○ 「出発」(2012.10.25.<木>)・「ニース到着」 (2012.10.26.<金>) 昨年12月に、「ジャスミン革命」も落ち着いたチュニジアに日本人ツァーとしては、再開第一弾として訪れ、砂漠の日の出・日の入り、地中海からの 朝日、ローマ遺跡、アラブ文化等々、自然と遺跡と民俗を 「砂漠と遺跡の地中海リゾート・チュニジア 10日間」として 楽しんだ。 特に雄大なサハラ砂漠には驚き、ラクダ乗りも堪能した。チュニジアはフランスの植民地だったので、フランス語教育も盛んで、アラビア語・英語・フランス語が ホテルでは飛び交っていた。 海外旅行も数多くの国に訪れたが、フランスはパリ・ドゴール空港に2回トランジットで訪れただけで、空港外は知らない。何時かは行かねば、と考えて いた所、南フランスから北まで周遊するツァーがあり、その移動が新幹線TGVなので、ヨーロッパの列車に乗る楽しみもあり申し込む。 モンサンミッシェルの観光と島内宿泊もあり、航空会社も事前の案内で、エミレーツ航空なのも好印象だ。また、ユーロ安となり昨年末、チュニジアに行った時は 108円だったのが、100円程度になっている。 9日間の日程だが、スタートが23時40分発のエミレーツ航空なので20分だけの1日で、実質は8日間になる。 軽食を購入し、関空に向かう。空港内を散策し、軽食を食べ、スーツケースを受け取り、21時頃、受付窓口に行くと添乗員の坂口さんが居られ ご挨拶。参加人員は25名とのことで、少なくて良かったと。空港税+燃油料は事前に支払っているが、燃油代が44000円とは痛い。 受付手続きを終えて、両替に向かう。106.84円/ユーロなので、前回とは大差はないが、110円/ユーロと考えればよいとし、出国手続きをして中に 入るが、時間が遅いので免税店も1店が開いているだけで、ラウンジも閉まっている。何時もながら寂しい夜の関空だ。 エミレーツ航空・EK317便は定刻通り、23時40分に出発する。ほぼ満席で席の移動は出来ない状態で、真ん中の席で長旅に備える。 エミレーツ航空・EK317便はB777機種の3-4-3席で、各席に大きな液晶モニターが付き、前回と同様、洒落た小袋に入った靴下・アイマスク・歯磨きセットが 置いてある。使い易い小袋なので、重宝している。 ドバイとの時差5時間に合わせる。離陸してしばらくすると夕食の準備が始まる。 夕食は魚と鶏を頼むが、飲物がなかなか来ない。エミレーツ航空の食器は三角形で面白い形状だ。お盆に載せやすいのだろう。 食事の前に飲物が欲しい所だが、今日はスタッフが少ないのか食事の後に飲物が来たのは残念だ。ハイネケンビールで、旅の安全を願って乾杯。 食事が終わり、消灯されると通路の天井が星空に代わる。きれいな光景だ。 飛行航路は前回はバンコク方向から進んだが、今回は上海から中国本土を横断し、ヒマラヤ山脈の南を通り、ドバイに向かうのをモニターで楽しんだり、 映画を見たりとのんびりと過ごす。 映画を見たり、ウトウトしたりと機内の退屈な時間を潰す。それなりに睡眠を取ったが、4時頃から朝食が始まったが、 空腹感も少なく、余り食欲はない。 偏西風が強かったのか、定刻より50分遅れて、5時40分約11時間の飛行を終え、ドバイ着陸し、出口で全員集合する。総勢25名のメンバーは、 夫婦8組、男女5人グループ、女子2名が2組といつもより少人数なのはラッキーだ。福岡県・山口県から来られている方もあるのには驚いた。 次のニース行きの搭乗口に集合することとし、自由行動になる。搭乗口までは各自で行く自由行動は、時間が多くなり有難い。 前回のチュニジア旅行で、空港内は知っているので、帰国時に買う予定のデーツ等の売り場を確認する。前回にも感じたが、ドバイ空港はヨーロッパ ・中東のハブ空港として大いに賑わっている。色々な人種が、色々な服装をして、行き来している。港内にはヤシ並木や石庭(?)