「心華やぐミステリーツァー」


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4.四日目 2019.05.16.

◎四日目のパンフレット案内内容
ホテル(8:30発)⇒ @●●●(歩いて桟橋を渡り四方を海に囲まれた島) ⇒ A●●●(眼下に美しい海が広がる景勝地) ⇒ B●●● (マスコミで話題の人気店にて珍しい握り寿司と有機野菜を使ったランチ) ⇒ C●●●(あの偉人も訪れたといわれる古道)  ⇒ Dとある空港 ⇒ 伊丹空港(17:55〜20:35着)


快適な部屋で、ゆっくりと眠り。5時過ぎに目覚める。
昨夜の雨が心配で、窓から外を眺めるが、まだ暗くて、よく分からない。最終日なので、好天をと願う。
本日の予定は、@は青島、Aは堀切峠、Bの食事処は良く分からないが、方向から桜島近く、Cは「薩摩街道」、Dは鹿児島空港と推理する。 宮崎から鹿児島に進むことは確実だと。「薩摩街道」は鹿児島まで歩いたが、いろいろとルートがあるので、「出水筋」ではなく「大口筋」のようだ。 NHKの大河ドラマ「西郷どん」のロケ地だと推理する。
宮崎の日の出
朝食
宮崎の日の出は、大阪より遅く、明るくなったので、外を見ると雨は止んでいる。良かった!!
しかし、厚い雲がかかり太陽は望めない。やっと、雲の切れ目から、日の光が見えたので、宮崎の日の出をパチリと。
昨日と違う大浴場に朝風呂を浴びに向かう。まだ人は少なく、大きな湯船で、ゆっくりと横になり、四日間の旅を想い出しながら、今日の 推理の精度に期待し、部屋に戻る。
7時頃に朝食に向かう。途中、最上階まで上り、景観を眺め、食事処に行くとゴルフ姿の方が食事をしている。
朝食は、品数も多く、コックさんの手料理もあり、お粥もあるので大満足だ。しっかりと最終日の食事を楽しむ。
食後は、雨が止んだホテル周辺とゴルフ場の近くまで散策する。結構、雨が降ったようで、大きな水溜りもあり、ゴルフ場の芝は水を含んでいるようだ。 松林も深く、ここに打ち込んだら大変だと思いながら、気持ちの良い緑の雰囲気を味わう。このゴルフ場でプレイをしたら、いくつ叩くだろうかと。
シェラトングランデ・オーシャンリゾート玄関
緑の絨毯
深い松林

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

出発が遅いので、ゆっくりと朝ドラを観て、身支度を整えて集合場所に向かう。
9時30分、定刻前に全員集合し、次の見学地、@(歩いて桟橋を渡り四方を海に囲まれた島)に向かう。@は誰でも分かる「青島」だ。宮崎市街を 抜けて、海沿いに進むと「青島」が見えてくる。
「青島」には何度も来たが、あの「鬼の洗濯板」の奇岩は何時眺めても不思議な気持ちになる。
洗濯板の奇岩と青島神社鳥居
バスを降りて「青島」に向かう。曇り空なので、海の青さがはっきりしないが、白波が洗濯板に打ち上げる様は見所満点だ。 洗濯板を観ながら、鳥居をくぐり青島に渡る。
  青島は奇岩「鬼の洗濯板」が島を囲む、周囲1.5kmほどの小さな島です。
青島海水浴場とは「弥生橋」でつながっています。島内にはビロウジュをはじめ、亜熱帯性植物も多く茂っています。 種子植物の自生および栽培品併せて74科174種2亜種5品種計209種、これにシダ植物17種を加えた226種が島内にあります。
島の中央にある青島神社は海幸、山幸の伝説で知られるヒコホホデミノミコトを祭神とし縁結びの社として知られています。 (宮崎市観光協会HPより)

鳥居の先、青島中央部に「青島神社」が鎮座する。静かな本殿に参拝し、亜熱帯植物に囲まれた参道を通り「元宮」にも参拝する。南国のような 参道にバナナの木を発見する。見事に実を付けている。南国だ。
時間があるので、初めて青島一周しようと反対側に向かう。人影もなく、太平洋の荒波が洗濯板に打ち寄せるのは壮大だ。砂浜に設置された 遊歩道をぐるっと廻り、 青島一周を完歩する。初めての一周は気持ち良い。
途中、関東のテレビ撮影(番組は?)の現場を見学し、波の音を聞きながらバスに戻る。(11:10)
青島神社 元宮
太平洋の荒波 バナナ
青島一周

