○「雪の道央散策と登別温泉探索の旅」 (2022.11.30.-12.03.) コロナ禍も少し落ち着いてきた10月に北海道旅行を計画し、ツァーを申し込んでいた所で、全国旅行支援事業の実施となったが、定員未達でツァーが成立しなかった。 全国旅行支援事業があるツァーを探して、未成立となったツァーによく似たツァーを見付けて阪急トラピックスに申し込んだ。 札幌宿泊・小樽見学・登別温泉連泊の三泊四日の旅なので、のんびりと道央を散策し、登別温泉のフリータイムを楽しめるのは嬉しい。 更に、旅行割引で一人当たり、8000円x三泊=24000円とクーポン券3000円x三日=9000円、合計33000円の割引となるのだ。 ツァー参加条件のワクチン接種3回も4回とクリアしているので、問題なく恩恵を受けることにする。 1. 一日目 2022.11.30. 10時30分、伊丹空港JAL受付横への集合に合わせて、少し早めの8時30分頃家を出て、伊丹空港に向かう。大阪は曇り空だが、北海道は寒波が襲来して 大荒れとの天気予報に、冬装束で出かける。 受付も問題なく、搭乗券を受け取り、自動荷物預け機に苦労しながら荷物を預ける。以前やったことがあるが、操作方法を忘れてしまうのには仕方がないと。 きれいになった伊丹空港内を見学して搭乗口のベンチで待つ。 平日なのに旅行者が戻ってきたのだろうか。悪天候で到着が遅れたため、定刻より約30分遅れで 出発する。 機長から悪天候で揺れることがあるとのアナウンス通り、上空は雲の中で大きく揺れる。 機内サービスのコーヒーを飲みながら、用意したおにぎりとサンドウィッチの昼食を取り、揺れを感じながらのんびりとする。 約20分遅れの13時30分新千歳空港に到着し、外に出るとクリスマスツリーが出迎えてくれる。明日からは12月なのだと。 現地添乗員の下にツァーメンバーが集合して点呼する。18名と少ないのは有難い。シニア夫婦が大半で、女性二人、女性三人、男性一人のメンバーだ。 新千歳空港の周辺は、雪が少し積もっている位で風が冷たく北国に来たことを実感する。 まず最初の見学地「白い恋人パーク」に向かう。 バスは北海道の銘菓「白い恋人」の製造ラインが見学できる他、チョコレートの歴史やお菓子の制作を体験できるテーマパークに到着する。 パーク周辺の木々には雪が積もり、園内も数センチの雪が積もっている。滑らないように園内に入ると高い塔があり、定刻になるとカラクリ時計が回り、観客を 楽しませてくれるのだと。 園内の広場には、お菓子造りのキャラクターが飾られており、子供たちに人気があるようだ。それぞれが雪を被っていて可愛さが倍増している。 建物の中に入るとお菓子類の販売や奥まった所で制作もできるスペースがあり、結構人が集まっている。さすが「白い恋人」と思わざるを得ない。 15時になるとカラクリ時計の演奏が始まり、料理人や動物のキャラクターたちが問うの上建物の窓から現れ、楽しいひと時を与えてくれる。 カラクリ時計が終わり、園内を散策すると遊園地的なキャラクターが集まり、子供たちの笑い声が聞こえる。よく見ると外国人の子供が来ているのだ。 海外からの来園者も増えてきているのは嬉しいことだ。 「白い恋人パーク」の前には、サッカーの札幌コンサドーレの練習場があり、選手が練習している様子も見られるそうだ。今は、雪に覆われ、ワールドカップの 開催中なので、誰もいない。 「白い恋人パーク」を童心に帰り楽しんだ後、バスは札幌市内を巡りながら大通公園に向かう。 電光掲示の温度計が-3℃を示している。北国の冬を経験していることを実感する。寒くて冷たい。 公園の一角に「ミュンヘン・クリスマス市」が開かれているので見学する。ドイツの雑貨類が売られており、結構人だかりも多い。寒いのでホットワインを 買って、歩きながら飲むが余り美味しくはないのにガッカリだ。 クリスマスツリーや造形物のイルミネーションが数多く飾られており、美しい光を楽しませてくれる。 端の方まで行き、テレビ塔に戻り、テレビ塔の上から イルミネーションを見物することにする。 エレベーターでテレビ塔の展望台に上ると観客で一杯だ。札幌の名物となっているこのイルミネーションの人気の高さが分かる。大通公園のイルミネーションが 良く見える窓を選んで、先程散策した公園を見下ろすと少し霧がかかっているようだが、幻想的なイルミネーションの帯を見下ろすことが出来た。 美しい光の帯だ。 真上からクリスマスツリーを見下ろすと景観のかわるのが面白い。展望台を廻りながら、札幌市内を展望するが、暗くなっているのと土地勘がないので、 よく分からないが、北海道一の大都市・札幌を印象に残す。 地上に降り、テレビ塔周辺を見学していると雪が激しく振り出した。この調子では、今夜の中に積雪量が増えるだろうと楽しみであり、少し不安に感じる 南から来た旅行者だ。 バスに乗り、本日の宿泊地であるセンチュリーロイヤルホテルに向かう。 車窓から「時計台」が見えたので、明朝の散歩時に立ち寄ろうと考え、ホテル到着後、全国旅行支援のクーポンと部屋の鍵をもらって部屋に荷物を運ぶ。 旅行クーポンは3000円で、明日中に使用しないと無効になるとのことだ。ベッドの上に並べてパチリと。 18時30分、23階の回転展望レストランで夕食が始まる。ツァーでは珍しいフレンチコース料理だ。展望席から外を見ると札幌の街明りが美しく、席が ゆっくりと回転しているのだ。ビールで乾杯し、次々に運ばれる料理と景観を楽しみながら優雅な食事を堪能する。量は多くはないが、ワインも楽しみながら 食事を堪能する。 遠くに独特な明かりが見えるので、ウェイターに尋ねると大倉山のジャンプ場だと。市内から見えね近さにあるのに驚きながら、回転する座席からの 景観も楽しめる有意義な夕食だった。 食事に大満足し、部屋に戻ってバスに熱いお湯を張って、北国の空気で冷えた体を癒して、ぐっすりと眠る。良き一日だった。
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