「とっておきの中央ヨーロッパ」

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○ 第5日目 (5/22)

今朝もいつものように早く目覚め、窓の外を見ると曇り空だが、雨の心配はなさそうだ。
トラム
トラムの車内
5時30分にホテルを出て、昨日「カーレンベルクの丘」に向かう途中、珍しい塔があり、焼却炉でそのデザインは大阪市の焼却炉のモデルになったとの 説明に興味が沸き、ホテルからトラムで行けそうなのでトライする。
焼却炉の塔
トラムの駅には貸し自転車の駐車場があり、自転車活用の仕組みが感じられる。
昨日買った24時間チケットがあるので、トラムに乗るがほとんど誰も 乗っておらず、土曜日なので閑散とした街並みを眺めながら進む。 焼却炉の塔が見えて来たので、トラムを降り、写真を写すスポットを探しながら地下鉄の駅に進み、ホームからパチリと。塔の壁面に壁画が描かれ、 焼却炉とは思えない塔だ。
地下鉄に乗換え、ホテルの近くの駅までガラガラの車内でくつろぐ。この辺りは地下を走るのではなく、川の横を走るので、景観が望める。
昨日朝、訪れた地下鉄の駅に着き、ホテルに戻る。
モーニングコール6時、朝食6時30分〜、スーツケース・ドアの外へ6時45分、集合7時45分と移動日の朝の予定はあわただしい。
今日はオーストリアから国境を越え、チェコの世界遺産・チェスキー・クルムロフの見学をし、プラハのホテルに向かう行程になっている。バスの移動時間が長いが、 チェスキーフロムロフの景観が楽しみだ。
バスの座席は自由に前・中央・後と変わるシステムになっているので、今回は一番前(2列目)に座り、前方の光景も楽しむことにする。市街地から 田園風景のノンビリとした光景が現れ、中欧が農業国であることが分かる。なだらかな丘が黄色に染まっている。何かと見つめていると 菜の花であることが分かる。日本の気候より半月遅れのようだ。緑と黄色が美しいコントラストを描いている。
途中、トイレ休憩をし、11時15分、あっけなくオーストリア・チェコの国境を越える。停まることも無く、通過してしまった。
 
市街地 →田園風景
菜の花畑
オーストリア・チェコの国境

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)



チェコに入国し、田園風景が豊かな道を進む。高い山は見当たらず、丘陵地帯が続く。ここでも菜の花が黄色く輝いている。のんびりとした チェコの景観を眺めながら、狭い道をチェスキー・クルムロフに向かう。

●チェコの概要
・国名  チェコ共和国  ・面積  約78800平方km(日本の1/5)
・人口  1000万人、公用語はチェコ語
・宗教  カトリック30%、無信仰60%
・時差  -8時間(夏時間は-7時間)
・通貨  コルナ(Kc、Koruna)、5円/Kc、(2010.5月)
・歴史   4-5世紀、スラブ人がチェコ地方に定住。833年大モラヴィア王国成立。1346年カレル4世即位、チェコ王国の全盛期。
      1419年フス戦争始まる。ローマカトリック、ドイツ貴族と戦い。16世紀ハプスブルク家による支配始まる。
      1618年30年戦争始まる。1620年ヒーラー・ホラの戦いで新教派貴族全滅。1749年ボヘミア国会がオーストリアと一体化
      1805年ナポレオン軍、ウィーン陥落させる。1867年オーストリア・ハンガリー二重帝国成立。1914年第1次世界大戦。
       1918年チェコスロバキア独立宣言。1938年ドイツの保護下に。1945年チェコスロバキア独立。
      1989年共産主義政権が崩壊。2004年EUに加盟。

今日は土曜日なので、世界遺産のチェスキー・クルムロフは観光客が多く、駐車場は国外からの車も含め、満杯だ。
添乗員の先導で、城壁に囲まれたチェスキー・クルムロフの市街地に向かう。
チェスキー・クルムロフの案内板
案内図が掲げられている。チェスキー・クルムロフの市街はヴルタヴァ川の蛇行に囲まれた小さな街のようだ。
絵のように美しいこの南ボヘミアの町は、曲がりくねったVLTAVA(ヴルタヴァ)の渓谷にあります。
その最盛期は、この町に居住していた ロジュンベルク家の統治時代(1302-1602)でした。当時クロムロフは、チェコ内地とオーストリア・ドイツのドナウ川地域と北イタリアとがちょうど接するところに 位置していました。
イタリアのルネッサンスはクルムロフの城、そして町全体に大きな影響を与えています。
17世紀後期、エゲンベルク王朝のもとバロック劇場が建てられ、お城の庭園が改修されました。そしてシュワルツンベルクの統治時代、 クロムロフは装飾的なバロック様式へと作り変えられます。(チェコ共和国観光案内HPより)

