「心華やぐミステリーツァー」


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3.三日目 2019.05.15

◎三日目のパンフレット案内内容
ホテル(9:00〜9:30発)⇒ @ホテルにて和食膳 ⇒ A●●●(2018年OPENの歴史的遺構)⇒ B●●●(由緒あるパワースポット) ⇒C●●●(最上級大浴場付ホテル)<泊>(16:30着)


何時ものように5時30分頃目覚めるとオーシャンビューの部屋からは晴れ渡った海が望める。今日も天気だ。
大浴場が5時から開いているので、早速、朝の温泉に向かう。昨日とは違った大浴場は、森の中にあり、階段を降りて壺湯に浸かっていると 鳥のさえずりが聞こえ、本当の森林浴だ。森を見下ろす露天風呂もあり、ゆっくりと朝の温泉を満喫する。昨日の浴場とは違った雰囲気のある 露天風呂だった。
部屋へは徒歩で庭園を巡りながら朝日を浴びながら戻る。日の出の方向が、海の方ではなかったのは残念だが、まだ低い太陽の光を浴びて気持ち良い。
9時30分出発なので、部屋に戻り、ゆっくりと身支度を整えて朝食の食事処に向かう。朝食会場には、メンバーの方も来ておられ、ご挨拶をした後、 ビュッフェ朝食となる。 お粥もあり、品数も多く、デザートの果物も豊富で、美味しくいただく。
大浴場への道
椰子の木の広場
朝食

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

朝食後、部屋に戻り、朝ドラを観たりと遅い出発の時間をゆっくりと楽しむ。
南欧風のホテル外装
ホテル前庭
今日の予定は、天草島から本土に渡り、熊本には寄らずに、高速道路で人吉に向かうと推理している。
@のホテルやBのパワースポットは分からないが人吉近辺に違いないだろうと。
Aの歴史的遺構は、いろいろと調べた結果「人吉海軍基地」だろうと推理する。
その後、高速道路で宮崎のフェニックスの高級ホテル・シェラトンに向かうのだろうと。さあ、正解だろうか?
早目に、バスに荷物を入れて、ホテル周辺を散策する。
海辺のリゾートホテルの雰囲気がいっぱいの建物、庭園となかなかのものだ。
9時30分、三日目のスタートをする。ゆったりと後方の席を独り占めして、天草島の海岸線を進む。
天草へは、鹿児島単身赴任時代に南から北に縦断し、教会や自然を楽しんで以来だ。今回は北部の海岸線を走り、天草五橋の一つを渡って 本土に進むのだ。車窓からは、左に島原半島の普賢だけも望まれ、右には天草諸島の小島も望まれるドライブを楽しむ。
新たに架かった天草五橋の天城橋を渡って宇土半島の三角へと進む。この三角港には古い洋館の建物がエキゾチックに残っていたのを覚えている。 宇土半島の不知火湾岸を進み、道の駅「不知火」でトイレ休憩となる。売店には、果物や海の幸がたくさん並んでいて、買い求めたくなるが、 旅は長いので諦める。(11:00)
普賢岳を望む 天草の小島
天城橋
道の駅・不知火

バスは、高速道路に乗り、球磨川沿いに人吉に向かう。
ガイドも説明に困っていたが、人吉の地名は出さざるを得ないのだ。車窓から、雄大な球磨川を観ながら、人吉に向かうが、少し行程を変更して 初めに、B(由緒あるパワースポット)に立ち寄り、その後、昼食に向かうことになる。
このB(由緒あるパワースポット)は何処か分からなかったので、楽しみにしていると「青井阿蘇神社」に到着する。
青井阿蘇神社・楼門
駐車場から「青井阿蘇神社」に向かう参道横の池には、蓮が群生していて、まだ花は咲いていないが、花の咲く時期には見事だと思いながら 鳥居に向かう。
平安時代の806年に創建され、1200年以上の歴史を誇る「青井阿蘇神社」。本殿・廊・幣殿・拝殿・楼門の5棟社殿群が2008年に熊本県初の 国宝に指定されました。
茅葺の桃山期の華麗な装飾を取り入れており、華やかさと迫力を感じられます。
内部は拝殿・神楽殿・神供所に分かれていて、初代の天皇である神武天皇の孫にあたられる健磐龍命、その妃の阿蘇津媛命、お二人の子供の 國造速甕玉命の三柱の神々がここに祀られているそう。(たびらい熊本観光情報HPより)

境内に入ると目の前に堂々とした茅葺の「楼門」が建っている。茅葺の神社は珍しく、その柔らかな風情は心落ち着かせる。国宝になったのは 当然のように感じる。
中の「拝殿」や「廊下」も茅葺で統一されており、風格があり素晴らしい神社だと参拝する。
「本殿」は隠れているが、多分風格のある神社だと思い、横に建つ「大神宮」にも頭を下げ、大きな楠の神木を見上げる。 この神社の「お守り」は「人吉」と「結」をかけた縁結びで有名だそうだ。
B(由緒あるパワースポット)と云うよりは、心落ち着ける「青井阿蘇神社」だったと初めての神社を後にする。(12:45)
拝殿 蓮池
本殿 廊下
大神宮 楠の神木

