「青の景色に見惚れる名湯・ブランドホテルに泊まる青の美景ミステリーツァー」


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○「青の景色に見惚れる名湯・ブランドホテルに泊まる青の美景ミステリーツァー」 (2023.06.13.-06.16.)



2. 二日目 2023.06.14.

  ◎二日目の日程表案内内容
ホテル ⇒<青の美景1>〇〇公園(美味しい水が有名な自然あふれる名所) ⇒〇〇自由散策(ロマン溢れる〇〇〇の観光名所) ⇒〇〇にて海鮮あぶり焼きをご用意  ⇒<青の美景2>〇〇海岸(トンネルの先に絶景が広がる) ⇒<青の美景3>〇〇岬(まさに青の絶景! 大海原にダイナミックにせり出した〇〇へ) ⇒とある温泉(泊)
*世界が認めた○○ブランドにご宿泊 ○○富士とも言われる○○山を望むリゾートホテル。○○山を眺めながらの露天風呂は格別です。

この時期の北海道の日の出時間は4時頃で目覚めると少し明るい。カーテンを開くと外は深い霧で木々もぼんやりしか見えない。 朝の予定時間は、温泉が6時から、朝食は6時30分から、出発は8時30分と設定されている。
ルスツリゾートホテル
セイコーマート 大きなフキの葉
朝風呂の前にホテルの外に出ようと迷いながら玄関から外に出る。
ジャンパーを着てきて良かったと思う位の冷たさだ。
霧の中をホテルの外観を写そうと道路に出る。霧の中にホテルが見え、横長の建物で 部屋から玄関までが遠いのが理解できる。
水が切れたので、地元のスーパー・セイコーマートが道路沿いにあるのを聞いていたので、水を求めて向かう。
ここで地域クーポンを使ってみると簡単にスマホから買えることが分かり使い方をマスターできたと満足する。
ホテルに戻る途中、大きなフキの葉を見付け、北海道の植物の違いに驚く。
部屋に戻り、朝風呂のため長い廊下を歩いて温泉に向かう。数人の人しかいない広い温泉で冷えた身体をたため、足腰を伸ばす。露天風呂に行くが 外の景色は霧で望めず、ここにも大きなフキの葉が群生しているのに驚く。
7時前に食事処に行くと仲間の方が早くも食事をしている。北海道産の肉・魚・野菜のバイキング料理を取り、お粥もあるので美味しくいただく。 牛乳は濃い感じがして美味しい。
食後、ホテル内を散策する。スキー場として利用されるので、直ぐ近くにゲレンデやリフトがある。スキー客は便利なホテルだ。 別棟タワーまでモノレールが走っているので、往復時間が20分位とのことで乗車する。
道路を隔てた遥か向こうに 高層の別棟が建っていてモノレールで周辺の森を眺めながら霧の中を進む。
ゆったりとした気分は最高だ。操作している女性が何処から来られたのかと 聞かれたので、大阪からミステリー旅行で来ていると応え、これからの行く先は分からないと話すと面白い旅行ですねと。多分、積丹半島に行くと 話すとあそこは風がきついと行けなくなりますよとアドバイス。風がないことを祈る。短時間だったが、楽しい体験だった。
朝食
モノレールの線路
高層の別棟タワー

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

NHKの朝ドラを観て、急いでロビーまで行きチェックアウト。昨夜飲み代は払っているので問題なし。
8時30分出発、旅慣れた方なので誰も遅刻はなく、添乗員の明るい挨拶の下、観光が始まる。ミステリー旅行なので行先を伝えられく説明はしなければならない 添乗員の苦労は大変だ。
京極ふきだし公園
曇り空の中、森の中の地道通って第一番目の観光地に向かう。目的地の近辺に到着して<青の美景1>は 「京極ふきだし公園」だと告げられる。事前にチェックできていなかった場所だ。
羊蹄山が作り出す、自然のおいしい水が絶え間なく湧き出ているふきだし公園。
羊蹄山に降った雨や雪が隙間の多い地層にしみこみ、 数十年の歳月をかけてろ過・浄化され、ミネラルたっぷりの水へと生まれ変わります。
湧出量は1日に8万トンで、水温は約6.5度と年間を通して変化はありません。夏も冬も絶え間なく湧出し、 一年中多くの方に喜ばれています。
昭和60年(1985)には、旧環境庁選定の「日本の名水百選」に選ばれました。(北海道公式観光サイトHPより)