坂道を上り、高い城壁をくぐるとそこは夢のようなお城とレンガ色の家々の屋根が連なっている。
真下に流れるヴルタヴァ川は急流で、若者たちがカヌーやラフティングを楽しんでいる。まだ少し寒いのだが。
川に沿った壁は寄り添って、写真を写す旅行者で満杯状態だ。城や街並みをパチリと。
 
市街地
ラフティング
お城

橋を渡って市街地に入る。石造りの家が立ち並び、石畳の道を歩いていると中世の雰囲気が感じられる。建物は観光地の土産物屋・ レストランが多く入り、その看板は芸術的な紋様のお洒落なものが多く、楽しませてくれる。
橋からの城
石造りの家と石畳
   
看板のアート@
看板のアートA
看板のアートB
看板のアートC

見晴らし台に向かうとレンガ色の屋根が輝き、教会の塔が美しく望まれる。涼風を感じながら、ヨーロッパ風の彩りの世界遺産の光景を堪能する。
街の中央の広場に向かいながら、石造りの建物、教会、路地を楽しむ。小さな所にも見所のある街だ。
教会とレンガ色の屋根
レンガ色の家並み
   
石造りの家並み
狭い路地
教会
教会

中世の雰囲気が漂う市街地を散策し、街の中央広場の近くのレストランに向かう。
お洒落な感じのレストランで、鱒料理をいただく。さすがチェコと云うべきか、ビールが美味しい。ジョッキが2.5EURO(300円)と安く、飲み易い。 新鮮な野菜、鱒料理とビールを楽しむ。ハンガリー、オーストリアに比べても何かお洒落な雰囲気が漂うチェスキー・クルムロフのレストランだ。
 
街の中央広場
チェコビール
鱒料理



美味しいビールと鱒料理の昼食を終え、再び市街地からチェスキー・クルムロフ城の見学に向かう。
中央広場には観光客も多くなり、賑やかで、レストランの一角では結婚式が行われているらしく、礼服の方が見えるが、花嫁は見られない。 チェコの結婚式を見たい気持ちだが、時間がないので、元来た道を進む。
観光案内所のある場所で、少しの間自由行動が許されたので、観光案内所で両替を行う。チェコはEUに入っているので、国境の通貨等は スムースだったが、通貨はコロナ(Kc)となっている。レートは約5円/Kcで判断すれば良いと。
街並みもそこに飾られるアートもお洒落で、石畳を歩きながら石造りの建物・路地を堪能しながら、チェスキー・クルムロフ城門に進む。
 
中央広場の賑わい
両替所
装飾アート
   
お城への道
石造りの家並み
青空とチェスキー・クルムロフ城
チェスキー・クルムロフ城門

チェスキー・クルムロフ城の中庭に入ると古い大砲が展示されていたり、城の建物の壁面の装飾が目立つ。
古い大砲
城の建物の壁面
チェスキー・クルムロフ城の案内はグループ毎に部屋に入り、係員から英語の説明を受け、添乗員が訳す方法で進んで行く。各部屋に入ると鍵を閉め、 次のグループが入って来れない仕組みになっている。
城内は撮影禁止で、窓の外はOKとのことで、古い城内の各部屋の装飾・機能等を眺めて行く。内容は忘却してしまったが、窓からの写真は、 お城の高い場所から、今まで歩いていたチェスキー・クルムロフの市街地を眺められるので、改めてその美しさに魅入る。
チェスキー・クルムロフの街並み
チェスキー・クルムロフのレンガ色の屋根

チェスキー・クルムロフ城の見学を終え、駐車場集合で自由行動になる。
高い城壁を通って行く時の光景も見事だ。レンガ色の屋根が青空に映え、中世のヨーロッパの息吹を思い起こさせてくれる。涼風を受けながら 城壁の壁の空間から景観を楽しむ。
チェスキー・クルムロフの街並み
チェスキー・クルムロフ城

城壁を降り、駐車場への坂道を下る。そこは緑の森で、タンポポが咲き誇っている。ここはまだ早春なのだ。
15時40分、一部の方が集合に遅れたが、世界遺産・チェスキー・クルムロフの観光を終え、本日の宿泊場所であるプラハに向かってバスは進む。 途中、往路と同じような菜の花畑が丘陵に広がり、緑と黄色のコントラストを楽しむ。激しい雨が降り出したが、チェスキー・クルムロフ見学時は晴れていた のはラッキーだったと。
18時40分、プラハの市街地から少し離れたパノラマホテル・プラハに到着し、一息入れる。ホテルの窓からは広い平野と点在するマンション群を 眺め、19時30分からの肉料理の夕食を楽しむ。
ビールは100Kc(500円)、白ワイン110Kc(550円)と少し高いが、ホテルだから仕方ないだろうと。シャワーを浴び、ゆっくりと休む。 今日の歩行歩数は13000歩と少ない。バスの移動が多かったためだが、移動で結構疲れた。
 
菜の花畑の田園風景
激しい雨
肉料理の夕食



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