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○ 「中山道No17」見聞録(下諏訪宿〜塩名田宿)・(距離 46.4km(今回)/ 370.4km(累計)/ 162.6km(残距離)

前回まで
今回
残距離


17−6.(25)八幡宿〜(24)塩名田宿・(2.9km) 2011.08.03 14:00〜14:50 晴れ


中山道全行程.Map
「八幡宿〜塩名田宿・行程MAP」

地図の左下の再生ボタン()を押すと
見聞ルートに沿って歩行出来ます。
クリックすると拡大します。(夢街道HPより)

「八幡宿」から次の「塩名田宿」に向かう。
平坦な道を歩むが、昨日の歩行のダメージが少しづつ出て来て、足が重くなりつつある。これからはバスの時刻と宿場間の距離を考えて 如何に進むべきか考慮しなければならないと思いながら進む。
「生井大神」の石碑が祀られている。意味は分からないが、稲が青く育った道の向こうには雲に隠れた浅間山が、より近く見え、気持ち良く 前に進むと「御馬寄一里塚跡」の碑が草むらの中に立っている。

生井大神

浅間山を望む

御馬寄一里塚跡


画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

大日如来像

阿弥陀仏碑

少し先に小高い丘があり、旧街道に入って行くと大きな「大日如来像」が祀られ、その横には「阿弥陀仏」碑も祀られている。 小高い丘からも浅間山は見えるが、頂上付近は雲に覆われ、姿が見れないのは残念だ。
道なりに進むと橋が見えて来て、その手前に「舟つなぎ石」の掲示板が立っている。この川が千曲川と分かり、遠くまで来たことを 改めて認識する。
千曲川の歩道専用橋を渡りながら清流と川原の緑を眺めて涼風を味わう。
橋を渡り、橋の下をくぐって「舟つなぎ石」を探すが、分からず、バスの時刻もあるので諦める。上部に穴のあいた石だそうだ。

千曲川の中津橋 説明

千曲川 説明

江戸時代、塩名田宿付近の千曲川は、流れも急で、洪水のたびに橋が流されていました。一時舟渡しも行われましたが、不都合も多く、 結局、橋を架ける方式がとらました。
明治6年(1873年)に千曲川に九艘(そう)の船をつないで、その上に板を架けて橋とする「船橋」方式により渡川を確保しました。
その際、船をつなぎとめるために使われたのが、上部に穴を開けた大きな岩石で「舟つなぎ石」を呼ばれています。
その後、明治25年(1892年)に木橋が架けられたことから、船橋とともに舟つなぎ石はその役割を終え、千曲川の流れを静かに 見つめています。(佐久市HPより)

「舟つなぎ石」の探索を諦め、きれいな石畳の道を県道に戻る。この辺りは千曲川の川魚料理の店が昔からたくさんあったようで、 立派な看板が掲げられている。
「塩名田宿」と記された標識も趣きがあり、川止めの時には賑わったのであろうと想像しながら、坂を上っていると「十九夜塔」の 石碑が立ち、横から水が流れている。「十九夜塔」の意味は分からないが、多分初めての言葉だろう。

石畳の道

塩名田宿の標識

十九夜塔


県道に戻り、時間を確認する。現在14時45分で佐久平行のバスの時刻は14時59分発で、次のは16時29分と1.5時間ある。
次の「岩村田宿」までの距離は5km余りで、佐久平行のバスは16時10分と17時00分。5kmを2時間は余裕だろうが、少し疲れも増してきている ので、今日はここ「塩名田宿」までとすること決め、バス停に急ぐ。

高札場跡

問屋・本陣跡 説明

「高札場跡」の掲示板がありすぐ傍に「問屋・本陣跡」の立派な建物が建つ。
時間的に他の史跡を巡ることが出来ないので、「問屋・本陣跡」の前にあるバス停で、バスを待つことにする。(14:50)
数人の方がバスを待っておられたので、佐久平に行くことを確認し、列の後ろに並ぶ。久し振りに人を見た気がする位、今回の紀行では 人に会うことが少なかった。

リゾートイン佐久平

次回、もう一度「塩名田宿」に戻り、史跡を見た後、次の「岩村田宿」に向かおうとバスに乗り、佐久平駅に向かう。 佐久平駅周辺は再開発されたようで、広々とし昔の面影はない。
駅前の予約した温泉付きの「リゾートイン佐久平」にチェックインし、早速温泉で 疲れを癒す。温泉ランドが利用出来るので、広々とした数種類の温泉をゆっくりと楽しむ。
古い居酒屋を探すが、ありそうもないので、居酒屋チェーン店に入り、ビールで乾杯し、信州に来れば馬刺しと注文する。メニューを見るとカナダ産と 書かれているが、チェーン店では仕方ないかと。何時ものように芋焼酎も飲み、温泉とお酒で気持ち良く疲れが癒される。
ホテルに戻り、食べなかった弁当を少し食べる。かやく御飯のおにぎりに、漬物・小魚佃煮と心がこもった弁当だ。
今日は五宿場を訪れ、24km余りで、歩行歩数は38000歩だった。早目にゆっくりと休む。 本来の計画では、佐久平で宿泊せず、夜行バスで帰阪する予定だったが、明日は「青春18きっぷ」で八が岳線・身延線を経由して帰ること にした。

「八幡宿〜塩名田宿」の「紀行スライドショー」

昨年秋以来の「中山道」紀行を実行することが出来た。先達の方から「和田峠」の厳しさを聞いていたので、心して臨み、無事踏破する ことが出来、充実感を味わうことが出来た。
東信州の「中山道」は他の地域とは違った趣があった。個性的なバス停、男女の道祖神、宿場間の短さ、人通りの少なさ・・・とそれぞれの 宿場に雰囲気があり、のんびりとした気分で歩けた。「和田峠」を越えた安堵感から余計に感じたのだろうか。
次回は夜行バスで佐久平に来て、今回の「塩名田宿」から「軽井沢宿」まで24km弱を歩き、宿泊して「碓氷峠」越えにトライし、関東圏に 突入したいものだ。紅葉の時が良さそうだが!?

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今回の「中山道」紀行をしてから、見聞録作成まで随分日数が経ってしまった。「伊勢本街道」の見聞録作成や暑さと節電でパソコンの前に 座るのをひかえたり、孫達の来訪とバタバタしていた。
また、この間に世界陸上が始まり、ボルトの100mのフライング、室伏選手の金メダルをリアルに見ることも出来た。
サッカーは「なでしこJAPAN」は 苦戦しながらも2勝し、昨夜のオーストラリア戦では押し気味で、見事勝利し、ロンドン五輪へ王手をかけた。北朝鮮戦で決めて欲しいものだ。 男子の「ザックJAPAN」のW-CUP予選は北朝鮮にロスタイムで得点する苦戦だが、一歩前進したことは嬉しい。
一方、政治も大きく変化した。民主党の代表選挙で野田氏が逆転勝利し、総理大臣に就任した。名演説から「どじょう内閣」とも云われる 組閣も終え、震災復興・原発被害に対応する政治に期待したい。
8/31-9/1と「鯖街道」にトライし、見事玉砕してしまった。2日目は雨でルートを変更したので、何時の日か再トライしなくてはと。
その雨は台風12号の前線で、ノロノロ台風は紀伊半島・奈良県に甚大な被害を及ぼした。「熊野古道」紀行で歩いた地域が、洪水・山崩れで 崩壊している姿に胸が痛む。(2011.9.6)


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(工事中)




    
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