バスは、A(眼下に美しい海が広がる景勝地)に向かう。
堀切峠の景観@
堀切峠の景観A
これは「堀切峠」と推理し、その先の「鵜戸神社」まで行くかと推理したが、「堀切峠」までだったが、正解だ。
太平洋に突きだした岬の高台にある「堀切峠」の道の駅に行き、眼下に広がる太平洋、海岸線に続く波状岩等、 日南海岸随一の雄大な景観が展望する。見事な光景だ。
天気も回復し、海の色も青く見え、白波と岩礁との対比も美しく、しばし景観を堪能する。道の駅には、日南海岸をもう少し南に行った所に植わっている ジャカランダの苗木も売っている。日南海岸のジャカランダは観たことがないが、スペインで初めて見た美しさを想像する。
バスは、B(マスコミで話題の人気店にて珍しい握り寿司と有機野菜を使ったランチ)に向かう。
推理では、日南海岸を南下し、鹿児島県鹿屋市の寿司店ではないかと思っていたが、バスは元来た道を戻り、高速に乗り都城ICで降りて地道を 進むので、この推理は不正解だ。
堀切峠の景観@
堀切峠の景観A
さて、何処に行くか分からないまま「道の駅・すえよし」でトイレ休憩となる。
鹿児島県の道の駅は、何処も盛況だったのは単身赴任時代と変わらず、この道の駅も近隣の方々でいっぱいだ。
驚いたことに、道の駅の正面には、巨大な黒毛和牛の像が飾られている。人間が立っても足の長さに位しかない巨大な像だ。 さすが、黒毛和牛の産地の自負が伺えると感心する。
店内の野菜・花売り場には、地元の新鮮な野菜・花が一杯陳列され、買い求めている姿は微笑ましい。(13:00)

桜島

バスは、昼食処に向かう。高速道路に乗り、国分ICで降りて、錦江湾沿いに南下し、桜島を観ながら福山町に入る。
福山町は、テレビでも良く宣伝している黒酢の名産地なので、そのレストランに向かうのだと確信する。黒酢レストラン「黒酢の郷・桷志田」は、地元で 有名な黒酢料理と寿司の食事処で、観光バスも数台停まっている。
まず、係員の案内で「黒酢の壺畑」の見学に向かう。庭園内には、約20000本の黒酢の壺が並んでいるのは壮観だ。
壺の蓋を開けて、熟成順に 見学して行く。米と麹の混ざった状態から、3年以上の熟成期間で透明な黒酢になるのだ。
福山の地が選ばれたのは、温暖な気候とシラス台地が生み出す良質な天然水と霧島火山帯の地熱と自然条件が満たされているからだと。
壺畑と云われる位の壺が立ち並んでいるのに圧倒され、レストランに向かう。
二人づつのテーブルには、地元産の寿司が並び、有機野菜の山海の珍味が並んでいる。もちろん、黒酢の入った食前酒も。ビールで乾杯し、美味しい お料理を味わう。全て、新鮮で美味しい。
今回のツァーの昼食は、全て満足の行く料理だったのは嬉しい。(14:45)
黒の酢壺畑 壺の中@、 A
壺畑とレストラン
昼食

美味しい昼食を終え、バスは最終見学地、C(あの偉人も訪れたといわれる古道)に向かう。
鹿児島市まで「薩摩街道」を踏破した経験から、パンフレットの写真に写っている古道はなかったので、小生が歩いた「薩摩街道・出水筋」では ない別の「○○筋」だと推理していたが、場所ははっきり分からなかった。
昨年の大河ドラマ「西郷どん」の撮影も行われたらしい石畳の古道に興味が湧く。錦江湾沿いに高速道路の国分ICまで戻り、高速道路で加治木IC まで進み、地道を「龍門司坂(たつもんじさか)」に向かう。
龍門司坂
「薩摩街道」のルートは、小生が歩いた西を通る「出水筋」、中央を通る「大口筋」、東を通る「高岡筋」があり、「龍門司坂」は 「大口筋」の古道だ。
旧加治木町に残る古道です。旧大口筋の一部で、木田の高井田から毛上に通ずる石畳の坂です。
寛永12年(1635年)に着工し、その100年余後に完成したと言われます。石は近くの樋ノ迫山から切り出され、 全長は1,500m余りありましたが、現在は464mが当時の姿で残っているのみです。
物資の往来する主幹線として薩摩の経済・文化に大いに 関与し、明治10年(1877年)の西南の役の際は、西郷隆盛率いる薩軍がこの坂道を通って熊本へ向かいました。
平成8年に文化庁より「歴史の道百選」に選定されました。大河ドラマ「篤姫」「西郷どん」のロケ地としても有名です。 (鹿児島県観光協会HPより)