バスに乗り、直ぐ球磨川沿いの料亭「鮎の里」で昼食となる。
個別のテーブルに、たくさんの珍味が並び、真ん中には球磨川産の鮎の塩焼きが出てくるのだ。ビールで乾杯し、美味しい鮎を賞味する。もう直ぐ 解禁なので、昨年の鮎だろうが、風味もあり大満足だ。
食後、料亭の庭園に出ると後ろに球磨川の勇壮な流れが見え、鮎の美味しさが分かる気がする。邸内には、五月人形や鎧兜も飾られており、 楽しんでいると人吉名物玩具の「きじ馬」も飾られている。単身赴任時代、ドライブした時、道横に大きな「きじ馬」があり、何だろうと不思議に 思った玩具だ。また、熊本の人気者「くまもん」が座っているので、一緒に記念撮影もする。
球磨川の鮎 昼食の品々
球磨川の眺め
きじ馬 くまもんと

美味しい食事を堪能して、A(2018年OPENの歴史的遺構)に向かう。
推理する時、ここがなかなか分からなかったが、やっと見つけた「人吉海軍基地資料館」だ。
何故、この内陸の真ん中に海軍の基地があるのかと 不思議に思った地だ。九州は、知覧・出水と特攻基地があったことに由来する地なのを知った次第だ。
バスは人吉の郊外に進む。田園地帯が広がる一角に「ひみつ基地ミュージアム・人吉海軍航空基地資料館」が建っている。係員の案内で、田舎道を歩き 坂を下った丘にトンネルの入口に向かう。ここが「ひみつ基地」だ。
人吉海軍基地資料館
地下魚雷調整場入口
人吉海軍航空基地は、1943年(昭和18)、建設が開始され、全長1,500m 幅50mのコンクリート製滑走路を有する飛行場と、兵舎が建ち並ぶ本格的な 航空基地でした。
1944年、人吉海軍航空隊が発足し、当初は整備兵の養成、その後海軍飛行予科練習生6000名が入隊します。
空襲と戦況の悪化により、教育施設から特攻訓練基地、そして本土防衛基地へとその役割を変えていきます。 「赤とんぼ」の愛称で知られる九三式中間練習機で特攻訓練に励み、本土決戦に備えた膨大な数の地下施設の建設が進められました。 この基地の活動期間は、わずか1年9カ月と短いものでした。(資料館記事の抜粋より)

真っ暗なトンネルには少しの灯りがあるが、懐中電灯を照らしながら見学する。このトンネルは、地下魚雷調整場として、魚雷の整備を行っていたと。 この地は、内陸部なので、秘密裏に特攻準備を行うのに適し、知覧・出水に容易に行けるので選ばれたと。 トンネルの岩肌も荒削りで、大変だったことを物語っている。
坂を上って「人吉海軍基地資料館」に入場する。館内は撮影禁止なのは残念だ。当時の基地の資料や「赤とんぼ」の実物等も展示されており リアルに当時の様子が観られる。しかし、この山の中に海軍基地を造らねばならない状況は、理解できないところだ。外に出ると道路が真っ直ぐに 伸びている。この下には昔の滑走路が埋まっているのだと。
周辺の田圃には、麦秋の黄金色の畑が広がり、何となく哀愁を感じる次第だ。
トンネルの中
滑走路の上の道路
哀愁を感じる麦秋

推理は当たっていたが、思いも寄らなかった戦争の史跡を見学し、複雑な心境でバスに乗る。
バスは高速道路を走り、C(最上級大浴場付ホテル)に向かう。このホテルも地理的、写真から宮崎の「シェラトングランデ・オーシャンリゾート」と推理し、 見事正解だ。
シェラトングランデ・オーシャンリゾート
窓からの景観
ホテルは、有名なゴルフ場・フェニックスカントリークラブに隣接した地上154mの全室オーシャンビューの高級ホテルだ。全景写真を写そうとするが、高くて上手く写せない。
案内された41階建の9階の部屋も広くて、窓を開けるとゴルフ場の松林の先には太平洋が広がる見事な光景だ。
ホテルの案内を観ても、広くてどれ位の距離があるか分からない程だ。まず、二つある大浴場に行こうとするが、広いロビーを抜け、別棟への渡り廊下を 進んで行くのだ。温泉は気持ち良く、緑の中の露天風呂でゆっくりと過ごす。
ゴルフ客も多く、大浴場はプレー上がりのゴルファーの反省の話題が多く、一流コースの難しさを語っているのは面白く、聞き耳を立てる。
18時から別棟のレストランで和洋バイキングの夕食に向かう。結構、お客さんが多く、二人席に案内され、豪華なバイキング料理を選択する。コックさんが 目の前で料理してくれる天婦羅・ステーキ・寿司等々もあり、ビールで乾杯しながら美味しくいただく。ソフトクリームを自分で作る機械もあり、初体験を 楽しんだりと優雅な時間を過ごす。
ロビー
大浴場への渡り廊下
和洋バイキングの夕食 寿司

部屋に戻ると松林がライトアップされて美しく輝いているが、雨が降り出したようで、上手く写真には撮れなかった。
今日は、推理の当たった所や初めての観光地と充実した旅だった。ミステリーツァーは、通常のツァーには含まれない観光地の見学もあり、楽しく 充実した旅だと再確認できた。本日の歩行歩数は、10200歩だった。

 
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