○ 「中山道No18」見聞録(塩名田宿〜松井田宿)・(距離 44.7km/ 415.1km/ 117.9km)
18−2.(22)岩村田宿〜(21)小田井宿・(4.7km) 2011.10.31 9:00〜10:20 曇り時々晴れ
まだ交通量の少ない県道を進む。上越自動車道の高架上を行くと「鵜縄沢端一里塚跡」を示す碑が立つ。 ショッピングセンターを見ながら県道を進み、小田井南で県道から右側の道に入る。その角には「中部北陸自然歩道」の道標が立ち、 方向を示してくれるのは有難い。 旧街道に入って行くと草むらの中に「馬頭観音」や石仏が祀られている。いよいよ「小田井宿」に近付いた雰囲気だ。
「小田井宿」の立て札に迎えられて静かな宿場に進む。「塩名田宿」「岩村田宿」は史跡が残っていなかったが、落ち着いた街並みが続き 宿場町の雰囲気があるのは嬉しい。
土蔵と白壁の立派な塀が目を引く本陣跡、千本格子の窓を持った問屋跡、重厚な造りの下の問屋跡が立ち並び、穏やかな町並みを 形成している。 かつて旅籠が5件という小規模な農村だったため、大名は華やかな追分宿に泊まり、多くの姫君たちがここを利用した。 そのため「姫の宿」ともよばれている。また、毎年8月16日には、皇女和宮より授かった拝領人形にちなみ、小田井宿祭りが行なわれている。 (御代田町観光協会HP他より) 街道筋には古い建屋も立ち並び、「下の問屋跡」の重厚な屋敷の次には、「脇本陣跡」の立て札が立ち、史跡が残っている。 用水路沿いに「上の問屋跡」の格子窓が宿場に合っており、「姫の宿」と云われる優雅な感じがする。少し進んだ所には白壁の立派な 「本陣跡」が建ち、「小田井宿」の繁栄を思い起こさせる。
街道筋を進むと少し奥まった所に「宝珠院」が建ち、その門前に大きな「馬頭観音碑」が立つのを見て、旧街道に戻ると、休憩所として 東屋が建っている。ここで一息入れる。(10:10) 少し進んだ所に大きな「おはる地蔵」が祀られている。地元の安川ハルさんの肥料作りの功績等を称えた地蔵だそうだ。 少し進んだ四つ角には「筆塚」と「小田井宿・入口」の碑が立ち、旧街道の宿場の趣きを残した「小田井宿」の紀行を終える。
今回の紀行で初めて出会った雰囲気のある「小田井宿」の風情に満足し、次の「追分宿」に向かう。 「岩村田宿〜小田井宿」の「紀行スライドショー」
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