「志摩半島・曽爾高原のドライブ旅行」


[一日目][二日目]




○ [第2日]、志摩半島〜曽爾高原〜自宅(2010/10/27)

早く眠ったので、4時半頃に目覚める。温泉が5時から入られるので、時間に合わせて大浴場に行き、まだ無人の一番風呂に入る。 露天風呂の冷たい空気も気持ち良く、壺湯に入ってお湯を溢れだす贅沢さを堪能する。
プレミアリゾート夕雅伊勢志摩と海
夜明け前の海
6時過ぎにホテルの近辺の散策に出掛ける。
まだ風が強く、ホテルの下にある砂浜に降りる。細かな砂で気持ちの良い浜辺だ。ホテルのプライベートビーチのような砂浜で、夏には 丁度良い海水浴場になるだろう。
砂浜を歩く。波紋が残る誰も歩いていない砂の上に足跡を残すのは気持ち良い。所々に貝の穴があるが、貝殻は落ちていない。
夜明け前の海を眺めながら砂浜の端まで進む。
志摩半島の日の出
昨日入手した地図に示されている展望台に向かおうと砂浜から上に上がり、海岸沿いの遊歩道を進むと、そこは椰子の木の並木に なっている。志摩半島は暖かいのだ。
散歩する地元の方と挨拶をしながら、道路は磯笛トンネルに入るが、旧道は海岸沿いに峠を上って行く。峠の中腹に「展望台」の東屋が 建ち、そこに「ツバスの鐘」が立っている。関西の出世魚のブリの幼魚ツバスに因んだ鐘だそうだ。
鐘の鳴らし方に従って、澄んだ音色の鐘の音を響かせ、日の出があろう方向を見て合掌する。
東屋の中で、日の出を待つ。ホテルの上辺りの空が茜色に輝き、ゆっくりと太陽が顔を出して来た。半島からの日の出なので、海面からは 高く、海面に光の帯が出来ないのは残念だが、美しい志摩半島の日の出に魅入る。
富士山のご来光のような神秘さはないが、何処の日の出も美しいので、旅行の機会に眺めようとするが、なかなか見られないが、今回は goodだった。ここは、「日本の夕陽百選認定地」との石碑も立っている。昨日、見られなかった夕日も、天気の良い日にここで見ると 素晴らしいだろうと。
しばらくの間、潮風に吹かれながら日の出と輝く海を眺める。
椰子の木の並木道
ツバスの鐘 説明
朝日に輝く海

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

峠の上にも展望台があるようだが、風が強く、寒くなって来たのでホテルに戻る。
ホテルの前には3台のバスが停まっており、その1台は「熊野古道を巡る3日間の旅」とある。「伊勢路」を巡りながら、このホテルに泊まったの だろう。
7時過ぎに食事処に朝食行くと団体客も多いので、窓側の席は埋まっていて中央の席に案内される。ここで今まで経験していないアイデァに 出会う。バイキングの場合、席に目印の物を置いて料理を取りに行かねばならないが、このホテルでは「この席使用中」の札を立てるシステムに なっていて、その札を立てることにより、リザーブが確認出来るのだ。つまらないことに感心しながら、料理を取りに行く。
食材も豊富で、干物を自分で焼くことも出来、山海の料理とお粥で豪華な食事をする。

9時過ぎにチェックアウトし、微笑みの気持ち良い従業員の見送りを受けて出発する。
昨夜、「曽爾(ソニ)高原」へのルートを検討する中で、「道の駅」を訪ねながら進むことを主に考え、昨日の伊勢自動車道の津以南が無料なのが 分かったので、時間短縮のため玉城ICから多気ICまでは無料の高速に乗り、多気からはR368を通って行こうと。
朝の散歩で立ち寄った「展望台」からの景観を眺め、「ツバスの鐘」を鳴らして峠を越えて、五ケ所湾に出て海沿いを走るが、防潮堤で 海は見えない。地元で採れた「みかん」を売っている店を見つけ購入する。
海から離れて内陸部に「サニーロード」で進む。まだ紅葉には早いが、所々色付いた木々を眺めながら快調なドライブだ。玉城ICから高速に乗り、次の 多気ICを無料で通過する。
多気ICからR368を進み、「茶倉駅・道の駅」に立ち寄りるが、特に特徴もなくトイレを済まして出発する。ここから峠越えになり、クネクネと した狭い道を上る。杉木立が気持ち良い道だが、対向車が来ると嫌だと思っていると、材木を積んだ大型トラックが来た。トラックの運転手が上手く 誘導してくれてやっとすれ違う。
可愛いカカシ
この道は「伊勢本街道」の古道のようで、所々に案内板がある。「伊勢本街道」は大阪から伊勢神宮までの参詣道で、歩きたい古道の1つと して計画している道だ。これが「伊勢本街道」なのだと思いながら、峠を越える。何時かトライしようと。
峠を越え、美杉町に入り、平坦な道を進むと「美杉・道の駅」があり、立ち寄る。工芸品も多く展示され、野菜を少し購入する。この辺りも 「伊勢本街道」が入り組んでいるようで、案内地図もゲットしておく。
更に国道を進むと、三重県から奈良県に入り、「御杖・道の駅」に立ち寄る。昼食もと考えたが、余り魅力的ではなく、後ですることにする。 この道の駅には温泉もあり、店先には「カカシ」コンクールの作品が展示されている。なかなかユニークな作品も多く、楽しく拝見する。人も多く 賑わっている道の駅だ。

