「青春18切符」...「宇都宮・東京・諏訪・奈良井散策の旅」




○ 2015.08.28-29 (宇都宮→東京→(息子と懇親)→新宿→信濃大町→松本→川中島→上諏訪→塩尻 →奈良井→中津川→金山→米原→高槻)

第二回目の「日光街道」紀行を終え、「宇都宮餃子」を堪能して、帰路に 向かうが、ここからは「青春18きっぷ」を用いて、宇都宮から東京に出て、息子と一杯呑み、新宿発の夜行快速「ムーンライト信州81号」で信州に 向かうことを計画した。信州では「中山道」紀行時に、立ち寄りたかったが。スケジュールが合わず、断念した所を訪問すると共に、「中山道」紀行の トレースを歩いたり、車窓からしようと立案した次第だ。

○行程(8/28)
宇都宮(14:25)→東京(16:26)→息子と懇親→新宿(23:54)→<ムーンライト信州81号>→信濃大町へ  ===> 369.7km・6260円

宇都宮で、孫達への土産を買い求め、14時25分発・沼津行の普通列車で東京に向かう。

宇都宮駅

東京駅

息子の仕事が終わる時間に調整し、19時・地下鉄・赤坂見附駅前で会うことにしたので、ゆっくりと時間がある。
車窓から、今回の3日間の 「日光街道」紀行の行程を観ながら進む。JR沿いの旧街道は少なかったが、駅に停まる度に、その辺りの情景が思い浮かぶ。
その中、長椅子タイプの列車で、ウトウトする。JR東日本の列車は、長椅子タイプが多いので、長距離乗車には適していない。JR西日本の長距離列車は 二人掛のシートがほとんどで、それに慣れていると、車窓も楽しみ難いのは残念だ。
16時26分に東京駅に到着し、東京駅丸の内の駅舎を見るために下車する。丸の内側に行くのは久し振りで、東京駅が改装されてから行って いないので、眺めるが、工事中の塀が邪魔して、全景を写せない。小雨が降って来たので、早々に駅に戻る。
人が多い東京駅の構内を散策し、地下鉄で赤坂見附駅に向かう。
50年前の学生時代に、一度赤坂見附に行ったことがあるが、それ以来の来訪だが当時はもっとビルも少なく、広々とした印象が残っている。

関西風おでん

地下鉄から地上に出た時、ビルがそびえ立ち、少し外に出ると商店や飲食店が立ち並ぶ賑やかさに驚く。小雨が降る中、少し街を散策し、 時間まで、駅上のビックカメラで、商品をウォッチしたりして、時間を潰す。
19時に息子が到着し、近くの馴染みの居酒屋に向かう。大阪で二人で呑んだことはあるが、東京では初めてだ。鶏料理の店で、鶏刺・焼き鳥 等々、ビール・芋焼酎で楽しむ。
仕事の話や孫達の話題で、ゆっくりとお酒と料理を味わう。至福のひと時だ。
まだ夜行列車まで時間があるので、もう一軒案内してもらう。ビルの上層階にある北新地「関西風おでんや」で、注文すると七輪の上に土鍋が載り、 その中に、おでんが煮られている。こんな風に出て来るのは初めてなので、驚く。
味は関西風の薄味で、なかなか美味しい。ハイボールを飲みながら、話しが弾む。息子と飲む酒は美味しいものだとしみじみ感じる次第だ。
マスターに、北新地のどの辺りにあるのかと聞くと、今は閉めているとのことなので、頑張ってと激励し、二軒とも、息子に御馳走になり、地下鉄に 向かう。
22時頃、新宿方面への地下鉄まで送ってもらい別れる。充実した3時間だった。感謝!!
新宿駅のホームに上ると既に「ムーンライト信州81号」は停車していて、指定席に向かう。車両の一番後ろの席の通路側だ。今回の指定席獲得は、冷や汗 ものだった。
1ケ月前の発売に合わせ、7/28・10時過ぎに、みどりの窓口に行き、申し込むと、女性係員が、最後の1枚でしたと。

ムーンライト信州・白馬行

ムーンライト信州81号

週末の金曜日しか運行しない「ムーンライト信州」は、信州に登山に向かう人が多いので、混雑するらしい。良かったと安堵し、切符を確保した後、 「日光街道」紀行の具体的計画を立案した次第だ。
23時54分発の「ムーンライト信州」は次の立川駅までは、1日分が使えるが、それ以降は、2日分の乗車券が必要だ。
定刻に出発するが、隣の席は空いたままで、空席も多く、最後の1枚とは思えない空き状態だ。天候が悪いので、中止した人が多いのだろう。
隣の席の人が、何処から乗車するか分からないが、動くと同時に眠ってしまう。
甲府に着いたのは知っているが、隣は乗って来ないので、2席を占領して、ゆっくりと眠り、下諏訪辺りで目覚め、真っ暗な外を見ると、雨が 激しく窓に当たっている。雨だ。

