「青春18切符」...「越前・島原・阿蘇・四国周遊の旅」


2008/3.22-25.. [越前大野][島原][阿蘇][四国]

「行程MAP」



C、第4日目・3/25
岡山(4:08・5:28)→坂出(6:13・6:26)→琴平(6:54・6:58)→阿波池田(7:46・7:53)→徳島(10:01・11:04)→ 鳴門(11:43・12:01)→池谷(12:19・12:40)→高松(14:45・15:09)→岡山(16:03・16:14)→相生(17:20・17:21) →姫路(17:40・18:42)→高槻(20:02)===>JR..515km・7980円

「ML九州」は横に座る人もなく余裕あるスペースで、ぐっすり眠ったり、ウトウトとしたりして東に進む。
岡山到着が4時なので、寝過ごしてはいけないと携帯電話のアラームを設定しておくが、その前に目覚めて、 岡山到着を待つ。
アナウンスがあり、定刻通り岡山に到着する。少しうるさかったシニアグループも降り、早朝の肌寒いホームには20人以上 下車されたようだ。始発の四国方面行まで1時間以上待たなければならない。

桃太郎の銅像

桃太郎のポスト

一昨年夏に同じ経験をしたが、夏場は涼しく気持ち良かったが、この時期はまだ冷える。

まだ暗い岡山駅の構内を出て、駅前広場に向かう。駅は改装工事も終わったようで広々としたようだ。
前回の早朝に訪れた時に面白く思えた「桃太郎のポスト」がまだ立っていた。可愛い奴だ。
駅前広場には前には 気付かなかった「桃太郎の銅像」が立っている。観光都市としての出迎えもバッチリだ。
お腹が空いたので、何処か食べる所と探すと、駅前に前回は気付かなかった提灯が掛っている店がある。 うどんもあるので店に入り熱々のきつねうどんの朝食で満足する。深夜も飲めるようで、酒や焼酎も置いてあるが これはパスしておく。

5時28分発の高松行はガラガラで出発するが、「18キッパー」の姿は見られる。
夜明け前の瀬戸大橋を渡る。もう少し遅かったら、日の出を望むことが出来た・・・と残念がる。丁度、坂出に 到着した頃に日が昇る空になった。
坂出から琴平行に乗換え、朝もやの讃岐平野を進むが、2人席でウトウトと気持ち良く眠ってしまう。琴平の手前で目覚め、 あわてて降りる準備をする。やはり、夜行快速での睡眠は浅いのだろう。

今日の行程はJR四国の未経験路線である徳島線の踏破と盲腸路線の鳴門線を経験することなので、乗継ばかりの 旅で、時間があるのは徳島で小一時間だけだ。
琴平で阿波池田行に乗換える。昨年春の高知・四万十川散策時は、この区間の接続が悪いので、特急にワープして 時間を稼いだ。今回は接続もバッチリで、初めて普通列車で進むことが出来る。

一両編成のワンマン列車は長椅子タイプで、ソフトボール大会に出場する女子中学生がたくさん乗っている。春休み真っ只中なのだ。
「18キッパー」情報では、阿波池田までの間にある坪尻駅は秘境駅のひとつと云われているが、この列車も停車しない。 ここで降りても次の列車まで何時間も待たねばならないのだ。一度はトライしたいが・・・・。
山裾には春霞みがたなびき、幻想的な光景を眺めながら山間部に進む。

夜明け前の瀬戸内海

阿波池田行列車

春霞の光景


画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

阿波池田駅での乗換え時間もスムースで、初めての徳島線に乗車する。ここから吉野川沿いを徳島まで進むのだ。 2両編成のボックス・長椅子タイプのワンマンカーは、吉野川沿いを徳島まで下って行く。左側の川沿いに座り、ノンビリと 2時間の行程を楽しむ。
急流になったり、緩やかに流れたりと吉野川の流れの変化や駅や川沿いに咲き始めた桜の花を眺めながら進む。 早くも鯉のぼりを飾っている家もあり、地域によっての季節感の違いが感じられる。
特急待ちで停車している間に、ホームで屈伸運動をしたりと待ち時間も有効に活用する。貞光駅で「剣山登山口」の 石碑の表示が立っている。ここから剣山に登るのだと認識する。
知らない路線で知らないこと知るのも旅の楽しみだと何時も思う。ローカル路線では地元の人と話したり、方言に 戸惑うのも旅を充実させてくれる。
ノンビリと吉野川を下った旅も定刻に徳島駅に到着して終える。(10:01')
徳島には初めて訪れたが、立派な駅舎に驚く。

吉野川の流れ

吉野川の中州

徳島駅


今日の行程で唯一の下車時間のある徳島だ。もう少し時間があれば、「眉山(びざん)」の頂上まで登り、展望を楽しみたいが、 1時間しかないので諦めて、駅周辺を散策すべく、観光案内所でいつものようにMapを入手する。
まずは正面に見える「眉山」に向かって、広い歩道を進み、きれいな新町川に架かる新町橋を渡る。橋には「阿波踊り」を イメージした飾りが施されている。
「阿波踊り」は徳島の観光の目玉であることは、この展示物(?)の数々で良く分かる。

