「南国の大自然に癒されるミステリーツァー」


[一日目・二日目][三日目][四日目]




○「南国の大自然に癒されるミステリーツァー」 (2021.11.17-11.20.)



3.三日目 2021.11.19

  ◎三日目の日程表案内内容
 ホテル ⇒ (〇〇大橋) ⇒ 〇〇島 ⇒ 〇〇岬(〇〇島最北端の絶景) ⇒ 眼下に美しい海が広がる断崖絶壁 ⇒   大自然を感じる絶景のパワースポット ⇒ リゾートホテルでの昼食 ⇒ 〇〇ビジターセンター ⇒とあるホテル 


ぐっすりと眠り、何時ものように5時過ぎに目覚める。カーテンを開けても暗い海が見えるだけで、天気予報は雨模様と残念だ。
今日の行程を予想するとバスで北上し「古宇利大橋」を渡り「古宇利島」の観光をし、一路北に向かう。沖縄本島の北端「辺戸岬」を見学し「茅打ちパタン」の 景観を眺め「大石林山」を散策した後、南下し昼食の後、何処かのセンターに立ち寄り、恩納村のホテルに向かうと推察した。
ホテル・オリオン本部リゾート&スパ
朝食
明るくなってきたので、ホテル周辺の散策に出かけるが、雨が降り出したので、部屋に戻る。「美ら海水族館」近くまで歩こうと思っていたのに残念だ。
テレビを観ながら時間を潰す。
7時からの朝食に合わせ食事処に向かうと早くも行列ができており、一組づつ席に案内している。さすがSランクのホテルだ。ビュッフェスタイルの食事は 地元の食材も多く、100種類以上あるそうで、順番に小鉢の料理をトレーに入れていく。お粥は中国風なので、色々なトッピングを試し、美味しくいただく。
昨日も飲んだシークワーサーのジュースが美味しいのが気に入り、南国の香りを楽しむ。
出発まで、朝ドラを楽しみ、集合場所に行くと遅刻者もなく全員定刻前に集合と嬉しい。旅慣れた人が多いのだ。
8時30分、雨の中を出発する。添乗員からこれから向かう行程の一部が紹介されるが、雨の中の観光は悲しい限りだ。
入り江の軽石
バスの車窓から灰色の海を眺めながら 進むと入り江の中には軽石の漂着や帯状の漂流が見られ、軽石の被害が広範囲に及んでいることが分かる。
更に進み、長い「古宇利大橋」が見えてくる。添乗員の話では、橋の完成時には日本一最長の無料大橋だったと。
古宇利大橋 (借用)
古宇利大橋は、名護市の屋我地島と古宇利島とをつなぐ全長1,960メートルの橋で沖縄県国頭郡今帰仁村に位置します。
開通は2005年2月で、通行料は無料です。沖縄の絶景が眺められる橋として観光客に人気のスポットで、橋の両側に広がっている奇麗なエメラルドグリーンの 海の迫力には圧倒されます。
古宇利島に着いてすぐ近くには古宇利ビーチや古宇利ふれあい広場があり、地元の郷土料理などを食べることもできます。 (今帰仁村HPより)

雨が降り、視界が悪い中、長い「古宇利大橋」を渡って行く。両側の海はエメラルドグリーンだそうだが、灰色の海が広がっているのは残念だ。
さぞ美しい だろうと想像しながら「古宇利島」に上陸し「古宇利ふれあい広場」の駐車場で休憩となる。
ふれあい広場の中には、パイナップルや海ブドウ等の特産物が 売られており、海ブドウは冷蔵しなければ大阪まで持って帰れるとのことで、自宅のお土産に購入する。(帰宅して食べたが、プチプチと美味しかった)
雨の中を広場の先まで進み「古宇利大橋」を写そうと試み、一部だけをパチリと。 「古宇利島」は観光地でも有名だそうで、夏場は大賑わいで海水浴を楽しむそうだ。
古宇利ふれあい広場
パイナップル
古宇利大橋

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

まだ降り続く雨の中を「古宇利大橋」を渡り、北上して行く。
左側に東シナ海の雨に煙った海を見ながら、マリンブルーとは違った沖縄の海とは違う様相を楽しむ。
辺戸岬
バスは「辺戸岬」に建つ「辺戸岬観光案内所」に到着し、横殴りの雨の中、希望者が「辺戸岬」の先端に向かう。
沖縄本島北部に広がる、通称「やんばる」と呼ばれる豊かな自然の残された山々を抜けて辿り着く最果ての岬「辺戸岬(へどみさき)」。 ここは沖縄本島最北端の地でもあり、絶景スポットとしても知られる岬です。
荒々しい断崖絶壁に囲まれた「辺戸岬」は、東シナ海と太平洋の両方の荒波が打ち寄せるダイナミックな景観が得られるポイントなのです。
「辺戸岬」はかつて沖縄がアメリカ統治下だった時代、本土復帰を願い、国境の海の向こう与論島へ向けて狼煙を上げていた場所でもあるのです。 そして対岸の与論島からも狼煙を上げ、本土復帰を支持していたそうです。
「辺戸岬」近くにある「茅打ちバンタ」は高さが約80mもある断崖絶壁で、足がすくむほどの高さがあります。茅打ちバンタの名の由来は、 束ねた茅を崖から投げ込むと、風に打たれてバラバラになることからこの名がついたそうです。(国頭村HP・他より)

