「敦賀半島・海鮮料理堪能の旅」


[一日目][二日目]




○ [第2日]、若狭半島〜自宅(2008/3/12)

自宅と同じ様に6時前に目覚る。少しづづ明るくなって来たので、6時過ぎに散策に出掛ける。
旅館の裏が港になっており、潮の香りが漂う夜明けだ。
丹生の港
今日も春霞みと朝もやで港全体が煙って、対岸には「美浜原発」が薄っすらと姿を見せている。
まだ誰も出ていない岸壁を静かな潮の音を聞きながら歩む。
船がたくさん係留されており、旅館の釣り船「かつ丸」は周りの船より大きく、高速艇のようだ。
岸壁にはワカメが干され、たくさんの洗濯挟みが連なっている。多分、昨夜食べた「若狭カレイ」が干されるのだろう。 その風情ある光景が見られないのは残念だ。

港の岸壁に沿って進むと「美浜原発」が朝もやの中に少し見えるようになって来た。
小さな建物があり、何か電光掲示板で表示している。近付いて確認すると原発からの放射能漏れを測定する装置が 設置されているようだ。情報を開示し、問題があれば警報が鳴るのではないだろうか。原発の周辺としては 当然の処置だろうが、周辺住民としては不安も同居するのではと思った。
岸壁には大きな網やタコ壺も置かれ、漁港として色々な魚を獲ってることが分かる。又、猫がたくさんいることに 驚く。きっと魚の餌が多いのだろう。

ワカメ干し
美浜原子力発電所
放射能測定施設

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

ゆっくりと散策して、海の湿った空気を一杯吸い込んで戻る。
8時から普通の朝食を食べ、もう一度食後の散策を楽しむ。妻は港の風景をスケッチし楽しんでいる。

9時過ぎに美味しいご馳走をいただいたことに感謝して、旅館を出発する。
丹生の港から日本海に進み、白木の集落に「高速増殖炉・もんじゅ発電所」があるので、日本海の外海を 見るために立ち寄る。
日本海は波もなく、穏やかな春の海だった。もう少し激しい日本海の荒波を期待していたので、物足りないが、季節は 春に移行しているのだ。薄っすらと「高速増殖炉・もんじゅ発電所」が見えるが中には入れない。
元の道を戻り「美浜原子力発電所・PRセンター」に向かう。橋を渡れば原発だが、監視員がチェックし、入場は出来ない。 手前のPRセンターに入り、原子力発電の仕組みや安全対策等々の展示やビデオを見学する。
センター内の喫茶室で春霞みの穏やかな海を見ながら、コーヒーを楽しむ。

高速増殖炉・もんじゅ発電所
美浜原子力発電所・PRセンター
原子炉の模型

往路に確認していた「水晶浜」に立ち寄る。
「日本海水浴場・88選」に選ばれる位きれいな砂浜と澄み切った水だ。
水晶浜と原発
水晶浜の清掃
細かい砂を踏みしめて波打ち際まで進む。
足跡がきれいに残る砂浜から「美浜原発」の姿が望まれる。

海岸では波に流されて来た流木やゴミの回収を地元の方々が黙々としておられる。
シーズンが近付いたので浜辺の清掃だ。集めた流木やゴミを集めて焼いている。
この様な地元の努力が「日本海水浴場・88選」に選ばれる源なのだろう。 頭が下がる。

敦賀半島を横断する峠越えのR33を進み、敦賀湾に降りて行く。
春霞みに煙る敦賀湾沿いの道を進むと松原と砂浜が続く。これが「気比の松原」だ。駐車場を探して松原の中の 道を進み、海岸脇の駐車場に停める。


気比の松原 説明

「日本三大松原」と云われるのは、静岡県の「三保の松原」と佐賀県の「虹の松原」とこの「気比の松原」だ。 これで全ての松原を踏破したことになるのは嬉しい。
静かな敦賀湾を眺めながら、先程の「水晶浜」に比べると小石の多い海岸を散策する。水は澄み切ってきれいだ。
松原の中に入ると整備が行き届いていることが分かる。遊歩道もあり、長い松原を楽しむことが出来るようだ。
平日だが、駐車場は結構たくさんの車が停まっている。魚釣りに来ている人もあり、何が釣れるのかと聞くと、堤防で 春を告げる魚「鰆(サワラ)」を釣って、この浜で「ヒラメ」を釣るそうだ。海にも春が訪れているのだ。