バスを降りて「国指定史跡 龍門司坂」の石碑に迎えられて石畳の坂道を進む。横には「西郷隆盛の顔」を描いた案内板が立っている。やはり、 薩摩では、西郷隆盛の威光は大きく「西南の役」の出発地点なので史跡の価値は大きい。
道横に置いてある杖を手に持って、急な石畳の坂道を上って行く。勾配もあり、昨夜の雨で苔のむした石畳は滑り易い。石畳の一つ一つが 大きく、雨水の流れることも考慮され、見事な石畳だ。杉木立の中を上って行くと気持ち良い古道の香りを感じ、初めての「大口筋」を 満喫する。
疲れて途中でギブァップされた方も居られたが、杉木立・石畳・苔・木漏れ日を楽しみながら上って行くと「西郷隆盛決意の杉」の看板が立っている。 これは、「西郷どん」のオープニングで、この杉に触れていた杉だと。名所になっているのだ。
集合時間もあるので、この辺りから戻ることにする。苔むした石畳の下りは、滑り易く注意しながら下り切る。
龍門司坂の碑 西郷隆盛
苔むした石畳 大きな石畳
杉木立の坂道 決意の杉

今回のスケジュールは全て終え、後は鹿児島空港に向かうのだが、旅慣れた方が多く人数も少ないので、空港に行くには早過ぎ、添乗員の機転で 少し寄り道をしてJR肥薩線・嘉例川駅に向かうことになった。
再び高速道路に乗ると晴れて来たので、桜島が間近に望まれ美しい。先日、噴火した後遺症か、少し噴煙が見える。
高速を降りて嘉例川駅に向かう。嘉例川駅は、明治36年に営業を開始した築100年以上のレトロな木造駅舎で鉄道ファンには有名な駅だ。駅前広場も 美しく整えられ、「百年の木造舎・嘉例川駅」の碑も立っている。
折角なので、列車の到着を待って無人駅の風情を楽しみ、列車の到着・出発を見届ける。(16:40)
桜島
嘉例川駅
肥薩線の列車

全ての行程が終了し、鹿児島空港に向かう。鹿児島空港から帰阪することも正解だ。
懐かしい溝口の茶畑を見て、鹿児島空港に到着する。ガイドさんも説明しにくい行程を上手に隠す所は隠し、それ以外は詳しく案内してもらい 九州縦断の旅を楽しむことができた。感謝だ。(17:10)
鹿児島空港からの眺め
JAL2414機
各自チェックインして、搭乗時間まで自由行動となる。
単身赴任時代、5年間活用した鹿児島空港も少し変化し、その後「薩摩街道」紀行時にも 利用しているので、懐かしい空港だ。滑走路越しに望める霧島連山も青空に映えている。
売店で、適当に物色し、チェックインして搭乗口のベンチでゆっくりとくつろぐ。
19時15分発JAL2414機は、往路と同じE190機3-3列で、少し空席があるが定刻通り出発する。直ぐ雲の中に入り、暗くなたので何も見えない。
ウトウトしていると定刻通り20時35分に伊丹空港に到着し、荷物も無事搬出され、全ての行程を終え。添乗員やメンバーの方にご挨拶をしてお別れする。 今日の歩行歩数は、19700歩だった。石畳の歩行は満足した次第だ。

四日間のミステリー旅行は、充実して満足の行く旅だった。出発場所だけのヒントで、後は全てパンフレットの文言・写真からの推理は面白かった。メインの 行程は全て正解だったが、見学場所・昼食処は間違いや分からなかった点もあり、楽しむことができた。
「本土最西端地」や「人吉海軍基地資料館」は普通のツァーでは、絶対にあり得ない場所なので、見聞を広げられたことは嬉しかった。ホテルや食事も 良く、金婚式記念としては、満足の行く旅行だった。

 
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