○ [第3日]、串本散策(2008/6/11) 早く眠ったので4時過ぎに目覚める。外を見ると雨が降っている。予報は正しかったのだ。 雨の中、備え付けの笠を被って露天風呂に入る。朝もやの中に薄っすらと「橋杭岩」が連なっている。のんびりと 雨と朝の空気を楽しむ。 朝食は昨日と同じバイキングでお粥を楽しみ、地元の焼いている干物を美味しくいただく。雨のため、宿泊客の動作はゆっくりと している。昨日は晴れていて良かったと。 チェックアウトが13時なので、大阪と同じテレビ番組を見ながら時間を潰す。同じチャンネルなので選択がし易く、親しみ易い。 もう一度、温泉に行く。露天風呂で身体を伸ばしていると雨が止んで来た。 ロビーで新聞を読み、一段落して串本の街並みを楽しむことにする。妻は部屋でくつろぐとのことで、一人で出かける。 高台のホテルから近道を探して下り、串本駅に向かい、観光案内所でMapを手に入れ、歩き始める。 駅近くの干物屋さんの店先にはイカが干されている。さすが港町だ。サンマやアジ等も店の奥に並べられている。朝食で食べた 美味しい干物だ。 人通りの少ない道を進んで、「無量寺」に向かう。禅寺の境内には「応挙芦雪館(おうきょろせつかん)」が設置され、円山応挙 、長沢芦雪の作品を中心に、室町、桃山、江戸時代の絵画が展示されている。 入館料が1000円なのでパスして、境内を抜け、街中に戻る。 歩いていると蒸し暑さで汗が流れ出す。古い塀の道は港町でありながら、何か歴史を感じさせる雰囲気がある。 特に珍しい光景も発見出来ず、ホテルに戻る。汗を流したかったが、温泉は清掃時間になっているので諦め、チェックアウトして 送迎バスの時刻までロビーやホテルの庭でブラブラとする。 14時のバスは大小3台が用意され、従業員の見送りを受けて串本駅へ。たくさんの人が泊っていたのだ。 ホテルの支配人がホームまで見送りに来られ、14時31分発の「くろしお26号」に乗り、太平洋を見ながら帰路に就く。 今回の旅行はのんびりとした2泊3日自由行動の旅だった。初めての大島・潮岬観光に加えて、「熊野古道」歩行時の懐かしい所を 回顧する旅になった。 「世界遺産」登録前に「熊野三山」を参拝し、参詣道も踏破していた。その懐かしい道を所々に見ながらのドライブは充実した ものだった。よくもこんなに遠くまで来たものだと・・・。 17時50分に新大阪に到着し、無事帰宅する。 これからも機会があれば、目的地まで行き、後は自由行動の旅は良いと思うきっかけとなる旅行だった。 、(工事中)
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