道路標識に「曽爾」の文字も見え始め、道標に従って坂道を上り、駐車場に入れる。原っぱの駐車場だが、500円が入場料と考えればと。
平日だが、観光バスも数台来ており、乗用車も多い。人の列について舗装された道を上って行くと「ススキ原」に到着する。
曽爾高原
ここ曽爾村にある曽爾(そに)高原は奈良県と三重県の県境に位置した国立公園です。標高は約900mで倶留尊山(くろそやま)と 亀山の山肌が高原になっています。曽爾高原の秋は一面見渡す限りのススキが群生しており風によってこの銀色の穂が揺れる様子は それは見事で、多くの観光客がここを訪れます。この高原のススキは曽爾村の萱葺き屋根の材料として長年使われていたのですが、 瓦やトタンが普及し年々使用量が減り、又杉などの植林で高原消滅の危機もあったようですが、この景観を残す為に奈良県に保護を 嘆願し守られるようになりました。(奈良観光HPより)
最盛期を少し過ぎた感じだが、高原一面にススキが風に揺れる風情はなかなかのものだ。雲が出て来て、青空がなかなか見られないので、 きれいな映像が写せないのは残念だが、「曽爾高原」の雰囲気を楽しむ。
ススキ道の先に「お亀池」があり、湿原となっていると。池の姿はススキで見えないが、ぐるっと右から廻ろうとする。 向こうから団体客がこちらに向かって来るので、反対側に進む。ススキ原に人の頭がチラチラと見える様も面白い。
ススキの道には木製の灯篭が設置され、夜にはライトアップされるのであろう。少しタイミングが遅かったが、最盛期のススキをぼんやりとした灯で 眺めるのも風情があるだろうが、少し不気味な気もする。
「お亀池」を半周すると大きな広場があり、シートを広げたり、ベンチでお弁当を食べている方が一杯だ。弁当を買って来て、ここで食べても 良かったと。
「曽爾高原」を巡るハイキングコースは色々とあるようで、本格的な服装で巡っている方もおられる。近くの高原に上って行き、上から 高原の全景を眺める。「お亀池」も全体が見え、弁当を食べている広場も見える。少しススキ高原の中を散策する。
高原への道
ススキと人の頭
お亀池 説明

高原の中腹まで行き、元の道を戻る。広場に出て、「お亀池」を廻って駐車場方向に向かう。ススキが群生している所は少ないので、 これだけのススキに囲まれての散策は気持ち良い。道端にぽつんと咲いている(?)ススキも風情があるが、群生しているススキも見ごたえがある。 ススキの中に分け入って行きたい気もするが、遊歩道だけで我慢しなければならない。ススキを堪能して車に戻る。
ススキと高原
枯れススキ
白く輝くススキ


「二日目」の「スライドショー」

高原のレストランも閉まっていたりしたので、そのまま帰宅することにする。途中で昼食と思いながら進むが、なかなか見つからず、スーパーの フードコートで軽くラーメンを食べる。
地道で帰る予定だったが、渋滞して進まないので、大周りになるが、高速で戻ることにする。西名阪高速→松原JCT→近畿自動車道→ 吹田JCT→茨木ICと走り、R171で家に帰る。17時過ぎに450kmのドライブ旅行を終える。
海と高原と楽しく堪能した旅だった。

[一日目][二日目]







    
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