「雪の道央散策と登別温泉探索の旅C」


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4. 四日目 2022.12.03.
  前夜の寝不足も解消する程、ゆっくりと眠り、5時過ぎから温泉に朝風呂に行く。
誰もいないと思っていたが、2人の方が早くもに入浴している。露天風呂に出ると冷気が一段と厳しく、湯船の先の木々には雪が積もっている。地獄谷は 暗くて望めないが、温かい湯船に浸かって雪見と風情十分な時間を堪能する。
朝食
雪景色の庭
9時出発なので、荷物の整理をして、7時過ぎにビュッフェ会場で朝食とする。
今日はパン食にしようと、昨朝で慣れているので、上手く料理を選択し、窓際の席で雪を観ながら美味しく いただく。
地元の食材も豊富で、なかなかの朝食だ。デザートにソフトクリームを美味しくいただく。
庭を眺めると昨夜に結構雪が降ったようで、白く美しく輝いている。外の雪景色も美しいだろうと考え、後程、見物に出かけようと計画する。
朝ドラを観て、チェックアウトをクーポン券も上手く使って終える。クーポンの威力は大きい。
第一滝本館
雪の赤鬼・青鬼
外に出ると風がきつくて冷たさが身に沁みる。ホテルの玄関も雪が積もり、真っ白で美しい。
ホテルのスロープに雪が積もり、滑り易いのに注意しながら道路に出ると車の轍が残っている。5cm以上積もっているようだ。
「地獄谷」までは無理なので、手前にあった「赤鬼・青鬼」辺りまで上って行く。
頭や肩に雪が積もった赤鬼・青鬼が寒むそうに迎えてくれる。登別温泉のシンボルである鬼たちともお別れだが、楽しい時間だったと感謝する。 坂道を滑らないように注意しながらホテルに戻る。
いよいよ最終日。9時出発でホテルを後にして「ウトナイ湖」を経由して新千歳空港に向かう。
登別温泉からの出口に、昨日は暗くて見ることができなかった「鬼の像」が堂々と立っている。「ようこそ登別温泉」の標識があるが「ありがとう登別温泉」と 読み替えて、登別温泉を後にする。
まだ雪が残る景色を眺めながら進むと放牧した馬が見える牧場や遥か彼方の高い山々を車窓から楽しみながら進む。
歓迎の鬼の像
馬の放牧
遠くの山々

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

バスは「ウトナイ湖」横にある野生鳥獣観察センターの駐車場に停車する。
バスの外に出ると冷たい冷気に襲われ、湖の傍に来たのだと認識する。センターの中には、鳥類のはく製がたくさん並んでおり、この湖が野鳥の楽園であることが よく分かる。
ウトナイ湖
センターから湖畔に出ると木々に囲まれた静かな「ウトナイ湖」が望まれる。
よく観ると湖の真ん中辺りが凍っており、その上に野鳥が数羽止まってるのが見える。
勇払(ゆうふつ)原野の中にある周囲約9kmの淡水湖で、1981(昭和56)年に日本で初めてサンクチュアリ(野鳥の聖域)に指定されました。
湖畔に広がる湿原や林は野鳥の宝庫。日本で確認された野鳥約630種のうち、約270種もの野鳥が記録されています。
サンクチュアリ内にあるネイチャーセンターでは、双眼鏡などのレンタルも行っているので、ぜひバードウォッチングも楽しんでみては。
湖畔には、同じように展示施設を備えたウトナイ湖野生鳥獣保護センターもあります。(北海道公式観光サイトHPより)

湖畔の展望台になっている東屋にたくさんのバードウォッチャーが集まり、手に手に高級そうな望遠鏡を持ち、観察に余念がない。氷上の鳥の群れの 中で、ひときわ大きい鳥が「オジロワシ」だと。珍しい鳥のようだ。
湖には、白鳥も飛来するとのことで、最近では可愛い雪の妖精とも云われるシマエナガも飛来するそうだ。
残念ながら、鳥たちの飛来する姿はなく、氷上に止まっているオジロワシと小さな鳥しか見ることができなかった。
白鳥のはく製
ウトナイ湖畔 オジロワシ
野鳥観察の人たち

バスは新千歳空港に向かい、添乗員に手続きを聞いてお別れする。なかなか素敵な添乗員に感謝だ。
荷物を預けて、新千歳空港内を探索する。土産物店・飲食店も多く賑わっている。これに海外からの観光客が来日すると大変だろうと思い名が見て廻っていると 土産物売場に「シマエナガ」のぬいぐるみを発見する。どんな鳥かと想像していたが、その可愛さに人気の秘密を実感する。 クーポンの残りを北海道産の菓子やつまみを買い求め、全て使い切り、大満足だ。
昼食は、何時ものようにサンドウィッチの軽食を搭乗口横のベンチで飛行機を観ながらいただく。
搭乗口で待っている間に雪が積もり始め、視界が悪くなり、飛行ができるのか心配する程だ。定刻通り、搭乗が始まり、扉が閉まり滑走路に向かうはずが、 停機したまま進まない。アナウンスで雪のため遅れると。窓から外を見ると雪落とし用の機材が近づき、機体の上からエアーを噴射して雪を落としている。 窓の雪も落ち、上から次々と奇体の木が落ちてくるのが見える珍しい体験だ。
新千歳空港内
シマエナガのぬいぐるみ
雪に煙る飛行機 雪落とし

13時発のANA776機は、1時間遅れの14時に出発する。滑走路の除雪も問題なかったようで、順調に上昇し伊丹空港に向かう。 往路はJALだったが復路はANAと旅行会社の保有枠を上手く使っているのだろうと想像する。
機種は往路と同じくB737-800の3-3列だ。時々揺れるが問題なく、コーヒーのサービスを受け予定より30分余りの遅れで伊丹空港に到着する。
途中、寿司を買って無事帰宅し三泊四日の「雪の道央散策と登別温泉探索の旅」を終えることができた。

一度、北海道旅行を申し込んだが定員不足でNGとなり落胆していた。全国旅行支援制度が復活し、同じような行程を申し込み成立した上に、大きな 割引をもらい、ありがたい旅となった。
初雪を体験し、旅行者にとっては丁度良い積雪の札幌・小樽を体感でき大満足だ。支笏湖の強冷風によるしぶきがツララになった絵は初めて見る景観で 感動ものだった。
連泊の登別温泉では、地獄谷開発者が立てた第一滝本館に泊り、ゆっくりとした時間を過ごすことができ、温泉三昧・観光三昧・ワールドカップ観戦と 日常から離れた時間を経験でき、これも大満足だった有意義な旅に感謝だ。


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