傘も役に立たない程の強風の中、びしょ濡れになりながら岬の先端を目指すと「祖国復帰闘争碑」が立ち、占領下の沖縄の悲願が伝わる。
遊歩道を進むと荒波に洗われた「辺戸岬」の断崖が見渡せ、「辺戸岬碑」が立ち、その先には、飛べない鳥で有名なこの地方独特の「ヤンバルクイナ像」が 立っているのを確認する。
雨に煙る遠くを見れば「茅打ちバンタ」の断崖が望めるが、煙っていて迫力に欠けるのは残念だ。その小さな港は、軽石被害で良くテレビで放映された 港だそうで、まだ軽石が残っている。
生憎の天気で、雄大な沖縄本島北端の景観を望めなかったのは残念だが、この地に足跡を残せたことは嬉しい限りだった。機会があれば、好天の日に エメラルドグリーンの海と与論島を望みたいものだ。
祖国復帰闘争碑
辺戸岬碑 ヤンバルクイナ像
茅打ちバンタ 小さな港

バスに乗り、近くの「大石林山」に向かう。バスに乗っている間に、奇跡的に雨が止み少し青空も見えたきた。
南国のスコールのような天気を感じながら、山裾の駐車場で、散策コース分けを行う。
@美ら海展望台コース、A奇岩・巨岩コース、Bバリアフリーコースと脚力に応じて選ぶようになっており、小生は@、妻はAを選ぶ。
大石林山
駐車場から狭い舗装道路を上り始めると道路脇の茂みに、珍しい色をした蝶が飛んでいる。名も分からないが、この地固有の種類かと思いながら坂を上る。
散策は、途中からAコースと別れて精気小屋まで進み、ここで@とBが分かれて進むことになる。
大石林山は、2億5千万年前(古生代)の石灰岩が長い歳月をかけて雨水などにより侵食 されてできた世界最北端の熱帯カルスト地形で、既に沖縄海岸国定公園に指定されていた 地域の一部が「やんばる国立公園」に編入され、大石林山はこの特別地区内にあります。
多様でユニークなたくさんの種類の生き物たちが、互いに密接につながりあいながら複雑 な生態系を作りあげており、特別天然記念物のヤンバルクイナをはじめ、数々の固有種が 生息しています。
この場所は島建ての神「アマミキヨ」が降り立ち、沖縄最初の聖地「安須杜」を創ったと いわれており、琉球王国時代には王家の繁栄、五穀豊穣、航海安全をこの地で祈り、御願 所(拝所)に神人の祈りが捧げられる場所で、神話や拝所が数多く点在する場所です。
大石林山には沢山のテーマがあり、それを楽しめるように歩きやすいトレッキングコース や、バリアフリーコースでお子様からお年寄りの方まで間近でお楽しみいただけます。。(国頭村HP・他より)

精気小屋からはBのコースと分れ、木々を観ながら木製の道路や階段を上って行き、その上は石肌のい滑り易い山道になっている。
珍しい蝶々
ガジュマロを観て
木の階段を上る

その道中、所々に奇岩があり、ユニークな名前が付けられており、奇岩の形状と名前の由来を推測する面白さもある。名前を全て 記録できなかったが、ユニークな奇岩が多いのには驚く。
奇岩を観ながら岩道を上り切ると展望台になり、先程「辺戸岬」で観た「茅打ちバンタ」が眼下に見える。雄大な景観だ。雨が降っていれば 絶対無理な鹿児島県の与論島も煙って見え、当時の国境を間近に感じる。晴れていて良かったと。
奇岩@
奇岩A 奇岩B
茅打ちバンタ

下り坂にも奇岩が多く、動物の形等、種々の形状が見られる。初めから記録しておけばよかったが、失念し、形状を観て 名前は何かを想い出せないのは歳のせいか。
精気小屋で@ABコースが合流し、バスの駐車場に戻る。青空も見える天候になり、やんばるの自然を満喫した良き散策だった。
蘇り岩 中をくぐる
奇岩D 奇岩E
奇岩F