「気比の松原」をゆっくりと味わって帰路につく。帰りは琵琶湖沿岸を進もうとR8を若狭から近江に向かう。
県境の国境辺りはまだ雪が残っていて、再び雪景色を眺められるのは嬉しい。

穏やかな敦賀湾
気比の松原
国境の雪道

疋田の交差点で琵琶湖を挟んで東へ進むR8から湖西街道へのR161を進む。
道の駅「マキノ追坂峠」に立ち寄る。ドライブする時の楽しみとして道の駅探索は楽しい。地元野菜の販売も あり、家庭菜園でお終いになった「春菊」が新鮮なので買い、地元名物として販売されている「米のパン」が 珍しいのでgetする。
ネコヤナギの枝も売られているのでこれも買い求める。休憩を兼ねて地元の物産を眺めるのは楽しい。

少し進むと「海津大橋の桜並木」の表示があるので立ち寄る。数年前、「青春18きっぷ」を用いて花見に 来たが、まだ開花前で琵琶湖一周の旅に切り替えたことを思い出す。
まだ梅の季節なので、見事な桜並木の蕾は固く、満開までは1ケ月以上かかるのでは・・・・。
琵琶湖沿いに進むが、春霞みで琵琶湖も煙っていて見晴らしは期待出来ない。
道の駅・しんあさひ風車村
風車の風景
しかし、早春の湖に沿った 道路のドライブは気分爽快だ。窓を開けて湖畔の風を吸い込む。

道の駅「しんあさひ風車村」に立ち寄る。湖畔の広々とした敷地に池があり、大きな風車が設置されている。
この時期は花が咲いていないが、風車の周りにはチューリップの球根が植えられ、若葉が大きくなっているので、もう直ぐ 美しい花壇となるだろう。
昨日のご馳走と朝食を食べてから車生活なので、お腹が減っていない。先程買い求めた「米のパン」を池のほとりで 昼食にする。モチモチとして美味しい。
小麦の輸入が難しくなっている現在、減反政策を見直して米需要向上のため 「米のパン」のPRをもっとすれば自給率も高まるだろうと。
庭園を散策していると池の周りにガチョウが餌を求めてガァガァ・ヨチヨチと歩いている。のどかな光景だ。

湖西道路は以前有料だったが、珍しいことに現在では無料の自動車専用道路になっている。快調に高速道路を進み、 湖西道路を降りて琵琶湖大橋(200円)を渡り、守山市の湖畔にある「なぎさ公園」に向かう。
ここは毎年2月に菜の花が咲き、菜の花・琵琶湖・雪の比良山を題材にした写真が掲載され、何時か行きたいと思って いたので、菜の花が咲いているか不安だったが訪れた次第だ。
菜の花の最盛期は過ぎていたが、満開の菜の花と琵琶湖の湖水は眺められたが、春霞みのため背景になる比良山は全く 姿を見ることが出来ないのは残念だ。
公園の周辺では「野焼き」が行われていて、枯れ草が勢いよく燃えている。ここにも春が訪れている。

なぎさ公園と湖水
背景が見えない菜の花畑
野焼き

再び琵琶湖大橋を渡り、湖西道路・国道1号線・R171を通って16時過ぎに帰宅する。
今回の走行距離は約300kmだった。2日間での走行でのんびりとしたドライブを楽しむことが出来た。

「若狭〜琵琶湖」の「スライドショー」


今回の旅行は関西電力の宿泊招待を兼ねたラッキーなものだった。
雪も融けているとの情報で、車で行くことにし、歩きたかったルートとは違うが「鯖の道」をドライブし、有名な 「熊川宿」を散策し、「漁師の宿」での最高の魚介類の食事と満足した。
途中、雪を眺め、方々で春の訪れを感じた有意義なドライブ旅行に感謝・感謝!!


[一日目][二日目]






    
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