○行程(8/29)
新宿から→<ムーンライト信州81号>→信濃大町(5:13・5:32)→松本(6:26・6:35)→川中島(7:56・8:25)→上諏訪(10:31<入浴>・12:14)→塩尻(12:35 ・13:08)→奈良井(13:31<昼食・散策>15:19)→中津川(16:51・16:55)→金山(18:14<夕食>19:24)→米原(20:40・21:14)→高槻22:46)  ===> 548.2km・8750円

この列車は、白馬駅まで行くが、その到着時間は5時40分と他に接続されていない。夜明けまで、如何に乗り継ぐかを考え、信濃大町駅まで進み。 折り返して、松本に行くことにする。

信濃大町駅

5時13分、信濃大町駅に到着するが、まだ夜明けにはならず、雨も激しく降っているので、駅前の散策しかできない。
登山に向かうグループも 数組あり、雨の中を進もうとしている。登山は大丈夫だろうかと心配しながら、モダンな駅舎をパチリ。 立ち食い蕎麦屋も開いていず、待合室で上り列車を待たざるを得ない。
5時32分発の列車に乗り込み、列車の座席の配置に驚く。片方はボックス型4人席、反対側は長椅子タイプと初めて見る車両だ。ボックス席を独占し、 夜明けの信濃路を楽しむ。
当初の予定では、穂高駅で降り、近くの「穂高神社」に参拝し、次の列車まで散策し、時間を潰そうと考えていた。 しかし、夜が明け、稔った稲や山の姿を眺めていると、雨は止むことなく降りづいているので、穂高駅での下車は止め、松本まで進み、市内散策を しようかと思ったが、雨の中の散策は止め、列車を乗り継いで過ごそうと、時刻表を見ながら考える。
上諏訪の「片倉館」での入浴が目的なので、開湯の10時前に到着しても入浴できない。時間調整のため。松本から長野方面に行き、当初、 松本から乗車予定の列車に乗ることにする。
ウトウトとしながら、松本駅に到着し、10分弱の乗り換え時間の間に「駅蕎麦」の朝食を食べようと、駅員に「駅蕎麦」のあるホームに急ぎ、 「山菜蕎麦」を急ぎながら、出汁の黒いのには、驚きながら美味しくいただく。

珍しい座席の配置

夜明けの信濃路

山菜蕎麦


画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

6時53分発の長野行に乗車し、目的地と反対に進む。多分、この列車が、長野から折り返して甲府行となり、上諏訪駅を通るのだが、長野駅の 手前の川中島駅で降り、史跡が見られれば良いと考え、川中島駅まで進むことにする。
長椅子タイプの車両は、通学の学生が多くなってくる。ウトウトしている中に、川中島駅に到着するが、相変わらず雨は降り続いている。駅舎の外に 出るのも面倒になり、待合室で長野からの列車を待つ。

川中島駅

上諏訪駅

列車を待っていると、小諸行の列車が到着した。時刻表に乗っていないし、方向が違うので見送って、駅の案内図で確認すると、篠ノ井駅から 分かれて、第3セクターの、しなの鉄道に通じる列車だ。JRと相互乗り入れをしていることを認識する。JRであれば、小諸方面にも足を伸ばせたのに と残念に思う。
8時25分発の甲府行は通勤・通学客で満員だったが、長椅子タイプの座席に座ることができ、ウトウトしてしまう。人の出入りで目覚めると松本駅だ。 まだ、小雨が降っているようなので、散策を止めて正解だったと。
列車は、塩尻を経由して、「中山道」紀行時に「諏訪神社」に参拝し、厳しかった「和田峠」越えのスタート地点の下諏訪駅も過ぎ、 上諏訪駅に到着する。いよいよ「片倉館」で、入浴できるのだと。
「片倉館」については、「中山道」紀行時、先達としてアドバイスをいただいていた方から、ぜひ「片倉館」の「千人風呂」には行くべきとの お奨めがあったが、タイミング的に行けず、その後も近くまで行っても機会に恵まれなかった所だ。今回の信州行の目的の一つとした次第だ。