沖縄本島の北端の観光を終え、バスは元来た道を南下する。
往路と同じ国道を戻って行くと往路でも気付いていたが、大相撲の関学出身「宇良関」の幟がたくさん立っている。
添乗員から、 .この辺りは宇良集落で宇良関のお父様の実家があるのだと。その関係で四股名が「宇良」になったとか。
バスは昼食会場の「オクマプライベートビーチリゾート」に到着する。
ビーチの直ぐ側のホテルでビュッフェスタイルの昼食となる。何時ものように、ビニール手袋を付け、仕切り板のある個々の テーブルで地元の食材の美味しい昼食をいただく。
食後には、シークワーサーのジュースを楽しみ、ソフトクリームを自分で 作るシステムを四苦八苦しながら作り、美味しくいただく。
その後、ホテルの前にあるビーチに出て、広くて白い砂浜のビーチを散策する。
日差しも出て、少し暑い位の海では、ウインドサーフィンに興じている若者がたくさんいる。まだ泳げる位の気温なので観ていても 気持ち良い。ビーチの係りの方に尋ねるとライフセーバーのテストをしていると。軽石もなく、沖縄らしいビーチで興じる 若者を観て、沖縄に来ているのだと実感する。
次に計画時点では分からなかった「やんばるの森ビジターセンター」に向かう。
内部には、やんばる地方の自然・産業の展示と売店があり、腰を延ばしながら一息入れる。
昼食
ウインドサーフィン
やんばるの森ビジターセンター

本日の観光は全て終わり、バスは南下して恩納村のホテルに向かう。
今夜のホテルは、予想していた通り「HIYORIオーシャンリゾート沖縄」だ。案内カタログの写真で推測したホテルで正解だった。ホテルは三夜共に 推測通りで、気持ち良いのもミステリーツァーの醍醐味だ。
この「HIYORIオーシャンリゾート沖縄」は、2021年グランドオープンした全室オーシャンビューの立派なリゾートホテルで、部屋は専有面積70m2の スイートルームになっている。
HIYORIオーシャンリゾート沖縄
エントランスからの東シナ海
高台に建つホテルのエントランスには、広い池があり、水面と東シナ海の水平線が同一の視線に広がる光景は見事だ。
部屋も広く快適な空間で、テラスからの展望も素晴らしい部屋だ。驚いたことに、部屋の中に小振りのキッチンがあり、洗濯乾燥機も整備されている。 長期滞在にも適したリゾートホテルなのだと。
ミステリーツァーのホテルのチョイスは問題なく豪勢なのは嬉しいものだ。
部屋の中をチェックし、夕食の時間まで、周辺を散策する。高台にあるので、海岸線まで遠いのは残念だ。高台の下まで降り、海岸線まで行こうとしたが、 遠いので断念する。
ホテルに戻り、エントランスの池からの景観を観ているとサキソフォンの演奏があるようで、女性の奏者が準備をしている。グッドタイミングと演奏を 聴き始める。観客が少ないのは気の毒な気がしたが、夕食の時間が来たので退席せざるを得ない。この時、日没が見れたら最高にムードある時間だったと。
テラスからの眺め
夕暮れのエントランス
サキソフォンの演奏 右端

17時30分からレストランで夕食が始まる。今夜はコース料理だと。
個々に席に案内され、コース料理が始まる。オリオンビールを頼み、前菜の鮮魚のセヴィーチェから始まる。新鮮で美味しいが、説明を聞いても良く 分からない。次は、フォアグラ寿司・・・と珍しい食材が並び始めての料理を美味しくいただく。次には、珍しい皿に盛られたパスタで、 初めは何かと・・?
この料理に合うのか分からないが、やはり泡盛を頼み、メインの肉と魚をチョイスする。ステーキとカジキマグロのカツが運ばれ、泡盛と美味しくいただく。 沖縄の食材は新鮮で風味豊かなので美味しい。お酒ともよく合い、楽しい夕食が進む。その後、デザート・コーヒーと充実した食事を終えると 19時過ぎになっていた。
食事に満足し、部屋に戻る廊下で、珍しい現象に出会う。雨の予報なので忘れていたが、今夜は月食だったのだ。東の空に、欠けた月の姿を見付け、 ラッキーとシャッターを押すが、ピンボケだったが、良き記念だ。
前菜 パスタ
肉料理 カジキマグロカツ
月食 (ピンボケ)

部屋に戻り、テラスから真っ暗な海を眺めると遠くのホテルのクリスマスデコレーションの灯りも観られ、南国のクリスマス気分も 味わうことができた。身支度を整えて、大浴場で足腰を延ばして身体を癒す。露天風呂からは、月食の月も望まれ、沖縄の最後の夜を 祝ってくれているようだ。
部屋に戻り、テレビではもう直ぐ大リーグのMVPが決まるとの報道だが、大谷選手の確定を観ることもなく眠ってしまう。

本日は天気も悪く、本来の沖縄の海や自然を満喫することはできなかったが、沖縄本島の北端まで行き、占領下の沖縄の歴史の一部を 体験することができた。「辺戸岬」の荒れた海を眺め、天気が快復した中での「大石林山」の散策は楽しいものだった。
明日は帰阪のみの行程なので、観光は今日で終わるが、知らない観光地の探索は有意義で、充実したツァーだった。

[一日目・二日目][三日目][四日目]

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