もあり、 寿司屋もあるのには驚く。 ニース行きの搭乗口に集合して、飛行機に向かうが、この便はバスで広い空港内を進み、タラップで搭乗する方式だ。大型バスに乗り、搭乗するが、 飛行機の撮影は制限されており、一部しか写せなかった。 9時25分発のEK077便は約40分遅れで出発する。A330機種の3-4-3席で、またも中央席で外を見ることは出来ない。 フランス時間に合わすべく、2時間早める。ヨーロッパはまだ夏時間なので、日本とは7時間の時差があるのだ。 中央席なのでモニターの航路を見たり、映画を見たりと狭い機内の楽しみを求める。時々は機内を動き、窓から外を見るも雲ばかりで地上は 望めない。 しばらくすると朝食となるが、メニューには日本語がなくなり、英語とアラビア語と海外の航空機となったことを認識する。 卵料理とローストビーフを白ワインと共に味わう。ナンも付いていてなかなか美味しかった。 居眠りをしたり、音楽を聞いたりしていると早くも昼食の時間となる。昼食はチキンとラムで何時ものように、それぞれを選び、食べ比べる。 ラムも臭味はなく美味しくいただく。もちろんワインと共に。 航路はトルコを通り、イタリア半島をかすめてニースに向かう。 14時45分、約20分遅れでニースに到着する。ニースに着陸するモニターを見ていると激しく雨が降っているようだが、無事着陸し、出口で集合する。 入国申請書もなく、EU圏の入国手続きは簡単で、スタンプを押してもらい入国する。 ◎出発〜入国「紀行スライドショー」 ○ 第2日目・モナコ・エズ(2012.10.26.<金>) 15時40分、スーツケースも無事搬出され、集合してバスに向かうと雨は止んだいるので一安心。25名で大型バスなので、後部は2人席を1人で 占領出来る余裕は嬉しい。ニースの気温も18℃と大阪と変わらず、雨上がりで湿った空気と街路樹が南欧に来たことを示しているようだ。 この季節の旅行は日没時間が早いので、夕方の行程は急がねばならない。現地ガイドの日本人女性からフランス旅行の注意事項を聞かされる。 スリが多いので気を付けるようにと。(この言葉は何処のガイドからも添乗員からも口酸っぱく云われた。) フランス語での挨拶や枕銭(1ユーロ)・チップ(余り気にしなくて良い)等々。 下りのウネウネ坂には気分が悪くなる人も居て、やっとモナコの街中に下って来る。バスを降り、雨が止んだ石畳の道を海洋博物館に向かう。 石造りの立派な建物はヨーロッパ風で、木々が南欧の感じだ。 石畳の道を大聖堂に向かい、礼拝堂に参拝する。 雰囲気のある石畳の路地を抜けると広い広場に出る。前には立派な大公宮殿が建っている。要塞の後に建てられた宮殿だそうで、後は断崖 絶壁で、モナコの街が広がっているビューポイントだ。丁度、衛兵の交代式の行進が行われており、そのセレモニーを見物する。衛兵と一緒に写真を 写そうと頼むがNGだと。 雨が降り出し、少しの間自由時間となる。ビュウポイントで街並みを望み、モナコグランプリが開催される道を眺めるが、こんな狭い道をF1が走り廻る とは驚きだ。横には要塞の名残だろう砲台と弾丸が積まれているのには驚いた。 集合時間が迫って来たので、売店で絵ハガキを買い、郵便局で切手を買おうとするが、分からず諦める。 再びバスに乗り、地中海を見下ろす崖の上の村・エズに向かうが、日暮れが近付き薄暗くなって来る。 バスは宿泊地であるニースに戻る。レストランで名物のニース風サラダの夕食となる。ビールよりワインの方が安く、大ボトルが6ユーロ、小が3ユーロだ。白ワインで 乾杯し、ドレッシングが美味しいサラタとポーク料理を楽しむ。食事はgoodでこれからも楽しみだ。 21時前にホテル・ユニバースに到着する。プチホテルで少し狭いが、機能的だ。 長い往路の飛行、観光を終え、シャワーを浴びて、ぐっすりと眠る。長旅に少し疲れた。 ◎「モナコ」の「紀行スライドショー」
|