片倉館

10時31分、上諏訪駅に到着し、高架橋を渡って、諏訪湖側に出て、雨も止んだ静かな道を「片倉館」に向かうと豪華な洋館が見え、それが 「片倉館」だ。
片倉館は、大正から昭和の初期に日本における輸出総額の約4割が絹製品であった当時、シルクエンペラーと称された片倉財閥により 地域住民に厚生と社交の場を供するため、昭和3年に竣工され、平成23【国重要文化財】に指定されました。
クラシックな建物は、財団法人片倉館が社会公益のため開放した娯楽健康施設「千人風呂」が設けられています。
天然温泉を豊富にたたえる 大理石造りの浴槽には、100人が一度に入浴できるほどの広さで、深さは1.2mもあり、底には玉砂利を敷き詰め、立つと心地よい刺激が感じられます。
ラドン温泉もあり、ゆっくり温まります。また、ステンドグラスや周囲の彫刻、装飾もお楽しみいただけます。(諏訪市HPより)

手入れの行き届いた庭園を通り、玄関に向かうが、浴場に行くとは思えない雰囲気だ。650円の入浴料を払い、脱衣場に向かう。
豪華な造りの 脱衣場から、大浴場に入ると大理石造りの柱や大きな浴場が迎えてくれる。「千人風呂」と云われるので、どれ位の広さかと思ったが、 正確には100人入浴できる広さだが、プールのような長方形の大浴槽だ。 浴室内を撮影できないのは残念だが、イタリア辺りの大浴場の雰囲気だ。お湯は熱く、湯船で少し慣らして入ると深い。しかも、底は玉砂利で、 足元がおぼつかないが、足裏には気持ち良い。ゆっくりと夜行列車の疲れを癒す。
すっきりして、階上の休憩室に向かう階段も重厚で歴史を感じる。階上には、大きな休憩室があり、食事もできるようになっている。地元の人達の ため、豪華な厚生施設を建てた片倉一族は大したものだ。

重厚な階段

広い休憩室

木製の窓枠


夜行列車の疲れも吹っ飛び、雨上りの諏訪湖湖畔を散策する。
曇り空の中で、諏訪湖の湖面は映えないが、「中山道」紀行時、塩尻峠から初めて諏訪湖を望んだ時の感激は忘れられない。「木曽路」から 「信濃路」への入口で、遠くまで歩いて来たと感動したことを想い出す。
諏訪湖湖面を見て驚いた。水草が群生していて、湖面を覆っている。琵琶湖で外来種の水草が繁殖し、問題になっているニュースを聞いていたので、 同じことが起こっているのかと。湖畔を散策すると、白鳥型の遊覧船が停泊しているが、雨上りで、観光客はなく、静かに浮かんでいる。
列車の出発時間が近付いたので、速足で上諏訪駅に戻り、地元の「トウモロコシ」と「りんごバタージャム」を珍しいので、土産用に購入し、改札を 抜けると、ホームに「足湯」があり、若い女性が楽しんでいる。さすが、温泉地の駅だと感心し、出発ホームに急ぐ。

諏訪湖の水草

白鳥型の遊覧船

上諏訪駅の足湯



「宇都宮・東京・諏訪・奈良井散策@」の旅「紀行スライド」

12時14分発の列車で、塩尻に向かう。長い塩尻トンネルを抜ける時、この峠を上り、諏訪湖を望んだのだと想いながら。
塩尻駅に到着し、30分余りベンチで過ごし、中津川行の列車で、奈良井に向かう。列車は、混んではいたが座ることができ、かって歩いた旧街道・ 宿場を眺め、想い出しながら車窓を楽しむ。
「奈良井宿」は「中山道」の宿場の中で、一番趣のある 宿場だと思い、宿泊した想い出の宿場だ。
「中山道」紀行時に、散策好きの知人から、「奈良井宿」に行った時には、 駅横の「楽々亭」の蕎麦を食べるぺしと教えられていたが、宿泊し、翌日は早朝に出発したため、食べることができなかったので、それを 実現させようと再訪した次第だ。
13時31分、奈良井駅に到着すると、西欧人がたくさん見物を終え、乗車しようと待っている。「木曽路」の「馬篭・妻籠宿」やこの「奈良井宿」は 外国人にとっても人気のあるスポットであることが、良く分かる。
案内所で、マップわ手に入れ、雰囲気のある奈良井駅から、宿場の方向に向かうと、懐かしい「奈良井宿」と記された大きな案内板が立ち、 宿場に入って行く。
直ぐ左に、目的の「楽々亭」の古い建屋が建ち、木戸を開けて中に入ると、囲炉裏もある立派で庶民的なお蕎麦屋さんだ。先客の女性グループが、 馬刺しを頼んでおられたの見るか゛、ここは「ざる蕎麦」を注文し、女性従業員に、ここに来た経緯を話すと、喜んで、ごゆっくりと味わって くださいと。
「楽々亭」の「ざる蕎麦」を美味しくいただく。蕎麦湯も美味しく、満足し、荷物を預けて、「奈良井宿」散策に出掛ける。

