追っていると色鮮やかな熱帯魚を発見する。「ニモ」では・・・と息子に確認させると 確かに「ニモ」だ。岸から10mも行かない岩場に「ニモ」がいるのだ。孫娘も興味深く眺めている。 ディジカメを持って来ていないので後程撮影しようと。(「ニモ」:正式名称・「カクレクマノミ」)
浜辺で穴を掘って埋められる。細かな砂で埋まると苦しい。孫娘は半身だけ埋めたりと砂遊びを楽しむ。

孫息子達が帰って来た。喉風邪のようで薬をもらって来たが、又、熱が出て来たので、ママが看病すること にして、4人で昼食に行く。
息子が予定したソーキソバ屋は休日だったので、手近な店に行く。
沖縄のソバは蕎麦粉を使わず、小麦粉に塩水とかん水(がじゅまる等亜熱帯の木を燃やした灰の上澄み) を混ぜて打つそうだ。
軟骨入りのソーキソバは那覇空港よりずっと美味しい。なかなかのものだ。

ホテルに戻り、息子が留守番で孫息子の面倒を見ることにし、ママと交代してシーサー作りに向かう。海岸線を 東に進み、オリックス・バッファローズのキャンプ宿舎を経由して「太陽が窯(ティダガガマ)」を探しながら進む。 サトウキビ畑を縫うように進み無事到着する。
15時から約2時間でシーサーを作るのだ。先客のペアが皿とカップを作っていた。佐渡山先生に挨拶し 工房を見学する。シーサーがたくさん並んでいて、これらは全て訪問者の作品だそうだ。色々な表情の 個性あるシーサーに微笑む。

ママと孫娘はシーサーの顔だけの構図で我々は全身の構図にする。粘土の塊りを一人づつ渡され、 まず先生が見本で作り方を教えてくれる。全身のシーサーはまず胴体作りから始まる。先生は簡単に丸め たり、伸ばしたりされるが、なかなかその通りに出来ない。先生のように上手く出来ないと云うと 「私はプロだからね」と。
孫娘は日頃から粘土遊びが好きなので、先生の云われることにすぐに対応出来、細かな細工もスイスイと やってしまう。子供の素直さが必要なのだろう。大きな口で食べるビスケットも作っているのには驚いた。
胴体から足、口、鼻、目と順番に教わっては作り、形を整えて行く。頭を作って耳を付けてと。口を 開けているの「阿」と閉じている「吽」を妻と分担して作る。「吽」は歯と牙をつけて口を閉じさせ、 最後に尾を付け、模様を付けて完成だ。 2時間以上熱心に粘土に向かい完成した。約1ケ月後に焼いて送られるとのことだ。
4人で記念撮影をする。先生にお礼を云って、作品の出来を楽しみに「太陽が窯」の教室を後にする。

シーサー作りの佐渡山先生
作品と記念撮影
孫娘の作品

17時も過ぎたので急いでホテルに戻る。孫息子は元気に息子と遊んでいたとのこと。
今夜の夕食も計画していたようだが、孫息子の状態も考慮してスーパーで食料品を購入し、部屋でパーティー をすることにする。スーパーに行き、ビール・泡盛・寿司・餃子・フライ・珍味等々買ってホテルに戻る。
我々の部屋でテーブルを囲みホームパーティーだ。孫達も違った環境での夕食を喜んでいる。温める食材は厨房で チンしてもらいお皿やフォークも借りてくる。さすがホテルだ。
孫達と楽しく話したり、TVを見たりしながらパーティーは盛り上がる。 その内に孫娘はベットで眠ってしまい、孫息子もママと部屋に戻ったので残りの飲み物で旅の思い出や 色々と話す。12時頃お休みなさい。


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○[第4日目]、「宮古島島内観光・大阪へ」(10/19)

あっと云う間に最終日になった。宮古島最後の朝の散歩は前浜ビーチの砂に足跡を残すことに。 本当に美しくて細かい砂の続く浜だ。ユックリと浜辺を堪能する。
孫息子の熱は下がったようで一安心だ。バイキングの朝食も食べているので大丈夫だろう。