公園の駐車場に停まり、約20分間の自由見学となる。
添乗員の先導で、揺れる吊り橋を渡り、小さな滝を観て、羊蹄山の伏流水が湧き出る水源に到達する。
緑の木々と岩の間から豊富な水量の湧き水が流れ出る光景は見事だ。
清流から水飲み用の竹筒が設けられ、運転手が用意してくれていた紙コップに入れて飲むと軟らかい味わいの美味しい水だ。 横には不動明王が祀られ、その先にはたくさんの石仏が祀られる霊園となっている。豊かな自然の中に祀られている石仏は幸せだと。
曇り空が残念だったが、緑と清流のマイナスイオンを堪能してバスに戻る。
吊り橋
緑の水源 美味しい水
不動明王 石仏群

9時20分、バスは次の観光地に向かう。予想では小樽だ。ここで昼食を食べ市内観光の自由時間となるだろうと。
地道を進み、雲に隠れている羊蹄山の稜線に残る残雪を観るが、全体像は望めないのは残念だ。 目的地の近くで添乗員から小樽に向かっているとの告知がある。予想通りだとほくそ笑む。小樽には、昨年12月に訪れているので 半年ぶりだが、初雪の小樽の街を散策した楽しい想い出がある。
小樽の観光地図を配布され、自由時間後の集合場所を車内から確認して昼食会場のあぶり焼きの「運河倉庫」に到着する。小樽運河の裏側の道に 面した大正14年頃建設された倉庫をリノベーションした趣のある店内で、炭火を囲んでのテーブルが並んでいる。
器に盛られた新鮮な海鮮や大地の恵みの量に驚く。ホッケ・ホタテ貝・ツブ貝・牛肉・ソーセージ・ジャガイモ・ピーマン・ トウモロコシ・シイタケ等々が盛られ、赤々と燃え盛る炭火の上に置いていくのだ。
地元のビールで乾杯し、豪快で新鮮な海の幸・山の幸を美味しくいただく。小樽観光では寿司を食べることが多いが、地元産の 新鮮なあぶり焼きの昼食は嬉しい。これもミステリー旅行の醍醐味だ。
雲に隠れた羊蹄山
あぶり焼きの品々 運河倉庫
炭火のあぶり焼き

美味しい昼食に満足し、三々五々13時までの小樽市内の自由行動となる。
昨年12月の観光案内所 -3℃
現在の観光案内所 21℃
小樽運河に面した観光案内所に向かう。昨年12月 「雪の道央・登別旅行」に訪れて、雪の中を散策した場所で、小樽運河観光のスタート地点だ。
前回は12月で観光客も少なく、雪の小樽運河の風情を満喫した。観光案内所の温度計はー3℃を示し、非常に寒かったが、今回は外国人観光客も 多く、温度計は21℃を示している。半年で光景は一変したのだ。
前回の光景と見比べながら小樽運河の落ち着いた景観を下流の方まで散策する。倉庫が立ち並び、当時の繁栄ぶりがよく分かる。
昨年の雪の運河と対比すると雪が積もっている運河の方が趣きがある。冬に味わってよかったと。
小樽運河の端
雪の小樽運河
現在の小樽運河

小樽運河の観光を終え、商店街に向かう。前回は雪道を滑らないようにアイゼンを付けて歩いたのを思い出す。
添乗員が話していた「お父さん預かります」の看板がある土産物屋を見付け立ち寄ってみる。家族で観光する時、お父さんが退屈するので、 お父さんを預かり、ゆっくりとお買い物してください・・・との面白いキャッコピーだ。店員が預かっている間にお茶のサービスをしますと 楽し気に応対してくれる。なかなか面白い。
外国人観光客が目立つ商店街を散策し、有名な菓子屋に立ち寄って土産物を買ったり、地元の名産を売る店を覗いたりとゆっくりと観光する。 前回も立ち寄ったランプの喫茶店を覗いたり、ベネチィア風にゴンドラを飾る店に入ったりとしながら、集合時間に合わせて駐車場に戻る。
「お父さん預かります」の土産店
六花亭
ランプの喫茶店 ゴンドラ

