「西条「酒祭り」見物と江田島見学の旅」


[西条酒祭り][江田島]




○「西条「酒祭り」見物と江田島見学の旅」 (2023.10.07.-10.08.)

2012年11月、O君たちと「旧山陽道」を歩いていた時、西条の街を通過した。午前中に難関の道なき「松子山峠」を踏破し 酒蔵の街・西条に降り立ち、酒蔵巡りをした想い出の地だ。「山陽道No13」見聞録参照
「西条酒祭り」は10月に行われることを知り、O君がその見物を兼ね「旧山陽道・懐古の旅」をしてはとのアドバイスにすぐ快諾し、 実施することになった。今回の企画は、O君が全て仕切ってくれ、翌日は江田島見学となり、お酒好きのA君・Sさんも同行することになり、酒祭りのイベントである「美酒鍋」楽しむこととなった。
旅行社の格安切符&ホテルを探し出してくれ、お酒を味わい、「旧山陽道・懐古の旅」を再紀行てき、翌日はまだ訪れていなかった江田島見学をする素晴らしい企画に感謝する次第だ。

1. 一日目 2023.10.08.

  8時、新大阪駅新幹線乗換口集合に合わせ、6時30分過ぎに家を出る。天気予報では、本日は曇り、明日は午後雨の予報だが まず心配はないだろうと。 定刻前に全員集合し、8時24分発ののぞみで一路広島へ。先日は「青春18きっぷ」で岡山まで行っていたのが、広島へは 9時49分着と雲泥の差だ。2人席を向かい合わせにして、計画の確認を行う。
広島から西条に戻る列車は「酒祭り」に向かう観光客で満員の状態で、人気の高さがよく分かる。
西条駅
ホームの混雑
10時41分、西条駅に到着するがホームは大混雑で、片側通行をしていいても渋滞の列は長く、出口まで10分近くかかる状態だ。
階段を降り、駅前広場に出ると出店が軒を並べて店開きだ。 「美酒鍋」の予約時間が14時なので、駅前の出店でおにぎりを 買い求め「虫養い」とする。
次の列車が到着し、ホームを観るとその人出の多さがよく分かる。
「酒祭り」のマップを入手し、ルートを検討した結果、東側に酒蔵がたくさんあるので、西側から攻めて東側を巡ることにする。 まず「山陽鶴酒造」に向かう。
その道は、何と「旧山陽道」なのだ。「松子山峠」から降りて、酒造巡りをした後、その日は西条駅から帰阪した。その次の紀行は 夜行バスで西条駅まで来た後、まだ暗い中を歩いた「旧山陽道」なのだと確認し、「旧山陽道・懐古の旅」を実践する。
この辺りは観光客も少なく、旧街道を懐かしく歩くと人だかりがして「山陽鶴酒造」に到着する。今回初めての酒蔵なので、 システムを見学すると商品が展示され、その奥に試飲場が設けられている。試飲はガラス猪口一杯200円のようだ。たくさんの人が 次々とお酒を味わっている。
ここでの試飲は行わず、店を出ると横には仕込み水の「黒松の井戸」があり、竹筒から水が流れ出している。酒蔵の風情を 感じながら駅の東側に向かう。
旧山陽道
山陽鶴酒造
試飲会場 黒松の井戸

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

東側に向かうには、駅前の大通りを渡らねばならないが、交通規制で渡ることができず、駅前まで戻って進まねばならない。 大通りの両側には夜市のようにたくさんの出店が立ち並び、酒の肴になる焼鳥・焼肉・アユの塩焼き等々が店を出している。 どの店も行列ができ、大賑わいだ。
東側の「旧山陽道」は酒蔵が多いので観光客で満杯だ。狭い旧街道を半分に分けて一方通行にしている賑わいだ。 地元の人、広島県民、地方の人と入り混じっている。旧街道沿いの両側に出店が立ち並びお祭りの縁日そのものなのには驚く。翌日のNHK広島局の報道によると県内外からの観光客は20万人越えと知り、納得できる賑わいだ。
「白牡丹酒造」の煙突が見え、その酒蔵の前には長蛇の列ができている。好みの酒を求める人が多いのが分かる。その先の 「西条鶴醸造」も同じで、長い列があり、ここも賑わっている。西条の「酒祭り」は凄い。
旧山陽道の人混み
白牡丹酒造
西条鶴醸造 酒祭りの人波

その先には「亀齢酒造」の酒蔵があるが、ここも長蛇の列だ。白壁に酒樽が並べられているのは酒蔵の街・西城の風情が 現れていて優雅な気分になる。
この辺りからの人出は凄くなり、出店の種類も多く、焼き串・竹輪・松茸御飯等々、大賑わいで進めない位だ。これが 昔の「旧山陽道」とは思えない賑やかさだ。
亀齢酒造」
亀齢酒造」の酒樽
大賑わいの旧山陽道

いよいよ目的の「賀茂泉酒造」に到着する。11年前に「旧山陽道」紀行時、「松子山峠」から下って、初めての酒蔵で、 内部を見学し、記念に「賀茂泉」銘柄の酒を購入した場所だ。
酒蔵入口の人だかりや菰被りの酒樽が並べられているので「賀茂泉酒造」の煙突が見えなくてもよく分かる。酒蔵に入って奥の 試飲場に行くが、中庭の広場は人でいっぱいだ。
試飲のチケットを購入する。1000円でガラスの猪口と200円券が5枚付いていて、酒の種類により必要枚数が違うが、200円で 猪口一杯の酒が試飲できるシステムだ。試飲会場の列に並び、並べてある酒から銘柄を選び、猪口に注いでもらう。 辛口の酒を頼むと「ROCK HOPPER」を勧められた。英語表記のラベルで「イワトビ・ペンギン」のラベルだ。珍しい銘柄で飲んでみると 美味しい。次に純米酒を飲む。これも美味しい。
A君がチケット3枚(600円)の「大吟醸・皇潤」が美味しいと云うので、200円の酒から600円の酒にランクアップして試飲する。 最高級の酒はさすがコクもあり、香りも良く美味しい。
酒蔵の内部も観光客で溢れ、見学する余裕もなく販売所で、先程飲んだ「ROCK HOPPER」を買い求め、次に進む。
賀茂泉酒造
賀茂泉酒造の人だかり 酒蔵
試飲 ROCK HOPPER」

