「花の浮島、利尻・礼文島の旅」


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○ [第1日]、出発〜豊富温泉(2009/9/3)

結婚40周年記念の「ハワイ旅行」から帰り、海外旅行への熱が復活したが、真夏は避けて9月頃に何処かへ行きたいと考えていた。 しかし、対象のツァーが定員オーバーや成立不能と実現出来なかった。
いつも見ているテレビの旅番組「旅サラダ」で、「利尻・礼文島」への旅日記が放映され、いつかは行きたいと思っていた北の果ての 離島が魅力あふれるものと再確認出来た。早速、旅行会社のパンフレットで検討した結果、阪急トラピックスに熟年対象のゆったりとした ツァーがあり、申し込むと定員の最後でOKとなった。

詳細の行程表が送付され確認すると、集合は神戸空港で7時30分とある。これは大変と時刻表を調べると6時の快速に乗らねばならない。 次の6時27分の快速だと、7時40分到着となるが、8時30分発の飛行機には問題ないだろうと。
前日に添乗員から確認の電話があり、その旨伝えるとOKとのことで一安心だが、朝が早い。
天気予報では快晴から少し下り坂になりそうだが、気温は22-23℃と寒くはなさそうだが、風が強そうなのでウインドブレーカーは用意する。 予定の列車で三宮に向かい、三宮からポートライナーで神戸空港へ。通勤客と一緒で満員だが、途中で下車する人が多く、空港到着時は 空いている。
JAL3301
新千歳空港
受付をして、搭乗手続きを取り、待合室に行くとたくさんの人だ。
JAL3301機は8時30分の定刻に出発する。機内は満席で、神戸空港の問題もこんな状況が続けば、発着便も増え良くなるのだが・・・。 機体は767-300の2-3-2席で、真中の席で外は見えない。朝が早かったので、機内でウトウトしていると定刻通り、10時25分に新千歳空港に 到着する。
荷物を取り、全員集合しバスに乗る。今回の仲間は30名で、8名の男女のグループ、女性2人が3組、他は夫婦で全てシニアのメンバーだ。 添乗員のT橋さんの挨拶があり、大型バスなので、後部座席でゆっくりする。
昼食用の空弁・本タラバ蟹鮨とお茶が配られ、バスの中で自由喫食となる。バスは高速道路を札幌方面に向かい、分岐して北に進む。 しばらく初秋の北海道の光景を眺め、のんびりと過ごす。
高速沿いに広がる田圃の稲は早くも黄色く色付き、稲穂を垂らしている。北海道はもう秋になっていると。 車内で空弁を食べる。本タラバ蟹がたっぷりで美味しい。
上砂川ハイウエイ・オアシスでトイレ休憩。青空の下、清々しい北海道の空気を吸い込む。
バスは深川の分岐点から留萌方面に向かい、高速を降りてしばらく進むと静かな日本海が現れる。荒れた日本海でなく、波静かな 波打ち際や水平線を眺めながら進む。


本タラバ蟹鮨
黄色く色付く稲穂
静かな日本海

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

穏やかな日本海を眺めながら北に向かう。本当に静かな日本海だ。
鰊番屋 説明
水平線に天売島・焼尻島が薄っすらと見える小平の道の駅で休憩となる。
ここは昔、鰊(ニシン)漁の有名な漁港だったとのことで、当時の立派な「鰊番屋」が堂々と建っている。
当時は鰊が豊漁で、 一攫千金を得るためこの番屋に泊まり、漁業に専念したと。
明治時代からの番屋が保存され、当時の栄華が偲ばれる。
海岸線に出ると記念アーチの間から、ウニの漁場で有名な天売島・焼尻島が眺められる。天気が良くないとなかなか見えないとのことで ラッキーな日和だ。
再びバスに乗り、日本海沿いの気持ちの良い道を進む。このドライブウエイは「日本海オロロンライン」と命名されている、ライダーが選ぶ ベストコースの上位にランクされているとか。
左に日本海を眺めながら、右には風力発電用の風車が10数基並んで立っているが、道路に近くて列になっている光景は写せない。
(帰りの空港でこの風車のポスターを発見したのでパチリ。季節は違うが壮観な眺めだ)

かすかに見える天売島・焼尻島
風車
風車の列(ポスター)

「日本海オロロンライン」を進む。前方に小さく利尻島の利尻富士が眺められるようになって来る。
「道の駅・てしお」でトイレ休憩と短時間に休憩があるので、疲れは少なく、道の駅の名物を賞味出来る。珍しい名物のシジミアイスクリームを食べ、 潮風を楽しむ。本当に爽やかな気候で、大阪では味わえない心地良さを満喫する。
利尻富士
段々と利尻富士がはっきりと見え出した。海の上に浮かぶ富士山のような眺めだ。明日以降もこの雄姿が見られると良いのだが・・・!?
バスは海岸線から内陸部に入る。サロベツの湿原が広がるが、バスの中からだと雑草の生い茂る荒野のように見え、殺風景な光景だ。

16時30分前に、今夜の宿泊地である「豊富温泉」の「ホテル豊富」に到着する。早い到着なので疲れも少なく有難い。
18時からの食事の 前に温泉に行く。事前の案内で、ここの温泉は石油の臭いがすると聞いていたので、何か気持ち悪い・・・と思っていた。 浴室に入ると微かに石油の臭いがするが、お湯は透明だ。恐る恐る湯船に浸かるとお湯はヌルヌルとして、肌ざわりは良い。
石油で ヌルヌルしているのかと思うほどだが、臭いにも慣れ気持ち良く浸かる。外に出るとすっきりとしていて、臭いだけが石油で、肌はスベスベの 状態だ。
部屋は洋室と和室が付いた広い部屋で快適だ。窓を開けると爽やかな外気が入り、冷房は必要のない位だ。
ホテル豊富
オホーツク名産・ホタテ尽くし
夕食は「オホーツク名産・ホタテ尽くし」料理で、ビールで乾杯し、美味しい海鮮料理を満喫する。
ホタテ尽くしの名の通り、刺身・酢の物・煮物と種類・量とも満足出来るもので、芋焼酎も追加し、周りの方々と談笑しながら楽しくいただく。
やはり、本場の魚介類は本当に美味しい。

夕食を堪能し、部屋でテレビを見る。関西とほぼ同じ番組をやっているので、親しみ易いのは助かる。
寝る前にもう一度温泉に行き、ヌルヌルとした感触と慣れて問題なくなった石油の臭いの湯を楽しみ、ぐっすりと眠る。明日の天気も 問題なさそうだが、「利尻富士」を間近に見られることを願いながら・・・。

HP作成に時間がかかっている間に、政権交代・鳩山内閣がスタートした。夜中まで、新大臣の挨拶コメントを聞いていたが、従来の官僚作成の ペーパーを読む大臣は皆無で、自分の言葉で抱負を語るのに政権交代を実感出来た。実務派の副大臣・政務官も任命され、これからの 政権に期待したいものだ。

「一日目」の「スライドショー」


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