13時、全員集合し、次の観光地に向かう。バスは余市を通過して、予想通り積丹半島に向かっている。
添乗員から積丹半島に向かい、積丹ブルーの美しい景観を観光すると告げられ、ニンマリとする。天候も曇天が晴れ間が見えてきたので、 景観が期待できるのではと一安心だ。
島武意海岸
バスは積丹半島の日本海側の道を進み、車窓からは穏やかな日本海が望める。添乗員から<青の美景2>は 「島武意海岸」だと告げられる。
「日本の渚百選」に選ばれた美しい海岸。積丹ブルーと呼ばれる透き通ったコバルトブルーの海を望むことができる スポットです。
歩行者だけが通れる小さなトンネルを抜けると、断崖絶壁や巨大な岩々、積丹ブルーの海が目に飛び込んできて、まさに絶景! 海底の岩盤が見えるほど透明度が高く、キラキラと輝く壮大な海が広がります。島武意海岸は断崖絶壁が続くなか、波打ち際まで下りられる 唯一のスポットでもあります。
初夏には積丹の町花・エゾカンゾウの花が断崖に咲き誇り、ひときわ美しい情景が。どこまでも続く大パノラマを堪能してください。(北海道公式観光サイトHPより)

コバルトブルー
駐車場から案内板を観て、真っ暗なトンネルに入って行く。
前方に小さな出口の灯りが見えるだけの暗さだ。その暗さ抜けると目の前には、雄大な日本海が広がり、コバルトブルーの海面にはいろいろな 形をした岩がそびえている。

コバルトブルーが美しい・・・・・

天候が回復していなければ、この美しいコバルトブルーは望めなかっただろうと考えるとラッキーだった。
仲間の方々もその美しさに感動され、写真撮影に励んでおられる。潮風も気持ち良く、コバルトブルーの海を眺めながら至福の時間を過ごす。
時間がきたので、トンネルをくぐり駐車場に戻るとウニ料理の食事処の庭にクルクルと廻る乾燥機が動いている。多分、ホッケの干物造りの機会だろう。 思わず微笑みながら、近くの売店で名物のソフトクリームを買い求めバスに乗る。
島武意海岸の案内板 トンネル
島武意海岸のコバルトブルー
島武意海岸の標識 ホッケ干物

積丹半島を突き進み、<青の美景3>の「神威岬」に進む。
積丹半島進むに連れ、天候が曇り空になり、風も強くなってきた。先程の天候との差に驚きながら駐車場に向かうと薄っすらと霧も出てきて 残念だ。
神威岬
ここで、約50分の自由行動となり、三々五々積丹半島の雄大な景観を楽しむ。
神威岬は積丹半島北西部から日本海に突出する高さ80mの岬です。
駐車場から岬の突端へは、ややアップダウンのある遊歩道「チャレンカの小道」を歩いて約20分。
起伏に富む神威岬の景観や積丹ブルーの海を眺めながら進みます。
遊歩道先端まで行くと、そこは周囲300度が見渡せるビュースポット。 水平線が丸みを帯びて見え、地球の丸さを実感できます。 (北海道公式観光サイトHPより)

神威岬への遊歩道の入口には「風にふかれてしゃこたんブルー」の案内碑が立っている。長い遊歩道の両側は「積丹ブルー」が広がる案内板だが、 霧が深くなりつつあり、先端まで行けるか・・・・??
その先に「女人禁制門」が立っている。風が強い日は、その先の遊歩道歩行が禁止されるそうだが、今日は大丈夫のようなので一安心だ。
この地に 「女人禁制門」があるのに驚いた。案内板を観ても詳細が分からなかったので、帰宅して調べると「義経伝説」に由来することを知り驚く。 「奥州街道」紀行時に散見し、青森県三厩の「厩石」から神馬に乗って北海道に渡ったことは知っていたので、その続きがあると・・・
積丹ブルーの案内板
女人禁制門
北海道には平泉から生き延びた源義経が渡道し、さらに大陸に雄飛した義経伝説が残っている。
神威岬では、義経がアイヌの娘を残して北上し、 その娘は海に身を投じて海中の岩となり、その恨みで女性が沖を通過すると嵐が起きるというものである。
歴史的事実としては、1691年(元禄四年)、松前藩によるニシン保護禁令の一環で神威岬以北への女性(和人女性)の立ち入りを禁止したものである。
北海道日本海側の沿岸ではニシン漁が盛んだったが、資源が減少するたびに漁民は 北上を重ねていた。これを「追いニシン」という。この北上を制限するのが神威岬の女人禁制である。(北海道アイヌ史・鬼熊ブログHPより)