「旧山陽道」から離れて、奥の細道に入ると「福美人酒造」の煙突が見え、白壁の蔵の周辺も大勢の観光客で溢れている。 各酒造元に入場するのも困難な行列だ。白壁の細い道に溢れる小道を進むと白壁に「西国街道と四日市宿」の説明板が あり、ここが「西国街道=旧山陽道」であることを示している。
福美人酒造
白壁通りの混雑
西国街道の説明板

駅の方に戻って行くと大きな敷地に「賀茂鶴酒造」の蔵が立ち並びここも見物客で溢れている。
さすが最大手の酒蔵なので規模も大きく、敷地内は広々としており、観光客もいっぱいの状況で、試飲のエリアの行列も長く延びている。売店も多いが、人混みに疲れ酒樽を写し、外に出ると賀茂鶴の酒樽を四人の杜氏が運んでいる光景に遭遇する。何か昔の 酒蔵の光景を見るようなシーンで思わずパチリと。
白壁の酒蔵の間の小径は、人がいっぱいだが誰も通っていなかったら、素敵な小径だろうと。
賀茂鶴酒造
賀茂鶴の酒樽
酒樽を運ぶ光景 白壁の小径

外に出て「資料館」に向かう途中に賀茂鶴醸造の大切な水が湧き出る「賀茂鶴・福神井戸」があり、水を求めてたくさんの観光客が 並んでいる。列に並び、酒造りの水をいただく。美味しい。
資料館の前には賀茂鶴の酒樽が並べられ、撮影場所になっているので、記念撮影をパチリと。
資料館の中もたくさんの人が観覧しており、古い建屋の中には酒造りの道具や資料が並べられ、階段に置かれた酒樽は印象的だった。
賀茂鶴・福神井戸」
賀茂鶴の酒樽で
階段の酒樽 資料館の内部

西条の酒蔵巡りを堪能して、人波に揺られながら「美酒鍋会場」に向かう途中「酒造横丁」と看板が出ている広場があり、 ここも満員の盛況だ。横丁の中には酒の販売は基より、出店がたくさん出ていて何処も長蛇の行列だ。 豪快に「鮎の塩焼き」を売っている店もあり、地産地消の店も多く、地元の経済効果も大きいようだ。20万人の観光客が 訪れる効果は計り知れないようだ。
酒造横丁
鮎の塩焼き
満員の観光客

14時から始まる「美酒鍋」会場の中央公園に向かう。途中の大通りの出店も大混雑で、西条の街は観光客でいっぱいなのがよく分かる。「美酒鍋」の予約は満席で、14時開始がようやく取れたとのことで、その前後も満席だと。
14時まで露店を見学したりと時間を潰し、開場を待つ。開場と共に各グループが広い会場の好きなテーブルに座り、自由に置いてある 食材を用いて「美酒鍋」を開始する。売店で缶ビールを購入し、まずは乾杯。
美酒鍋
美酒鍋の食材 野菜類
食材は鶏肉・砂ギモ・豚肉と野菜類・白菜・ニンジン・ピーマン・シイタケに厚揚げ・コンニャクがセットされている。
レシピのパンフレットに従い、すき焼き用の鉄鍋に油を入れ、ニンニクを炒める。そこに厚揚げ・コンニャク・白菜の芯・シイタケを入れて塩・コショウで味付けをし、よく炒める。そこに置いてあるお酒を入れるのだ。その上に白菜の葉の部分を蓋をするように盛り付けて、白菜がしんなりすれば良いとのこと。お酒を入れるので、その香りが会場内に充満し、それだけで酔いそうな空間が広がる。
味付けは塩・コショウだけなのであっさりとした味でお酒の肴にもよく合っている。砂ギモを鍋に入れるのは初めてだったが、 歯触りが良くてgoodだ。砂ギモと白菜は必須だ。
会場には四人掛けのテーブルが50席位設けられていて、200人以上が舌鼓を打っているのは爽快だ。約2時間の 食事を堪能する。
美酒鍋会場
満員の会場
美味しい美酒鍋

初めての「美酒鍋」に感動・満喫して西条駅に向かう。本日の宿は広島市内に予約してあるので、広島に戻る。しかし、 西条駅は大混雑で改札制限しており、階段前から行列だ。
やっとのことで満員列車に乗り、広島駅まで進む。駅構内の居酒屋を探し、今日のイベントの無事と満足度大を祝して乾杯 ! !
タクシーで予約している八丁堀近くの「ホテルビスタ広島」で、新しいホテルだ。部屋もコンパクトで、バス・トイレ・洗面が独立して バスは洗い場で洗うことができるのは初めてだ。
荷物を置き、夜食を食べに外出し、ラーメン屋を見付けるが、売り切れで隣の広島焼の店で、広島焼を味わう。大阪のお好み焼と 比べると押さえつけているので、ふわふわ感がないのは残念だ。部屋に戻り、風呂に入りゆっくりと休む。
満足した一日だった。本日の歩行歩数は、13800歩だった。
西条駅の混雑
居酒屋での夕食
広島焼




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