「北海道ゆったり名湯めぐりとおもてなしの旅」


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○ [第2日]、温根湯温泉〜知床ウトロ温泉(2013/11.07)

ぐっすり眠り、4時過ぎに目覚め、外を見ると雨で濡れているようだ。好天のはずなのにと思いながら、24時間入浴可能な温泉に向かう。 早起きの方も多く、数人の方が早くも入浴しておられ、挨拶をして、露天風呂を楽しむ。
昨夜の露天風呂は空が見えたが、朝の露天風呂は、茅葺の屋根が敷いてあるので、望めないが、雨が降っている様子はなさそうだ。
北海道の夜明けは、大阪より早く、6時前、ホテルの周辺を散策する。路面は雨で濡れているが、青空も望め、天気は大丈夫なようだ。 高台にあるホテルの周りは、丘が迫り、坂道を下ると川が流れ、先程入った露天風呂の茅葺が見える。静かな朝の光景を楽しみながらホテルに 戻るが、寒さを感じないのは嬉しい。
6時30分からバイキングの朝食が始まり、お粥もあり、地元の食材を楽しむ。朝からマグロ・イカ・サーモンの刺身やイクラが盛られているのには驚いた。 コーヒーで締めて朝食を終える。なかなかのものだった。
出発までの時間に明るくなった周辺を散策する。前の丘の道は白樺もあり、紅葉した木々が美しく、横の小道には「四国八十八寺」に 倣った石仏が丘の上に向かって祀られている。
夜明けの温根湯温泉
石仏の小道
白樺と紅葉の道

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

8時、青空の下、網走方面に出発する。8人グループ、3人グループが2組、残りは女性2人とシニア夫婦が多く、集合時間前に全員集合する。
青空の下、バスは網走に向かって出発する。車窓からは黄葉のカラマツ並木が続き、気持ち良い。途中のドライブインから眺める景色は、如何にも北海道の 広大さと牧場が広がっており、深呼吸して胸いっぱい美味しい空気を吸い込む。
黄葉を眺めながら進むと、網走湖がキラキラと水面を輝かせて迎えてくれる。
広大な北海道の眺め
黄葉のカラマツ並木
網走湖

「網走刑務所博物館」見学の方を降ろして、天都山展望台に向かう。展望台からは、眼下に網走湖が望まれ、反対側には春霞がかかったように オホーツク海と薄っすらと知床半島が展望できるが、はっきりとした姿は見られないのは残念だ。オホーツク海は白波もなく、穏やかな様子だ。
展望台から、自然の光景を楽しみ、目を移して、下を眺めると立派な「網走刑務所」の白い建屋が連なっている。映画とは違った時代の姿だ。(10:10-10;:55)
眼下に網走湖
オホーツク海と知床半島
網走刑務所

展望台からの見物を終え、昼食会場のオホーツク海に面したレストランに向かう。海が望める食事処で「カニ尽くし膳」の豪華な昼食を賞味する。 毛カニ一匹が付き、カニスキ、カニ汁とカニ尽くしの料理を堪能する。
食後の自由時間に、オホーツク海を眺めながら、海岸を散策する。穏やかなオホーツク海は真っ青で、青空と水平線がはっきりと望まれ、岸辺に打ち寄せる 白波が美しい。カモメが波と戯れている姿は牧歌的だ。(11:40-12:45)
カニ尽くし膳
オホーツク海とカモメ
穏やかなオホーツク海

オホーツク海岸を知床半島に向かって走っていると、珍しくも釧網本線の列車とすれ違う。
夏場、この列車に乗るツァーがあるのを知っているが、 オホーツク海と原生花園を眺めるには最高だろうと見送る。
斜里岳が見え出し、頂には冠雪が白く輝いている。先日の台風時の初雪が残っているのだと。この調子だと、知床連峰も白く輝いていることを 期待出来そうだ。
バスは数kmに真っ直ぐな道路を進み、知床半島に入って行く。
車窓から、「世界遺産」となった知床半島の原野やオホーツク海を眺めて進むと「知床オシンコシンの滝」を眺める。下車観光は翌日にあるので、 水量溢れる滝を眺め、「道の駅」でトイレ休憩の後、「知床五湖」に向かう。
途中、「ブユニ岬」に立ち寄り、穏やかなオホーツク海とウトロ港を眺めて、ふと山側を見ると「エゾ鹿」を発見する。4匹がそれぞれ草を食べている。 こんなに近く「エゾ鹿」が、出て来るのには驚く。
斜里岳
真っ直ぐな道路
エゾ鹿 ブユニ岬から

バスガイドの話では、「知床五湖」を巡るにはネイチヤーガイドの同行が必要で、現在は「一湖」までは誰でも行けるが、数年前から自然の散策道路は ヒグマに襲われる危険があるので、高架木道でのみ散策可能となったそうだ。

一湖の湖面
湖面に映る知床連峰

バスガイドの先導で、高架木道を「知床一湖」に向かって進む。背後には、冠雪した「羅臼岳」始め「知床連峰」が連なっている。熊笹が生え 茂る上に高架木道が設けられていて、見晴らしが気持ち良い。時々、後ろを振り返り、「羅臼岳」を眺め、冷たくはないそよ風を 味わいながら、「知床一湖」に向かう。高架木道の歩行は、周りが一望出来、気持ちが良い。途中の展望台で、写真を写したり、景観を堪能 しながら「知床一湖」に到着する。
風もない静かな湖面には、逆さ「羅臼岳」「知床連峰」が鏡のように映っている。見事な光景だ。
ガイドの話でも、こんなにきれいに映ることはないと。最高の時間に訪れることができたのだ。これで、青空だったら最高だが、贅沢は云わない。 素晴らしい景観を堪能して駐車場に戻る。(15:30)
羅臼岳
熊笹戸知床連峰
知床一湖への高架木道 高架木道

知床半島の神秘的な景観を楽しみ、今夜のホテル「知床プリンスホテル風なみ季」に向かう。
知床プリンスホテル風なみ季
和食膳
16時前に到着と、早めの到着は嬉しい。早速、温泉に出かけ、まだ人の少ない湯船で身体を伸ばしてくつろぐ。
岩風呂的な湯船がたくさんあり、 露天風呂も気持ち良いが、冷えてくると肌寒い。
明日からは、寒波襲来とのことなので、その予兆なのだろうか。
夕食は座敷で、「和食膳」の海の幸が一杯の料理を楽しむ。サンマのカルパッチョと珍しい料理もあり、美味しくいただく。芋焼酎を楽しみながら 北海道の珍味を堪能する。
寝る前にもう一度温泉に入っていると、ポツポツと雨が降り出し、明日は荒天だと思いながら、ぐっすりと眠る。


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