奈良井宿・案内板 奈良井駅

楽々亭

ざる蕎麦


前回訪れたのは、2010年7月と5年前になる。西の鳥居峠を越えて、「奈良井宿」の街並みを楽しみ、脇本陣であった「伊勢屋」さんに泊まった のだと想い出しながら、東から西に向かう。

奈良井宿の街並み

鳥居峠を眺めながら、古く長い街並みを楽しむ。
「水場」が、所々にあり、柄杓で水を飲み、宿場に入って行く。観光客は、まばらだが、工芸店や飲食店にはたくさん入っていて、賑わいが 良く分かる。
旧中山道の奈良井宿は、 中山道木曽路十一宿のうち、北から2番目の難所:鳥居峠を控えた宿場町。
かつては街道を行き交う旅人で栄えました。 その様は「奈良井千軒」と謳われ木曽路一番の賑わいでした。
奈良井宿は鳥居峠の上り口の鎮神社を京都側の入口とし、奈良井川に沿って 約1kmの中山道沿いに町並みが形成されています。旅籠の軒灯、千本格子など江戸時代の面影を色濃く残しています。時代を超えた風格が 感じられます。
昭和53年5月に、国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けました。 また平成元年には建設大臣の「手づくり町並賞」を受けたのをはじめ、平成19年には「美しい歴史風土100選」に選定され、 日本一の宿場街と自負しております。(奈良井宿観光協会HPより)

古い雰囲気のある街並みを進むと店の前に駕籠が置いてある所や番傘を立て掛けてある店等々、それぞれのお店が、趣向を凝らしている。
やがて、前回宿泊した「伊勢屋」さんに着き、店内に入ると、ご主人が出て来られたので、5年前にお世話になりましたと話す。当時は、若旦那 さんと色々と話したが、不在とのことで、お礼わ云って退出する。また、機会があれば、お出で下さいとの言葉に送られて。

水場

店の前の駕籠

伊勢屋


街並みを楽しみながら進むと枡形となっており、長い宿場のアクセントとなっている。更に進むと「高札場」も立ち、その先には「鎮神社」の 鳥居も見える。
前回は、鳥居峠から下って来て、この神社を見た時に「奈良井宿」に着いたと安堵したことを覚えている。逆から辿ってくると感覚の ギャップが面白いと思いながら、元来た旧街道を駅に戻る。
団体の中国人らしい観光客の大声を聞きながら、街並みを楽しみながら、ゆっくりと戻って行く。

奈良井宿の枡形

高札場

鎮神社


荷物を預けている「楽々亭」に戻り、先程、女性客が食べていた「馬刺し」を注文する。

馬刺しと地酒

木曽の大橋

ビールにしようかとも思ったが、冷たい地酒が美味しいとのことで、「馬刺し」と地酒で、旅の締めとする。
信州と熊本に行った時は、 可能な限り「馬刺し」を食べているので、女性客の注文した「馬刺し」を見て、食べねば・・と思った次第だ。
肉厚の「馬刺し」と地酒をゆっくり味わい、まだ時間があるので、荷物を預けたまま、鉄道を渡った所にある「木曽の大橋」を見学に行く。 前回観た橋の色より、年月が経ち、落ち着いた色合いになったことを確認し、「楽々亭」で荷物を受け取り、美味しかったとお礼を云って 駅に向かう。
15時19分発の中津川行は、ほぼ満員だったが、座ることができ、車窓から「中山道」紀行時の行程を確認していたが、その中に眠ってしまう。 中津川駅で乗り換え、当時は、「青春18きっぷ」で日帰りで紀行したことを想い出しながら金山まで行く。軽く夕食を食べ、 米原行に乗車するが、関ヶ原付近で、上り列車が鹿と衝突し、安全点検中とのことで遅れ、米原で、予定の列車に乗れず、23時30分頃、 帰宅する羽目になった。

「宇都宮・東京・諏訪・奈良井散策A」の旅「紀行スライド」

「日光街道」紀行の帰路を「青春18きっぷ」で寄り道をしながらの楽しくも充実した旅になった。
東京での息子との飲み会、乗ることもないと思っていた「ムーンライト信州」の乗車、断念していた「片倉館」での入浴、「奈良井宿」「楽々亭」での 蕎麦+馬刺しと計画したことが、全て達成出来、満足な「青春18きっぷ」の旅だった。







    
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