「熊野古道・大峯奥駈道」を歩いた時、大峰山の入口に 「女人結界門」があり、大峰山への女性登山を禁止していたのを想い出す。現在でも継続しているはずだ。意味合いは違うようだが、女性禁制に 関する制限が全国的にあったことを知る。
「女人結界門」をくぐって遊歩道を進むと両側は断崖絶壁だ。霧が濃くなり、視界は悪く本来の積丹ブルーは望めないのは残念だが、 雄大な景観を全身で感じる。崖にはオレンジや白い花が咲き、北海道の花だと実感する。
両側の美しい景観を眺めながら遊歩道を進むが、霧が段々深くなってきた。岬の先端まで行こうと思っていたが、戻ってくる方に尋ねると 霧で視界が効かないと。途中で先端まで行くのを諦めて「女人禁制門」辺りで、霧と緩やかな風を味わいバスに戻る。風はなかったが、 霧深くて積丹ブルーの堪能と神威岬を踏破できなかったのは残念だった。
神威岬崖 白い花
神威岬の海
神威岬遊歩道 霧が深い

本日の観光は全て終わり、バスは積丹半島の南側の道を小樽方面に戻って行く。本日の宿泊は「ヒルトンニセコビレッジ」と分っている。 地道を羊蹄山方向に進むが、まだ霧がありその姿は見られない。
やがて今回の旅の目玉にもなっている「あの世界的ブランドホテル・ヒルトンニセコビレッジ」に到着する。スキー・ゴルフ場を完備した リゾートホテルで林の真ん中に堂々と建っている。
フロントで部屋のキーと地域クーポン利用に必要なQRコードのプリントをもらい、部屋に直行する。昨日は地域クーポン登録で苦労したが、 今回は事前にQRコードを配布されているので、昨日の例通りスマホで登録できた。
食事は浴衣ではダメとのことで、温泉に入るのは後にして、のんびりと過ごした後、レストランでビュッフェ形式の夕食となる。一流ホテルの ビュッフェを期待したが、品数も少なく特に特徴もない料理に全員不満タラタラ・・・・。ビールで乾杯し美味しくいただく。
我々が食べたレストランの展望では見えなかった羊蹄山が隣のレストランから見えたのでパチリと。蝦夷富士と呼ばれるような美しさに 満足し、もう少し上層階から見えないかと上層階での展望を探すが見当たらず、昨日から期待していたので、残念だった。
ヒルトンニセコビレッジ
夕食
レストランからの羊蹄山

夕食後、温泉でゆっくりとくつろぐ。先程見えていた羊蹄山も霧に隠れ、温泉に浸かりながらの展望はできずこれも残念だった。 ホテル周辺には何もなく、テレビを観ながら早目に眠りにつく。
今日は道央の有名な観光地と知らない観光地を回り、有意義な一日だった。小樽には半年振りの訪問だったが、美味しいあぶり料理を食べ、 北海道の違った味覚味わえたのはgoodだった。雪の小樽との違いも体感でき満足できた。
今回のミステリー旅行で予想していた積丹半島の観光は、島武意海岸のコバルトブルーを間近で観れ感動したが神威岬の積丹ブルーは 霧のため鑑賞できなかったのは残念だった。
ミステリー旅行の楽しさを味わった一日だった。


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     女性を伴えないことによって漁師たちは神威岬以北に長くとどまることができず、和人地に引き上げることになった。そうしたことで漁師の定着や多数の入り込みを防いだと考えられる。 女人禁制が解けたのは1856年(安政三年)のことである。この時は幕府の役人が稚内だか紋別の役所に赴任する際、妻子を伴っている。
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