新町川

新町橋の飾り

新町橋の欄干


新町橋の上からは「眉山」に登るロープウェーが見られる。これが徳島の象徴である「眉山」なのだと見上げる。
先日、エジプト旅行の飛行機で映画「眉山」を鑑賞した。宮本信子・松嶋菜々子の日本的な映画だったが、その「阿波踊り」の シーンは迫力があったのを思い出す。

ロープウェーの乗場の建物中では、毎日定期的に「阿波踊り」が観賞出来ることを知る。建物の横に桜が咲いているのを確認して、 時間がないので駅に戻る。
新町川の歩道には「阿波踊り」の イラストが描かれ、楽しくなる。川沿いに大きな広場があるので、散歩している方に尋ねると、ここが「阿波踊り」の時、 観覧席が設けられる踊り場になるとのことだ。
駅前のポストの上にも「阿波踊り」人形が飾られている。全てが「阿波踊り」との感じだ。

眉山のロープウェー

阿波踊りのイラスト

ポストの阿波踊り人形


少し早いが、駅ビルの地下で弁当を買おうと物色する。美味しそうな寿司を買ってホームへ。
これから盲腸路線探訪に「鳴門線」に乗り、鳴門に向かい、折り返しの列車で戻って来る行程にトライする。

吉野川

レンコン畑

鳴門駅で弁当が売っているのか分からないので、寿司を買った次第だ。

11時04分発の鳴門行は1両編成のボックスと長椅子タイプのワンマンカーで、広くなった吉野川を渡って進み、池谷駅から 高松方面と分岐して盲腸路線・鳴門線は鳴門に向かう。
弁当が寿司なので昼には少し早いが、弁当を広げてパクパクと食べてしまう。
車窓から水がはってある水田のような畑が広がっているのを見る。田植えにはまだ早いと眺めていると機械で何か 掘っている。「レンコン」だ。そう云えは徳島の「レンコン」は有名なのを思い出す。
ノンビリした田園地帯を通って終点の鳴門駅に到着する。(11:43')

鳴門駅に降りるが、想像通り駅前には何もなく、弁当を食べておいて正解だった。
駅舎の写真を撮り、折り返しの列車に戻る。駅には「うず潮の鳴門へようこそ」の看板が立ち、花壇は渦潮をイメージして 渦潮模様に花が植えられている。
20分の停車時間で、徳島に戻るべく、池谷行の列車に乗る。
無人駅のノンビリとした池谷駅で下車して、盲腸路線・鳴門線の踏破を完了し、徳島からの高松行を待つ。今回の旅行で 2つの盲腸路線を踏破したのだと満足する。

池谷行列車

鳴門駅

池谷駅


後は一路大阪を目指して帰るだけだ。
12時40分発の高松行はお遍路姿の方が何人か乗っておられる。次の坂東駅は「四国八十八ケ所・第一番札所」である 「霊山寺」のある駅で、一昨年夏に参拝した所だ。
一人のお遍路さんさんが降りられた。何時か、お遍路も実行しなくては・・・と思いながら。

穏やかな春の景色を眺めているとウトウトと眠ってしまい、目覚めると屋島が見える。高松で時間を潰そうかとも考えたが、 疲れもあるので、接続列車で岡山に向かうことにする。(14;45')

岡山行快速列車

開通20年の瀬戸大橋からの眺め

外に出る時間もないので、高松駅の構内のうどん屋で讃岐うどんを食べるが、今一で、後悔するが仕方ない。

15時09分発の岡山行快速は満員で、どうにか座ることが出来る。列車の前には「瀬戸大橋開通・20年」のパネルが飾られ、 時の変化を感じる。建設中の橋梁を見学するために船で廻ったことを思い出したりと。もう20年以上前なのだ。
坂出から競艇の帰り客がたくさん乗って来て賑やかな中、20年目の瀬戸大橋を渡って四国ともお別れする。

「四国乗継」の「紀行スライド」


岡山に到着して、急いで乗換えホームに向かう。「青春18きっぷ」期間は、この岡山〜姫路間が一番の難所で、座れなかったら 90分立っていなければならない。まだラッシュ前なのでどうにか座れて一段落する。
16時12分発の相生行はシニア・学生の「18キッパー」をたくさん乗せて出発する。以前は姫路行だったが、昨年のダイヤ改正で 相生行になり、少し面倒になった。相生乗換えは車両が増えるので、赤穂線からの列車でも座ることが出来る。
そのまま帰宅すると夕食には遅くなるので、姫路でいつもの焼き鳥屋で旅の打ち上げをすることにする。

焼き鳥屋でこの4日間の長旅を思い返しながら乾杯する。
貧乏人根性で欲張りの行程だったが、越前・四国旅行を前後に挟んで、「島原鉄道」のラストランを惜しみ、「阿蘇観光列車・ あそ1962」を楽しむ旅を経験した。
今回は結果的に、お城・湧水・列車を満喫した旅になり、盲腸路線を2つ踏破した。計画通りに実行出来たことに 満足して、芋焼酎と手羽先で・・・・・。
JRだけの走行距離は2436kmで累計35490円の運賃を2300円x4=9200円で踏破したことになる。時間の余裕がある贅沢の極み だと改めて感じる。

姫路から新快速で一気に高槻まで帰り、21時前に無事帰宅した。お疲れ様でした。
夏は「おわら風の盆」見学のヒントも得たので、どの様な行程にするか楽しみながら考えよう。


[越前大野][島原][阿蘇][四国]






    
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