宮古島発が息子達が16時20分、我々は17時30分なのでチェックアウトの11時まで泳ぐことにする。
ニモだ!!
孫息子は泳ぐのを止めて、素直に妻とスケッチするという。おりこうさんだ。
広い砂浜と紺碧の海にパパ・ママ・孫娘が楽しげに遊んでいる。孫息子はバーバとスケッチを楽しんでいる。 のどかな時間が流れている。

親子3人で泳いで飛込台まで進んでおおきく手を振っている。海の色との対比が絵になる光景だ。 プールには慣れているが、海で泳ぐのは初めて(?)の孫娘も浮き輪を持ってバタ足で上手に進むように なった。これからの上達は早いだろう。

潮が引いて来たので、昨日の岩場まで歩いて行き「ニモ」を探す。発見!!。昨日と同じ場所で藻(or 珊瑚)に潜ったり、顔を出したりと楽しげに泳いでいる。ママと孫娘も箱メガネを覗いて歓声をあげて いる。
急いでディジカメを取って戻り、箱メガネ越しにパチリ。息子はビデオ、ディジカメで写す。小生の写真は色が 上手く出ていないので、息子の写真を借用する。
岸から10mの岩場に「ニモ」が居て、写真撮影に成功したのだ。南国の海は楽園なのだ。

前浜ビーチの砂と海
浜辺で
飛込台と海

部屋でシャワーを浴び、荷物を整えてチェックアウトし、飛行機の時間まで島内を観光する。
まず、一昨日行った来間大橋を渡り、来間島の太平洋側のに行く。この浜も美しいそうで、 時間があれば泳ぎたかったと息子は云う。
来間大橋の景観を楽しみながら渡り、サトウキビ畑の間を進むと駐車場があり、小さなダイビングショップが 開いている。駐車場から砂山を上ると木々の間の小道から紺碧の太平洋が!!
坂を下ると広々とした砂浜が広がり、目の前には青々した太平洋が迫って来る。珊瑚礁と思われる岩場が 岸の近くまで迫り、素晴らしい色彩だ。太平洋の水平線が丸く見え、遥か向こうに小さく船が見える。 孫達は砂浜で貝殻を拾い、開放感ある空間を楽しんでいる。
この浜でも泳ぎたかった・・・と。

小道を抜けると・・・
長間浜と水平線と空
紺碧の太平洋

広い砂浜
浜辺のシルエット
珊瑚礁(?)の海

サトウキビ畑が続く道は映画の1シーンのようだ。ハイビスカスが少し盛りを過ぎた様子で顔をのぞかせたり、 ブーゲンビリアの花が心和ませてくれる。
来間大橋を渡り、昼食に向かう。息子達が宮古島に到着した時に訪れた食堂で美味しかったので、 我々にも賞味させようと気遣ってくれた。店に行くと駐車場が一杯なので、先に東平安名崎(ひがし へんなざき)に向かう。

車が余り通らない道には椰子の街路樹が連なり南国ムードを味わいながら快調に進む。交通量の少ない 道だが、交差点には「みやこまもるくん」と呼ばれるおまわりさんが立ち、交通安全を見守って いる。

海に向かうサトウキビ畑
ハイビスカスの花
みやこまもるくん

東平安名崎は宮古島の最東端に位置し、約2kmにわたって突き出した美しい岬で日本百景のひとつとか。

東平安名崎灯台
海岸沿いの道を進み、岬の突き出した所に進むと灯台の2-300m手前で通行止めとなり、駐車する。 孫達は車に揺られてお昼寝中であり、息子達は初日に灯台に登っているので、妻と2人で灯台に 向かう。

海に突き出した岬を進むと22.6mの東平安名崎灯台が堂々と立っている。太平洋と東シナ海を分ける ように白い灯台が青空に映える。
入場料を支払い階段を登る。109段の階段を登り切り展望台に出る。360度海だ。
少し曇っているので、海の青さが本来のものでないが雄大な光景が広がる。本当に地球は丸い。
岬の根元を見ると真っ直ぐ2km突き出ているのが分かる。
太平洋側は大海原が限りなく広がっている。日が差しているとさぞかし紺碧の海が広がっているだろうと 想像する。
東シナ海側も曇っている。岬の下に大小の岩が顔を出しアクセントとなっている。
反対側の岬の下は珊瑚礁で白波が立っている。
展望台を2回位廻って、360度の景観を満喫する。

