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○ 「中山道No3」見聞録(五箇荘〜醒井宿)・(距離 25.5km(今回)/ 77.3km(累計)/ 455.7km(残距離)

前回まで
今回
残距離


3−1.五箇荘〜(65)愛知川宿・(3.8km) 2008.05.17 7:55〜9:00 晴れ


中山道全行程.Map
「五箇荘〜愛知川宿・行程MAP」

地図の左下の再生ボタン()を押すと
見聞ルートに沿って歩行出来ます。
クリックすると拡大します。(夢街道HPより)

気持ち良い天気が続くので、第3回目の紀行を実施しようと考え、今回は休日の「中山道」を味わおう土曜日にした。
まだ自宅から近いので、始発ではなく6時に家を出て、6時22分発の快速電車で近江八幡へ。
休日の車内はハイキング姿の方が多く、やはり平日とは違う。近江鉄道に乗換え、五箇荘までのキップを買うと昔懐かしい硬いキップで ハサミを入れてもらう。彦根行きなので八日市での乗換えはなく、五箇荘まで直通だ。

7時55分、第3回目の紀行をスタートする。

愛知川の常夜燈・西

愛知川の常夜燈・東 説明

駅にも道にも誰もいない静かな道を「中山道」まで戻る。先日歩いた旧街道を東に歩み始める。本当に人が誰もいない。 休日とは云え、寂しい限りだ。
近江鉄道の踏切を渡って、真っ直ぐなみちを進むと左に大きな「常夜燈」が立っている。
愛知川の両岸に立つ常夜燈で なかなか立派なものだ。当時は常夜燈を直線的に渡っていただろうが、現在の御幸橋は少し北側にあるので、迂回して橋を渡る。

「熊野古道」を歩いている時、「高野道」の橋本で紀ノ川の両岸に立派な常夜燈が立っているのを思い出す。あれよりは 小さいが、これからの行程でも色々な常夜燈があるのだろうと。
橋を渡った対岸にも立派な「常夜燈」が立ち、その説明図には広重の絵が描かれている。
昔は「恵智川」と呼ばれ、橋を渡る お金がいらないので「むちんはし」であったそうだ。

まだ交通量の少ない国道8号線を進むと右側に旧街道の細い道があり、「中山道・愛知川宿」のアーチが迎えてくれる。初めて経験する アーチで「いらっしゃいませ」と。
少し行った小さな川の橋の欄干には可愛い茶壷と思われる飾りが載っている。
右側に立派な旧家が建っている。昔のな旅籠であり、現在は料亭として名の通った「竹平楼」とか。まだ開店前なので提灯も 出ていないが、店構えは風物詩だと。
「脇本陣跡」や「問屋跡」の標識が立つ街並みには朱塗りの格子がある旧家が宿場町の雰囲気を漂わしている。

中山道・愛知川宿のアーチ

竹平楼

朱塗りの格子の旧家


画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

人通りのない旧街道を進むと交差点に小さな広場(ポケットパーク)があり、道標と広重の宿場絵が飾られ、 横には明治4年型の「書状集箱」(ポスト)が置かれている。このポストに投函してもOKだと。
広重の宿場毎の浮世絵は本などではよく見るが、このように大きく描かれているのを見るのは初めてだ。 先程渡った御幸橋の説明板にあったのと同じ絵だ。当時の「愛知川宿」の特徴を表しているのだろう。

街道筋には和菓子屋がよく見られる。人通りのない街並みに、昔からの老舗なのだろう和菓子屋さんの前を通り、 「愛知川宿・北入口」の碑を過ぎと大きな蔵のある近江商人屋敷が建ち、商人の威厳を示している。
やがて「中山道・愛知川宿」のアーチで宿場が終わる。 出口には「ありがとうございました」と気持ち良いお見送りだ。
昔の本陣等は残っていなかったが、落ち着いた宿場町の街並みを楽しみ、次の行程に進む。(9:00')

小さな広場のポスト

街並みと和菓子屋

中山道・愛知川宿のアーチ




「五箇荘〜愛知川宿」の「紀行スライドショー」


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