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○ 「中山道No4」見聞録(醒井宿〜赤坂宿)・(距離 24.4km(今回)/ 101.7km(累計)/ 431.3km(残距離)

前回まで
今回
残距離


4−1.(61)醒井宿〜(60)柏原宿・(5.9km) 2008.06.28 7:10〜8:15 曇り


中山道全行程.Map
「醒井宿〜柏原宿・行程MAP」

地図の左下の再生ボタン()を押すと
見聞ルートに沿って歩行出来ます。
クリックすると拡大します。(夢街道HPより)

前回紀行してから、1ケ月以上になった。予定があったり、腰椎ヘルニアが再発したり、計画した日が雨になったりと なかなか実行に移せなかった。
今年の梅雨はやや男性的で、降る時は激しく降る。予報では夕方から雨とのことだが、休日乗車券を活用して、実施する ことにする。 米原を過ぎると運賃も結構かかるので、休日乗車券を有効に利用することにした次第だ。

梅雨時の日の出

醒井駅



前回の「醒井宿」からスタートして、「垂井宿」か「赤坂宿」まで進む予定で、1番電車に乗る。
4時半頃、出発し、5時発の京都行に乗るが、休日で誰も乗っていない。
「青春18きっぷ」シーズンになるとそれなりに混んでいるのだが。

島本駅近くで日の出の太陽が美しく輝いている。天気が持続すれば良いのだがと願いながら、京都で乗換えて米原へウトウトと しながら進む。
休日ダイヤなので乗換え時間に余裕があり、ガラガラの大垣行で次の駅の醒井駅で下車する。(7:02)

7時10分、第4回目の紀行をスタートする。

旧醒井郵便局 説明

十王水 説明

駅前から前回訪れた道を戻るように東に進む。前回はポイントを見学するだけだったので、人影のない道を ゆっくりと見学して行く。

「醒井宿」には史跡が多くあり、その説明が充実しているので、Mapを頼りにチェックして行く。
堂々と建つ「松尾寺」の前には洋館の「旧醒井郵便局」が建ち、和洋取り混ざった街並みだ。
郵便局は現在資料館となっており、 前回歩いた「豊郷小学校」建設と同じ

お葉付イチョウ 説明

ヴォーリズ氏の設計とか。近江には彼の建築物が多いのだ。

きれいな水が流れている「地蔵川」に出て、改めて「十王水」の水源と塔を眺め、向かい側の「了徳寺」の天然記念物である 大きな「お葉付イチョウ」を見上げる。
銀杏が葉面の上に付くと云う珍しい品種だそうだ。この時期は青い葉が茂り堂々と立っている。

「地蔵川」に沿った街道を進む。「梅花藻」が清流の中に漂い、小さな白い花を咲かしている。前回訪れた時よりも花の数は 多いが、朝方は咲いていないのが多いようだ。真夏になれば、もっときれいだろう。
早朝から高級カメラで「梅花藻」を写しておられるカメラマンも居る。静かな雰囲気を楽しみながら歩く。
石灯篭の立つ旧家や「中山道」の灯篭が店の前に立つ「醤油屋」さんと街道の趣が感じられるのは嬉しい。川の対岸に 「問屋場跡」の立派な建物が建っているが、まだ開場していない。

地蔵川の清流

醤油屋

問屋場跡 説明


画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

紫陽花が咲き、緑豊かな「地蔵川」沿いは気持ち良い散歩道なので、地元の方が三々五々集まり、歩いて居られる。 この環境の中での散歩は気持ち良いだろう。
「本陣跡」の標識が建っているが、建物はない。橋の上から川面を写すと両側の緑と光る水面が美しい。 「梅花藻」がたくさん生えている所は、川面が緑と白い点々に見える花で輝いている。この 川の中に安置されていた「尻冷し地蔵」と云われていた地蔵を祀る「地蔵堂」が川沿いに建ち、きれいな水が湧き出す泉の 向こうには「日本武尊」の像が立つ。

梅花藻

地蔵川

地蔵堂 説明


コンコンと水が湧き出る「居醒の清水」の水量と「地蔵川」の源流がここだと分かり驚く。

居醒の清水 説明

山から流れているのではなく、この泉が湧き出した水が清流となっているのだ。「居醒の清水」の先には川がないので、水源である ことを証明している。
説明を読み、何故「日本武尊」の像が立っているのか理解出来た。色々な逸話があるのだ。

自然と古い建屋で雰囲気のあった「醒井宿」を抜けて東に進む。
枡形になっている直角に曲がった道を通り、坂を上って行くと「鴬ケ端」と云われる見晴らしの良い場所に至る。 現在は家の屋根で京都の空は眺めることは出来ないが。
「一里塚跡」の碑が立つ「鴬ケ端」を下って行くと国道21号線と合流し、車の少ない時を見計らって反対側に渡る。 国道を進むとコンビニやホテルが建ち、左側に分れる小道を進む。

一里塚跡 説明



国道歩きはつまらないが、舗装されていても旧街道を歩くのは気持ち良い。
梓川沿いの街道には松並木が残り、 集落の方が保全に努めておられるようだ。「梓川松並木」を過ぎると少し登り勾配になり、「小川坂」に至る。

ここから舗装道路から離れて、地道の旧街道が残っている。
今まで歩いていて初めての地道で、足が喜んでいる。 やはり、落ち葉や草の道を歩くのは気持ち良い。鳥の鳴き声や林の木々の匂いを楽しみながら本来の「中山道」を 味わいながら「小川坂」を越える。
舗装道路との合流点に「小川関址」の碑が立ち、ここに関所があったことを示している。
ここで一息入れて休息する。(8:15)

梓川松並木

地道の小川坂

小川関址の碑 説明



「醒井宿〜柏原宿」の「紀行スライドショー」


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