ずっと見ていたい景観だが、降りることにする。階段の途中には沖縄・八重山諸島の灯台の写真が たくさん飾られている。島が多いので灯台も多いのだ。一番下の階では可愛いマスコットボーイの人形が 見送ってくれた。駐車場への道の両側にハマヒルガオが可憐に咲いている。

駐車場に戻ると孫息子は起きていたが、熱があるのか本調子ではない。駐車場に屋台があり、サトウキビ・ ジュース(200円)を売っている。飲んだことがないので注文するとサトウキビの茎を3-4本機械に入れ、圧縮して ジュースを搾り出している。甘くて美味い。変な癖もなく、100%天然ジュースだ。

東平安名崎の根元を望む
太平洋を望む
大小の岩

先程混んでいた食堂に戻る。初日に息子達が食べて気に入ったソーキソバ屋の丸吉食堂へ。
テビチソバ
駐車場には車が数台止まっているが大丈夫だ。数組のグループが食べている。宿泊してたホテルで出会った 人達も来ているので、有名なのだろう。

座敷のテーブルが空いているので座る。ソーキソバにも色々あるようなので、小生はテビチソバを、妻とママは宮古ソバ、 息子はソーキソバを注文する。
テビチとは豚足のことで、ソバの上にコラーゲンいっぱいの豚足がのっている。妻の宮古ソバも豚肉が入り 美味しそう。この店の特徴として、テーブルにカレー粉が置いてあり、ソバにカレー粉をかけて食べるのだ。 少し食べると面白い味がした。
息子達が2度も訪れる位おいしい店で、孫達も分けてもらったソバを食べている。機嫌も直ったようだ。 食後には黒糖アイスが付いているのには驚き、デザートとしていただく。

途中でガソリンを満タンにし、一路空港に向かう。宮古島空港は南国風の建屋で台湾や東南アジアのようだ。
レンタカーを返して空港内に。冷房が効いていて涼しい。神戸空港よりも大きいし、人も多いようだ。 空港の入口にはブーゲンビリアの鉢が飾ってあり、南国ムード一杯だ。 構内にはオリックス・バッファローズのパネルが飾ってあり、キャンプ地としても温暖で良い場所であることが分かる。

チェックインをし搭乗券をもらう。売店もたくさんあり少し買い物をする。
息子達が那覇経由で一足先に出発するので見送る。孫達は飛行機の方に興味が強いのかあっけない バイバイだ。
飛行機が飛び立つのを見送り、空港内をブラブラする。泡盛の試飲をしたり、ソフトクリームを食べたりと最後の 宮古島を楽しむ。

宮古島空港の外観
ブーゲンビリアの鉢
オリックス・バッファローズのパネル

17時30分発、JTA148はB737-400の3-3席で定刻通り伊丹空港に出発する。帰りは直行便なので楽だ。 乗客は7割位でユックリと座って進む。

宮古島の島影
日没の空
飛び立つと宮古島の島影が雲の間から見え、いよいよ宮古島とお別れだ。
すぐに日没になり、夕焼けを期待したが、東に向かうため見ることが出来なかった。
4日間のことを思い出しながら、ウトウトしながら大阪に向かう。

大阪に近付き、キラキラと輝く街の灯りを見つめていると通天閣が鮮やかに見えた。帰って新聞を見ると この日がリニューアルの点灯試験の日だったとか。以前より明るくなったようだ。
大阪城・丸ビル・大阪駅を見下ろし、19時40分伊丹空港に無事到着する。モノレール・阪急に乗り継ぎ、食料を 買い込んで21時過ぎに帰宅する。
息子達は那覇乗り継ぎなのでまだ着いていない。メールで帰宅したことを伝えておく。

4日間の楽しい宮古島の休日だった。息子夫婦・孫達と久し振りにユックリと過すことが出来、紺碧の 海と自然を楽しみ、民芸酒場で踊り、シーサー作りに熱中した。
孫達も成長し、10ケ月の間にこんなになるのか・・・と驚く毎日だった。来年は小学生、そして3才と 又大きくなる。楽しみなことだ。
初めての三世代での旅行は心身共に充実し癒される日々だった。感謝・感謝!!

宮古島3-4日目の「スライドショー」


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